ドロップキング 〜 平均的な才能の冒険者ですが、ドロップアイテムが異常です。 〜

出汁の素

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第一章 はじまりの物語

第15話 合格への挑戦

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「アレックスさん、ロッシさんお戻りですか。えーと、2階以下に降りたらしいので、400減らして664体となります。明日夜までにあと、336体倒さないと、不合格となります。」

と受付さんの冷たい声が聞こえた。

「あー忘れてた。今日はもう夜だし。あと1日。えー。」
「それよりアレックス。ロッシどうするべ。」
「あっすみません。」

 僕はロッシを冒険者ギルドの治療院に運び、深夜白き薔薇団の本部を訪れた。

「坊や、こんな時間にどうしたの?」
「サリーさん達に助けて頂いたので、報酬のお支払いに。」
「そうか。アレックス君ね。サリーから聞いてるわよ。10000ゴールド、魔石払いだって。でも、期限はないって言ってたから、ぶっちゃけ払わなくても大丈夫だけど。パートナーの方の治療院代も、まぁ、一日中500ゴールド以上かかるでしょうし。お金は大丈夫なの。」
「そこは大丈夫です。これで良いですか?」

 そう言って僕は、魔石を20個出した。

「これは、地の属性魔石、全てレベル10、これはギルド基準でも、20480ゴールド。もらい過ぎだわ。しかも、地の属性魔石。地の属性魔石は、魔道具を使えばレベル1で1平米の土地を1メートル引き上げ、100平米の痩せた土地を生き返らせる。レベル10のなら、1瞬で5メートルの城壁を100メートル以上作り、5ヘクタールの土地を生き返らせる。20個あれば1つの町の城壁を築き、1つの町の畑を全て生き返らせる。どれだけ価値があるか・・。」
「そうですか。では、余った分は提携時の預け金として納めて下さい。」
「提携時って・・・。」
「僕が、属性魔石をこれだけ出した時、それについて何も驚かなかったのは、アリア様よりお聞きだったんですよね。普通、こんな小僧が、こんなものだしたら、その時点で驚くか、出所を聞くかしますよ。」
「そうですわね。私は、白き薔薇団団長アリシア・セイルーン。リカルド・セイルーン公爵の三女。簡単に言えばアリアの叔母ですわ。アリアちゃんは良い冒険者を手に入れたわね。アリアちゃんをよろしくね。そうだわ、これを渡しておくわね。」

 そう言うと、白き薔薇団の紋章が入ったペンダントを2つくれた。

「これは、白き薔薇団の証よ。これがあれば、白き薔薇団の本部及び提携クラン等でサポートが受けれるわ。貴方と、ロッシの名前が入ったものだから、他の人間は悪用できないわよ。何かあれば、私を訪ねてきてね。」
「ロッシのまで、でも、ロッシの腕は・・・。」
「そうよね、最上級ポーションクラスのものが相当程度無いといけないわね・・。素材さえあれば作れる薬師を一人知っているわ。公爵家の御用薬師だけど、変な人だから、紹介状は上げるから、自分で口説いてね。君なら大丈夫だろうから。ロッシ君が困ったら本部で匿うから連れてくると良いわ。」
「ありがとうございます。」
「それより、君は明日頑張って合格するようにね・・・。(ウフッ)」
「はい。アリア様の顔に泥を塗らない様に頑張ります。」
「がんばれ。」
「では、宿舎に帰りますね。」
「気を付けてね。」

 そう言うと僕は宿舎に帰り、ゆっくり寝た。

 翌日、僕はまず治療院のロッシの元に行った。ロッシの病室に行くと、二人の人影が見えた
「ロッシ、お前こんな姿になって・・。」
「ザキウェル・・・。」
「お前たちを倒して、合格する為に死ぬ気で頑張って900超えてきたのに・・・。うぅ。」

 ロッシを見て、ザキウェルが、ライバルとして、涙を流しながら声をかけていた。

「リーマン行くぞ、次は合格の証を持ってくるからな・・。」
「そうだね。」

 そう言って、ザキウェル達は颯爽と病室を出ていった。その後、僕は病室に入っていった。

「ロッシ、まだ寝ているのか、良いライバル持ったな。僕には持てなかったからな、憧れちゃうよ。僕は、今からダンジョンアタックを掛けてくる。是が非でも合格を持ってくるから、寝て待っててくれな。あと、僕の武器壊れちゃったから、借りていくな、終わったら戻ってくるから。」

 僕は、ベットの隣の椅子に座り声をかけた後、病室を出て迷宮に向かった「セイリューン第4迷宮」一角ウサギのいる迷宮に。

「サモン ウサ吉」

 迷宮の奥に入りウサ吉を召喚すると、後は、ウサ吉は仲間を呼び、僕はそれを倒すというルーティンワークとなった。万が一見られて面倒くさいことにならない様に、ウサ吉の召喚のみでやっているが、見つかっても違和感の薄い位のペースで進めている。1分で約1体のペースで昼までに200体を越えた。軽く休憩し、サクサク進めていると、

「おぉ?どうして、生きているんだ?」

 声の方をみると、サリークスさん3人組が立ってた。

「証拠隠滅しないとな」
「だな。」

 そう言うと、3人は剣を抜き僕に突っ込んできた。きのみで素早さに下駄をはいている僕には、彼らの攻撃は遅かった。サリークスさんの剣を剣で受け流し、背後に入って剣の束で意識を刈り、小太りの顔面にこぶしを叩きつけ意識を刈り、もう一人の剣を、剣で受け上に弾き、近寄って、腹パンで意識を奪った。

「案外簡単だったな・・・。」

 僕は、彼らを縄で縛り、モンスター狩りを再開した、朝と合わせて合計400体を倒したところで辞め、3人叩き起こし、縄で縛ったまま、歩かせ出口に向かった。

 出口まで、モンスターは出てこず、何とか夕方までにたどり着いた、彼らを受付に引き渡し事情を説明した。

「解ったわ、今、職員が警備隊の詰め所に行っているので、呼んできて引き渡すわね。事情聴取、証拠調査の中で、あなたにもヒアリング等があると思うので、よろしくね。」
「はい、お願いします。」
「あと、討伐数のチェックね。」
「はいカードです。」

 そう言って、僕はカードを渡した。

「はい、一角ウサギ400体?。間違いないかしら。」
「はい。そのはずです。」
「討伐数1664体に、ペナルティ600体で合計1064体。合格基準を満たしたわ。明日の昼食堂で授与式があるので、出席してね。おめでとう。」
「ありがとうございました。」

 そう言って、迷宮を出て宿舎に戻っていった。
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