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1年目の春~夏の件
夏休み直前に来栖家の機運も上がっている件
しおりを挟む今日も香多奈とコロ助を、いつもの白バンで小学校に送り届けた護人。その帰りの道中で、今日のスケジュールを思い直す。
そんな車内の後ろの席では、レイジーがリラックス状態で座っている。護人の護衛犬のレイジーだが、昔と較べると雰囲気が随分変わって来た。
落ち着きが出て来たのは、コロ助などと較べると凄く良く分かる点ではある。一緒に探索をするようになってから、変化は他にも見えるように。
まず最初の大きな相違点は、こちらとのコミュニケーションが抜群に取れるようになった事。賢い犬なんてのはよく聞く誉め言葉だが、それ以上の聡明さが備わって来ている気も。
これも変質の効果かなと、護人は余り気にしないようにしている。レイジーを筆頭とするハスキー軍団は、明らかに探索の同行を楽しんでいる。
とにかく飼い主と連携しての狩りは、彼女たちの本能を刺激するのだろう。本当に生き生きしていて、その点は素直に良かったなと感じる護人である。
間違いなくリーダー犬としての素質は群を抜いていて、今後の探索も頼る事態は大いにある筈。噂では、変質したペットは狂暴になって、主人にすら牙を剥くとか聞いていたのだが。
レイジー達がそうならなくて、本当に良かったと心から思う。稀なケースとは、滅多に無いって意味だが起きる場所では頻繁に起こる。
例えばさっき学校に送り届けた、末妹の香多奈などまさにそう。最初からスキルを持っていた、レアなケースの子供だったりだとか。
その子が不思議生物に気に入られ、家に招き入れてしまったのも当然該当する。そんな感じで、来栖家を中心とした常識はこの所妙に歪んでいる気が。
その修正の仕方も、全く判然としない護人である。そもそも家の敷地内に、3つもダンジョンが生えている事自体が既に異常事態だと思う次第。
今の時点で、何とかそれに対応出来ている事こそが奇跡なのかも。来週に3つ目のダンジョンの間引きをするぞと、自分で家族に告げておいてアレだけど。
その対応力がついて、本当に良かったと護人は心底思うのだった。
家に戻って、護人はいつもの畑の見回り作業をこなす。いつの間にか大きく成長したトウモロコシに感心しつつ、トマトやキュウリにも目を配って回る。
ナスの出来も通年通りに良いし、収穫出来る奴はどんどんして行く。ゴーヤの蔦の勢いも、毎年こちらの想像の上を行く感じすら受ける。
間引きや雑草取りを何区画か終える頃、母屋から元気に昼食を告げる声が聞こえて来た。その少女の隣にはツグミがいて、このコンビも無邪気と言うか常に元気。
姫香は高校に行かない宣言以降、毎朝欠かさず早朝ランニングをしている。その付き添いにと、ハスキー達も毎朝走り込んでいる。
その印象のせいなのかも、まぁ風邪ひとつひかない健康体な娘ではあるけれど。そう言えば、夏の初めに来栖家では風邪でひと騒動あった。
どうやら夜中に暑くて、布団を放り出して寝てしまった末妹。山の気候は、朝方に物凄く冷え込む時がある。そのせいで、起きた時には思い切り体調不良に見舞われたのだ。
末妹の発熱に、家族で大騒ぎして医師に連れて行こうとか、氷枕で寝てれば治るとか様々な意見の末に。紗良が備蓄のポーションの存在を思い出し、その言葉に護人が即座に食い付いたのだった。
そして与えた解熱ポーションで、香多奈の発熱は呆気無く治ってしった。
念の為に初級エリクサーも飲ませたけど、その必要も無かったかも。とにかく凄い威力のダンジョン産の薬品である、思わずもっと欲しいと思ってしまった。
まぁ、その為にはダンジョンに潜る必要が出て来るのだが。実際、四葉ワークスに貰った買取価格表を見ても、初級エリクサーの値段はとんでもなく高価である。
100mlで20万円とか、下手に病院に通うより高額である。
それでも一瞬にして病気が完治するその威力は、確かに称賛に値する。護人が家に常備していたいと思うのも当然、最初は胡散臭いとか思っていたのに。
ポーションを含めて、異世界の文化は侮れないモノがある。まぁ、本当にダンジョンが異世界と繋がっているのかは分からないけど。
何しろ我が家には、妖精ちゃんなんて不思議生物も住み着いているのだ。モンスターも言うに及ばず、異世界との繋がりを否定する方が難しい。
この先普通に生活を続けても、ダンジョンとの関わりが増えて行く可能性は大いにある。それが理由で、姫香と紗良を研修に送り出すって訳でも無いのだが。
あれは単純に、家に閉じこもり生活の2人に外出機会を与えたかった為。若い女性2人で旅行に出すのは少し怖いが、何事も経験だと心を鬼にする護人である。
可愛い子には旅をさせよと、昔の人も口にしていたし。夏のイベントと割り切って、大いに楽しんで来て貰いたいモノ。
それから末妹の香多奈にも、何か旅行的な行事を用意してあげなければ。これは保護者としての、最低限の家族サービス案件と言う事になる。
その辺も、肝に命じて執り行うぞと心に誓う護人だった。
そんな訳で昼食に、紗良が作ってくれたハムと野菜のサンドを皆で美味しく頂いて。昼食後のまったり時間に、姫香がおもむろにダンジョン産の木の実を入れた箱を取り出す。
どうやら今回入手した、鑑定プレートを試してみるつもりのよう。何しろこの魔法アイテム、効果が永続なので何度使っても大丈夫と言う優れモノ。
ただし、木の実専用と言う制限は付くみたい。
「この木の実とか果物、腐っては無いけどそのまま保存してて大丈夫だったのかな? まぁ、今更言ってもしょうがないけどね。
取り敢えず全部を鑑定してみるね、護人叔父さん」
「あぁ、頼むよ……ちょっと、どんな結果が出るかは予想つかないけど」
「食用なんじゃ無いのかな、木の実だけに……そう言えば、苗で育ててるダンジョン産の植物もありましたね、護人さん」
そう言えば、そんなのもあった……意外と元気に育ったので、今は温室から外に出して鉢で育てていた筈。順調な枝振りで、病気や虫食いも今の所は無し。
葉の茂りも良く、パッと見にはこちらの植物と変わりは無い。今の所は花も実も生る感じは見受けられないが、夏を過ぎれば変化もみられるかも。
そして姫香が取り出した木の実だが、大きさも色も不揃いで結構種類が多い。半分は硬い殻に覆われていて、すぐに腐る心配は無さそう。
殻のせいであまり美味しそうには見えないし、食欲は全く湧かない見た目の奴ばかり。そんな事には関係なく、姫香は次々とプレートの窪みに木の実を乗っけて行く。
そして浮き出た説明文を、紗良がノートに移して行く作業を合計6回。
【ルキルの実】服用効果:スタミナ&パワーup・30分
【サムエルの果実】服用効果:ステータスup・永続
【アガーの実】服用効果:器用&俊敏up・30分
【レムザの実】服用効果:魔力&魔法防御up・30分
【エルグの魔種】使用効果:MP回復ポーションの原料・薬品素材
【チムソーの実】服用効果:HP50%上昇・30分
「わわっ、何か凄い果実も混ざってたねっ! サムエルの果実って、ステータスが上がるみたいだよ、護人叔父さん!
3つしか無いから、香多奈が戻る前に私達で使っちゃおうか?」
「まぁ、子供の香多奈のステータスを上げるのも、ちょっとどうかと思うしな。じゃあそうする事にして、この件は内緒にしておこう」
「わ、分かりました……バレないようにですね」
ちょっと自信の無さそうな紗良はともかく、3つの果実を嬉しそうに配り終える姫香。それからおもむろに1口噛り付き、おっと言う表情に。
意外とジューシーで美味しいかもと、少女は素直に家族に感想を述べる。それに後押しされ、護人と紗良も相次いでサムエルの果実とやらを口に含む。
ただし、その効用については鑑定書を使わないと分からないと言う。試しに誰か使ってみようかと提案する姫香だが、証拠を残すと香多奈に感付かれる恐れも。
仲間外れにされたのが知れると、間違いなくへそを曲げられてしまう。それはまた今度と言う事で、午後はミケとツグミの新スキルの検証をしようと言う流れに。
木の実については、名前と効用が判明しただけで皆が満足してしまった。実際、使ってみないと本当の性能は分らないので仕方がない。
戦闘中でも無いのに使うのも勿体無いので、これは仕方の無い事情かも。昼休憩を終えた面々は、示し合わせて厩舎裏の訓練所へと集合する。
そして姫香は、抱っこしたミケに新スキルの使用を促す素振り。
「さあっ、新しく覚えたスキルの攻撃力がどんな程度か見せて頂戴、ミケ! ツグミも何だっけ……『隠密』ってスキル、役に立つかどうか試してみてっ!」
「後は香多奈の覚えた『魔術の才』だっけ……魔女になるのか、あの子」
「凄いですねぇ、香多奈ちゃんってば……本人に訊いたら、あんまり変わった感じしないって言ってましたけど」
そうらしい、まぁ自分の才能なんて本人には自覚は無いのだろう。とにかくスキル使用を振られたツグミは、主人の言われるままに新スキルをお披露目する。
すると、スウッと気配の薄くなるツグミ。目の前にいた筈なのに、いつの間にか後ろから服の裾を引かれて驚く姫香だったり。
なるほど『隠密』である、これは戦闘にも使えるかも。
潜入工作にも便利だねとの姫香の言葉に、どんなシチュエーションなんだとツッコむ護人。とにかく、普通にパワーアップ出来て良かったと思う事に。
そして肝心のミケだが、その効果はさすがにオーブ珠から取得した特殊スキルだった。昨日は尻尾から1つだけ刃物を出していたが、あれは香多奈を揶揄っていただけらしい。
姫香に抱かれた状態で、ミケは離れた場所の古タイヤにスキルを解放する。その威力だが、一瞬にして5本のナイフ状の刃が古タイヤに突き刺さって行った。
驚きの早業である、何気なく眺めていた3人は呆気にとられるばかり。強力な攻撃スキルではあるが、MPコストは随分と悪い様子。
この近距離でも、ミケは既にMP切れの症状を起こしている様子。姫香の腕の中で、割とグロッキー状態で本人もアレッと言う表情。
それを見て、戦闘本番で使えるのか微妙だなと思わず思ってしまった姫香。ひょっとして、ミケの総MP量は元からあまり多く無いのかも知れない。
後は香多奈の新取得スキルだが、末妹は学校なので検証など不可能。本人も新スキルは良く分からないと言ってたので、検証は難しいかも知れない。
でもまぁ、時間があればしてみても良いかも。
前回のダンジョン探索では、収穫は他にも色々と多かった。魔法アイテムなど、次の探索に活かすべきアイテムもあったような気もする。
護人も言っていたが、7月後半から8月にかけてイベントも目白押し。上手い事、研修旅行の日と青空市が重ならなかったので、姉妹は両方に参加出来て何より。
家族で遊びに行く計画も含めて、この夏はなかなかに忙しくなりそう。
――ミケをよしよしと抱っこしながら、呑気にそんな事を思う姫香だった。
――― ――― ――― ――― ―――
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