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1年目の春~夏の件
臭いの酷いダンジョンを奥へと降りて行く件
しおりを挟む3層も構造的には大きな変化は無く、ゴミの質が多少違うかなって感じのエリアである。出て来る敵も雑魚の大ネズミとゴキブリが大半で、それをあっという間に蹴散らして行く前衛陣。
今回の探索では、ルルンバちゃんがキル数が断トツに一位かも。みんなに褒められ浮かれ模様のAIロボだけど、2階の渡り通路は確認に行けず、そこは姫香が向かう事に。
そして、襲って来た新たな敵に大慌てする破目に。
「わっわっ、大きな蛾が飛んで来たっ! 助けて、護人叔父さんっ!」
「慌てて落ちたら怪我するぞ、姫香っ! 登り切って対処して、今レイジーが応援に行くからっ!」
梯子を登り切る寸前に襲われて、パニック模様の少女だったけれど。リーダーの声掛けで、その通り梯子を登り切っての応戦に。
レイジーも『歩脚術』で垂直の壁を簡単に登って、姫香の戦闘サポートに出向く。出て来た大蛾はたった2匹で、冷静に対処されると1分と持たずに魔石に変わって行く破目に。
そんな苦労の甲斐あって、キャットウォークの端に怪しいゴミ袋を発見する姫香。真っ黒な昔風のゴミ袋だが、レイジーがついでにと咥えて来てくれた。
つまり中身は、恐らくだけど宝物確定である。それを下に待つ妹に向けて放り投げる姫香、慌ててキャッチ……は、ツグミが『影縛り』の影の触手でしてくれた。
ツグミにお礼を言って、早速中身のチェックを始める末妹。そして下手に掴まないで良かったと安堵、何しろ中には瓶の類いが何本も入っていたのだ。
杜撰な姉に文句を言いつつ、それらを全て出して行く香多奈。
「わっ、ハンマーみたいなのも入ってた……お姉ちゃん、投げるなら中身をちゃんと確認してよっ! 怪我するところだったよ、本当にいい加減な性格なんだからっ。
そんなだから、彼氏とか出来た事無いんだよっ!」
「余計なお世話だよ、あんたこそいっつも一言多いよっ!? 大体、アンタの我が儘で私や護人叔父さんがいつも苦労してんじゃんっ!
アンタはもっと、私達に敬意を払うべきでしょっ!?」
その通りなのだが、下手に片方の味方をすると破綻が訪れるのは目に見えている。護人は両者を宥めながら、紗良のアイテムチェックの報告を聞く。
ポーション類が3種あって、その中の1本はMP回復ポーションらしい。それから蛆虫を模ったイヤリングと、片手持ちのハンマーが1本。
確かにこれを投げ落とすとは、危ないにも程がある。そう護人が口にすると、さすがに姫香もシュンとなってしまった。
それ見ろと言わんばかりの香多奈だが、こちらにも問題があるのも事実。危険を承知でこれを取りに向かったお姉ちゃんに、圧倒的に感謝が足りない。
喧嘩両成敗と言うか、お互い思い遣りが足りなかったねと家長が仲直りを促すと。謝り慣れている香多奈が、最初にゴメンなさいの一言を告げた。
姫香も謝り返して、ホッと胸を撫で下ろす護人と紗良。
犬達も、姉妹の関係の修復に尻尾をブンブン振り回して歓迎の素振り。その辺は、ハスキー達も家族の一員だけあって本当に嬉しそう。
そして再開される探索だが、階段までは上の層と全く一緒。管理人よろしく小部屋に詰めている、腐肉ゴーレムの配置まで寸分変わらず仕舞い。
そいつを、今回はレイジーの『魔炎』で試しに倒して貰う流れに。そんな検証の結果、一番効果が高かったのはレイジーの炎のブレスだった。
その次が浄化ポーションだが、直接浴びせればもっと劇的な効果が望めた可能性は高い。簡易火炎放射装置は、簡易だけあって炎の勢いがイマイチなのは否めない。
とにかくこれで3層は終わって、お次は4層の攻略へ。
ここも途中までは構造も敵の配置も、上の層と全く同じで何の変化も見られず。今回は2階の通路のチェックは放棄、護人の言葉に大人しく従う子供たち。
その代わり、宝物は意外な場所から見付かった。何とゴミの山からはみ出した、捨てられたとは思えない綺麗なシステムキッチンをルルンバちゃんが発見。
その開きの1つから、何とスキル書を1枚ゲット!
「やったぁ、他にも色々と入ってるね! えっと、鑑定の書が2枚と木の実が4個、それからナイフと変な置物が出て来たよっ!」
「でも、何で宝箱の代わりがシステムキッチンなんだろ? 粗大ゴミっぽい入れ物って、ダンジョン探索してると結構あるよね?
リサイクル好きなのかな、良く分かんないな」
姫香の当惑ももっともだけど、それを見つけ出して来るハスキー軍団やルルンバちゃんは凄いかも。雑魚の殲滅以上に、助かっている部分は多い気が。
そんな感じで宝物を回収して、気が抜けていた場面にそいつ等とは遭遇した。襤褸を纏った小柄な人型のモンスター、しかし顔はハエ男と言う連中だ。
それらがゴミの山の影から、姿を現して一斉に襲い掛かって来た。注意喚起も間に合わず、完全に囲まれての接近戦に突入する一行。
敵の数は半ダース以上で、手にはそれぞれ鋭利な武器を構えている。ひ弱そうな体型だが、そのスピードと組織力は侮れない。
前衛陣は咄嗟に応戦出来たが、詰められた後衛陣はパニック模様。鼻の利かないハスキー軍団が、慌てた感じでフォローに回っている。
そこにミケの『雷槌』の乱れ落ち、咄嗟ながらも先制の攻防は制する事に成功。後はハスキー軍団が、それぞれ蹴散らして行くパターンに持ち込めそう。
護人と姫香も、鋭い切っ先の武器に慌てながらも何とか取り付いた敵を撃破。敵の身体に一撃入れれば、やはり脆い感触が伝わって来る。
ただし攻撃力と速度に関しては、大ネズミなんかの雑魚とは較べられない程。コロ助がその身に刃を受けて、香多奈が驚いて声を上げている。
ただし今回は、紗良の用意した犬用ベストが活躍してくれた。傷の絶えないコロ助用にと、防御力アップの石を編み込んだベストが効果を発揮。
何と鋭利な刃物を弾き返し、無傷で状況を切り抜ける事に成功!
これには、製作者の紗良も思わず笑顔でガッツポーズ。そして、レイジー用の攻撃力アップのベストも地味に効いているようだ。
少なくとも、ハエ男を雑魚扱いするそのパワーは、前より格段に上がっている気が。少々不安だったが、試運転は上々だった模様。
そして4層も、最終の小部屋内の敵を含めて順調にクリア。間引きの点でも、ここまで結構な数のモンスターを倒せている。
後は5層の中ボスを倒して、余力があればもう少し潜るか相談する感じ。などと思いながら、護人は5層エリアの構造を伺ってみる。
ゴミ山は相変わらずで、どうも奥の階段の場所に中ボス部屋があるみたい。その辺の情報は、前もって確認済みで問題はなし。
雑魚を倒しながら、一行はそちらへと向かって行く。
「ルルンバちゃんが大活躍だね、中ボス前に補給してあげようっ! えっと、給油口からエーテルと魔石を入れてあげればいいんだっけ?
魔石は何色が良いんだっけ、黄色で良かった?」
「そうだな、突入前に少し休憩しようか……ハエ男は全部倒せて、もう近くにはいないかな。奴らに奇襲されるのは、もうこりごりだからね。
紗良、ハスキー達にMP回復ポーション飲ませてあげて」
「分かりました、護人さん」
そんな感じで、5層フロアでの中ボス戦前の休憩を終える一行。作戦も一応は織り込み済み、強敵が出て来た場合はレイジーとミケの魔法の火力に頼る感じ。
それに加えて、毎度の姫香の遠投攻撃で大抵の敵は瞬殺が可能。ボス級を速攻は情緒も何も無いが、強敵相手に戦いが長引くのはやっぱり怖い。
やはり最善の策は、問答無用で相手を片付けるに限る。
そして扉を潜って侵入した中ボス部屋だが、意外と広くてここにも至る箇所にゴミ溜まりが。そこで活動しているのが、何と軽トラほどもある大蛆虫と言う。
それが3匹、その奥には3メートルを超す腐肉ゴーレムのおデブさんが1体。おそらくコイツがボスっぽいが、太り過ぎて動きは物凄く緩慢なのが見て取れる。
護衛役の5体のハエ男の方が、余程強そうに見える不思議。来栖家チーム的には、護人の立てた作戦は遂行すべきミッションである。
そんな訳で、まずは姫香の投擲シャベルが一番奥のおデブさんにヒット。しかし勢い良くお肉に呑み込まれ、シャベルの投擲に大したダメージは無くて残念。
慌てた紗良は、姫香の再投擲前のシャベルにひと工夫を加える。つまりは浄化ポーションを塗布して、再びエースへと手渡し作業。
そして今度こそと意気込む姫香、末妹の『応援』も込みの投擲攻撃は今度も中ボスに見事にヒット!
その一撃で、パンッと派手な炸裂音が部屋の中に響き渡った。ちなみに前衛の猛威も酷い、レイジーとミケの魔法の乱舞でハエ男は近付く事すら儘ならず。
護衛に構えていた護人も、出番の無いまま戦いの成り行きを見守るのみ。そしてついでの様に、スキルで倒されて行く巨大な蛆虫。
こいつも大きいだけで、出番は全く無くて悲しいピエロ振りではあった。かくして中ボス戦は、5分と掛からず終了の憂き目に。
そして張り切ってドロップ品を回収する、香多奈とルルンバちゃんのコンビ。活躍の無かった中ボスは、ピンポン玉サイズの魔石とスキル書を1枚、それらか妙に濁った薬品を落とした。
これでスキル書は2枚目だ、喜びながらも今度は部屋の隅に置かれた宝箱の前へ。紗良と姫香も合流して、その宝箱の色に驚いている。
何と金色だ、つまりは大当たりと言う事になる。喜びながらも、その中身を確認する子供たち。目立つのは古臭いマントと、同じ色合いのグローブだろうか。
金箱からの入手なので、見た目と違って何らかの魔法の品に違いない。妖精ちゃんも、浮遊しながら香多奈にグッドのポーズを送っている。
それを鑑定しろと言わんばかりに、上級の鑑定の書が7枚も入っていた。それから魔石とも違う、何やら結晶のような綺麗な透き通った小石が3つ。
そして以前見た事のある、虹色の果実が2個。
香多奈がそれらを取り出して行き、姉に次々に儲けを報告する。紗良が気になったのは、その中に小冊子が3冊混じっていた事だった。
試しに捲ってみるが、書かれてある文字が解読不明で全く読めない。異世界文字かなぁと、隣の姫香は興奮して盛り上がっている。
本当にそうなのかも知れず、突っ込む者はこの場にはおらず。そして一番奥には、大当たりのオーブ珠が1個転がっていた。
それを発見した香多奈は、やったねと狂喜乱舞している。さすが当たりの金箱だと、他の家族も驚きを隠し切れない様子。
アイテム数もそうだが、質もこの上なく高い感じを受ける。この分だと、薬品や魔法の装備品らしき物も期待出来そうな予感。
ちなみに薬品はどれも2ℓのペットボトルに入っていて、うち2つはMP回復ポーションとエーテルだと判明した。しかも両方とも1ℓ以上入っていて、量的にも嬉しい限り。
それから最後に、美術品のような丸いオブジェが4つ。
どれも不揃いだが、設置型の照明器具の様に机に置くように作られている。大人の顔程のサイズで、見た目はゴミと針金で造られた精密な美術工芸品のような感じ。
これも恐らくは魔法の品か、もしくはそのまんま美術品なのだろう。芸術よりも実用が大事だと、香多奈は勝手にオーブ珠との相性チェックを行っている。
そして姫香に頭を叩かれ、またも姉妹喧嘩一歩手前の雰囲気。
「これこれ、喧嘩しない……香多奈も勝手しちゃ駄目だ、そう言う大事な事はお姉ちゃんか俺に確認を取らないと。
危ない事をするなら、今後は探索に連れて行けなくなるぞ?」
「は~い、叔父さん……あっそうだ、魔人ちゃんを召喚してもいい? 透明な魔石も幾つかは集まってるよね、紗良お姉ちゃん?」
「う~ん、大きい魔石で透明のは無かったかなぁ……小粒のなら何個かあるね、召喚しても大丈夫ですか、護人さん?」
アレは口煩いから、本当は探索中はご遠慮願いたいのだけれど。しかも小柄サイズだと、戦力にはなりようも無い。
それでも子供の提案を無碍には断れず、護人は仕方なく了承の合図。それを受けて、嬉々として魔法のランプをリュックから取り出す香多奈。
そのランプの中に、香多奈は長女から手渡された魔石を放り込む。するとあら不思議、みんなの師匠の魔人ちゃんが煙と共に出現した。
そして早速、末妹に向かって文句を並べ立て始める始末。どうやらここが5層なのに気付いて、もっと早く召喚すべきだろうと咎めているらしい。
小柄な癖に、妖精ちゃんよりお喋りである。香多奈はその文句を軽く受け流し、小っちゃいサイズだけど戦闘には役立ってねと無茶振りを返す。
それにはフランクに、肩を竦めて応じる魔人ちゃんであった。
それから10分程度の休憩を終え、来栖家チームは臭いにも慣れて来たしもう少し潜ってみようとの意見で一致した。金の宝箱を引いて、収入的には充分なのにこの勢いは何ともアグレッシブ。
取り敢えず前回と同じく、8階層当たりを目処に進もうとリーダーの護人の意見に。時間的にも2時間とちょっとの探索で、子供たちも了承の構え。
そんな訳で第6層へ、そのエリアは相変わらずのゴミ山の数と臭いが待ち構えていた。違う点と言えば、やや臭いが薄らいでいる点だろうか。
或いは慣れのせいかも知れないが、敵の種類が変わったのは間違い無かった。頭上から、いきなり大蛾が数匹舞い降りて来ての鱗粉撒き攻撃。
これを吸った前衛陣、身体に痺れを感じて途端にピンチ!
――それに応じる様に、無数の敵がゴミ山の影から出現して来た。
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