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1年目の春~夏の件
川辺のキャンプで女子たちで盛り上がる件
しおりを挟むその日は朝から快晴で、気温も夏真っ盛りで絶好のキャンプ日和だった。来栖家の子供達は、朝からテンション高く大盛り上がり中。
ハスキー軍団もそれを受け、興奮模様で庭をうろついている。今日のお出掛けは、ミケやルルンバちゃんを含めて家族全員での計画である。
綺麗に磨かれたキャンピングカーは、家の前で出番を待ち侘びている。もちろん日々の習慣の、家畜の世話や野菜の出荷作業は終了済み。
後は家族で車に乗り込んで、出発を果たすのみ。
「目的地には、1時間ちょっとで着くからな。お昼をバーベキューで楽しんで、後は自由時間だから。ちゃんとしたキャンプ場じゃないから、何の施設も無いけど。
トイレとかキッチンは、車のを使えば問題ないかな」
「了解っ、遊びの道具や水着とかも全部もう積んであるよっ、叔父さん! 後は麓に降りて、一緒に行く人を乗せてから本当の出発だねっ!」
「ハスキー犬達とミケも乗せちゃうね、護人叔父さん……はあっ、良い天気だしお出掛け楽しみっ!」
それは良かったと、企画した護人もまずは一安心。後は目的地の穴場の川辺が、昔と変わっていなければ良いのだが。
その辺は、行って確認しないと分からないので何とも言えない。そうこうしてると、紗良が作り終わったお握りの類いを大事そうに抱えて家から出て来た。
それから玄関口を施錠して、家を留守にする最終チェックを始める。しばらくして、出発準備はオッケーとの通達が。
それでは車を出すよと、護人はキャンピングカーをスタートさせる。車内のリビングでは、犬達が自分の寛ぐ場所を求めてうろつき回っている。
ミケは早々に、窓際の一番良い場所をキープ。そこから離れるように、妖精ちゃんは姫香が座る助手席へと早々に避難して来た。
香多奈は早くも燥ぎ回って、スマホでの撮影に余念が無い。そして15分後には、麓の集会所前で停車するキャンピングカー。
そこには林田妹と、それから能見さんが私服姿で待ち待ち構えていた。林田兄もいたけど、どうやら見送りオンリーらしい。
ってか、恐らくは愚図る妹を必死にここまで連れて来たのだろう。明らかに表情の優れない美玖だが、逆に能見さんは物凄く晴れやかな表情。
子供たちに挨拶しながら、真っ先にキャンピングカーに乗り込んで来た。
「本日はお招き頂いて、本当に有り難うございます。来栖家のイベントなのに、割り込んでしまうのは図々しいかなとも思ったんですけど。
キャンピングカーで川遊びに出掛けるって、そんな楽しいキーワードにどうしても抗えなくって。無理やり有給取って、参加を決め込んでしまいました!
今日は一日、宜しくお願いします!」
「テンション高いね、能見さん……今日はオフなんだから、改まった態度じゃ無くて全然いいよっ! ささっ、車に入って寛いで下さいな。
美玖ちゃんも、どうぞ中へ入って頂戴」
そんな感じで今日のキャンプ参加者は全員が集合、賑やかにしながらキャンピングカーは再出発を果たす。女子を中心の会話は止まる事を知らず、勢いは休暇のテンションも相まって最高潮へ。
まだ目的地にも着いていないのに、この騒ぎ様は大丈夫なのかと心配なレベル。ただし、案の定の美玖だけはこの勢いに乗り遅れている模様。
それでも姫香も後ろの席に合流して、農業の話になると会話の参加率も少しずつ増えて来た。叔父の護人にそれとなく事情を聞かされていた姫香は、そのコミュ力を如何なく発揮し始める。
その場を仕切り始めた姫香は、末妹に芸の披露を指示する。広島出身の『パフューム』と言う女性アイドルグループの、歌とダンスを香多奈は数曲分覚えているのだ。
それを移動中に、頑張ってみんなで覚えようとの姫香の提案に。先生役に抜擢された香多奈は、大張り切りで皆に教え始める。
年長組の能見さんと紗良は辞退したので、姫香と美玖と香多奈の3人でユニットを結成する事に。
ハスキー達が見守る中、少女たちの猛特訓が始まった。一方の能見さんと紗良は、7月の研修旅行の話題で盛り上がっていた。
お土産を渡しに行った際に、少しだけ話はしていたのだが。詳しい経緯は、時間の都合上で聞き出せなかったのだ。
能見さんの興味は、主に広島市の協会の規模にあったみたい。お土産を含む販売コーナーでは、片田舎の日馬桜町の協会とは比べ物にならない。
ってか、そもそも日馬桜町の協会には物販コーナーは存在しない。将来的には欲しいと思っている、能見さんはその差にショックを覚えている様子。
一方の、ダンス部隊も熱心にダンスの振り付けを習得中。香多奈もキヨちゃんとリンカで、4曲程度なら完璧に踊れる持ち歌があるのだ。
目的地に着いたら、叔父さんに披露するからねを合言葉に特訓は続く。運転手の護人は蚊帳の外だが、それはそれでお気楽模様。
お気に入りのCDをかけながら、山中のドライブを楽しんでいる。そして1時間半が経過して、キャンピングカーはようやくの目的地へと到着。
ここは護人が若い頃に発見した、キャンプ場でも何でもない穴場の川辺だった。景色は壮観で、近くには滝もあって上流ながら流れの緩やかな個所もある。
つまりは泳ぐのにも持って来いの、キャンプには最適な場所である。野に放たれた子供たちは大はしゃぎ、それはハスキー軍団も同じ事。
周囲の安全を確認するためだろうが、物凄い勢いで駆け回り始めている。お招きされた能見さんと美玖も、周りの景色を眺めてウキウキ模様。
護人も同様で、まずは目的の地が変わりなかった事にホッと安堵のため息。それから子供たちに、荷物の運び出しを指示する。
15分後には、キャンプの陣地は何となく形になって来た。それから今度は、細かな作業とか探索作業に人数を振り当てる流れに。
姫香がハスキー達と、周囲の安全確認と薪拾いに行くよと挙手してくれた。そのお供にと指名されたのは、ドライブ中に少しだけ親しくなった美玖だった。
戸惑う少女だが、この提案には尻込みしつつも同意してくれた。一方の居残り組だが、バーベキューの支度をしたりベース基地を綺麗にしたりと忙しい。
もう着替えて泳いでいいかと、せっかちなのは香多奈ただ一人と言う。お昼までにはまだ少し時間があるので、ひと泳ぎするのも別に構わない。
ただし、万一に備えて誰か大人が見張って無いと、急に溺れたりした場合の対処が出来ないので困る。そんな訳で、その役は能見さんがしてくれる事に。
こうして野に放たれた少女は、買って貰ったばかりの水着に着替えてのお楽しみモード。コロ助をお供に、澄んだ川の中へと果敢に飛び込んで行く。
派手に水を撒き散らして、両者は川の冷たさを心から楽しんでいる模様。監視役の能見さんも、水着に着替え済みで川の中へと足を浸していた。
その内にお昼の支度を整え終わった紗良も、レイジーと一緒にその集団に加わって行った。それから子供に戻ったかのように、童心で川遊びを楽しみ始める。
30分後に仕事から戻って来た姫香が、既に遊んでいる連中に文句を言っている。それ以外は概ね順調で、姫香と美玖も結局は水着に着替えて川遊びに参加。
護人は2人が拾って来た薪で、早速キャンプファイヤーの真似事を開始。車の側にはベースキャンプもしっかり整っていて、これで寛げる空間は取り敢えずの出来上がり。
満足した護人も、少しだけ泳ぎに参加する事に。
それぞれが川遊びを満喫して、水からいったん上がろうって話になったのは、お昼の1時頃に差し掛かってから。太陽は空の真上で、燦々と照り輝いている。
お腹空いたと大声での催促は、案の定の香多奈が一番手だった。実は思いは皆同じで、そろそろお昼に取り掛かろうよと姫香が家長に催促する。
炭火もバッチリ用意していた護人は、それではとバーベキューの開始宣言。
「コロ助ったら、普段はあんなにシャンプー嫌がるのに、水遊びは一番燥いでるんだよっ! ずっと水の中で泳いでたよね、よく疲れないなぁ」
「ハスキー達は、揃って暑いの苦手だもんねぇ……でもはしゃぎ具合は、アンタが一番だったわよ、香多奈」
「泳ぐの達者だったねぇ、香多奈ちゃん……潜水時間も凄かったし、ビックリしちゃったよ!」
そう口にしたのは、律儀にずっと少女の監視役を務めていた能見さんだった。少女は河童もかくやの泳ぎ上手で、少々の川の流れでは全く問題にならないレベル。
ちなみに広島にも河童伝説は多く、猿猴と言う河童の一種の伝説はとても有名である。広島市内には猿猴川なんて地名もあって、広島市の隣の東広島市の『どんどん淵峡』も河童(猿猴)伝説で有名である。
そんな会話を挟みながらも、キャンプのお昼は賑やかに過ぎて行く。紗良の作って来たお握りが、子供たちの手で瞬く間に焼きおにぎりに進化して行く。
能見さんの差し入れのお肉はもとより、来栖家の持ち込んだ自家製の野菜やお肉も、網の上で焼かれて消費されて行く。皆の食欲は止まる事を知らず、能見さんはビール缶を御呼ばれしてほろ酔い加減。
護人は残念ながら、帰りの運転があるのでそれを我慢。姫香も運転は可能だが、さすがにサイズの大きなキャンピングカーを任せるのは少々怖い。
更に知らない山道である、不安な条件も重なって荷が重いと判断した次第。美玖は運転どうなのと、そこから話は林田妹へと移って行った。
日馬桜町の最初の民泊者なのに、実は付き合いの浅い少女に子供達は興味津々。そう言えばこの前の青空市でも、スキル反応してたよねと話題は尽きない。
能見さんも、協会の仕事をいつも手伝って貰って本当に感謝してますと話に参加して来る。照れた様子の美玖だったが、来栖家の緩い雰囲気に人見知りも緩和されている感じ。
運転はまだまだ練習中で、この前取得したスキルは『風刃』と言う名の攻撃魔法だったと告白する美玖。お~っと盛り上がる子供たち、香多奈も本気で羨ましそうでいいなぁを連呼している。
アンタに攻撃魔法はまだ早いよと、姫香はそれを一蹴。
「それじゃあ美玖は、探知系と攻撃魔法を持ってる事になるんだ。凄いじゃん、両方とも探索には使い勝手良さそうだし。
私の『圧縮』なんて、散々使い方を工夫しないと役に立たなかったんだよ?」
「姫香お姉ちゃんは、確かに派手なスキル持ってないよねぇ……私もレイジーとかミケさんみたいな、派手な魔法が欲しいなぁ」
「確かに、いつも動画を編集してて思いますけど……あの2匹は何と言うか、B級ランカーにも引けを取らない攻撃力を有してますね」
能見さんも認める、レイジーとミケのパワーはやはり世間的に見ても大したモノらしい。護人はそれを誇らしく思いつつ、香多奈が攻撃魔法を持つ日が来ないように秘かに願ってみたり。
何しろヤンチャな娘なのだ、これ以上歯止めが利かなくなったらと思うと恐ろしい。そんな末妹だが、ハスキー達に焼いたお肉をお裾分けして幸せそう。
そして食後の余興にと、姫香と美玖を交えて歌を披露すると発表。もちろん香多奈がセンターで、是非とも叔父さんに見て貰うのだと大張り切り。
学芸会のノリだが、それに従う姫香も満更でもない様子。美玖だけは、ひたすら照れていたけど拒否権は無い様子。
さっきまで散々車内で練習していた、パフュームの曲を振り付けを加えて歌い出す3人娘。ひたすら元気な香多奈が目立っているが、姫香も負けてはいない。
良く分からない姉妹間の遣り取りの果てに、楽曲は無事に終了。
そんな出し物に、護人や能美さんは惜しみない拍手で称賛を送る。それから何曲かのアンコールを経た後、夕方まで自由行動の流れに。
但し遠くには行かないように、子供たちには釘を刺しておくのを忘れない。護人は焚火を眺めつつ、レイジーを傍に侍らして自然の景色を楽しみ始める。
もともとソロキャンプでは、こんな時間が大好きだった護人である。子供たちが少々騒がしくしても、自分の領分は崩したくない。
お酒を飲んでしまった能見さんも、ベース基地でまったり過ごす事を選択。護人と会話を楽しみながら、“魔境”と呼ばれる地元について議論する。
護人は別に何とも思っていないが、外からやって来た彼女にしてみたら歯痒い状況には違いなく。何しろほぼ探索者もいない、協会の立場も微妙な感じでのスタートだったのだ。
今でも常に、少しでも発展を願って止まないのが現状である。
そんな話をしている間も、子供たちは水辺できゃぴきゃぴと遊んでいる。香多奈など、滝の近くの岩の上から華麗に飛び込みを決めていた。
まだまだ遊びに使う用の、体内電池は切れていない様子。ただそれで安心して見てると、突然切れる事があるので近くの大人は油断出来ない。
時間はまったりと過ぎて行く、本物の秘境みたいな山奥の川辺で。
――そんなキャンプの醍醐味を、来栖家と招き客で存分に楽しんだ一日だった。
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