田舎の町興しにダンジョン民宿を提案された件

マルルン

文字の大きさ
154 / 162
1年目の秋~冬の件

層の広さと敵の多さと回収利益の凄さに慄く件

しおりを挟む


 皆で休憩を取って、約束の時間の到来と共にワープを果たしての第2層である。ここまで遭遇した敵は、大トンボにサハギン獣人+リザードマン程度。
 ただしその遭遇した数で言えば、どのダンジョンの最大数より多い気も。さすが広域ダンジョンといった所、単に間引きを延長していたツケかも知れないけど。

 とにかく気を引き締めて、集団戦は取り組もうとのリーダーの護人の言葉に。は~いと元気な返事、ってか香多奈が呑気なのは如何いかがなモノか。
 何しろ一番気を付けないといけないのは、やっぱり後衛陣に他ならない。前線がさばき切れない敵の一団が出た際、後衛へと到達する事態なのだ。

 一応はミケとルルンバちゃんが護衛にいるけど、やっぱり心配ではある。とか思いつつ、一行は雨宮チームと合流を果たした。
 どうやら後続の高島チームは待たず、このまま2チームで探索を続ける模様。まぁ、いつまでも複数チームで固まっていても、間引きの効率は上がらないのは確か。

 そんな訳で、再び湿原地帯と化したダム底のエリアを進み始める2チーム。途中に遭遇する大トンビやサハギン、リザードマンをハスキー軍団と雨宮チームとで駆逐して行く。
 そして今度はたった5分で、崖に貼り付くように存在するサハギンの集落へと辿り着いた。雨宮チームと話し合った結果、ここは来栖家チームに譲って貰える事に。

 彼らは殲滅戦に手を貸した後、別の集落かワープ魔法陣を探しに向かうそう。つまりは3層からは、完全に来栖家チームは単独行動となる予定。
 そんな作戦の了承後、サハギンの集落へと襲い掛かる2組合同チーム。

 気分はすっかり悪役だが、敵の集落にはサハギンの女子供などそもそも存在していない。生活感すら連中は希薄で、そう言う点では罪悪感は薄いかも。
 しかも今回は、用心棒のように集落の中から巨大龍モドキが出現! 鯉が昇華すれば龍になるとも言われるが、コイツは全長15m程度の暴れん坊だった。

 集落の建物すら破壊して、それどころか仲間の筈のサハギンの存在すら無視して暴れ回る龍モドキ。水蛇に見えなくもないそいつは、今は護人とルルンバちゃん相手に奮闘中。
 この強力タッグ2人に、何とか抗おうとビタンビタンと動き回る相手だけど。首根っこをルルンバちゃんのアームと護人の“四腕”で強引に抑え込まれ、やがてその抵抗も弱々しくなって行く。
 そして姫香のくわが、その太っとい首を切断に成功。


「やった、お姉ちゃんが止めを刺したよっ……凄いっ、格好良いっ!」
「ふうっ、これで大物は片付いたみたいだねっ。みんな無事かな……レイジーちゃんは向こうにいるけど、ツグミちゃんはどこだろう?」

 とにかく興奮して姉を絶賛する香多奈と、皆の無事を心配する紗良と言う構図。レイジーは敵の残りの討伐目的で、集落へと飛び込んで行っている模様。
 ツグミは『隠密』で気配を消していたようで、ガッツポーズをしている姫香の側に出現。雨宮チームの面々にも、どうやら怪我人は無い様子で何より。

 この時点で、どうやらサハギンの集落は陥落した模様。後衛陣の2人は、安心して護人達へと合流して行く。
 そして姫香と香多奈でハイタッチ、基本は仲良しの姉妹である。

 そんな事をしている間に、雨宮チームは挨拶をして去って行った。彼らの大半は、腰のポーションホルダーに薬品を何種類か常備していた。
 向こうは紗良お姉ちゃんみたいな回復役いないから大変だねぇと、香多奈の呑気な言葉。どうやらこの短期間で、相手のチーム事情をかなり把握していたみたい。

「向こうのチームはね、前衛が3人で氷系の魔法使いが1人……この魔法使いが、多分向こうのメインアタッカーかな?
 それから荷物持ち兼の後衛さんが2人、武器はボウガン使ってた。前衛さんもまあまあ強かったけど、叔父さんとお姉ちゃんの方が強いよ!」
「アンタってそう言うの割と目敏めざといよね、でも戦闘経験値は向こうの方が多いと思うな。このダンジョンも3度目だって言ってたから、心配は無用じゃ無いかな?
 むしろ私達の方が、この先気を引き締めて行かなきゃ」
「そうだな、ウチは丸1日掛けての探索なんて初めてだからな。ペース配分だけは間違えず、休憩を挟みながら進んで行こうか」

 了解と、長丁場なのを思い出した姫香の元気な返事。それから集落内の探索におもむいていた、ハスキー軍団が相次いで一行を誘いに戻って来た。
 それに大人しくついて行く面々、そして壊れた泥壁の建物の1つから妙な袋を掘り起こす事に成功。それは元は寝袋だったようで、泥まみれだが中は綺麗で使えそう。

 ただし今回は、その寝袋は使い回しの容器の役割だったよう。中から金貨が数枚に銀貨が数十枚、青銅の魚の彫像と銀のナイフが出て来た。
 銀のナイフは綺麗なさや付きで、実用性こそ乏しいが高値にはなりそう。後は魔法の巻物が1つと、魔玉とも違う割と大粒の透明な石が幾つか。

 魔石とも違うし、これは何だろうと顔を寄せ合わせて議論する来栖家の面々。結局は香多奈が妖精ちゃんに訊き出し、水と土の属性石じゃないかと判明した。
 簡単な説明によると、魔素をもっと取り込めば魔玉にもなるし魔石にも育つらしい。要するに、魔石や魔玉の前段階の石であるそうな。

 恐らく協会に売りに出しても、安値にしかならなそう。それでも錬金の素材にはなりそうと、紗良の言葉で持って帰る事に決定。
 そしてワープ魔法陣は、例の龍モドキを倒した場所に湧いていた。一緒に魔石(中)も落ちてたので、龍モドキもそれなりの大物だったのかも。

 ただし、他のドロップは無かったので、少しションボリな末妹である。取り敢えずは全員集合でワープ移動、これで1時間ちょっとで3層へと到達してしまった。
 意外とハイペースな移動に、少し戸惑う護人である。



「……あれっ、今度はさすがに近場に集落は無いみたいだね、護人叔父さん。歩いて探さなきゃだけど、どっちに進もうか?」
「まぁそんなに慌てるな、姫香……10層までのエリア地図を貰った筈だから、それを見て進む方向を決めよう。
 確か、紗良が持ってたんだったかな?」
「はいっ、今出しますね、護人さん」

 そんな訳で、ようやくの事役に立ちそうな雰囲気の攻略用マップである。この“弥栄やさかダムダンジョン”だが、広いのは何度も述べたけど独特な形をしている。
 元は小瀬おぜ川と弥栄やさか湖の連なりがダンジョンと化した、物凄く迷惑な代物である。その入り口はアルファベットのYの形の、右の角の部分にある発電所となっており。

 Yの尻尾は行き止まりで、左の角は弥栄湖に通じている感じ。そこから更にY字に伸びていて、そのYの首の部分に弥栄大橋が存在する。
 これが広島と山口の県境に架かっていて、大橋の名に違わぬ長い橋でもある。その威容は、何とダンジョン内にも見受けられるそう。

 しかもそこに掛かっている巨大看板で、階層数が分かるとの事。ただし現在の来栖家チームは、入り口近くに位置するのでそんな構造物は見られない。
 ルルンバちゃんの座席に地図を広げて、3層以降の攻略ルートを模索する一行。子供達からは、せめて中央付近の弥栄湖には出た方が良いんじゃとの意見が。

 そうすれば、断然に獣人の集落との遭遇率もアップする筈。階層更新にしても、多少は楽になろうと言うモノ。
 そんな感じで、チーム内の意見はまとまった。

 地図と周りの景色を頼りに、ダムの底を歩き始めるチーム『日馬割』である。ここは本来は小瀬川らしいのだが、この3層も水の気配はほぼ無い。
 ただし、河原に良く生えている背の高い草と、地面の高低差のお陰で視界はそれ程に良くない。地面の低い場所は決まって沼地で、近付くとトカゲやマッドマンが高確率で襲って来る始末。

 それを片付けながら、着々と道のりを稼ぐ来栖家チームは良いペース。ちなみに5層までの間引きは、D級チームがになってくれると言う話である。
 つまり、このエリアはそこまで真面目に戦闘はしなくて良い。ただしハスキー軍団は、安定の“売られた喧嘩は買う”主義である。

 そんな訳で、戦闘を挟みながら、ようやく集落を1つ発見……の前に、通って来た道の端に、真っ赤な工事用のコーンが見事に逆さまに地面に突き刺さっていた。
 それにコロ助が反応、思い切り押し倒して中のモノを放り出す蛮行に及ぶ。ってか、中からは鑑定の書と魔玉が幾つか、それから薬品入りのペットボトルが2本出て来た。

 それを見て香多奈が興奮して飛び跳ねる始末、マップが広いだけに回収品も馬鹿みたいに多い。コロ助も今日は護衛ばかりで、見せ場を作れてとっても嬉しそう。
 そんなテンションで、いざ何度目かの集落の襲撃を敢行。


 今度の集落は、どうやらリザードマンが住処にしている様子。これまた結構な数の敵の群れが、戦闘音に気付いて奥から次々と湧いて来る。
 それを上手に蓋をする、前衛を任されたルルンバちゃんである。遊撃に回ったハスキー軍団は、敵のきょを突く形で見事に数減らしに貢献してくれている。

 護人と姫香も、余り突っ込まずに待ち構えての数減らし戦法。リザードマンは槍持ちが多くて、鎧を着込んだ奴が混じってると少々厄介だ。
 何度目かの戦闘で、連中のパターンは既に慣れて来ているメンバー達である。それ程の苦労も無く、約10分後には集落内の敵の数は数える程に減って行った。

 残った敵の掃討にと、張り切って集落を駆け回るハスキー軍団。護人と姫香も、それに参加しつつワープ魔法陣と宝箱の位置チェックなど。
 そして期待を裏切らず、粗末なテントの1つから発見される宝箱……では無く、今度はダムに廃棄されたのか、小型の金庫が宝箱代わりに置かれていた。

 有り難い事に、鍵は掛かっていなくて中も綺麗である。小型と言っても抱えるには大き過ぎる、よくダムに捨てられたモノだと妙な所で感心する姫香。
 それより中身だよと、香多奈はそんな環境問題には無頓着な模様。そんな中身だが、まずは魔石(小)が12個と属性石が8個、スキル書が1枚に綺麗な鱗が数枚。

 それから妙に濁った薬品が、ペットボトルに入って出て来た。香多奈が妖精ちゃんに見せると、多分毒薬だろうとの返事。
 取扱いに気を付けながら、それらを紗良が魔法の鞄へと回収して行く。数こそ少ないが、当たりのスキル書が入っていた事に上機嫌の香多奈である。

 広域ダンジョンって凄い儲かるねと、ご機嫌な末妹はまだまだ元気。そんな変な刷り込みは、果たして少女の教育に良いのか否かは謎のまま。
 何しろ小粒の魔石の数も、既に100個以上で10万円超と言う。

「ルルンバちゃんがこの小型ショベル形態でも、しっかり吸い取り機能が使えるのが大きいよねっ! 草刈り機モードも使えるし、本当に動く要塞だよっ!
 レイジーもいつの間にか、子分召喚モードが使えるようになったし。ウチのチームって、ランクを無視して最強かもっ!?」
「確かにアレにはビックリしたよね、護人叔父さんは知ってたの?」
「いや、全く……多分レイジーも、最近使えるようになったんじゃないのかな? 恐らく《狼帝》の特殊スキルだろうが、魔力消費は激しそうだよな。
 そんな立て続けには、使えない感じの奥の手スキルだろうね」

 なるほどと納得の子供たち、香多奈も未だにMP量は少なくて、せっかくの『応援』スキルもいざと言う時用に取ってある。
 特訓の成果もあって、その回数と効果は上がって来ている気はする。それでもやっぱり、毎回の戦闘に使える程では無いのが悲しい所。

 それから相性も多少あって、一番効果が表れるのがコロ助とミケだったりする。他の家族とは、大体同じくらいの相性だろうか。
 そんな事を話し合いながら、休憩を挟んで次の層へ。ここまで2時間足らずだが、既に周囲には一緒に突入したチームの姿は見当たらない。

 結構ばらけた場所にいるのか、来栖家チームが突出して速いのか、もしくは遅いのか。とは言え広域ダンジョンの意味を、ようやく飲み込めた感じの護人だったり。
 これは確かに、10チームが倍の20になっても辛い。そして1日3~4時間の探索では、間引きの意味が余り無いかも?

 移動だけでも半分は時間を取られるし、集落に詰めている敵の数も半端ではない。幸い来栖家チームは今の所怪我人は出ていないし、気力もまだ充実している。
 お昼までは問題無い筈だが、問題は午後からだろうか。それ以降の4時間過ぎは、チームにとっては未知数な探索時間である。

 果たして集中力が、お昼以降の探索で維持出来るかは微妙な所。その辺に関しては、休憩を多めに取りつつ進もうとは思っている。
 何しろ、ちょっとしたミスで大怪我するのがダンジョン探索である。護人がいつも以上に気を配って、チームの舵を慎重に取らなければ。

 特に香多奈など、探索でははしゃぎ過ぎるきらいもあるし。姫香も頑張り屋さんで、家族に対しても弱みを見せようとしない所もあったりして。
 ハスキー達はどうだろう、そんな感じで不安は尽きない護人である。




 ――そんな一行の目の前に、すっかり見慣れたダム底の景色が拡がっていた。






   ―――   ―――   ―――   ―――   ―――
『フォローに追加』をしてくれたら、香多奈が歓喜のダンスを踊ります♪
『ハートで応援』をポチッてくれれば、姫香がサムズアップしてくれます!
『☆ポイント』で応援すると、紗良が投げキッスしてくれるかも?w
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました

空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。 平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。 どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる

枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。 艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。 誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。

処理中です...