残虐王は 死神さえも 凌辱す

寄賀あける

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第7章 報復の目的

伝説の目覚め

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「邪魔者がいるな」
リオネンデがゴリューナガを見てつぶやく。
「その者がゴリューナガ、ニュダンガ制圧ののち、塔を去った魔術師です――久方ひさかたぶりだな、ゴリューナガ。こんなところで何をしている?」
モフマルドに剣を向けたままのサシーニャがリオネンデに答え、ゴリューナガに尋問する。

「きさまっ!」
何をやっても無効化され、打つ手をなくしたゴリューナガが悔しさをにじませる。

「どうやって魔力の存在を消した? 今だって魔力を感じないのに、なぜ魔法が使える!?」
奇怪おかしなことをおっしゃる。魔術師がいると判っていて忍び寄るのに、魔力を隠さぬほどわたしが愚かだとでも?」
「魔力を隠す? そんなの聞いたことがない」
「えぇ、やっと開発した技です。自分の中の魔力の流れを制せぬ者にはできないでしょう――それよりも質問に答えなさい」
「俺に指図するな!」

 怒りに任せてゴリューナガが剣を抜く。そして自分の行動にハッとすると、ニヤリとサシーニャを見た。
「これならどうだ!」
サシーニャ目掛けて突進するゴリューナガ、魔法ではかなわない。ならば武力と思い切った。

 サシーニャはチラリとゴリューナガを見ただけで、自分を見上げるモフマルドを見続けている。手にした剣はピクリとも動かず、かたきの咽喉を狙っている。

 ゴリューナガが剣を構えサシーニャに向かう……動いたのはリオネンデ、目の前を横切らんとするゴリューナガの行く手をはばみ、スルリと抜いた剣をサッと払う。標的を変え身構えるゴリューナガ、だが遅い。リオネンデの剣はゴリューナガの剣を討ち払い、あっけなく弾き飛ばした。

 弾き飛ばされた剣が宙を舞う。魔法の発動を感じるが、ゴリューナガには対処できない。どんな魔法が使われた?

 剣の刀身が急激に広がったと思うとすぐさまゴリューナガに覆い被さる。サシーニャの魔法だ。刀身は大きな布袋に変わっていく。つかがひゅるひゅると細長くなり縄に変化すると、布袋に包み込まれたゴリューナガを袋の上から縛り上げた。あっという間の出来事だ。
「なにしやが――」
ゴリューナガの叫び声、だが不意に消えた。

「袋の中に音と動きを閉じ込めました。同時にこちらの声も気配も袋の中には届きません」
モフマルドから注意を逸らすことなく、サラリとサシーニャが言う。

「その男をどうするかはあとで決めましょう」
「袋詰めにしたようだが、息が止まりはしないか?」
「訊きたいことがあるうちは必ず生かしておきます」
「ふむ……」

 剣をさやに納めたリオネンデがジョジシアスに向かう。
「さて伯父上。なぜ我々が自らここに来たかお判りか?」
「リオネンデ……」

 長椅子に腰を抜かしたままのジョジシアス、ゴリューナガの剣に込められた殺気と魔法の不思議に、相当きもを冷やされている。だが逃げ出すこともできず、ビクビクと甥の顔を見た。

「お、おまえ……あそこからこの部屋に入ってきたと言うことは、やはり仕組んだのはおまえたち、グランデジアと言うことなのだな? なんでそんな事をした?」
「これはこれは……身に覚えがないとおっしゃるか?」
怒りがリオネンデの形相を変える。

「おまえ、幼い王子に何をした? 自分の異母妹いもうとに何をした? グランデジア後宮になぜ火を放った!?」
「な、なぜそれを!?」
さらにジョジシアスから血の気が引く。失神しはしないかと危ぶむほどだ。

「リオネンデ! 俺を好いてくれていたんじゃないのか? 慕ってくれているというのは俺の思い込みか? 俺を恨んでいると言うのか!?」
自分でも忘れかけていた過去の悪行、それを深い絆で結ばれていると思い込んでいた可愛い甥が思い出させる。ジョジシアスの身体が小刻みに震え始めた――

 国王の居室でそんなことになっているとも知らず、バイガスラ王宮を守る衛兵たちは続々と正門に集まってくる。
(王宮の外からくる敵兵はない。少しは頭を使ったらどうなんだ?)

 俺だったら別の門から兵を出し、背後から襲わせるぞ――心の中で、リヒャンデルが呆れて笑う。門の限られた空間でやり合うから、四人でもなんとかなっている。サシーニャは『バイガスラ王宮に指揮を執れる将校は残っていない』と読んだ。それは当たっていた。ここに兵が集まるのは、賊が侵入したと聞いたからだ。誰かが組織的に動かしたわけじゃない。しかし……

『疲れ知らずの魔法を使いたいところですが、魔法使用の気配は消すことができません。だから頑張ってください』
澄まして言うサシーニャをぶん殴っておけばよかったと後悔している。

 チラリと部下を見ると疲労が色濃くなっていく。開戦前のサシーニャの加護は期限切れだと、リヒャンデル自身、しみじみ感じる。倒した敵兵は百を超えたか? 向かってくるのは二百足らず。あと二百はここに来るだろう。
(早くしろ、サシーニャ!)

 ジョジシアス王を捕らえたら、空に魔法で光の矢を放つとサシーニャが言った。その光を見たらバイガスラ兵に投降を求めなさい。
『おまえたちの国王は捕らえられた、とね。すぐにジョジシアスを連れて正門に向かいます』

(地図の通りなら、ジョジシアスがいるのはあの辺り)
すがる思いでつい空を見るリヒャンデル、だが見えたのは望むものではなかった。

「なんだ!?」
リヒャンデルの小さな叫び、が、突然の雷鳴に掻き消される。敵味方関係なく、全ての兵が動きを止めた。空は晴れている。雲一つない。それにこれは雷鳴じゃない。ではなんだ? いや、待て、これは!?

 ゴゴゴゴ……起きる地響き、地が大きく揺れ始める。誰もが己を支えきれず、やっとのことで立ち、ある者はよろよろと倒れていく。
「うあわぁっ!!」
いくつもの悲鳴が上がる。

 雷鳴と思われた轟音も続いている。どんどん大きく轟いて、こちらに迫ってくるようだ。
「と、鳥か!?」
誰かが空を指さした。

 赤い大きな鳥がこちらに向かって近づいてくる。轟音はその鳥の羽搏はばたく音のようでも、鳴き声のようでもある。
鳳凰ほうおうだ! 赤き鳳凰だ!!」
叫んだ男がくずおれたのは、地が揺れているからか、腰を抜かしたからなのか、本人にも判らなかっただろう。

(リオネンデ! サシーニャ!)
揺れに足を取られながらもリヒャンデルが走り出す。
「ついて来い、こっちだ!」
大声で叫ぶが三人の部下はついて来られるか? 来られなくてもいい。俺一人ででも、二人を守ってみせる。リヒャンデルが忠誠を誓った王のもとへと必死に走る。

 グランデジア王家の墓地ではチュジャンエラとジャルスジャズナがしゃがみ込んでひつぎたちの円舞をながめていた。ジャルスジャズナに聞こえた声に逆らって、王家の墓地から出ることも考えた。が、出入口は見えない壁でふさがれていた。なんとか出ようと試みたものの、始祖の王の魔法にはかなわなかった。

「死者の蘇りって?」
チュジャンエラがジャルスジャズナに問う。
「座学の重要性が身に染みるよ」
判らないとは答えずに、ジャルスジャズナが苦笑した。

「たださ、死者の蘇りと聞いて思い出した伝説がある――民人が求めれば王は何度も蘇るってやつ。あれは王家の墓にも関係してるんだ」
「偉大な王、じゃなかったっけ、それ?――で、どう関係しているの?」
「どんなふうに蘇るかってのは知らないだろう?」

「そうだね、鳳凰のしるしが身体にあるとか、そんな話だったんじゃ?」
「そう、それ。リューデントにはさ、生まれながらに鳳凰型のあざが二の腕に有って、すぐさま次の王に決められたんだ。わたしが八つの時、国をあげてのお祭り騒ぎだった」

「ふぅん……」
「なんだか、不服そうだね」
「いやさ、なんか、双子なのに生まれた時から差がついちゃったんだなって」
「リオネンデに同情した?」
「少しね……で、どう蘇るか知らないだろうってジャジャは言うけど、リューデントさまは始祖の王の生まれ変わりって話じゃなかったっけ?」

「それがね――王と王妃の遺体はどんなに時が過ぎようと落命した時の姿のままなんだ。魔法で防腐処理をするからね……それがある日、棺の中から消える」
「消えるって?」
「わたしにそれを聞くかい? まぁ、言葉通り消えちゃうんだろうね――で、姿を変えて現世うつしよに現れる。生まれ変わるって事なんだ」

「それじゃあ、リューデントさまが生まれた時、王家の墓を調べたの? からの棺は見つかった?」
「多分調べてない――もし調べて、何代か前の王の棺が空だったら拙いだろう?」
「あ……始祖の王の生まれ変わりじゃなくなる?」

「それに始祖の王の棺は王廟おうびょうの下に埋葬されてるって言われてるから、廟を壊さない限り確認できない。その二つの理由と関係なく、本当は誰も生まれ変わりなんか信じてない」
「それ、凄く納得しちゃう」

「でもさ、双子の王子にはいい迷惑だよね――たまたま変わった形の痣があるってだけで祭り上げられて、過度に期待される。もう一人は正当な評価を受けることなく、王座から離された」
「うーーん……でもさ、鳳凰の印を持って生まれた王は、世を安寧あんねいに導くって言われてるよね。期待されても仕方ないんじゃ?」
「鳳凰の痣は王家に時々現れる、ただの遺伝かも知れない。それに善政を施した王をあとから勝手に鳳凰の印があったってしたのかもしれない――鳳凰の印と言って痣とは言わないのはなぜだろうね?」

「それじゃあジャジャは、リオネンデさまはそんな大それた王ではないと?」
「そんなこと言ってないって。ダム工事や用水路を考え付くなんて、きっと歴史に名を残す王になると思ってる。いや、既にそうなのか?――あれ? 始祖の王の生まれ変わりはリューデントだった。なんかごちゃ混ぜにしちゃったね」
「あ、本当だ。僕も……ジャジャはリューデントさまを知っているの? どんな人だった?」

「リオネンデとリューデントは見分けが付かなかったよ。魔術師の仕事で何度か話したことはあるけど……性格はまるきり今のリオネンデと同じ。正直な話、亡くなったのは実はリオネンデで、今、リオネンデって呼んでるのはリューデントなんじゃないかって感じることがある――双子の王子はいつも自分の紋章を身に着けてた。そうじゃないとみんなが混乱するから。サシーニャは紋章がなくても判ったらしいけどね」
「へぇ、やっぱり小さいころから知った仲だし従兄弟いとこだからかな?」
「どうなんだろうね。サシーニャは繊細だから、僅かな違いにも気づけるのかもね」
「繊細? 僕に言わせればヘンに神経質。サシーニャさまはで怠け者で神経質で勤勉で、どうにも手のかかる人」
「チュジャンに言わせるとサシーニャはかなりの変人、でも――!?」
「ジャジャ!? 今度は何!?」

 王家の墓に轟音が響く。宙を舞う棺たちの動きも乱れ、さながら乱舞と変わる。そして地が揺れ始める。床に尻を着けていたジャルスジャズナとチュジャンエラが身体を支えようと手を床につく。そして……チュジャンエラが消えそうな声で言う。
「王廟が……浮かんでる?」

 光を放つ王廟が、回転しながらゆっくりと地から離れていく――
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