田舎の町興しにダンジョン民宿を提案された件

マルルン

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1年目の秋~冬の件

栗林ダンジョンを順調に降りて行く件

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 特に大きな事故も無く、来栖家チームは3層へと到着した。ここまでの経緯を振り返って、取り敢えず頭上や罠系には注意しようと全員で意思を統一する。
 出て来る敵は、幸いにしてそれ程に強敵は混じっていなさそう。前情報もそんな感じで、深く潜るのに障害になる感じでは無さげ。

 とにかく罠が多いダンジョンだと言う事は分かったので、慎重に進む事にする来栖家チーム。前情報には無かったので、新しい特性が引っ付いたのかも。
 そこら辺は、魔素の濃度の上昇で結構ある事らしい。頻繁に人が出入りする、人の多い町のダンジョンでは余りそう言う事は無いそうなのだが。
 この町は“魔境”と呼ばれるだけあって、ある程度の変化は仕方なし。

「とは言え、ウチの町もう少し探索者が増えてもいいよね、護人叔父さん。そしたらあの6月の新造ダンジョンとかも、コアを壊さずに済んでたのに。
 食糧とポーションを定期的に取りに潜れて、探索者も町もうるおってたかもなのにねぇ。陽菜の地元の尾道は、どんな感じなんだっけ?」
「私の地元はダンジョン数は9個で、協会認定の探索チームは6つだ。ただしダンジョン内に泊まり込むガチ勢は1チームで、残りは週1~2日程度の活動だな。
 私の所属チームも、浅層が専門で週に精々2回の探索だな」

 そうなんだと、感心した感じの香多奈の返事。陽菜からすれば、この町の探索事情を聞いた時のショックの方が大きかった模様。
 本当は自分たちの地元の方が普通だよとは、幼い少女には切り出せず。何しろ民泊で住み着いた2チームも、精々が週1程度の活動振りらしいのだ。

 これは協会と自治体が、町の安全と探索者のレベルをはかりにかけた結果らしい。つまりは最低限の間引きで、今後も回して行くと言う。
 そのサイクルに、来栖家チーム『日馬割』が組み込まれたのはまぁ致し方が無い。子供たちに言わせれば、もっと依頼来ても良いよとウエルカムな態度だし。

 町に協会が出来てから、探索者への対応も格段に上昇している。そこは文句を言う程の現状では無いので、護人も一応は探索業務を定期的に続けて行くつもり。
 ただまぁ、この家族チーム以外では潜る予定は無いけれど。

 そんな会話が出来るのも、ハスキー軍団が頑張り過ぎているからに他ならない。1層にも出現していた、キジやイタチ型のモンスターは彼女たちが勝手に狩って回ってくれている。
 お陰で手間は無いのだが、罠の類いには注意を払っている一行。まぁ、これも《床マイスター》の称号を持つルルンバちゃんの、独壇場と言うか得意分野ではある。
 ただし、床と山道は勝手が違うようで、罠は踏み潰すスタイルのAIロボ。

「おっと、こんな所に2つ目の落とし穴か……落ち葉の不自然にある場所は要注意だな、有り難うルルンバちゃん。
 自分で出れるかい、姫香そっち引っ張ってくれ」
「了解っ、護人叔父さん……重くなったねぇ、ルルンバちゃん。でもアームあるし旋回も出来るから、前よりは柔軟になってるよね」

 確かに今の小型ショベル型のルルンバちゃん、自在に動くアームはあるし、その上機体の下部には相変わらずチェーンソー攻撃の刃が取り付けられている。
 単純に攻撃力は倍化しているし、それは良いのだが。穴にまってしまうと、幾らキャタピラの足回りでも、抜け出すのは割と大変だったり。

 《床マイスター》を自認する本人としては不本意かもだが、他の者が落ちるよりは数段マシには違いない。そんな感じで進んで行くと、またもやコボルトの群れが襲い掛かって来た。
 連続で2度ほどそいつ等を退しりぞけて、意気揚々と奥へと進む一行。ハスキー達はチームを山頂へと導いており、道は段々と険しい坂になって来ている。

 そして再度のトラップが発動、今度は転がる巨石の罠らしい。その大きさは割と大きく直径2メートルサイズ、あの勢いでぶつかったら護人でもただでは済まなそう。
 そこに雄々しく立ちはだかるルルンバちゃん、アームの一撃で転がる岩を食い止める。激しい衝突音と、なおも転がろうとする巨大岩。

 これはおかしいと、護人は姫香を呼び寄せてマントをたくし上げる。するとそこから急に出現する、白木の巨大なハンマー。
 それと手持ちの武器を交換して、勇ましく岩へと駆け出す姫香。

「こいつを壊せばいいのねっ、それっ……たあっ!!」
「えっ、今の素早い武器交換は何だ……姫香、どうやった!?」

 陽菜ひなが困惑するのも当然、近くにいても護人が急に巨大なハンマーを取り出したようにしか見えなかった筈。
 種明かしをするならば、実は薔薇のマントの新スキル(?)である。って言うか、前回入手した『蔦編みの魔法の小袋』を、薔薇のマントが勝手に食べてしまったのだ。

 そしてその性能を吸収、頼めばアイテムを出し入れしてくれる便利機能が追加した次第。そんな訳で、戦闘中にこんな感じで武器の出し入れが可能に。
 望んで得た能力では無いけど、まぁ便利だし今回は不問に付す事にしたのだが。勝手が目立つ薔薇のマントに関しては、一応は護人が厳重に注意しておく事に。

 マント相手に何をしているんだかって話だが、案の定シュンとされてしまった。護人も叱るのが苦手なので、今後は勝手をしないように言い含めてこの件は終了に。
 ただまぁ、探索中は護人の言う事は良く聞いてくれる便利な相棒ではある。

 そして魔法のハンマーの一撃で、木っ端微塵に壊れて行く巨大岩石であった。その後魔石に変わったので、やはりアレはモンスターだったみたい。
 とにかく罠の多いダンジョンだと、認識を新たに気を付けて進んで行く一行。すると、前方から虫の羽音に似た嫌な響きが聞こえて来た。

 それを耳にして、思わず反射で頭を低くする田舎育ちの子供達は危機管理能力が素晴らしい。つまりは近くに蜂の巣の気配、その想像は間違っていなかった。
 しかもモンスターサイズ、1匹が2ℓのペットボトルの大きさである。こんなのに刺されたら、痛いでは済まなそう。

 香多奈は小さく悲鳴を上げて、咄嗟にミケに退治を頼んでいる。子供の言う事は、割と素直に聞き届けてくれる家猫ミケはスキル技を敵に向けて放つ。
 それと同時に、レイジーが巨大な巣に向けて炎のブレスを放った。相変わらず容赦の無い2匹に、騒がしく飛び交う敵の群れは大打撃。

 香多奈は慌てて、爆破石での追撃を敢行している。他の面々は、とばっちりを喰らわないように姿勢を低くして敵が墜落して行くのを待つのみ。
 護人だけは、いつ敵が接近しても良い様に、盾を構えて防御姿勢を崩さない。ルルンバちゃんも絶好の防御壁で、チームに欠かせない頼もしい存在をアピール中。
 そして耳障りな羽音は、約5分後には消沈してくれた。

「ミケさんっ、ありがとうっ! ああっ、あんなのに刺されなくて良かったよ……MP回復ポーション飲む、ミケさん?
 レイジーも呼んであげなきゃ、あんだけ火を噴いたんだからね」
「確かに盛大な火葬だったねぇ……しかし大きな蜂の巣だよね、中に何か入って無いかな?」

 半分焦げて崩壊していた大きな蜂の巣だが、大木にくっ付いていた部分にうろを発見。そこに幾つかのアイテムが、ぞんざいに突っ込まれていた。
 内容は黄色い魔玉が5個と鑑定の書が2枚、それから古い瓶入りの蜂蜜が2個。大した稼ぎでは無いが、それでも香多奈は大喜びである。

 その隣では、嬉しそうに魔石を拾う働き者のルルンバちゃんの姿が。そしてMP回復の休憩を挟んで、一行は次の層の階段を目指して進む。
 間もなくハスキー軍団が発見してくれ、一行は無事に第4層へ。そして間を置かず
にコボルト集団のお出迎え、戦闘も段々と熾烈になって来た。


 今回もコボルトの中に、魔法使いや弓矢使いがまぎれていた様子。それをハスキー達との連携で、被害を最小限に食い止めての殲滅せんめつ戦である。
 しきりに感心する陽菜だが、確かにこれは他のチームには無理な戦法。

 しばらく山道を進むと、この層の罠の種類が判明した。どうも弓矢の罠らしく、何かを踏むと飛来する仕掛けらしい。
 ハスキー達が少々怪我を負ったが、ルルンバちゃんは矢を受けても全くの無傷。そして待ち伏せしていたウッドゴーレムも、全員が弓矢装備と言う嫌らしさ。

 その布陣の中央には、猪サイズのヤマアラシが針を逆立てて待ち構えていた。その姿は、確かに栗林には相応ふさわしい気がしないでもない。
 護人は一言、ルルンバちゃんに先頭をお願いする。

「香多奈はミケとコロ助に手伝って貰って、爆破石での遠隔攻撃で右側の敵を頼む。ルルンバちゃんの影からは、絶対に顔を出さないようにな。
 左側は俺が盾で突っ込むから、残りのメンツは俺の後ろについて来て。中央のヤマアラシは、ルルンバちゃんとレイジーに頼もう。
 各自、手傷を追ったら無理せずに紗良の所まで下がるように!」
「「了解っ!!」」

 勇ましい返事が子供達から、そしてペット&AIお掃除ロボも、護人の指令を完全に理解した様子。激しく降り注ぐ矢弾の雨にひるむ事無く、号令と共に前進を始める。
 程無く、右辺から激しい爆破音が鳴り響いて来た。それでも感情の無いウッドゴーレムは、弓矢攻撃を止める気配は無し。

 左辺では、《奥の手》を発動した護人が、矢弾の雨を完璧に防ぎながら敵の陣地へと突っ込んで行く。その後ろには、姫香と陽菜とツグミが続く。
 中央では、ヤマアラシを挑発しながらじっと盾役をこなすルルンバちゃん。下手に動くと香多奈が丸裸になるので、止むを得ない待ち戦法である。

 相手のヤマアラシは全く構わず、針を逆立てて突っ込んで来た。それをアームでいなした所に、レイジーの《魔炎》が炸裂する。
 負けずに相手も、何と針飛ばしの凶悪スキルを敢行して来て場は大慌て。被害に遭ったのは、ルルンバちゃんの影に隠れ損ねたレイジーだった。

 これには後衛陣も大慌てだが、幸い急所には喰らわなかった模様。紗良と香多奈は、ルルンバちゃんに前進をお願いして倒れ込んだレイジーの救出作業。
 仲間を傷付けられたAIロボも、怒り心頭でアームを振り上げる。器用にそれを避けて、再び針飛ばしをして来るヤマアラシ。

 その気配を察して、後方の子供達から慌てたような悲鳴が上がる。それを見兼ねたミケが、ひょいっとルルンバちゃんの屋根の上に降臨。
 そこからは、相手が可哀想になる程の暴虐が敵陣に降り注いだ。《刹刃》と『雷槌』のコンボスキルで、ヤマアラシはずたずたに引き裂かれ落雷で感電して瞬殺される。

 右辺のゴーレム弓兵達も、コロ助の奮闘でようやく沈静化して行った。その間にも、紗良が傷ついたレイジーを癒している。
 レイジーの戦闘ベストは攻撃力特化にしていたのだが、今回はそれがあだになった感じ。紗良は防御って大事だなと、治療しつつも反省してみたり。

 そして左辺の鎮圧も、護人の指示のもととどこおりなく終了の運びに。弓矢攻撃は厄介だが、こうやって砦を築かれて待ち伏せされると、格段に難易度は跳ね上がってしまう。
 それを難なく攻略した護人の手腕に、陽菜は何とも感心し切りな様子。それを感じ取って、何故か姫香も得意げと言う。

 そして、レイジーの治療も無事に終了してくれて何より。その後の捜索で、ツグミが敵の簡易砦の隅に打ち捨てられた風呂釜を発見した。
 姫香が何気なく覗き込むと、中にはアイテムが数点入っていた。

「おっとラッキー、ってか栗が袋に詰まって入ってる……他は笹の葉の束とMP回復ポーションと、これは火吹き竹かな?
 結構使い込まれてる感があるね、何でだろう?」
「ああ、昔はこれで薪を焚いてお風呂を沸かしてたからなぁ……ウチも爺ちゃんが生きてた頃は薪風呂だったよ、懐かしいな」

 護人の説明はともかくとして、変テコなアイテムが報酬に混じっているのは既に慣れっこな一行だったり。それより思わぬ負傷をした愛犬に、護人は神経を尖らせている。
 どうやら特に後遺症の類いは無さそうで、レイジーは治療を受けて元気を取り戻してくれた。それにホッと胸を撫で下ろしつつ、来栖家チームは休憩を挟んで再び探索を開始する。
 そして4層を踏破して、いよいよ中ボス部屋の存在する5層へ。



 この層も最初は定番通りに、コボルトの集団がまずは襲い掛かって来た。その数は順調に増えていて、軽く2桁の大群である。
 前衛にルルンバちゃんや陽菜も出張って、来栖家チームはこれに対応。5分以上の熱戦で、チームはこれに勝利して中ボス部屋を探しに向かう。

 前のフィールド型のダンジョンにも扉があったので、今回もそれを探せばよいとの思い。一行は雑魚敵を蹴散らしつつ、栗林の山を登ったり下りたり。
 そして見付かる大扉、それは山の麓近くに砦の様にそびえ立っていた。その扉を守るように、ウッドゴーレムの集団が多数たむろっている。

 ただし弓持ちは極僅ごくわずか、大半は棍棒と大斧持ちで割と雑魚認定である。紗良の提案で、一行はこの戦闘前に木の実の強化を敢行する。
 それから、ルルンバちゃんと盾持ちの護人を先頭に進撃開始。

 木の実での各種ステアップ効果は絶大で、その後の戦闘は蹂躙と呼ぶに相応しかった。物の数分で、門を守っていたゴーレムたちは蹴散らされて行く。
 来栖家チームはそのままの勢いで、門を開け放って中ボス戦へと挑んで行く。作戦はもちろん、得意戦法の中ボスへの速攻アタック。

 その威力は、ドーピング効果も相まって相手を憐れむほど。中ボスに居座っていたのは、例のヤマアラシの大型タイプだった。
 コイツに好き勝手暴れ回られたら、幾らルルンバちゃんが前に立とうが危なかったかも。しかし姫香の投擲攻撃は、『身体強化』と香多奈の『応援』、更には木の実の強化で過去最高レベルに。

 投げられたシャベルは矢弾のごとく、その小型車サイズの体を貫いた。中ボスは、厄介な針飛ばしスキルを使う事無く見事にお亡くなりに。
 前衛にいたウッドゴーレムの群れは、完全にオマケ扱いの有り様である。香多奈の爆裂石の後に突っ込んだ前衛陣に、あっという間に蹂躙される破目に。

 過去最高のタイムを叩き出し、来栖家チームは中ボス部屋をクリアに至った。そんな事はまるで無関心に、ドロップ品と宝箱の存在に湧くメンバーたち。
 それを回収すべく、子供たちが敵のいない中ボスの間を走り回る。




 ――取り敢えず5層までは順調、この後は一体どうなるやら?





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