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1年目の春~夏の件
やっと夏休みらしいイベントを企画する件
しおりを挟む無事に8月の青空市も終え、来栖家は今日も早朝の家畜の世話を済ませた所。朝から元気な子供達は、朝食を終えても張り切りモードを継続中。
昨日は朝から青空市で頑張ったので、今日の計画的にはほぼ白紙の休息日となっている。だからと言って、何もしないのは暇で仕方が無いねと姉妹の会話。
そんじゃ何して遊ぼうかと、ウキウキ模様の香多奈が尋ねて来る。何しろ昨日の青空市で、300万円近くの臨時収入を得る事が出来たのだ。
気分が浮かれ気味なのは、家族みんなが一緒である。ぱあっと買い物で散在するのもいいねと、姫香が提案を口にすると。
それじゃあ家族で買い物でも行くかと、車を出すのも厭わないよと護人の口添え。それに真っ先に賛成したのは香多奈で、素早くお出掛けの準備を始める仕草。
それに釣られて、姉たちも服を着替えに自室に戻って行く流れに。
「お出掛け準備出来たよっ、叔父さんっ! 今週の水曜日には、みんなでキャンピングカーでキャンプに行くんでしょ?
それ用に水着とか、今日は色々と買おうねっ!」
「ああ、そうだな……お姉ちゃん達が降りて来るまで、もうちょっと待ちなさい。家の戸締りは出来てるかな、家畜は戻ってから小屋に戻せばいいか」
犬達を先に車に乗せるからキー頂戴と、浮かれ模様の香多奈は姉たちを待たずに外に出て行った。家族でお出掛けは、やはり楽しくて仕方無いのだろう。
そう思って微笑ましく見ていると、それを追う飛翔物体が目の前を通過した。妖精ちゃんではない、彼女は買い物には興味無さそうで籠製の自宅で寝転んでいる。
追い掛けた影はドローン……もとい、ルルンバちゃんだった。青空市で彼へのお土産にと、買って帰った割とお高くて高性能のドローンだったのだけど。
ルルンバちゃんは見事にそれと《合体》して、手足のように操る始末。いや、言うならば翼と言う名の自由を得たような感覚なのかも。
それを器用に操って、自在に室内を飛び回るのは天性のなせる業なのかも。これならば、本当に探索でも役に立ちそう?
いや、乗用草刈り機モードの方がずっと凶悪には違いない。とは言え、このドローンも操縦装置付きで10万円近く掛かった良品である。
そんなお高いお買い物をこなしたうえで、昨日の青空市の収支は物凄い黒字で終わったのだった。駆け出しの家族チームとしては、出来過ぎな感じすら覚える。
まぁ、儲かって悪い事など何も無いと護人は思い直す。儲かった分は老後の為の貯えだと、思考を切り替えてそう思う事に。
「ダメだよ、ルルンバちゃん……今日は町に買い物に行くんだから! 大人しくお留守番してて、友達になった薔薇のマントと一緒に!」
「あの薔薇のマント、ルルンバちゃんと友達になったんだ……アレが壁際を動くと、家に侵入して来たアシダカグモみたいで気持ち悪いんだよねぇ。
護人叔父さんにしか懐いてないし、意志のある装備品って厄介だよねぇ」
家族には思い切り不評な、自意識を持つ薔薇のマントである。そいつは別にお掃除ロボが一番の友達って訳でも無く、護人が外出しようとしたら相変わらず首に巻き付いて来る。
困った性癖ではあるが、懐いている相手に無碍にも出来ない性格の護人だったり。しかし確かに、壁際をゾワゾワと移動する様は気持ちが悪いかも。
見た目は大きな薔薇の形で、綺麗なのに勿体無い話である。そんな事を考えていると、お姉さん2人も準備を終えて2階から降りて来た。
夏の服も欲しいねと話し合っていて、今回の買い物は容赦の無い物になりそうな気配。部屋の端では、連れて行って貰えずにいじけたルルンバちゃんと薔薇のマントが不穏な雰囲気で固まっていた。
お土産買って来てあげるからと、そんなAIロボを宥める末妹は気苦労症かも。妙な景色だが、言葉が通じるのが香多奈だけなのだから仕方がない。
そうして行なわれた家族のお出掛けだったが、約半日かけて大量の荷物と共に戻って来れた。それぞれが満足の行く買い物が出来たと、ホクホク顔での帰宅である。
子供たちは水着とか夏の服とか、戦利品を眺めて楽しそう。それから香多奈が、買って来たアイスを食べて良いでしょと護人にお伺いして食べ始める。
それから縁側に目をやり、茶々丸がまた脱走していると絶叫を上げる。
「仕方無いなぁ、私が行くよ……畑に入らなかっただけ良かったよ、ついでに牛たちも厩舎に入れて来るね、護人叔父さん」
「ああ、じゃあ俺も行こうか……ついでに夕飯用の野菜も収穫して、鶏小屋も見て来よう。香多奈も孵卵器の卵、転卵するのを忘れないようにな」
「そうだった、うっかりするところだった! ありがとう、叔父さんっ!」
生き物を飼っていると、こんな風にバタバタするのはいつもの風景。次々とリビングを出て行く面々、買い物で得た大量の荷物は完全に置いてけ堀である。
残された紗良は、やれやれと購入した食料品の仕分けを単独でし始める。考えてみれば、卒業したての3月にはこんな賑やかな生活に溶け込めているなんて考えもしなかった。
今の幸運に感謝しながら、今日の戦利品に思いを馳せて。
――家族の一員に迎えられた温もりを胸に、夕食の支度を始める紗良だった。
次の日の火曜日、ようやく来栖家も日常と言うか普通の夏の日模様を満喫していた。朝から騒がしい蝉の鳴き声と、山の上に拡がる夏の畑。
香多奈の植えたヒマワリの種も、元気に大輪の花を咲かせている。それは既に少女の背丈よりも高く伸びて、天を堂々と見据えて凄い存在感。
そんな夏日の今日も、来栖家の面々はいつも通りに家畜の世話と野菜の出荷作業を終える。それから昼前の割と涼しい時間に、中庭に出て明日の計画を練り上げていた。
要するに日帰りキャンプだが、場所は護人が見当をつけているから心配はない。川遊びとバーベキューがメインで、夕方には帰宅出来るコースである。
問題は、誰か友達を誘うかなって程度で、候補だけなら割といる。完全に家族行事でも良いが、ぶっちゃけ日帰りキャンプなんて何度でも行ける。
そこまで改まる行事でも無いので、誰か誘っても全然良い。護人も子供達には、そう言っているのだがそれがなかなか難しい。
香多奈の友達は、親の許可が貰えないそうで敢え無くのダメ出し。このご時世、確かに野良がいるかもしれない山へのキャンプは敷居が高いかも。
ハスキー軍団のお陰で、安全性に関しては全く問題は無いのだが。そんな事情は、向こうの親御さんはも知る由もないだろう。
かと言って、無理に力説して子供を連れ出すのもちょっと違う。キャンプって楽しいのになぁと、推進派の護人は残念でならない。
子供達こそ楽しむべきなのに、こんな時代に誰がしたと憤懣やるかたない思いでいると。護人のスマホに着信が、しかも珍しい相手からの電話である。
林田兄とは町の探索チームと言う接点しか無く、特に親しく話し込んだ事も無い。向こうの用件は、相談があるからこちらから出向いて良いかとのお伺い。
どうも電話では話せない用件か、話が少々長くなる可能性を示唆され思わず構える護人である。それでもこちらは別に構わないと言うと、今から向かうとの返事。
そしてその通り、10分後には赤いバイクが来栖邸の前に停止していた。ホンダ製の古い奴だ、護人は余り詳しくないが。
出迎えようとしたら、紗良が全部やってくれた。香多奈も珍しいお客さんだと覗きに来たが、明日のキャンプで頭がいっぱいらしくすぐに興味を失った模様。
姫香に限っては、全く興味がない感じで何とも。
「応接間も一応あるけど、ほとんど使った事が無いから俺の私室でいいかな? 人生相談的な話なら、あまり子供達にも聞かせたくないだろうし」
「あっ、済みません気遣いして貰って……この町じゃ、あんまり歳が近くて相談出来る人っていなくって」
「いや、俺も30歳後半だぞ……まぁ、相談位なら幾らでも乗るけど」
彼の言う事も分かる、林田兄妹の世話をしている自治会のメンバーは、70過ぎの夫婦だった筈。自治会長も60歳過ぎの年配だし、ご近所で若い人と言ったら協会の仁志と能見さん位のモノか。
それから新たに民泊で加わった、一応は来栖家のお隣の神崎姉妹&旦那さん。彼女たちは確か30歳前後って話だったので、林田兄とは10歳違い。
苦労するのは当然かも、姫香も仲良くしてあげればいいのにと護人は思う。ところが林田兄の相談は、妹の美玖に関する事だった。
紗良がお茶を運んで来て、去ってから堰を切ったように語り出したお兄ちゃん。元から人見知りで内気な性格だった妹は、この田舎に引っ越して農業に楽しみを見出したようで。兄の探索には付いて来るけど、友達を作る気配もなく。
日々のほとんどを、ほぼ土いじりで過ごしているそうな。
「あれっ、この前の研修旅行の話はそっちには行かなかったのか。姫香なんてあの旅行で、友達が3人も出来たってラインの画面見せて来たけど。
随分と楽しかったらしいよ、紗良も一緒だったんだけどね」
「ウチの美玖にも話は来たけど、速攻で断ってましたよ、アイツ。人見知りだから、そう言う催しは凄く苦手みたいで、青空市の手伝い位が精一杯かな。
あっ、そう言えば一応協会の発行したハザードマップ渡しておきます」
協会の活動も日々進んでいるようだ、もっとも“魔境”と評される日馬桜町のハザードマップなど、危険区域ばかりで余り役に立ちそうにない。
つまりこの地図は、ダンジョンの位置を明記してオーバーフローの備えにして下さいと言う意味合いのモノ。護人はざっと目を通して、気が滅入って来たので見るのを止めた。
護人の私室は2部屋あって、こちらは趣味に使う書斎みたいに普段は使っている。もう1部屋は寝室用で、そんなに大きい部屋ではない。
こちらはオーディオ機器や昔のCD、それからDVD関係も割と揃っている。本も小説や漫画を中心に、昔から集めた作品が本棚を賑わせていた。
ちょっとしたコレクターの部屋だ、物持ちが良いとも言うけれど。つまりは子供の頃から、お小遣いで買って集めた本やCDが大半である。
実家に昔から置いてあった奴と、都会で働き始めて置き場に困ったら親に送り付けていたモノの集大成である。香多奈など、暇になったら勝手に持って行くので困りモノではあるのだが。
乱暴に扱わないでくれたら、護人も特に文句を言うつもりは無い。それで物を大切にする習慣が身に付けば、まぁ万々歳である。
林田兄も、妹に長く探索者の活動を続けさせる気は無いそう。ただし今のままでは、普通の幸せどころか土いじりで人生が終わってしまう恐れも出て来た。
兄としては、もう少し友達を作ったり外で活動するのも悪くはないのではと考えている次第。そこで思い出したのが、コミュ力の高そうな姫香だったらしい。
何しろ錬の妹の美玖は、あの能見さんとも話か弾まないそう。
「それは重傷だな、能見さんは物腰も柔らかいし怖い所はひとつも無いだろう。あの人に尻込みしているようじゃ、姫香の相手は相当手強いんじゃないのか?」
「そこは何と言うか、ショック療法的な……? 美玖の性格だと自発的にあれこれ言えないだろうし、気が強くてグイグイ引っ張る感じの娘と相性はいいのかなって。
もしくはお姉さんか、妹さんでも友達候補的には充分可だし」
10歳の小学生と友達って、相当追い込まれてるなと思わなくも無いけれど。向こうが良いって言うのなら、まぁこちらの口出しすべき事では無い。
丁度明日にキャンプを計画しているし、誘ってみるのも良いかも知れない。そう護人が水を向けると、錬は嬉しそうにその話に乗って来た。
そして是非とも妹を誘ってくれと、とても前向きな姿勢。兄弟で誘うよと護人が言うと、兄の錬は潔く自分は辞退すると表明して来た。
妹の荒療治を選択するなら、自分はいない方が良いとの考えらしい。
そこまで姫香に丸投げするのはどうかなとも思うけど、あの娘なら何とかしてしまいそうで怖いと言うか頼もしい気もして来る。
コミュ障ブレーカーみたいな立ち位置に、こっちから押し上げるのも変な話だが。それでもケロッと受け入れてしまいそう、まぁそう言う娘ではあるのかも。
それから話は、新しく町の探索者として登録を果たした神崎姉妹&旦那さんに流れて行った。林田兄妹とも顔合わせは終わっており、兄君は素直に実力は向こうが上と認めている様子。
今後は彼女たちと組んで探索間引きの機会が多くなるかもと、分析は冷静な林田兄。彼の人生プランとしては、この地で探索者としての地力をつけて行って。
最終的には、協会の事務員辺りを狙っているとの事。
まだ二十歳過ぎだと言うのに、何とも堅実と言うか未来を冷静に見据えている。彼的には、今更仲間を募って探索チームを結成して返り咲くなんて、ちょっと考えられないそうだ。
まぁ、この町を気に入って貰えたのは護人としては嬉しい限り。今後も付き合いは続きそうだし、恩を売っておくのも悪い事では無いのかも。
そんな事を思いながら、明日の出発予定時間を林田兄に言い渡す。
――林田妹も、是非この町で仲間の輪を広げて欲しいと願う護人だった。
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