攻略本片手に異世界へ 〜モブは、 神様の義祖母 〜

出汁の素

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少女編

第5話 帝都の賑わい

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「ジェシカさん。」
「バルバロッサ様。」(ニコッ)

 私が校門で、待っていると、2人の護衛を連れたバルバロッサ様がやってきた。

「あの、護衛の方は?」

 バルバロッサ様が不思議な事を言った。平民の私に護衛なんで必要ないのに。私は首を傾げて

「えっ、必要かしら?」

 と答えると、バルバロッサ様は、少し悩んで、笑みを浮かべた。

「では行こうか。」

 そう言って、私の手を取ると、馬車に乗せてくれた。馬車は、貴族がよく乗るゴテゴテしたもので、旧式の乗り心地の悪いものだった。馬も普通で御者も上手くない感じだった。ただ、護衛の騎士達はそれなりの腕らしく、騎乗もしっかりしていた。
 馬車はダラダラと、グレーグスの本店に向かった。バルバロッサ様は一言もしゃべらす、私の言葉にもまともに返してくれなかった。義務感で、連れてきてくれたのだろうな。ご迷惑だからと、私は、ゆっくりと、外をながめてた。

 そういえば、ゆっくり外を眺めながら、帝都の都心を走るのは久しぶりだった。6歳の仮面舞踏会の練習で、宮殿通いして以来だ。昔、見た街並みに比べて、都心は少しカジュアルになっていた。まともな商会が台頭してきて、貴族の力でのし上がった商会が衰退、その影響で貴族の財力がそれなりのレベルまで下がったのだろう。特に成金風の格好で無く、洗練された服装が増えてきたのはいい事だ。15日会主導でいくつかファッション関係の商会が立ち上がり、私もデザイン等を提供したが、平民はともかく、貴族社会には未だ食いこめて無い。貴族の趣味は独特なので難しく、私には理解出来ない。アクセサリーのデザインも、前世風で有ればわかるし、売れるレベルだが、この世界ではカジュアルで、貴族が好むデザインは全く理解出来ない。そうやって、外をながめながら人間観察、建物観察等を楽しんでいると、グレーグスの前に着いた。重厚感溢れる建物に、ショーウィンドウには、宝石の数々が並んでいる。

「ジェシカさん。着きました。」
「ありがとう。」

 そう言うと、バルバロッサ様が手を引いて、馬車を降ろしてくれた。すると、お出迎えに、ロミオ様が立っていた。

「いらっしゃいませ。お久しぶりです。プリンセス。」
「嫌ですわ、ロミオ様。」

 えっ、ロミオがプリンセスって言った。本当は、知っていて、プリンセスだったのか。やっぱりどこかの王族なのか?

「ジェシカ様、どちらをご覧になりますか?」
「リーゼンハルト殿下とマーリー様に指輪をお送りする約束をしているのですが、ついでに、ペンダントを送ろうと思いまして、ダイアンに聞いたところ、宝飾品ならまずグレーグスに相談したらと言われたので、一応ダイアンからの手紙もこちらに。」
「は、」

 ダイアンに推薦されたと言った時に、ロミオ様は、目がキランとされた、うちの弟子より、お兄ちゃん方が社会的に上だから、嘘も方便だよねー。私達は対面カウンターで向かい合った。バルバロッサ様は、こちらをチラチラ見ている。

「分かりました。デザインと、作業は、ルーベックがやるので、誰が良いかデザイナーを客観的に推薦して欲しいと言うことですか。」
「はい。」
「まさか、あなたが、あの方の、」
「へ?書いてありました。」
「そうそう、義姉様にも、何か作ってお送りしないと起こりますわよね。」
「合わせてリストアップしますよ。」
「素材はやはり、シルバー系かしら、」
「そうですね、シルバー系ですね。この本をお貸ししますよ。」

 と言って、本を持ってきた。

「宝飾品の基礎?」
「宝石商達のバイブルです。まずはこれを見てみんな学ぶのです。」
「そうなの?」

 そんな話をしていると、

「あの、」
「あっ、バルバロッサ様、」

 そう、バルバロッサ様を置き去りにしていた。

「ごめんなさい。あの、マーリー様って?」
「バルバロッサ様、マーリー様は、ベルーフ王国第一王女で、リーゼンハルト殿下の奥様です。因みにダイアン様は、ルーベック商会最高顧問、帝都中央総合研究所代表、ルーベック鍛治研究所顧問、フロンティア投資商会投資委員長、昨年解散した帝国街道整備機構の理事長でもあった人です。肩書きがいくつあるか正確には知りませんが、グレーグスと、ルーベック鍛治商会を繋げる窓口になってくれた方です。」

 バルバロッサ様がふーんと言う顔をすると、

「て、ことで、よろしくお願いします。」
「分かりました。」

 と、ロミオ様へのお願いは終わった。そんな時、バルバロッサ様が、

「ジェシカさん。その指輪。」
「この指輪ですか?」

 と、アンジェリカとおそろで作った指輪を指した。

「あ、すみません。拝見させて頂けますか。」
「ロミオ、」

 とロミオ様が割って入って、

「バルバロッサ様、少し。」

 バルバロッサ様は、ロミオに連れられて、店の奥に入った。

 数分後、バルバロッサ様は、ぽけーっとした顔で戻ってきた。私は思わず

「大丈夫ですか?」
「はい。」

 と、腑抜けた返事だった。仕方なく、ロミオ様に

「ロミオ様、こちらの指輪ですか?」

 と、指輪を差し出した。

「ありがとうございます。こちらの鑑定は?」

 と、大切に指輪を持ち、鑑定魔法を掛けた。多分、殆ど情報が出ない筈だ。

「あぁ、これは私がしつらえた物ですので。」
「そうですか、一点物で?」
「いえ、誰がお持ちか申し上げられませんが、後3点あります。」
「ほう。もし市場に出たら大変な事になりますね。」

 鑑定がうまく出来なくても、流石帝国随一の宝石商、よく分かっている。

「そうですね。でも、皆さん手放す理由が無い方ですから、出回る事は無いと思いますわよ。」
「そうですよね。大変貴重な物を拝見させて頂きありがとうございました。」

 と言って、ロミオ様はに指輪を返してくれた。バルバロッサ様は腑抜けたまま。

「では、帰りますか、」

 と、おっしゃった。商会を作れたのは、ロミオ様が高く宝石を買ってくれたのが要因なので、何か恩返しようと。

「ロミオ様、では、今度、オークションに出して良いものを、幾つかご準備しましょうか?」
「それはありがたいです。では、その時をお待ちしてます。」

 と言ってくれた。人工巨大宝石とか、宝石の彫物とか、まとめて作って、持ってきてあげよう。と心に決めた。

 「では、」

 バルバロッサ様にてを引かれ、馬車に乗り込んだ。バルバロッサ様は、一言も話さず、硬い顔をしていた。私ってバルバロッサ様に。そこまで嫌われているのだろうか?何かやった?私、それとも、緊張しいなのかな?私は、夕暮れに染まった外を眺めながら、馬車に揺られていた。

 あっ、バルバロッサ様が睨んできてる。ヤバイ。怖い。目を合わせない様にしないと。

 張り詰めた静かな時間が流れ、学院寮の入口に着いた。私の住んでいる職員寮は、女子寮の隣で、男子寮は離れたところにある。

「ありがとうございました。」

「いえいえ、メイドさんとかをお呼びにいかせますか?」

 メイド?平民がそんなの雇う訳ないだろ、嫌みか?

「いえいえ、私は、メイド雇ってませんので、」
「護衛の方は?」

 は?護衛?いる訳ないじゃん。絶対嫌みだな!

「いえ、護衛もおりません。メイドも護衛も必要ございませんし、特に帝都では。」

 言ってやった。軍務で帝都を離れて、任務に就けば、私にもメイドや、護衛、大量の部下が就くんだい。だから、貴族は、もう。

 私は、職員寮に向かった。私は、主任教授で、主任教授は、とにかく偉い。その為、主任教授用の部屋はデカイ。300平米の、6LDK+メイド部屋2部屋。一人暮らしには、デカすぎる。メイド部屋は物置にして、殆どの部屋が作業室になっている。部屋は一階の端を借りている。騒音防止系の魔道具で、防音措置をしている。まともに寝泊まりしているのは、私だけなので、気にする必要は無いだろうが、面倒な事にならない様にしている。主任教授のじいちゃん達は、たまに泊まったり、ゼミ生達と飲み会をしたりしているから、基本小隊が交代で警備に当たっている。気さくな人達で、私が主任教授だとは知っているが、准将とは知らない。

「あっ、ジェシカ先生お帰りですか?」
「あぁ、リバーブさん。」
「これ、どうぞ。」
「いつも、すみません。」

 私は、毎日、警備の人達に差し入れをしている。装備を打ち直してあげたり、朝は修行の時間に色々教えてあげている。本来ダメだが、兵達は分かってないし、ラインは違っても、准将に修行をつけさせて貰った事になるから、多分セーフな筈だ。
 よく分からないが、帝国軍は騎士団以外の雇用条件は結構厳しいらしい。最近、15日会系のホワイト企業が増えてきたので、全国的にホワイト化が進んでおり、軍に務める人が減り、兵の質が徐々に低下しているとのことだ、言い方は悪いが、昔は入らなかった若い時少しヤンチャしてた人達が入ってきて、特に悪い帝都の警備兵らしい。物価の高い帝都で、お役所仕事的な仕事は多いのに、地方と給料がおんなじ、また、武具の整備は自腹だ。その為、ちゃんとしている寮の警備隊の方々には、残って欲しいので、色々ケアしてあげている。

「学院長と話すか。」

 翌日午後、学院長の執務室に来た。

「おお、ジェシカさん。今日は何かな?」
「学院長、少しご相談があって。」

 と言うと、学院長は顔を歪めた。私の相談に警戒している様子だった。

「な、何かな?」
「学院長って、この学院の警備の責任者ですよね。」
「そうだが、何か事件か?」
「いえ、警備体制は、今は大丈夫です。」
「今は。」
「はい。」

 私の意味深な言い回しに、学院長は、眉を顰めた。

「ご存知の様に、近年、兵士、特に下級兵士の質の低下が著しく、犯罪を取り締まる側が、犯罪を犯す事案が増え、優秀な者達は民間に出てしまってます。」
「そうだな、だからと言って予算がな、予算を増やしても、下まで行き渡る前に貴族や騎士達が、難癖をつけるから、あげるにあげられんのだ。」
「で、です。少しではございますが、私の私費で、警備に頑張ってくれている下級兵達に金一封を送ろうかと、どうせ予備役の給料と、主任教授の給料を二重取りしているので、試しに一年、毎月えーと、50人、10万ゴールドづつ金一封を送ります。どうです。」
「どうって、ジェシカさんは、准将だし、リーディング殿下繋がりも考えれば、通るだろうけど、良いのか?ただ損するだけだぞ。」
「違います、学院長。安全程高い物はないんです。帝都が荒れたら、物凄いコストが発生します。それを考えたら安いものです。」
「そうか。」

 私の案は採用され、私が毎月選んだ兵士に私のポケットマネーから、10万ゴールドが渡される様になった。

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 金一封が配られて始めてから、数ヶ月後、
「リッチモンド殿下、下級兵士に配られてる。月間功労賞をご存知ですか?」
「なんだ。」

 リッチモンド殿下は、部下の報告を受けている途中で、変わった報告を受けた。

「リーゼンハルト殿下の息のかかった将官が、私費で下級兵士に金一封を送っているらしいですが?」
「リーゼンハルトの人気取りか?今頃?」

 そう、リーゼンハルト殿下は、既に婿に出て、リーゼンハルト派は解体している中だ。

「いや、そうでもないんです。」
「なんだ?」
「この表を見てください。先月の受賞者です。」

 部下は、リッチモンド殿下に表の書いた紙を見せた。

「帝都中、郊外も含まれているか。散らばってるな。」
「それもありますが、内容です。」
「何?少女誘拐犯を逮捕。盗賊から民間人を守り負傷。酒場で暴れた冒険者を取り押さえる。ふむふむ。これが?」
「これは、まぁ派手なケースですが、ここからです。」

 そう、派手な話で有れば、何処かしらから報告を受け表彰ができる。

「溝掃除を休みに手伝って、地域美化に貢献。焚き出しに自主的に参加。中央学院での朝練に休まず参加。なんだ。」
「そうです。調べさせましたが、こんな細かい内容を報告書で報告した者はおりません。新聞等にも載ってません。」

 そう、自主的に休日にやったことなど分かる術は無いのだ。

「では、どうやって調べあげたのだ。」
「そうです。 リーゼンハルト殿下は、これだけの情報網を、軍務省の情報局が掴めないほど、強力な形で保有しているんです。」
「そうか、もしや、これはリーゼンハルト派健在のアピール。」
「多分、そうです。これを見て、リーゼンハルト派から、皇太子派、アーサー派に移った者達で、我が派に引き込めそうになっていた奴らは、態度を硬化しました。」
「うぬぬ。」

 リーゼンハルト派は、皇太子派と、アーサー派に分かれた。我が派は引き抜きを試み実現直前まで進んでいた。最悪だ。

「帝都で、暴れていた不良軍人達も、最近は恐怖でなりを潜めているらしいです。」
「そうだろうな、何処にでも軍の目があると言っているようなものだからな。見てるぞ、変なことをしたら、いつでも暴けるからな。と言う感じだな。」
「リーゼンハルト殿下が攻めに転じて来ないのが救いですが。」
「あいつは、皇太子が継げば良いと明言しているからな。我々の切り崩しに気づいた工作、気を引き締めていなんとな。」
「はっ。」
 と、部下は影に消えていった。

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「何か、最近治安が良くなってきてるな~。みんなやる気になって嬉しいな~。」

 と、呑気なジェシカであった。
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