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1年目の春~夏の件
広島周辺の探索者&ダンジョン事情その3
しおりを挟む夏も半ばを過ぎたが、昼間はまだまだ暑さが厳しい感じ。太陽の照り付けは、山の上にある来栖邸でも麓とさほど大差は無かったりする。
それでも日陰に入ると、過ごしやすさは随分と変わって来る。しかも犬用のプールには、毎日沢から引かれた冷たい水が蓄えられていて好環境。
暑さが苦手なハスキー達も、これなら何とか無事に夏を乗り切れそう。今日も無事に任務をこなした3匹は、夕食も食べ終えて満足に寛いでいる。
とは言っても、邸宅の警護も彼女達のお仕事、完全には気が抜けない。一見怖そうな顔に見えるけど、ハスキー軍団は仕事に関してとても真面目である。
ハスキー犬の特徴を知る者は、本来は割と間が抜けたのんびり特性を感付いてるかもだが。その仕事振りは統制が取れていて、一切の抜かりが無い。
とは言え、ちゃんと睡眠時間は取ってるし、仕事に楽しみも見出している犬達である。そして最近彼女達がハマっているのは、実は密かな自主鍛錬だったり。
各々が得たスキルと、それから“変質”で得た特性……これらを更に強化して、ご主人たちに連れて行って貰えるダンジョン探索でもっと活躍する。
そんな計画に、実は彼女たちの縄張りはとても適しているのだ。
つまりは敷地内の3つのダンジョンだ、いや稼働しているのは今の所2つだけど。この前少人数でご主人と敷地内ダンジョンに潜った時に、これだ! とレイジーは閃いたのだ。
邸宅の警護をサボる訳では無いが、野良モンスターや野生動物の心配はそれ程無い。彼女たちの縄張り意識は、変質してからも変化は全く無いのだ。
むしろ周囲に、それを無意識に知らしめる手段(マーキング)を得ていた。結果的に、格下連中は来栖邸の敷地に近付く事は無くなる始末。
邸宅内には先輩狩人のミケや自動稼働するロボもいるし、ご主事の警護には何の心配もない。だから眠る前のほんの1時間程度、自分達の鍛錬に敷地を留守にするのも悪くない筈。
そんな訳で、レイジーは子供たちと狩りでの鍛錬を日課にする事に。“狩り”とは本来、己の空腹を満たすための行為である。
倒せば石っころになる連中を倒すのに、楽しい感情など本来は湧かない筈。だがしかし、レイシーはそれに楽しみを見出していた。
そもそも勝手に敷地内に、敵が居城を造っているのもレイジーは常々腹立たしく思っていた。敵を倒せば腹は満たされないが、別の飢えが満たされる事に気付いたのだ。
それはツグミとコロ助も同じらしい……そしてご主人に貰った“スキル”が、敵を倒す毎に強くなって行く感覚がとても楽しのにも気付く事に。
そんな訳で、真夜中の探索活動は訓練と名を変えて毎晩行われる事に。そんな潜るべき敵の居城は、ゴブリンの住まうダンジョンが圧倒的に多かった。
ハスキー軍団にとって、ネズミの群れは物足りない雑魚に成り下がっていた。そのダンジョンは、5層まで降りてももはや30分掛からない有り様。
その点、ゴブリンは同じ雑魚でも攻撃方法が異なるし倒し甲斐がある。弓矢や魔法を使う奴らとなると、鍛錬相手にはピッタリである。
どうしてこの鍛錬を、もっと前から思い付かなかったのかとレイジーは調子に乗りつつ思ってしまう。特に自分の子供達にも、もっと経験を積ませてやらないと。
それは親として、そしてリーダー犬としての責務でもある。
ウチの群れのご主人は、とても立派に大きな群れを統率している。だけど優し過ぎるのが玉に瑕で、下っ端の子供に至っては守られてばかり。
あれでは立派な戦士には育たないなと、彼女は不満に思いつつ5層の中ボスの間の扉を眺めやる。これはどうやら犬の肉球には反応しないようで、どう頑張っても開いてくれない。
ハスキー達は諦めて、踵を返して地上へと戻って行く。
ここまで稼いだ魔石は、ほとんどツグミが『影縛り』で回収済み。ご主人が褒めてくれる事は、率先して行なう尽くす精神満載のハスキー達である。
それも彼女たちの、活力に還元されて行くのだ。
――こうしてハスキー軍団は、主人の知らぬ間に経験値を蓄えて行くのだった。
『探索者支援協会』日馬桜町支部に務める能見さんは、実は探索歴も少々持っていた。仁志支部長程では無いが、“大変動”直後の変動の時期にダンジョンに入った経験が何度かあったのだ。
それも色々と不運が重なった末の行動で、積極的な決断では決してない。その頃大学3年生だった彼女だが、“大変動”のせいで学校が休校したまま再開しなかったのだ。
そんな大学及び学校は、実は全国に結構たくさんあった。そんな訳で、能美さんは就職も在学も出来ずに半端な感じで鳴動の時期を過ごす流れに。
それから生き抜くために自然と武器を取り、友達と共にそのまま探索者の道へと踏み込んで行く事に。この時期は、警察や自衛隊以外にもこんな活動をする者は結構多かった。
何しろ誰しもが、自衛のためにと武器を持っていた時代である。疑心暗鬼的に、自然と一般人も武器を持つ習慣が流行り出していた。
世の不安から、意外と破壊活動が持て囃された時代でもあった。
そしてダンジョン内に存在する宝箱、特に武器や防具の類いに加えてポーションの存在が、人々の探索心に火をつけたと言う背景が。
後に魔石の有用性が確立されるまでは、ポーション目的のダンジョン突入が世間のブームとなったのだった。
何しろ即効性を有する回復薬である、それが割とダンジョン内の浅層で入手可能なのだ。人数を揃えて突入すれば、それ程にはモンスターの対処も大変では無いとも知れて来て。
行政管理の探索者より、最初はそんなにわかの方が多かった。しかしそれも、“変質”の存在や探索中の事故率の上昇で、あっという間に廃れてしまった。
能見さんのチームも同じく、幸いにも敵に倒された者こそ出なかったモノの。“変質”によって体調を崩し、にわか探索者を辞めていった者が2名程。
その頃には、魔石とポーションが割と良い値で買い取って貰えるように。生活も安定して来たのにチームは空中分解、彼女も探索業を休止する破目に。
能見さんの見立てでは、ひょっとして“変質”の体調不良を改善する薬か何かが、ダンジョン内で見付かるのではと思っていて。
仲間のためにも、探索者を続ける気は満々だったのだがそれも儘ならず。何度かチームを再編成して、目的を新たに深層を目指して探索していたが結果に結びつく事は無かった。
そうして焦っていた所、協会に拾われた形で就職が決まった次第。そして田舎の支部に配置され、今に至ると言うそんな経歴の持ち主である。
拾われたと言うのも、まぁ仁志と面識があったせいなのだが。彼も似たような経歴の探索経験者で、能見さんよりずっと現実主義者だった。
つまりはダンジョンに夢とか希望とか、生活に組み込めるかとかを疑問視と言うか俯瞰視していて。儲けのプラスと負荷となるマイナスを計算して、割に合わないと判断したようで。
早々に引退を決意して、協会へと就職を決めたらしい。そして探索者を手助けする方へと回ったようで、それも間違った手段では無いと能見さんも思う。
チーム内に変質で体調を崩し、探索で命を落とす者を何人も見て来た末の決断である。自分の進退を、考えるには充分過ぎる動機には違いない。
能見さん的にも、探索者を引退するきっかけは似たようなモノ。恐らく引退して行く探索者の大半は、そんな命の危機に晒されての決断なのだろう。
それでも探索者を裏で支援する仕事は、やり甲斐もあるし性に合っていると彼女は思っている。とにかく探索者の死亡率を下げようとか利便性を上げようとか、そう言う協会の取り組みはもっと盛り上げたいとも考えていた。
協会もまだ発足して数年、良い方向に向かって行きたいモノ。
そんな考えに耽る能見さんの元に、大きな案件が舞い込んで来た。西広島で最大と噂される“弥栄ダムダンジョン”の間引きの協力依頼で、確か去年も各協会支部に通達はあったような気が。
依頼元はこれまた西広島で最大のギルド『羅漢』で、どうも今回はお隣の山口県岩国市のチームにも声を掛けているらしい。
“弥栄ダムダンジョン”の立地的にも、確かにオーバーフロー騒動が起きれば向こうにも被害は及ぶだろう。その考えは、間違ってはいないだろうが危うくもあった。
何故なら岩国市のチームには、荒くれ者が多いとの噂もあったのだ。とは言え、あれだけ巨大だと1~5チーム程度では間引きにすらならないのは本当。
少数チームを固定で1ヶ月とか長期間雇うのも、それはそれで問題だし破損率が跳ね上がってしまう。そんな訳で、この間引き計画は難航して数か月ずれ込んでいるとの事。
この“弥栄ダムダンジョン”についてだが、大物モンスターの数も多いそうなので万一オーバフローが起きたら本当に大ゴトである。
それから変わり種の噂では、奥の層に“聖剣伝説”があったりして。立派な剣が岩に刺さっていて、探索者が抜こうと挑もうが誰も抜いた事が無いそうなのだ。
それが噂になって、何チームもの猛者が毎年挑んでいるらしい。ただし、未だに持ち帰ったとの噂はとんと聞いた事が無いと言う。
そんなギルド『羅漢』のギルドマスターの森末から、実は日馬桜町の探索チーム『日馬割』に協力依頼が舞い込んでいた。
まだ活動は数か月の新人チームなのに、向こうは来栖家チームを随分と買っているらしい。能見さん的には、この町でほぼ唯一の探索チームには、本当はあまり無理をして欲しくは無い。
何しろチーム内に、小学生が混じっているとすれば尚更の事である。しかしその子が、一番探索活動にノリノリと言う事実はどうしたモノか。
来栖家チームは受けそうだなと、彼女はため息交じりに推測する。
――何しろ“聖剣伝説”である、こんな釣り餌は滅多にない。
彼らはまだ若い3人組の探索者で、移動と生活には割と立派なキャンピングカーを使っていた。これは“大変動”のどさくさに紛れて盗んだもので、元の所有者の所在は明らかではない。
最初のオーバーフロー騒動で死んでしまったのかも知れないし、とっくに疎開しているのかも。とにかくあの時代の罪など、恐らくは誰も咎めなどしない。
食べる物さえ調達出来れば、探索者で生計を立てる生活は割と彼らには合っていた。自分たちの能力をしっかりと把握して、危険は敢えて冒さずにダンジョン内を徘徊する。
週に5日もそれを行えば、浅層だけでも充分に見返りはあったりして。
同じダンジョンに潜るのは、モンスターの再ポップの関係であまり美味しくは無い。なので彼らは自然と、気楽に旅をしながらの探索生活を送っていた。
お陰でキャンピングカーを有効利用も出来たし、初見のダンジョンへの対応力も少しずつ身について来た。レベルもそれなりに上がっていたのだろう、怪我をする事も少なくなって行き。
ある時とうとう、彼らは16層のダンジョンの踏破に成功したのだった。
「おおっ、まさか……たった3人でダンジョンボス討伐まで出来るとはな! ひょっとして俺たち、真の実力は凄いんじゃねぇのかな?」
「今は広島市のA級ランカーがいるチームが、トップ扱いらしいけどな。チームの総合力なら、俺たちの方が上かも知れないな!」
「落ちてる魔石も大きいし、スキル書までドロップしてるな……こりゃあ今回は大黒字だ、早速戻って缶ビールで祝おうぜ!」
彼らは喜びながら、その辺に転がっていたドロップ品や宝箱の中身を魔法の鞄へと詰め込んで行く。そして無知ゆえに、ダンジョンコアまで持ち帰ると言う暴挙に。
元々、コアはダンジョンの心臓と言われているが、その詳細は定かではない。壊せばその活動は、半年程度は停止する事は体験から分かっているけど。
その溢れ出る魔素の塊を、持ち帰ろうとする探索者も実は皆無で。彼らが不幸だったのは、彼らが魔法の鞄を所持していた事もあったのかも。
重石ほどの重量のコアを、わざわざ持って帰ろうとする者などほとんどいない。そして普通の生物なら、心臓を持ち去られたら生命活動機能は停止してしまう。
ところが異界同士を繋ぐダンジョンに限っては、その法則には当て嵌まらなかった。その“コア”は、持ち去られたキャンピングカーで再び活動を再開したのだ。
階層が拡がる際のエネルギーで、不幸な3人の探索者は“変質”してしまった。人間以外の存在として、ダンジョンを徘徊する駆除役の任務を背負って。
こんな事態は、実は過去にも何度か起こっていた。不幸にも巻き込まれた人間は、誰にも気付かないままに行方不明として処理される事に。
そして何度も、過ちは繰り返される不幸のサイクル。
ある意味オーバーフローより酷い出来事だが、考えてみればダンジョンの引っ越しと取れない事も無い。そうして彼らの拠点のキャンピングカーは、新造ダンジョンへと早変わり。
かくして、自走する世にも奇妙なダンジョンが誕生した。
――それは新たな7不思議として、噂の形で世間に拡がって行くのだった。
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