転生した俺は身バレしたくない〜ニ鬼を追うもの〜

海月ウミヅキ

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はじまり

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そういえば、ロワンのステータスに所持金の表示はなかったな…
え?もしかして、ロワンってこう見えて無一文??

「あのえっと…ロワンはお金…持ってないの?」
「??持ってますよ、ほら」

と、まるでマジシャンのように、どこから紙を1枚だした。紙幣だろうか

あれ?お金持ってるの?ロワンのステータスに所持金の表示はなかったけど…
俺の方が特殊なだけ?
そう思い、俺のステータス画面少し変だもんな…触れるし。と所持金の所をタッチしてみた。

うん。やっぱり俺のステータス画面が他と違うだけだった

新しく開かれたウィンドウには、チャージしますか?の文字
チラリ、とロワンの手の中の紙を見れば、意思を汲み取ってくれたのか、ニコリとその紙をくれた。
新しく開かれたウィンドウの、YESの文字をタッチすると、ロワンに貰った紙が一瞬で消え
10000Gチャージ、の文字
いちまん…まじか

え、待って、これどうやって戻すの?入れたのに出す方法は書いてないんだけど…!!
え、どうしよう。ロワンの10000G


「えっと…出し方分からないです…どうしよう…ごめんなさい」
「ふふ、それくらい構いませんよ。
異世界からやってくると仕様が違うとは耳にしましたが、まさかこんな感じとは…」


「えっ、異世界からよく人来るの?!」
「よく…かは分かりませんが。100年に1度くらいは話題になりますね」


思い掛けない言葉に、思わず前のめりでロワンへと問いかけてしまった。
少し驚いたロワンはそれでも優しくゆっくりと説明してくれる。

この世界は、稀に異世界から人が来る事があり、その大半は人間として転生してくると。
そして、特殊なスキルを持っていたり、ステータスが異常に高かったりする為、国から追われる者、国へ仕える者、と二分化するそうだ。
この場合の国とは、人間国家のみ、魔国では異世界人は珍しい者…との認識はあるが、追いかけ回すほどのものではないらしい。

異世界人が来るのは、知られている限りでは約100年に一度の周期
これは全国共通で有名な話しで、前回の転生者からそろそろ100年経つ…とここ数年は話題になっていたそう。
そう言った話もあって、出会って直ぐに俺が異世界人では?という考えが浮かんだのだと言う



100年かあ
100年…次誰か来る時、俺は死んでるな。
でもロワンにしたら、俺は異世界人5人目…とかなのかもしれない。魔族の寿命ってどうなってるんだろう…
あとこれ以上色んな人に異世界人ってバレたくないな…すごく、面倒臭そう。


「…平和に暮らしたい」

「そうですね、異世界から来たと分かると色々大変な目には遭うでしょうね…」



最初に出会ったのが魔族だった事はもしかすると、とても幸運だったのかもしれない。
異世界に来てすぐ、何処かの国へ取り込まれる事は回避できたのだから





「次はノギノ商店について教えてもらえますか?」


うーーん。教えちゃって良いのだろうか?
どうなんだろう??
ていうか、教えるの…説明するの凄い難しい面倒臭い


「見てもらえれば、早いかも」


問題が起こったら後で考えよう、とお馴染みのノギノ商店のページを開いた
画面に映し出される商品達
首を傾げるロワン。そうだよね、見慣れない物ばかりだろう。きっと

お腹空いてるし…と思いメロンパンを購入した
さっきのお肉の口直しもしたい。

そして次にアイテムボックスを開いて、暗黒世界へと手を突っ込む
メロンパン、メロンパン…と強く思いながら、手に触れたビニールを引っ張り出した



「…えっと、分かりました??」


どうだろう?むりかな?
チラリ、とロワンを伺えば少し怪訝な顔

ですよね、ですよね!
そうなるよね!
俺もよくわかってないの!このシステム!



「この、ノギノ商店っていうお店に売ってる物を購入すると、アイテムボックスに転送?される仕組み…みたいな?…ごめんなさい、よく分かってないです」

「これはトウヤが居た世界の物ですか…すごいですね」
「ああスゲェな」


アルド居たんだ。
ロワンの声に続いた低い声に、すっかりとアルドの事を忘れていた事を思い出す
アルドは未だにマズイお肉をモリモリと食べている。どれだけ食べるんだ…というかどれだけあるんだその肉

アルドが肉を食べてる今のうちに!と思い立ち、メロンパンの袋を開封し齧り付いた。
うううまーーーー
久々の糖分が染み渡る…至福
パン屋のメロンパンと違って少しベッタリ、パサパサしているがそれでも充分美味しい
やっぱり空腹は最高のスパイスだった…

メロンパンの甘味を堪能していると、隣から熱い視線を感じる、ロワンだ。
さすがに1人で黙々と食べるには気が引けて、食べかけのパンを千切り、ロワンへと問いかける


「…たべる??」

「いいんですか!…では、ありがたく」


キラリとロワンは赤い瞳を光らせ、とても嬉しそうな顔で受け取ると、少し不思議そうに手元のパンを見つめた後、口へと運んだ。

綺麗な唇で一口齧る

ニコニコしてたロワンの口角が更に上がり、頬が薄らと紅潮した
おおう。染み渡ってる、糖分が染み渡ってる!

トロンとした顔でロワンがこちらを向き「おいしいです」と言い、思わず胸の奥がキュンとした。
だってめちゃくちゃ綺麗なんだもの。


「これは何という食べ物なんでしょう?…パンみたいですが、すごく柔らかくて甘い」
「メロンパンっていって、メロンという果物を模したパンだよ!」
「メロン…?その果物もいつか食べてみたいものですね…」

本当に美味しい。長年生きて来たけどこんな美味しい物は初めて。とロワンの頬が一層緩む。
500年も生きたロワンが言うのだから、この世間の食文化はあまり期待出来なさそうだな

出来る事ならメロンも食べさせてあげたい…!どうして売ってないの…ノギノ商店さん!!


もっとロワンに色々食べさせてあげたいな、なんて思いながらメロンパンを頬張るロワンを眺めていると、聞こえて来た低い声




「おい、俺のは」


絶対来ると思ってたよアルド。



◇◇◇



「早く町に行きたいと言ってましたが…
どうします?今すぐ出れば夜遅くには着けるかと」

ただこの時間、モンスターが結構出ますね…
とロワンが眉を顰めた

「道中レベル上げにちょうどいいだろ、行こうぜ」


メロンパンを食べ終えたアルドがニヤリと笑う
口周りにパンクズ付いてます…

そうだなあ、早く町には行きたいけどモンスターか…
たしかにレベル上げもしたいけど、戦える自信はゼロだ


「レベル上げにはなりますが…ここの森は変異種が多いのでオススメできませんね」
「変異種……?」


とは?何だ?あまりいい響きではなさそうだけど…


「この森独自に進化を遂げた個体です。ここは一度月が堕ちた場所なので、魔素が濃く、他の地域とは少し違うのですよ。」
「…月?落ちたの?!」
「ええ、もう随分と昔の話ですが」


これはきっと異世界クオリティ…深く考えたってきっと分からない、ロワンが言う通り月は落ちたのだろう。



「昨日の夜、会ったウルフベア…アイツも変異種だ」
「ウルフベアに遭遇したんですか??」
「まあな」


アルド言うウルフベア…昨日ラーメン作ってる時に出たアイツかな?見た目通りの名前なんだな
アイツの場合はどの辺が変異種だったのだろうか?通常の個体も見てみたい気もするが、あんな怖い生き物2度と会いたくないと言う思いの方が強い


「どの様な変異種だったのですか?」
「毛皮が鉄だ。良い値で売れそうだ」

「そうですか……トウヤ、ウルフベアとは本来、熊より少し硬い程度の毛で覆われてるモンスターです。この辺りはそう言ったモンスターが良く出る…特に日が沈み始めると」


今すぐ出発しますか?
と問いかけてくるロワンの顔は、とても心配そうに俺の瞳を見つめる
そんな話を聞いて、そんな目で見つめられたら、当然今すぐ行くだなんて言えるはずもなく
町へ向かうのは明日の朝早くにという事で話が纏まった。


「あれ?ロワンも一緒に来るの…??」


とんとん拍子に話しが進んだから、肝心な事を忘れていた。
アルドには道案内を依頼したけれども、ロワンはたまたま出会っただけで、用事とか大丈夫なのだろうか?


「勿論。アルドだけですと心配ですので」



私も町に諸用がありますし。とロワンがニッコリと笑った。
それなら良かった。アルドと2人ってちょっと不安だったんだよね…

そうと決まれば問題は今夜はどこで過ごすのかだ
アルドとロワンが、
あそこはどうですか?
ここ?
いや、こっちだ。
では、あそこは?と2人で野宿する場所の候補を出し合っているが俺には全く分からない
とりあえず、モンスターが出ない安全な場所だったら何処でも良いかな…と空を見上げる。
太陽が眩しい、さっきまで雨が降ってたなんて思えない程いい天気だ。






「トウヤ、この先を少し行った所に此処より明るく綺麗な洞窟があるので、そこにしようと思うのですが…良いですか?」


話が纏まったようで、ロワンが先程まで居た洞窟を指差しながらそう言った。
洞窟か…正直言ってさっきまでの事を思い出してしまいそうだが、雨風を凌げる場所となるとその選択しか無いのかもしれない…

ここより明るいのなら雰囲気もまた違うだろうし、良いかも!良いだろう!大丈夫!



「…うん。安全ならどこでも!」
「洞窟の安全は保証します。…では、片付けて準備をしたら出発しますので、トウヤはもう少し休んでいてくださいね」


焚き火に視線を移したロワンがそう言うので、短くお礼を言い出発までゆっくりと休ませてもらう事にする。
身体のあちこちがまだ痛い
ロワンがかけてくれたらしいポーションのおかげか、動けないほどでは無いが…出来れば動きたく無い。

目の前の焚き火がロワンの水魔法によって消され、薄い煙があがる。
魔法ってすごいなあ…レベル上がったら使えるのかな?
なんて考えながら燃え滓を眺めていると、黒い煤の中で何かがキラリと光った。

何だろう?

しゃがみ込み近くにあった枝で、煤を掻き分けると、赤く光る綺麗な石。宝石みたいだ。



「魔石だな」


赤い石を手に取ると、残った肉を両手に持って頬張るアルドが言った。


「この肉…レッドチキンマトンの魔石だ。いるか?やるぞ」


レッドチキンマトン…あの肉の味も納得の名前
鳥のパサパサと羊の臭み…なるほど。生きてる姿はどんな姿なのだろうか…飛べるのかな?

モグモグと、すごいスピードで肉を次々に口へと掘り込みながらアルドがそう言うので、何だかとても綺麗だし、もしかしたら町についた時売れるかもしれないし!と思い、有り難くもらう事にした。
売れると良いなあ…

アルドに小さく礼を述べ、手持ち無沙汰なので特に意味もなく煤をつつく。
水で濡れた燃え滓はグッチャリしていて、枝越しだが、何だか不思議な感触だ
グリグリと燃え滓を穿っていると、また何かキラリと光るもの
枝で掻き出して見てみると、今度は紫色でまん丸な石
これも魔石かな?
光具合がさっきの魔石と一緒だ。これも売ろう。



「トウヤ、準備はいいですか?」


まだ魔石あるかなー?とグリグリと燃え滓を穿っていたが、声がかかったので、枝を捨てて立ち上がる。
こちらへ、と手招きされロワンのもとへ寄ると、胸元のポケットから何かを取り出した。




「では、トウヤにはこれを。アルド、貴方はこれを」


ロワンが俺に差し出したのは、小さな瓶に入った緑の液体
アルドに渡したのは、俺がグッチャグチャに汚してしまった筈の黒いマント、綺麗になってる…


「ポーションです。飲んでおいてくださいね」


そう言われ、小さな瓶を見つめる。
これがポーション…
飲んだら身体の痛みがもう少しひくかな?ひいてくれると嬉しいんだけど…

コルクの様な物を瓶から引き抜き中の液体を口内へ流し込む
柑橘系の香り…に爽やかなミント、少し甘い
不味くなくて良かった…と残りの液体を一気に飲み干した。


「それとこれを」


もう一つ、手渡されたのは靴
紛れもない靴
革製で、紐がついた靴

なんて、気の利く…イケメン王子ありがたや!とロワンを拝み、お礼を言い、有り難く靴を受け取った
履いてみると少しだけ大きかったが、紐をきつく縛れば気にならない。裸足より全然良い!!

残っていた左の革靴はアイテムボックスにでも突っ込んでおこうかな…


「俺からはこれだ。一応、念のためな!」


靴を履き終わった俺の手に、アルドが何かを置く、ずっしりと重い
これってまさか…

うん、短剣だ。
黒い鞘に納められたとてもシンプルな短い剣
たしかに俺にも使えそうだけど、できれば使いたくないなあ…


「ありがとう…」


よォし、出発だ!!!
と機嫌良くアルドが言う

でもその前に一つ良いですか
本当に今更なんですけども
聞くタイミングがなかったと言うか
他に聞きたいことがいっぱいあったというか


「2人って知り合いなの?」



「マブダチ!!」
「元同僚です。」



うん。やっぱりお知り合いなんだね。
ロワンがすっごい嫌そうな顔で真っ黒なオーラを出してるから、この話題にはもう触れないでおこう


よし、出発だ。



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