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1年目の春~夏の件
夏の終わりに姫香の誕生日会が催される件
しおりを挟む協会案件の探索が無事に終わった次の日、それなりの収入があって子供たちも嬉しそう。護人の教育方針としては、働いた分のお金は子供も受け取るべし。
とは言え、最近は儲けの単位が大き過ぎるので護人が管理している。特に香多奈に渡すお金は、数千円をお小遣いにして後は貯金に回す感じ。
それでも少女から、別段に文句は出て来ないのは何より。ただし、時折通帳の貯金額を眺めて、ニンマリするのが香多奈の趣味であるらしく。
そう言う意味では、楽しみも一際のようで何より。他にも朝から家畜の世も手伝ってくれる、何とも農家慣れした末妹だったり。
家畜を飼っている農家の宿命とは言え、仕事は毎日必ず存在する。それでも毎朝の早起きに、文句も言わない働き者の少女である。
元々、動物が好きな子なので牛やヤギの世話が苦にならないらしい。そっち関係で言うと、夏休みの観察日誌での鶏の卵の孵化作業は無事に成功した。
予定の日数で、可愛いヒナが全部で4羽ほど誕生する事に。これには大喜びの少女は、護人に頼んでスマホで動画を撮って、友達に見せびらかしに麓に向かう始末。
その後に植松の爺婆の家にお邪魔して、夏休みを満喫している模様である。それは良いのだが、実はそろそろ姉の姫香の誕生日が迫って来ている。
末妹は何か誕生日プレゼントを用意しようと、色々と画策して裏で動き回っている。何しろ叔父の護人に任せると、サプライズとは無縁なのだ。
それはともかく、前回の協会で行なった鑑定の結果報告がまだ途中だった。今回は目玉商品も多いし、変わりモノの品も多いと言う結果に。
香多奈など、こっそり『獣の尻尾』を持ち出して遊んでいた。
【獣の尻尾】装備効果:敏捷&身体能力up・小
【白木のハンマー】装備効果:不壊&衝撃&物理破壊・大
【白刃の木刀】装備効果:不壊&切断&鋭刃・大
【幸運の絵馬】設置効果:魔除け&幸運度up・永続
【鑑定プレート】使用効果:鑑定(薬品専用)・永続
【聖樹の杖】装備効果:不壊&知力&魔力up・大
【帰還の魔法陣】使用効果:ダンジョン外への即時帰還・魔法
【聖樹の樹液】使用効果:万能オイル・秘薬素材
【鬼面】装備効果:筋力&体力&耐性up・中
【木独楽】使用効果:時刻告知(10min~60min)・魔法
【鍵の魔法陣】使用効果:異界への通路を開く・魔法
この中で、文句無しの大当たりは『鑑定プレート(薬品)』と『聖樹の樹液』だろうか。仁志支部長のお墨付きで、どちらも売れば百万円以上の値が付くそう。
勿体無いので売らないけど、鑑定プレート(薬品)は末永く使いそうな気配。何しろ紗良が新しく取得した『解読』スキルで、錬金レシピが次々と判明して行ったのだ。
つまり試作品がどんな性能なのか、プレートがあれば試し放題である。そして『聖樹の樹液』も、以前に拾った『ガマの油』と同様に厳重に保管しておく事に。
紗良が管理してくれるそうで、その点は一応安心ではある。つまりはコレも、超がつく高級薬品の原材料なのだそう。
拾った錬金レシピ×3冊は、どうもポーションなどの初級レシピばかり書かれているそう。高級素材の『聖樹の樹液』や『ガマの油』などは全く出て来ない模様。
本人は薬品の製作に乗り気なのに、素材の集まりは芳しくないそう。
前回の“樹上型ダンジョン”では、木の実のドロップが通常の2倍以上あった。ところがその中に素材となる実は、ほんの少々しか無かったのだ。
後は以前から入手していて、馴染みとなったステアップ系の木の実ばかり。唯一『エルグの魔種』と言う名の木の実だけ、MP回復ポーションの素材になるらしい。
今の所、錬金レシピの素材で判明しているのがこれだけと言う。それから色んな階層で、何種類かの種&苗をゲットする事が出来た。
護人と紗良は、試しにこれを大事に育ててみる事に。恐らく温室も使っての、寒い冬の間も育成する気満々である。
燃料は掛かってしまうが、ポーション類を自宅で作製出来れば元は取れる筈。ルキルの苗の育成成功で、割と自信を得た護人はこの育成を紗良と計画する。
そして温室の改善から、種蒔きまでを夏の間に進めてしまった。
ちなみに同じく、今回のダンジョンで得た虹色の果実2個の結果だけど。今回は絶対に後衛で食べたいと、香多奈の我が儘が発動した。
そうして、秋冬野菜の植え付けの手伝いを頑張るのを条件に、香多奈と紗良で食べる事に。上機嫌の末妹だけど、姉の姫香は家長の甘やかしにやや批判的。
それから鑑定済みの武器や防具だけど、魔法の品が割とズラリと並ぶ結果に。とは言え使う予定も無い品は、売るか家族の予備に回すしか無い。
そこら辺は協議中だが、装備に関しては何故か紗良が使う案が急浮上して来た。その理由だが、前回のアスレチックコースでかなり手間取ったため。
つまりステアップ系の装備に頼ってみればとの提案が、妹の香多奈からあったのだ。そして更なる提案を受けて、厩舎裏の訓練場が大変な事に。
小型ショベルに変身したルルンバちゃんの協力を得て、何と訓練場に木材を持ち込んでの本格的なアスレチックコースの作成。
護人も割と乗り気で、現在丸太の一本橋や切り株の飛び石コースが完成を見ている。その他のコースも、時間を掛けて作って行く予定。
香多奈などは嬉しそうに、毎日それで遊んでいる。紗良に至っては、作って貰った手前、真面目にコースに取り組んでいた。
そんな訳で、是非とも苦手克服に精進して貰いたいモノ。
ちなみに今回のスキル書だが、3枚ドロップしてその内の1枚を紗良が習得出来た。スキル内容は『解読』と言って、何と海外の言語も異界の言葉すらも、本に書かれている言葉を理解出来てしまうスキルである。
残念ながら、妖精ちゃんの話す言葉には適用はされなかったけれど。家にあった錬金レシピの記載は、バッチリ解読が可能となった。
レシピの内容も、ほぼ理解出来たのは大きかった。何しろこれで妖精ちゃんの補助役となって、素材さえ揃えば薬剤の加工が可能な体制が出来上がったのだ。
護人とも話し合って、ダンジョン産の種の育成も温室で始めている。ひょっとしたら、将来は便利な薬品の製造が来栖邸で可能になるかも。
夢は膨らむが、まだまだ素材は全くと言って良い程に揃っていない。期待し過ぎず、地道に頑張って行く所存の紗良であった。
残った良く分からないアイテム『幸運の絵馬』は、家族の揃うリビングに飾る事に。幸せを招く招き猫の置物よりは、魔法の品だし効果はあるかなって感じ。
『帰還の魔法陣』は確かに便利だが、効果が本当にあるのかは疑問である。まぁ、深く潜り過ぎて帰り道が分からなくなったとか、そんな時には便利かも。
最後に『鍵の魔法陣』だが、これだけは本当に意味不明。
協会の支部長の仁志も、全く聞いた事が無いらしい。万一、本当に異界に通路が繋がったとして、その後どうすれば良いのだろう?
ひょっとしたら、ダンジョンを作れる鍵じゃないかなとの末妹の推測に。それって嬉しがる人はいるのかなと、姉の姫香のツッコミはその通り。
とにかくこれは、封印案件と結論付けられる流れに。
それから2枚出た強化の巻物は、赤の魔石の上物が無かったので今回は保留の形に。これで大体、前回のダンジョンのアイテム整理の流れは片付いた。
最後に出た香木だが、これは少し扱いが難しい案件だった。護人が試しにと、リビングで破片を削って焚いてみたのだが。
何とも落ち着く高貴な香りに、家族どころか妖精ちゃんも気に入ってしまって。これを売るのは勿体無いと、何となく家族所有になりそうな雰囲気。
こんな場合は、護人の意見より子供たちの方が立場が上になってしまう。何しろ数が多いし、おませな女の子集団で口が達者な面々なのだ。
どの道、お金は他で稼げば良いのだ……スキル書や売ってない魔石やポーションも、結構貯まって来ている。大柄なサイズの魔石や貴重な薬品は、軒並み売らずに保管してある次第。
何故なら、今後家族で必要になる場面があるかもなので。
現在は赤とか青の魔石が、強化の巻物に必要だと分かっている。後は透明な魔石が、魔人ちゃんの召喚の燃料に必要だと判明している感じ。
エリクサーに関しては、中級だと胃潰瘍や内臓疾患をほぼ一瞬で治療してくれるそうだ。上級だと癌やアルツハイマーも治せるとの噂、その代わり取引額も馬鹿みたいに高くなるそう。
そんな感じで、長く掛かったアイテム報告は終了。
そして姫香の誕生日当日、やっぱり秘かに企画とかは無理な相談だった。何しろ家族全員が家にいる状態なのだ、隠れて何かを遂行するのは完全に不可能。
そもそも、来栖家にサプライズ誕生会なんて概念は存在しない。いつもケーキの類いを夕食に用意して、護人が欲しい物を訊ねて購入する方式が定番である。
そんな、何とも実用的なお祝いがこの数年は続いている。それを聞いた紗良は、それなら誕生日会のお料理を豪華にしようとお昼から大張り切り。
既にプレゼントを用意している香多奈も、殊勝にもそれをお手伝い。中庭を走り回るハスキー達も、この日ばかりは三角帽を被らされてお祝いムード。
まぁ、彼女たちはこの装備は何の為なの? などと思っているかも。とにかく夕食の誕生日会に向けて、大張り切りの子供達。
何故か当人の姫香も、夜からのバーベキューの支度を手伝っている始末。ケーキを購入済の護人だけが、蚊帳の外と言う悲しい状況。
それでも夕方過ぎに、ようやく呼ばれて家族での誕生日会は無事に開催された。お誕生日席に座らされた姫香は、妹の造った花や帽子の飾りでハッピー色満載である。
寄って来たハスキー軍団やミケ達も、美味しいモノ目当てで楽しそう。
「それじゃあ、今日は香多奈が司会をやってくれるかな……飾りつけも頑張ってくれたそうだし、何しろ盛りあげ隊長だもんな」
「いいよっ、それじゃあ……姫香お姉ちゃん、ケーキ入刀からねっ!」
その言葉に、容赦なく拳でツッコミを入れる姫香である。ブー垂れながらも、末妹がお誕生日おめでとうと普通に音頭を取る。
それから護人の乾杯の合図から、取り敢えず食事会は順調にスタートを切った。家族でバーベキューを楽しみながら、末妹の適当な司会進行が続く。
それから食事の途中で、ハイっと唐突なプレゼント渡し。中身は花火セットらしく、アンタ自分がやりたかっただけでしょと姉から突っ込まれている。
ただまぁ、8月の終わりを締めるには良い品かもねと姫香の弁。
そして紗良のプレゼントは、手作りのネコの縫いぐるみだった。ミケがモデルで風貌や色合いはそっくり、そして可愛い衣装を着込んでいる。
姫香はそれを受け取って嬉しそう、末妹からは似合わないよねと言われたけれど。香多奈を拳骨で黙らせて、今日の主役はご機嫌である。
ミケと縫いぐるみを一緒に膝に抱いて、両手でその感触の違いを楽しんでいる。そしてバーベキューを食し終わった一行は、デザートに取り掛かる。
妖精ちゃんは大張り切りで、机の上のケーキと来栖家の農園でとれた西瓜を交互に口にしている。他のみんなも、それぞれのペースで甘味を楽しむ。
そんな中、護人は今日の主役に対してプレゼントは何が良いかのお伺い。護人の考えでは、運転も覚えたし車を買い与えても良いかと思っているのだが。
姫香はそんなの贅沢過ぎると、その提案を拒否の構え。
「そんなの贅沢過ぎるよ、護人叔父さんっ……名刺を作ったお金だって、結局は護人叔父さんが払ってくれてたじゃん!
そこまで甘えられないよ、最近は私も結構お金を稼げてるんだから」
「探索のお金は、あまり収入の当てにしないようにな。まぁ、当面は月に1~2回は潜る事になりそうではあるんだが。
協会の人の話にもあるように、長く続ける仕事でも無いしな」
「でも探索関係のイベントで、最近は新しく友達とかも出来てるしさ。悪くは無いんじゃないかな、香多奈が探索に付いて来てる事も含めて。
ハスキー達も生き生きしてるし、家族の絆も強くなって来てる気がするし」
そうかも知れない、逆境は人を強くするとよく言うけど。家族総出でダンジョン探索に当たった結果、家族全員とその絆の強化に成功した感はある。
その副作用で、うっかり町の治安まで担う破目に陥ったのはアレだけど。人生って儘ならないモノ、余計な任務まで背負い込む事になってしまった。
まぁ、子供たちがその状況を楽しんでいるのが有り難くはある。今は夕刻で、山の上からの素晴らしい夕日の沈む瞬間の情景が印象的。
紗良が惜しみなく、入手したばかりの香木を焚いて雰囲気作に励んでいる。香多奈が早く花火したいねぇと、夏の終わりの企画を楽しむ気満々の発言。
結局は護人からの誕生日プレゼントは決まらず、保留で欲しい物が決まった時に強請る形に。有耶無耶になったけど、欲しい物がすぐに決まらないのだから仕方がない。
一緒に食事を楽しんだハスキー達も、満足そうにご主人の周囲で寝そべっている。妖精ちゃんも同じく、豪華なケーキと西瓜を食べ散らしてお腹がパンパン状態。
気の早い香多奈が、そろそろ良いかなと自分で姉のプレゼント用に買った花火の準備。それを呆れて眺めながらも、一緒に楽しむ気満々の姫香である。
穏やかに過ぎる時間と、一瞬の刺激的な閃光のハーモニー。
――こうして本日の主役は、家族に祝われて楽しい時間を過ごすのだった。
――― ――― ――― ――― ―――
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