田舎の町興しにダンジョン民宿を提案された件

マルルン

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1年目の春~夏の件

有り難くも無い場所の間引きを依頼される件

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 8月頭の青空市と、その後の家族のキャンプ旅行(但し日帰り)を楽しんだ夏のある日。まだ香多奈の夏休みも、たっぷり3週間は残っている8月の上旬の日の朝。
 既に定番となった、自治会からのダンジョン間引き依頼が来栖家に届いた。町に2組目の探索チームが居付いたとは言え、町のダンジョン情勢は相変わらず。

 何しろ他の町から“魔境”と言われる立地なのだ、そこは致し方ない。とにかく時間があれば、協会の方に来てくれとの自治会長の言葉に。
 隣で聞き耳を立てていた香多奈が、姉の姫香と紗良を呼び寄せて家族行事にしてしまった。これもまぁ、毎度の事と言うかお茶目な少女の為す悪戯いたずらと言うか。

 とにかく家族揃って、当然ながらハスキー軍団も車に乗せて出発。麓の町まで15分後には、協会の敷地の駐車場へと辿り着いた。
 そこまでの経緯を、これも家族サービスと無理やり納得する護人。

「毎回済まんの、護人……おまけに今回は、ちょっと問題のあるダンジョンでな。山の上にゴミ焼却施設があるじゃろ、あそこがダンジョン化しとってな。
 出て来るモンスターも、ネズミとかゴキブリの類いなんよ」
「えっ、それは……俺は別に構いませんけど、子供たちが何て言うかな。ハスキー達も戦ってはくれるだろうけど、結果病気とかになったら嫌だな……」

 今回の依頼先は、どうもゴミ山で形成されたダンジョンらしい。そのゴミ焼却施設は、今も安全を確認しつつ定期的に稼働しているそうな。
 人口減と物資減のお陰もあって、ゴミの総量も減って来ている昨今なので。稼働する日も、月の半分程度で済んでいるらしい。

 しかしそんな場所にも、ダンジョンは遠慮せず生えて来る模様。その依頼だが、子供たちに伺ったところ別にいいよと気楽な返事。
 本当にいのかなと、内心ではこの暑さの中での探索業に疑問な護人。ハスキー達もモロに元気が無いので、正直受けたくなどない。

 そして同伴していた自警団『白桜』の団長、細見の後ろめたそうな申し出。何なら交代するし、胸丈ゴム長靴やガスマスクや簡易火炎放射器の貸し出しもすると。
 それを聞いて、どんだけの場所なんだと護人は内心で眉をひそめる。

「臭いが酷過ぎる場所だと、ウチのチームはちょっと……主力のハスキー軍団の動きが悪いと、探索に思いっ切り支障が出ますからねぇ」
「うん、まぁ……そこまででは無いけど、途中の個所にそんな場所もあるのは確かかな。ちゃんと人が通れるルートは存在するから、寄り道さえしなければ大丈夫」
「道がちゃんとあるなら、ルルンバちゃんは今回は主力になれるかな? それなら大丈夫、受けようよ護人叔父さんっ」

 元気な姫香の一言に、末妹の香多奈も明るく賛同する。実は既に、探索道具一式をキャンピングカーに放り込んで来ていると言う周到さ。
 そのままの勢いで、依頼を受けて探索に乗りこむつもりのアグレッシブ姉妹である。それに折れて、護人も渋々同意する流れに。

 嫌な予感を押し隠しながら、ダンジョンの場所確認などの事前準備を始める。そして再び、キャンピングカーでの移動を果たして大畠地区の山の上へ。
 昼前には、目的の場所“ゴミ処理場ダンジョン”へと無事に到着。そして来栖家は、キャンピングカーの中で軽く腹ごしらえをこなす。

 お弁当持参は、紗良のアイデアと言うかお手柄である。それだけでお出掛け気分で、お裾分すそわけにあずかったハスキー軍団のテンションも大幅にアップ。
 施設の周囲に人影はなく、どうやら今日は稼働日では無いらしい。そして肝心の入り口も、呆気無く見つかり突入準備は完了した。

「みんな準備はオッケーかな、忘れ物は無いかな……?」
「大丈夫だよ、叔父さんっ! 暑いから、早くダンジョンの中に入ろうっ」

 ダンジョン内は決して、冷暖房完備の施設とは違うのだけど。こんな炎天下でボーっと突っ立っていても、良い事など何も無いのは確か。
 そんな訳で、施設の建物の横に繋がるようにして出来ている大穴へと、皆で緊張しながら突入して行く。ハスキー軍団もそれに付き従い、ルルンバちゃんもサポートを貰って階段を下る。

 ちなみにルルンバちゃんだが、今回は残念ながら乗用草刈り機モードのまま。キャンピングカーに搭載となったら、このサイズが限界なのだから仕方が無い。
 それでも皆から期待しているよと言われ、彼のテンションは上がりまくり。元気に先陣を切ろうとして、階段の段差に狼狽うろたえている姿はアレだけど。
 とにかく来栖家チームの、何度目かの探索の開始である。



 そしてその中の構造に驚く一同、中の構造はコンクリの打ちっ放しの広い室内。そこの床に四角い大穴が、ブロックごとに整然と並んで奥まで続いている。
 その間には、人の通れる通路が升目ますめ状に通っていた。

「うわっ、マスクとゴム長靴を勧められた時点で覚悟してたけど……やっぱりゴミだらけの廃棄場だね、護人叔父さん。でもゴム長靴は暑いし動き辛いから、装備は出来ないかなぁ。
 敵は何処だろう、確かネズミとかゴキブリが出るんだよね?」
「叔父さん、ハスキー軍団もミケさんも暑さなのか臭いなのか、元気がない感じだよっ? これは困ったねぇ、せっかく紗良姉さんが新しい装備作ってくれてるのに」
「そうだな……色々と制約は多くなるけど、ここは動ける人間で対処して行くしかないな。姫香、負担は大きくなるけど頑張って行こう。
 今回の探索は、無理しないで進もうな」

 はいっと元気な子供たちの返事、それに反応する様にゴミの山から敵の気配。そちらを見ると、ゴキブリと大ネズミの群れが近付いて来ていた。
 早速の戦闘だと張り切る姫香と、立ち込める臭いでイマイチ気概の上がらないハスキー達。それでも雑魚に後れを取る者はおらず、敵の群れは順調に駆逐されて行く。

 そんな最初の遭遇戦は、2分と掛からず来栖家の勝利で終了。初のゴキブリ相手だったが、姫香も護人も特に思う事は無し。
 後ろで紗良が息を呑んでいたか、その程度の反応だ。レイジーやコロ助に至っては、足で直接踏み潰して殺していた。

 まぁ、A4用紙のサイズなので強力な攻撃力などは無いだろう。ただし数は多いようで、あちこちからガサガサと嫌な音が聞こえて来る。
 改めてダンジョン内を見渡してみると、体育館のように2階の壁際に細い通路キャットウォークが付いていた。それもコンクリ製で、梯子でしか登れない仕様になっているっぽい。

 敵の姿は見えないが、ひょっとしたら何か置かれているかも。そう言う末妹だが、確認に向かうのはやっぱり機動力に優れている姫香だったり。
 ただし本当に確認のみ、チラッと見てすぐ戻って来た。

「何もナシ、敵もいないし宝箱も置かれて無かったよ、香多奈」
「それじゃあ進もうか……ゴミの山の近くを通る時には、皆ちゃんと注意するようにな。ほれ、ここにもスライムが隠れていた。
 死角も多いし、ハスキー達の鼻も利かないっぽいからね」
「スライムいるのっ? わおっ、私が倒して良いっ、叔父さんっ!?」

 何故か盛り上がる末妹と、スライムと言う存在にこれまた興味津々の紗良。両者が進み出て、予備の武器のスコップでモンスターを直接倒す経験を踏んでみる。
 それを温かい目で見守るレイジーとミケ、香多奈など完全に狩りの初心者認定されている。それが無事に終わると、チマチマ出現する雑魚を狩りながら奥へと進む。

 そしてようやく、下へ降りる階段を発見。ついでに右手には、小部屋に続く通路が窺える。そこの扉は壊れていて、中で巨体なナニかが動き回っていた。
 どうやら腐肉で出来たゴーレムらしい、前情報で存在は確認されているのだけど。そいつは異臭も凄い敵であるとの噂で、会いたくはなかった。

 そんな訳で、自警団も大抵は素通りして行くとの噂である。ただし来栖家チームでは、子供の我がままがまかり通る確率が非常に高い。
 何か部屋に落ちてるかもと、案の定の香多奈の言葉。

 こればっかりは、嫌そうな顔で本気なのと妹の言葉に反応する姫香。眺めていた護人も、蛆虫うじむしの大きいのもいるねと余計な情報を付け加える。
 ここは離れて焼却かなと、持参した簡易火炎放射装置を紗良から受け取る護人。借り物だけど、自警団から効果のほどは保証されている。
 レイジーのMP節約に、ちょっと試して来ると進み出る護人。

「おっと、これはなかなか……うわっ、酷いな! あんな暴れ回るのか、部屋がコンクリで助かったな。
 ……うん、そろそろ静かになったかな?」
「もう入っていい、叔父さんっ?」

 ワクワクしながら、部屋のチェック業務を待ち構える香多奈。一緒にコロ助とルルンバちゃんも控えていて、何と言うかサポートは万全の様子。
 一応確認に覗き込んでみてオッケーを出すも、部屋の中には目ぼしいモノは見当たらず。ガッカリしつつも、次は何かあるよねと元気な末妹である。

 そんな訳で、皆で発見した階段を下りて2階層へと移動を果たす。そこも似たような、と言うか全く同じ構造で臭いも相変わらず。
 そして大ネズミやゴキブリの気配も、そこら中から漂って来ていた。姫香が面倒臭そうに、近くのゴミ山を殴って大きな音で敵に存在を知らせる。

 そして集まって来た敵を、前衛陣で駆逐して行く作業。ルルンバちゃんも大活躍で、チェーンソー攻撃で大ネズミをほふり、タイヤで大ゴキブリを踏み潰して行く。
 それを後ろで、熱狂しつつ香多奈が応援している。

「ねえ、護人叔父さん……香多奈の『応援』スキルって、ルルンバちゃんにも効果があるのかな?」
「どうだろうな、効いている気はするけど。まぁ、暑さにも悪臭にも性能が落ちないルルンバちゃんは、ここじゃエースになる可能性もあるよな」
「だよね……ってかルルンバちゃんにも、ちゃんと応援は効いてるよっ!」

 そうらしい、大活躍の彼はご機嫌で先頭を進む勢い。もちろん倒した敵の魔石の回収も、とどこおりなく済ませている万能振り。
 未来のネコ型ロボより、ある意味で優秀かも知れないと思う程。そんなAIロボを前衛に添えて、周囲の警戒をしながら探索を進める来栖家チーム。

 そしてこの層でも、スライムをゴミの中に見付けてちょっかいを掛ける後衛組。討伐初心者には丁度良いよねと、姫香もそれを優しく見守る構え。
 その服のすそを引っ張るツグミ、どうやら何か発見した模様。

 どうしたのと付いて行くと、何とゴミ山の一角に小さな宝箱が埋まっていた。大声で発見を知らせる姫香、それを切っ掛けに新たな敵が寄って来る。
 慌てて戦闘をこなしつつ、雑魚の大ネズミを倒し終わって。改めてゴミの山から宝箱を引きずり出して、開封からの中身の確認など。

 すると中には見慣れぬ色合いの薬品と、鑑定の書が4枚と魔玉が3個入っていた。これは何の薬品かなぁと、首を傾げて不思議顔の姫香。
 妖精ちゃんが横から覗き込んで、何事かコメントを発した。それを翻訳する香多奈、中身は“浄化ポーション”と言う薬品らしい。

 ゲームで言う聖水みたいな感じとの説明に、一同はもっとハテナ顔。つまりは不浄なモンスターに対して効果が高いのだと、補足の説明にようやくに落ちた表情の護人である。
 つまりこれは、ゾンビ的な敵に特効な感じ?

「どの敵に効くのかな、ゾンビが出るとの前情報は聞いてないけど。さっきの腐肉ゴーレムになら、ひょっとして効果があるのかもな」
「これをあの敵にぶっ掛ければいいの、護人叔父さん? それはちょっと勿体もったい無いな、私の武器のくわの先に浸してみようか? 
 それで効果があるのなら、これからの攻略も楽になるかも!」

 姫香の発案に、それでもちょっとは効果あるでショと請け合ってくれる妖精ちゃん。ちなみに彼女も、このダンジョンの臭いにやられて飛翔する姿は元気がない。
 それを尻目に、武器に液体を塗って準備万端の姫香である。何しろこの2層も、前の層と同じく突き当りに小部屋が存在していたのだ。

 その中には、さっきと同じく腐肉ゴーレムのうろつき回る姿が。 そこに果敢に突っ込んで行く姫香、サポートにレイジーとツグミも付き従う。
 そして浄化効果の武器の威力と来たら、一撃で相手のお肉を弾けさせる勢い。危うく腐肉を浴びる所だった前衛陣は、揃って絶叫を上げそうに。
 次の一撃で止めを刺した姫香は、恐らく我慢の限界に達したのだろう。絶叫しつつ、部屋の外でスタン張ってた護人に抱き着いて来た。

「うわ~っ、嫌だヤダっ……弾けるのは無しだよっ、酷い目に遭った!」
「あぁ、そうだな……でも浄化ポーションの効果は分かったし、無駄じゃなかったぞ。次からは、無難に焼き払う事にしようか」
「あ~っ、家に置いて来た強力水鉄砲を持ってくればよかったね? ほら、むし系のモンスターに効くって薬品の入ったの、青空市で買った時の!
 アレに入れて撃ったら、凄く面白そうだったのに」

 確かにそれは凄そうだ、絵ヅラ的には全く面白くは無いだろうけど。恐らくやっぱり破裂して、凄惨な感じになってしまうのだろう。
 ポーションの残りは約500mlで、乱暴に実験してたらすぐに無くなってしまうだろう。とにかく残りの薬品は奥の手に取っておくねと、紗良の手の元に渡って行った。
 ここまでおよそ40分、探索はまあまあのペース。




 ――そして一行は、いつもの足取りで3層へと降りて行くのだった。





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