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1年目の春~夏の件
来栖家に残ったメンバーで探索に赴く件
しおりを挟む身内でダンジョン探索をすると言う約束に、マッハで機嫌を直した香多奈であった。日和ってしまった護人は、反省しつつも次の日の朝を迎えた。
まぁ、末妹も本当に独りでハスキー達を連れて、こっそりダンジョンに潜ってしまう危険性もあった訳だ。それを考えると、仕方の無い判断だったかなと考え直す。
朝の業務をこなしながら、護人は今日のスケジュールを脳内反芻する。香多奈に手伝って貰いながら、家畜の世話などの通常業務は定時で完了。
それから午前中の空き時間に、やっておきたかったキャンピングカーの内外の清掃など。これも香多奈が全面的に手伝ってくれて、ここだけ見れば本当に良く出来た子供である。
但し大張り切りの原因は、恐らくは午後に待つイベントの為だろう。そもそも、この間の探索であんな怖い思いをしたと言うのに、よく再び潜る気になったモノだ。
ところがツグミもコロ助も、午後から探索に出掛けると知ってハイテンション。昨日仕事で、護人の付き添いで潜ったレイジーすらも嬉しそう。
「叔父さんっ、ルルンバちゃんを納屋に連れて行って、武装させてあげて! それから魔法の鞄が両方無いから、大き目の袋を用意しといてね!
ミケさんの機嫌はどんなかな……ああっ、忙しい!」
昼食を食べ終わって、そろそろ準備をしようかと護人が口に出した途端に。何と言うか、凄い張り切り具合いの末妹は他の事情だったら微笑ましい。
それでも、ようやく治った末妹の機嫌を損ねるのも悪手ではある。そんな訳で、護人は言われた通りにルルンバちゃんを納屋へと連れて行く。
そんなお掃除ロボも、上機嫌な様子で早速の外での自由を得て走り回っている。何と言うべきか、ダンジョンは決してアトラクション施設では無いのに。
それでも10分後には、完璧に支度を終えて超ご機嫌な香多奈の先導の元。この付近では、一番難易度の低い“鼠ダンジョン”へと赴く一行。
メンバーは護人と香多奈、それからハスキー軍団とミケとルルンバちゃん。それからもちろん妖精ちゃんも一緒、魔人ちゃんは姉妹と一緒に広島市内に出張中だ。
でもまぁ、“鼠ダンジョン”ならこのメンツでも平気そう。
「いいか、香多奈……前衛はハスキー軍団に任せて、絶対に前に出ない事。今回は俺も後衛まで下がるからな、探索中の我が儘も無しだぞ!?」
「分かってるよ、叔父さん……あっ、ルルンバちゃんもたまには前衛やりたいって、それ位ならいいでしょ?
ミケさんはどうしたい、抱っこしてあげようか?」
ミケは自分で歩くようだ、鼠と聞いて野生の血が騒いでいるのかも。とにかくそんな感じで隊列は決定、護人もハスキー達に好きにして良いと無礼講の特例を下す。
大喜びのレイジー達だが、それでも入場までは護人達の側を離れなかった。そしてダンジョンに突入した途端、嵐のように飛び出して行く。
遅ればせながら、それにルルンバちゃんが続く。
「ああっ、ルルンバちゃんの獲物は残ってるかなぁ?」
「無いかもなぁ……それより今回も撮影してるのか、香多奈? 下手したらモンスターの姿、1匹も撮影出来ないかも知れないぞ。
楽でいいのかな、まぁハスキー軍団のストレス解消には丁度良いかも?」
ストレス解消と言うか、運動不足の解消と言うか……戦闘経験を得るには、敵が少し弱いかも知れない。2人のすぐ前を歩いているミケは、その辺には頓着せずに呑気な足取り。
或いは今回は勝手に動き回るハスキー軍団の代わりに、ボディガードを気取っているのかも。ぴったりとした位置取りで、そう思うと頼もしくも感じてしまう。
そして程無く、1層の突き当りに到着する一行。
「突き当りの部屋には何も無かったねぇ、叔父さん。敵もいなかったから、本当に歩いてるだけだったよ。レイジー達ってば、張り切り過ぎじゃ無いかな?
本当に、撮影の盛り上がりとか一切無いよ」
「まぁ、こうやって階段前で待っててくれるだけ有り難いよな。おっと、魔石を拾ってくれて有り難う、ルルンバちゃん。
さて、階段を降りる手伝いをしなきゃな」
タイヤ使用のせいで、階段の上り下りが苦手なお掃除ロボの補佐をこなす護人。撮影の一番の盛り上がり風景がコレって、やっぱり寂しいなと香多奈も思ってしまう。
そこでお願い、ハスキー軍団に向けて、ルルンバちゃんにも獲物を残しておいてあげてと。理解してくれたのか、尻尾を振って応える3匹であった。
そして2層攻略へと、再び突き進む自由な狩人たち。
今度は少し急ごうと、護人を急かしてルルンバちゃんの後を追う少女。そして今度こそ、カメラでの戦闘風景の撮影に成功……なんて、大層なモノでも無かった。
絶好調で、チェーンソー攻撃で大ネズミの群れを蹴散らして行くルルンバちゃんの勇姿。はっきり言って、子供に見せられる情景では無かったりして。
まぁ、倒される端から魔石に変化して行くからギリギリセーフ?
「いいぞっ、ルルンバちゃん……やっぱり草刈り機モードだと、雑魚とか簡単に蹴散らしちゃえるねっ! それを踏まえて、今後の改造計画を練らなくちゃ!
お姉ちゃん達、早く帰って来ないかなぁ……」
香多奈的には、アレも全然ありらしい。その上に更なる強化計画を、姉の姫香と画策しているっぽい。確かにお掃除ロボ改め乗用草刈り機の戦闘力は、後衛に置いておくには惜しいかも。
護人としては、荷物運びに頑張って貰えればみないな期待値しか無かった。強力な武器を搭載すれば、今後はチーム1番のアタッカーに化ける可能性も。
こちらで探して与える武器次第なのかも、例えば護人も候補に考えたボウガンとか。強力なその一撃は、車の装甲すら簡単に貫通するそうだ。
考える余地はあるのかも、購入に少々お金は掛かるだろうけど。とか思っていると、いつの間にか2層も踏破し終えていた。
ツグミがどこからか拾って来たのか、ペットボトルに入ったポーションを咥えて護人に差し出して来た。3匹の中では、彼女が一番器用と言うかアイテム収集癖が強い感じを受ける。
最近は『闇縛り』スキルを上手に使って、小さな魔石まで収集してくれる。それを受け取った護人は、一頻りツグミを褒めて薬品の回収作業。
この辺は、いつもは紗良がしてくれて護人はあまり得意では無い。それでも何とか瓶へと移し替えて、それから3層へと皆で降りる。
そしてこの層から戦闘はやや派手さを増し、敵に大蜘蛛が混じって来た。天井付近にいる奴は、レイジーが『歩脚術』と『魔炎』を使って器用に駆逐してくれる。
その姿は、既に犬のカテゴリーからは逸脱している気も。
「レイジーもいい加減にチート化して来たねぇ、叔父さん。壁を普通に歩いてるもん、あれは敵からしたら……あっ、ミケさんもやっとこ戦闘参加するみたい!
魔力節約かな、尻尾に刃を生やしてネズミ退治してるよ」
「おおっ、ミケも頭使うんだなぁ……MP回復ポーション、姫香たちに半分持たせたから、手持ちが少なくなってんだよな。
それを知ってるのかな、こちらとしては大助かりだよ」
主に薬品節約の面で、助かるなぁとは護人の本心。どうやらダンジョンは、頻繁に入り過ぎると宝箱やモンスタードロップ率は低下して行くらしい。
3か月前に探索したこの“鼠ダンジョン”も、この前みたいなアイテム回収は期待出来ない模様。それを期待するには、未踏の地の6層より深く潜るしか手は無い。
ただし今回、護人は5層以上を進む予定は無いと来ている。その辺の計画に関しては、香多奈も一応は了承している次第。
取り敢えず中ボスには挑むので、そのドロップには期待して良いかも。今回は、エースアタッカーの姫香がいないので少々不安には違いない。
まぁ、レイジーがいれば大丈夫かと、飽くまで他人頼りの護人だったり。まぁ、いざとなれば《奥の手》の発動も吝かでは無い。
そしてスンナリと3層と4層を突破、盛り上がった個所は残念ながら存在せず。この動画をアップしたら、視聴者もさぞ盛り下がるだろう事間違い無し。
香多奈に関しては、そんな事は気にしない模様で何より。撮影者の少女としては、家族のハスキー軍団やミケ達が可愛く映っていれば全然オッケーみたい。
そして5層の門前に到達、ドロップ品もほぼ魔石のみというショボい結果に。それでも一応、もう1本薬品の入った牛乳瓶をルルンバちゃんが支道から発見していた。
それを含めて、今回の回収品はやはり微妙と言うほかなく。それでも香多奈は上機嫌に、ハスキー軍団やミケの疲労度をチェックしている。
そしてMP消費の多い子には、念の為にとMP回復ポーションを飲ませてあげる。甲斐々々しい介護の後、さぁ中ボス戦だと音頭を取る末妹。
「それじゃあ、今回の作戦だが……今日は姫香がいないから、香多奈の爆破石で先制してハスキー軍団が突っ込んで行く形で行こうか。
ルルンバちゃんも突っ込んでいいぞ、俺が香多奈の警護に付くから」
「分かった、ちゃんと命中させるから安心してっ!」
嬉しそうに答える香多奈と、今日は1度も戦闘をこなしていない護人。前回は確か、大蜘蛛が天井近くに待ち伏せていたんだっけと思い出しつつ。
周囲をちゃんと確認して、とにかく先手必勝だと皆に作戦を伝える。それから休息を終えて、大きな扉に手を掛ける護人。
ちなみにこの中ボスの間まで、1時間も掛かっていないと言う。犬猫軍団+AIお掃除ロボの脅威、恐るべしって結果である。
そうして、満を持して突入した中ボス部屋も円形の洞窟仕様。揃って天井を見上げた護人と香多奈だが、そこには何も存在せず。
今回の中ボスは、意表をついて大ネズミだった。ただし軽自動車サイズで、しかも双頭の凶悪仕様……その牙は、周囲の灯りにぬめりと光っている。
慌てて投擲を行なった香多奈の爆破石は、周囲を埋め尽くす雑魚の大ネズミを10匹単位で吹き飛ばした。そう、中ボス部屋は雑魚の大ネズミの群れで埋め尽くされていたのだ。
「わわっ、これは数が多過ぎるよっ……叔父さん、どうしようっ!?」
「まだ爆破石は持ってるかい、香多奈……とにかく全部投げ付けろ、近付く奴らはこっちで何とかするから!」
分かったと返事をした香多奈は、目標も定めず周辺の大ネズミへと爆裂石を投げつけに掛かる。それにレイジーの炎のブレスが加わって、室内は一気にカオス状態に。
それに付け込むように、こちらを見定め動き出す中ボスの双頭大ネズミ。雑魚を踏み潰しながら、大迫力で侵入者たちへと近付いて行く。
それをコロ助と、自走草刈り機モードのルルンバちゃんのダブルブロック。遅まきながらも、石を全て投げ終わった香多奈から『応援』が飛んで来た。
コロ助は途端に巨大化、それでも中ボスに較べるとその体積は4倍近い差が。ところがパワーは負けていないコロ助、ルルンバちゃんと共に双頭ネズミを部屋の中央まで押し返す勢い。
しかもルルンバちゃんのチェーンソー攻撃が、良い具合に敵の急所にヒットした様子。途端に甲高い絶叫が、薄暗い洞窟内に鳴り響く。
護人も、今日初めての戦闘に大忙しのてんてこ舞い。ツグミがフォローに入ってくれるが、何しろ敵の数が馬鹿みたいに多い。
香多奈がキャーキャー騒いでいるけど、幸い今の所は被害は無い。そして今日一番のレイジーの炎のブレスが、周囲を紅蓮の色に染め上げた。
恐らくはレイジーが、腹立ち紛れに雑魚の掃討に乗り出したのだろう。こちらも少々熱かったけど、お陰で雑魚の数は目に見えて減ってくれた。
「よくやった、レイジー……次はミケの番だ、頼んだぞっ!」
「ミケさん、どこっ……とにかく頑張れ~~っ!!」
床一面の大ネズミの大軍を察知して、ミケはいち早く壁際の高台に避難していた。そんなニャンコは、護人のお願いと香多奈の『応援』を貰って張り切って『雷槌』を振り撒きに掛かる。
その威力は甚大で、うっかり中ボスの双頭ネズミも巻き込んでしまう程。これから見せ場と張り切っていた、コロ助とルルンバちゃんは思わず目が点に。
その代わりと言ってはアレだが、その一撃で周囲の雑魚もほぼ片が付いた。シャベルと両足で香多奈の護衛を頑張っていた護人は、突然の戦闘終了に虚を突かれる。
辺りを見回すが、あれだけ猛威を振るっていたネズミの群れは綺麗に片付いていた。軽自動車サイズの中ボスも消えており、本当に場はスッキリ。
何となく寂しそうな動きのルルンバちゃんが、ドロップ品の回収をしている。同じくそれに気付いた香多奈が、歓声を上げてそれに参加。
ただし小粒の魔石ばかりで、当たりはほぼ無かった様子。
「叔父さん、ボスさんのドロップは魔石と変な尻尾だけだったよ……でも小粒の魔石の量だけで、100個近くある筈だから、そっちは凄い収穫だったね!
あと、部屋の隅に赤い箱があるね?」
「どれどれ……ああ、あの赤い長持が宝箱の代わりなのか。漆塗りなのかな、古いけど立派な衣装箱だな。
罠は無いよな、それじゃ開けてみよう」
護人が宝箱と評したそれは、古い漆塗りの長持だった。慎重に長持に近づいた2人だが、パッと見罠や鍵の仕掛けは無さそう。
普通に蓋を開けて中身を確認する護人、その中には、薔薇の形に折り畳まれた深紅の布が1枚だけ入っていた。他には何もなく、1点物の宝物らしい。
確かに美しいけど、果たして実用性はあるのだろうか?
――そう思って手を伸ばした護人の手に、それは反応して絡み付いて来た!
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