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しおりを挟む「電動力が無いんだよなあ…」
足元でうどんの元となる白いネチョネチョを踏みつけながらインベントリと睨み合い考える
ラルフレッドが気にしていた、俺がディーダに託した「アレ」
そう、勢いで作ってしまったアナルパールちゃん
ディーダが風呂を作る程の腕が有るなら、他にも何か無いのか?なんて言うものだから、食器やロッキングチェアを披露した流れで、少し揶揄ってやろうと思って出したのだ。アレを
使途を説明してやると顔を真っ赤にしてディーダが意外な事を言った「試してみたい」と
まさか自分で?!と焦ったが、話しを聞くと馴染みの店の子に使いたい。とそれはもう、だらし無い顔で答えた
まあそんなやり取りがあり、勿論新品未使用のアレを預けたはいいが…娼館とはいえ、女性にアナルパールを使うのはどうか…と思うので、もっと万人ウケするアダルトグッズを生み出すため思考中なわけだ、うどんを踏みながら
いや、アダルトグッズに万人ウケもクソも有るか…!
メジャーなアダルトグッズと言えば、ローターやバイブだと思うのだが…なんせ、電池…電気というものが無いんだよなあ。動力源を何にすれば良いのか検討もつかない
電動力が必要無いものでいくと、ディルドやエネマグラくらいしか思いつかない…
あとは、媚薬とか?媚薬はアダルトグッズなのか??
とりあえず試しにディルドでも作るか?
アナルパールと同じで、石を基盤にゴムで包む感じで………
「!出来…た!!って、これ俺のちんこじゃねーか!!」
ゴトンと《独創魔法》によってつくりだされたディルドがテーブルに転がったが、それはもう、どう見ても色違いの俺の俺だったので、慌ててインベントリへと投げ入れた。ふざけんな
これは俺の想像力が試されているのか…?
俺好みのちんこを思い浮かべながらつくれば、俺好みのディルドが完成するのか?そうなのか?
…かと言って、いきなり自分以外の勃起ちんこを想像できる程俺の妄想力は豊かじゃ無かったみたいだ…
チクショウ…!!
うどんにしろ、ディルドにしろ、この《独創魔法》はどういう条件の元で、どういう発動の仕方してんのかサッパリわかんねー!
酒、醤油、風呂、剣、ロッキングチェアの足のいい感じの曲がり具合とか…!おれが細かく知らない物まで作り出してくれる時もあるって言うのに…!!
意味わかんねえ、理解不能だ。
よし、分かんねえついでだ、エネマグラにも挑戦してやろう。
前立腺マッサージ器具、通称エネマグラ
ボンヤリとした形状は覚えているが、詳しくは知らない。
「…出来た」
ゴトン、とテーブルの上に召喚されたエネマグラ
どっかで見た事のある形状。そうそう、たしかこんな感じ……これは、成功なのか?
本当に前立腺をマッサージできるのかは、使ってみない事には分からないよな?使うのか?俺が?これを?
…いやいや、それはちょっと…
とりあえずインベントリにぶち込みだ!!
本当、ますます謎が深まるよ《独創魔法》
…仕方ない、今日はそろそろ飯にでもするか
「踏みすぎたか?」
思考に夢中になるあまり、足元のうどんを忘れていた事に気づき慌ててそれを持ち上げる。
ゴムで作った袋の中のうどんはいい感じの硬さになっていた
歪な形になっているそれを丸くまとめ、テーブルへと置く
今のうちに具材を作ろう!アダルトな事は一旦忘れて、さあいざレッツ俺流クッキング
まずは、りんご酒に漬けておいた鳥っぽい肉
少しでも美味くなってる事を願って、水気を切ってひと口サイズへ。しっかりと塩胡椒を揉み込む
次に取り出したのはネギ!
…そう言えば犬ってネギは食べたらダメじゃ無かったか?玉ねぎがダメ?分かんねえ…
とりあえずポチのはネギ無しだ。
今のところ外で焚いてるモンスター避けの香から何か影響を受けてる様には見えない。が、もしネギが与えたらダメな物だったら場合、どちらの影響なのか判別が付きにくい。対処法もわからない。危険そうな物はできるだけ排除しよう
塩胡椒が馴染んだ肉に、醤油と砂糖をかけさらに揉み込む。
竈の上にディーダから買ったフライパンに似た炒め物用の鍋を乗せ、準備は完璧
皮を下にして鍋の中に肉を広げ、端にネギを並べていく。いい香りが立ち込め、肉の脂が鍋の中で弾けちっている
「…コンロがあれば火加減の調整できるに!」
裏は弱火で焼きたい…と思いながらも、皮がカリカリに焼けたのを確認してひっくり返し、同じ様に焼いてから一度鍋を火から下ろした。
15分は経っただろうか?そろそろいいか?
部屋の角で寝ていたポチが、匂いに釣られたのかいつの間にか隣でお座りをしている。
そんな白いモフモフに笑いかけながら、寝かしていたうどんのもとへと手をかけた
引っ付かないよう打粉をし、自家製のし棒で薄く伸ばしていく
深めの鍋に魔素水を入れ、自家製包丁を手にした。先に言っておこう俺は決して器用では無い
結構気合いを入れて切ったうどんだが、太さはバラバラだ…仕方ない
今食べる分だけを鍋に入れ、残りはインベントリへ
ぐつぐつと煮えたぎる鍋の中で、白いうどんが茹で上がったのを確認した後、肉が入った鍋へと麺を移し入れる
そこに醤油と砂糖をかけて絡ませた
これ以上無いくらいのいい香りだ
うどんが入って重くなった鍋を火から下ろし、皿へと盛っていく。ポチはネギ無し
ここに温泉卵があれば最高だ…!
今度ディーダに卵を頼もう。持ってこれるだろうか?
「ポチ、できたぞ。これはうどんって言うんだ」
「わふ!!!」
ブンブンと尻尾を振ったポチが青灰色の瞳を輝かせ俺を見上げる。
そんなポチの前に、魔素水と肉多め、麺短めのうどんを並べた
俺はテーブルへとつき、箸を手にうどんへと手をかける
「うまーー!!こってり!あまじょっぱい!」
「わふ!!!!」
俺が食べ始めたのを見たポチが勢いよくうどんへと飛びついた。凄いがっつき方だ
うどんはちゃんとコシもある!朝はさっぱり系のうどんがイイと思ってたけど、コッテリ系も有りだよなあ。トロトロになったネギもいい仕事してるわ。肉も臭みが殆どない!随分美味しくなりやがった……やっぱり俺は天才かもしれない
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