ドロップキング 〜 平均的な才能の冒険者ですが、ドロップアイテムが異常です。 〜

出汁の素

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第二章 アクア

第19話 ブラックタイガー壊滅

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 僕は、すぐに装備を確認し、ガイアスさんに会いにいった。
 ガイアス・ロドス伯爵。帝国唯一のドワーフ族の伯爵で、セイレーン公爵領の東ドワーフ自治領沿いの地域を領有するセイレーン四伯の1人。セイレーン騎士団副騎士団長で、血濡れの破壊王という異名を持ち、セイレーン騎士団一怖い顔とも言われている。
「リバースんとこの餓鬼か、無茶苦茶な活躍だな。起き上がれる様になったか。」
「おかげさまでって、近いです。」

 ガイアスさんが僕に凄く顔を近づけてきたので、怖かった。
「すまんすまん。で、どうした。」
「実は、…」

 僕は、事情を説明した。ガイアスさんは、焦った顔をし
「マジか。今の騎士団の戦力では、保たんぞ。」
「ではこれを。」

 僕は、特級までの種を出し、
「参加させりる騎士達を、スキルアップさせて下さい。」
「どうして、」
「聞かないで下さい。入手方法は、公爵家から極秘とされています。」
「分かった。何とかしないとな、とりあえず、参ろうか。」

 そう言って、僕とガイアスさんは、ガイアスさんの部下の中から有志を20名を集め、セイレーンと、アクアを繋ぐ道路の山脈を抜けるトンネルのアクア側の出口に向かった。セイレーンからのアクアまでの工事は、トンネル出口までしか終わっておらず、出口からアクアまでは、簡単な即席林道でつながっている。出口には、僕が作った無人の砦が鎮座しており、静寂が森全体を覆っている。
「とりあえずっと」

 僕は、トンネルの出口を工事用魔導具で、人1人通れる大きさだけ残して、厚さ10メールと壁で塞いだ。出た場所も、出口から、20メール四方の広場を作り厚さ5メール、高さ10メールの壁で囲んだ。
「これで、時間を稼げる。」

 僕が呟くと、ガイアスさんが、
「お前、この作戦で幾らかけるつもりだ?」
「この費用は公爵家に請求しないので安心せて下さい。」
「って話じゃなくてって、おい。来たぞ。」
「はい。」

 出口見ると、警戒も見せず出てくるもの達がいたら。セイレーンの最強ギルドブラックタイガーの精鋭達。全員が実力でAランク以上に昇格したバルザック王国から着いてきた者達。数十年かけて作った猛者達。そのボス、クラン長ドドリゲルがこちらを睨んだ。
「あー、臭い臭い、臭いと思ったら、ドワーフの土臭さか、鼻が曲がるわ。」
「隣は、サモナーの餓鬼か、乳臭さと、土臭さで臭い臭い。」
「あっちには、エルフもいますぜ、森臭さも混ざって、ドブ川臭さってとこですかね。」
「「「「「がはははは」」」」」

 と僕達を中傷して、大笑いしている。隣にいたガイアスさんは、顔を真っ赤にして、怒りの顔を浮かべた。
「ドドリゲル、テメェ、今まで好き勝手やってくれてたが、もうお前達は反逆者だ、地獄に叩き込んでやる。」
「何を言っている、クソドワーフ。俺が反逆者だろうが何だろうが、お前ら雑魚に俺達をどうこう出来ねえよ。がはははは。」
「このー。」

 何かおかしい。彼らは追い込まれている筈だ。なのにこの余裕、何か何かがおかしい。

 ドカーン

 港から爆発音が鳴り響いた。振り返ると、見知らぬ大型船が1隻港の奥におり、何艘かのボートが見えた。

 グサッ

 隣でガイアスさんが部下の騎士に腹を刺されていた。僕は反射的に後ろに下がり距離を取った、そこに、もう1人の騎士が剣を突き刺していた、空を切った騎士の剣を、僕は剣で叩き落とし回し蹴りで、ドドリゲルがいる側に蹴落とした。壁の上の騎士達が駆け寄ってくる。今回アクアに来た騎士のうち、ガイアスさんを刺した騎士と、僕を指そうとした騎士この二人だけ、貴族家出身だった。多分ドドリゲル達に与する貴族達だろう。ガイアスさんを刺した騎士は放心状態だったが、僕は、剣の束で後頭部を叩き、意識を刈った。
「ガイアスさん・・・。」
「がはははは、部下に殺されるか・・・。やっぱりクソドワーフはクソだな。」

 僕が悲壮な顔を浮かべている中、ドドリゲルさんは高笑いをしている。
「サモン うし吉。」
「うしうし」
「ガイアスさんを頼む。」
「うしうし」

 召喚されたうし吉は、ガイアスさんを回復させつつ、モーと叫び背中に乗せ、街に走っていった。
「うし吉よ、お前の鳴き声はなんなんだ?」

 そう零しながら、ドドリゲルを睨みつけた。
「あの餓鬼は、撃ち漏らしたか。」
「マスター。あいつが、悪魔を倒したサモナーです。」

 そうドドリゲルに告げたのは、僕をセイレーンで襲い、サリークスさん達に悪魔の果実を食べさせた黒いマントだった。
「サマナー アレックス、お前の召喚獣によって、この右腕を吹き飛ばされた。あの骨野郎を出しやがれ。」
「あっごめん。ホネ吉今スリープ状態。」

 僕が、黒マントに言うと、黒マントは右腕で、マントを脱ぎ捨て、
「がはははは。であれば恐る恐るにたらん。」
「腕あるじゃん。」
「治したんだこの餓鬼、いくらかかったと。」

 黒マントは、見るからに魔導師って感じの男だった。
「でも、スライム野郎は気持ち悪くて、」
「あいつもスリープ。」
「ゴブリン野郎は、多彩な攻撃で、」
「あいつは、ダメージが大きくて、出してもダメだから、」
「あとは、うしは居なくなったし、ウサギだけか。」
「ウサ吉はいるよ。」
「ガハハ。お前の周りを彷徨いていたマスコット何ぞどうでも良い。マスター。やりましょうか?」
「そうだな。第三パーティ、悪魔化だ。」
「おー。」

 そう言うと、6人の冒険者が自ら悪魔へと化した。
「何?」
「驚くのも無理はない。冥土の土産に教えてやろう。悪魔は、悪魔の果実を用いて悪魔化出来る。その時大半の者は、耐えられずに死ぬが、生き残ったやつは悪魔になる。悪魔は破邪の石で人に戻せる。人に戻った奴は、基礎能力が急増し、スキルが強化される。そんな生き残りで構成されたのが、バルザック王国王宮騎士団特化工作大隊だ。われらブラックタイガーは、特化工作大隊が仮の姿。お主たちは、ここで死ぬ。ガハハハハハ。」
「何度も悪魔になったら・・・。」
「バカめ。破邪の石に納めた悪魔を用いれば、安定的にいつでも悪魔化でき、人に戻ることもできる。もう俺たちは安全なんだよ。」
「「「「「ガハハハハ。」」」」」

 何故か、彼らが笑っている。その間時間を稼げている。白き薔薇団の援軍をどう待つか、後30分くらい稼げば・・・。という感じなので、もっと彼らにしゃべらせようかと思っていたが、
「じゃやれ・・・。」

 ドドリゲルが指示を出すと、悪魔化した冒険者達が、魔法や技をどんどん放ってきた。
「中級火魔法 烈火弾」
「中級水魔法 氷円陣」
「中級土魔法 ロックアロー」
「中級風魔法 ウインドブロス」
「中級弓技 アローレイン」
「中級剣技 剣破斬」

 次々と放たれる技や魔法に、騎士達も応戦するが、にわか上級剣技や、弓技、槍技では、悪魔化して強化された冒険者の攻撃に応戦しきれず、次々と傷つき、後退していく。
「はっはっは。後はお前だけだな。」

 1分も経たないうちに僕以外の騎士は後退した、
「皆さんは街に戻って下さい。うし吉がいますから、」

 そう言うと、後退した騎士達が、僕にすまなさそうな顔をして、街に後退していった。街でも戦闘が始まっている筈だ。あそこには騎士30人の他、多数の職人達がサポートしてくれている。代官様と共に捕まっていた騎士達もいるので、サポート部隊との戦闘であれば、ある程度は持ち堪えてくれるだろう。後は、時間を稼ぐのみ。
「バーパンやれ。」
「へい。マスター」

 ドドリゲルが指示を出すと、大きな鉄槌を持った巨漢が、悪魔化して壁に向かっていった。
「オラー。」

 ドーン

 振りかぶった鉄槌が、壁を叩き、大きなヒビが入った。
「おいこら、よー。」

 ドーン

 壁が一部砕けていくバーパンが叩いている壁の先に降りていった。
「戦わないといけないか。怖いよ~。」

 弱音を吐くが誰も助けてくれない。
「おいこらしょ」

 ドーン

「どっこいしょ。」

ドーン

「えーそー」

ドーン

「きっそー」

ドーン

 僕が反対側についた時には、反対側にもヒビが見えた。
「サモン 火の吉、サモン ウサ吉、サモン ゴレ吉。」

 僕が3体を召喚すると同時に

ドーン

 壁が貫通し、悪魔化したバーパンが見え、バーパンは笑みを浮かべた。僕は、破邪の石を取り出し、バーパンに押し付けた。
「悪魔よ滅せよ。」

 そう称えると、バーパンの悪魔化は解除され、バーパンは、そのまま僕の方に倒れた。
「何をしやがった。」

 反対側で僕が何をやったか見えなかったドドリゲルは大きな声で吠えた。
「ここは、僕が守る。」

 僕が覚悟を決め、そう叫ぶと、三体の召喚獣達が中に飛びこんでいった。
「ゴーレムに、ファイヤーマンだと。」
「それぞれパーティ毎に対処しろ。」
「はい。」

 ブラックタイガー達は、パーティ毎に召喚獣に向かっていった。

 悪魔化した冒険者のパーティは。ゴレ吉に向かっていった。ゴレ吉は、基本的に、積極性は無く受け身だ。指示待ちで、目を離すと舞へに焦らずゆっくりやるタイプなんだ。ゆっくり、ゆっくり歩いていくゴレ吉に対し
「上級火魔法 烈炎弾」
「上級水魔法 氷烈陣」
「上級土魔法 ロックアローレイン」
「上級風魔法 ハリケーンブロス」

 各属性魔法をバンバン撃ち込んでいくが、いかんせんレベルが違いすぎる。全く歩むスピードを変えることなく向かっていく。
「上級剣技 烈火斬」

 そう叫びながら突っ込んで来た悪魔の剣を右手で受け止め。剣を握り粉々にした。左手で肩を握り、鎧が肩に食い込みゴキッと骨が粉砕する音が響いた。レベルとスキルによって強化された体は簡単には潰れない。そんな体を、片手で粉砕し、上級剣技を易々と受け止めるゴレ吉に、悪魔達は戦慄を覚えた。そうなると、冷静な判断を下せなくなる。
「上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢、上級弓技 爆裂一矢・・・・・・・」

 弓を使いの悪魔が矢を焦りながら全力で打ち続けた、

 シュパ、シュパ、シュパ、シュパ、シュパ・・・・

 弓を爆発させずに受け止めていった。次々とゴレ吉の手には矢がたまっていく。基本的ゴレ吉は動くのが嫌いだ。

 シュシュシュシュシュシュ

 ズバズバズバズバズバズバ

 矢を投げ返し、5人の悪魔の顔を打ち抜き。悪魔を全て即死させた。

 悪魔化していないAランクパーティーは火の吉に向かっていった。レベル的には、火の吉は、Aランク冒険者とソロでやっとなのだが、火の吉は何故か強すぎると感じていた。火の吉は、冒険者達の中に突っ込み、特級剣技+王級火魔法の同時発動という荒業を難なくこなしていく、所謂魔法剣士だ。尚且つスキルを使うには通常、技の名前を叫ばないといけないが、召喚獣・モンスターは当然スキル名を叫ばないので、何をしているのか分からず、こんな荒業をこなすモンスターは聞いたことが無いので、単なる剣技と思っているんだろう。冒険者たちは楽勝気分で、普通に突っ込んでいった。
「オラオラ、ファイヤーマンなんぞ、上級剣技 破天剣」

 ドーン

 そう突っ込んでいった太っちょ冒険者は、火の吉の一閃で打ち返され、炎に包まれ、壁まで飛んでいった。
「「「「「何?」」」」」

 余裕ぶってい冒険者達の足が止まった。距離を取り、神官風の冒険者が太っちょに駆け寄り、鎮火と、回復にあたっているが、鎮火だけでも手間取っている。火の吉が、神官に対し王宮火魔法煉獄陣を放つと、太っちょ諸共更に強力な炎に包まれた。魔導師風の冒険者が
「なに・・・あれは、王級火魔法 煉獄陣・・・。」

 とつぶやき、全員に聞こえる声で
「この召喚獣は、王級火魔法を使う化け物だ・・・。気を付け、」

 と途中で、火の吉の王級火魔法 煉獄矢を受け、即死した。火の吉は剣技と火魔法でみるみる内にAランクパーティーを殲滅した。

 僕は、ウサ吉と、ドドリゲルのパーティーに対峙していた。他のパーティーとは明らかに戦力の質が違っていた。巨漢戦士バーパン(気絶)、碧眼の小柄な紫髪の剣士、まさに浪人って感じの二刀流の剣士、元黒マントの支援魔導士、よくある緑の魔導士服を着こんだ魔導士、マッチョな神官、ドドリゲルのパーティーだ。明らかに強いので、
「王級剣技 陽炎の舞」

 と叫び、相手の攻撃を避ける事重視の剣技で切りかかっていった。相手も、相当の使い手揃いで、上手くいなされダメージを与えられないまでも、僕に翻弄されているタイミングでウサ吉が角で突っ込み、若干ダメージを与えるって感じだ、僕の足が止まるのを待っているそんな感じで、し烈な戦闘を繰り返していた・・・・。僕の体力が限界に来ていた時、

 ズバッ、ズバッ、ズバッ、ズバッ、ズバッ

 高速の衝撃波が飛び2人の剣士と2人の魔導士、神官が倒れた・・・。ゴレ吉はが矢を無造作に投げたんだ。ドドリゲルは何とか避けたが、5人を一瞬で無力化した。
「なに・・・。このゴーレム・・・。何・・・・。全滅だと。」

 ドドリゲルは、僕に翻弄され見えていなかったが、ドドリゲル以外、戦闘不能化、死亡していた。
「何故・・・・。お前、ぐわー。」

 と叫び、悪魔化してゴレ吉の矢を避け、トンネルに入っていった。僕は、疲れ切って追えなかった。僕はウサ吉を残し、他を戻し何とか立とうとしていると、1分も立たないうちに
「ぐわー。」

 との叫び声が聞こえ、ドドリゲルの死体を手にした鎧の紋章に×の傷をつけた騎士が出てきた。その奥にはパイソンさん達もいる、
「お前が、アレックス君か、よく頑張ったが、後は任せろ。」

 僕はその言葉を聞くと、意識を手放した・・・・。血がまだ回復していない中、無理したせいかな・・・・。
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