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剣と宗と森の民
脱出
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「ふぅ・・・少し休めたよ、3人共ありがとう。」
3人に周囲を警戒してもらえたおかげでポセイラスは無事、休む事ができた。
「気にしなくて大丈夫にゃ」フンスッと鼻を鳴らすぎんた
「そうですよ!ポセイラスさんが居ないと困りますし!」ドヤッ
何故か誇らしげに話すエメレッタ
「私は何もしていないけど・・・」ボソボソと呟くクロミ
よっこいしょっと「みんなのおかげだ。改めて礼を言うありがとう。」
ポセイラスは重い腰を上げて、再び先頭に立ちみんなを先導する
「ぎんたは後ろを警戒するにゃ!」
ポセイラスとぎんたでエメレッタとクロミを守る形で進んでいく
「シッ」
ポセイラスが立ち止まり、3人を手で抑止する
「・・・扉?」
4人の目に飛び込んだのは古ぼけた木製の扉で獅子頭のノッカーが付いていた
「さっきの化け物がモチーフになっているな・・・」
ポセイラスは慎重にノッカーへ手を触れ扉を少しずつ丁寧に開ける
ギィ・・・と地面と擦れる音が周囲に響き渡る中ポセイラスの後ろでぎんたはもしもに備えていく
ガコンッ
「・・・なんだここは!?」
「くっ臭いにゃ!」
「ゔっ」
「ゔぅ・・・酷い臭いです。」
扉を開けた瞬間、4人を襲った独特な異臭は鼻にツーンと突き刺さる
ぎんた、エメレッタに至っては嗅覚が鋭い分、辛いことだろう
「・・・何かを研究していたのか?」
ポセイラスは自身の袖で口元を覆いながら視認すると淡く発光する変な液体に浸かった物やガラスが飛び散る床がそれを連想させる
「ゔぅ、色んな匂いが混ざってて辛いにゃ・・・」
ぎんたは両手で鼻を塞ぎつつ、ポセイラスの後に付く
パキッ「ひぃ!?」
恐る恐るエメレッタの外套の端を掴みながら進むクロミ
「だ、大丈夫ですよ。クロミさん。ただのガラス片ですよ」
ビビりつつもポセイラスの後に付くエメレッタとクロミ
「少し、奥へ行こう。」
先導するポセイラス
「ほ、ほんとうに(杖は)あるんですかね?」
不安になりつつも杖の為、頑張るエメレッタ
「に"ゃ!?」
「どうした!?」
「えっ!?」
「へっ!?」
ぎんたの声に3人は振り返る
「あったにゃ!!」
ぎんたが指差す視線の先には液体に漬けられたエメレッタの杖だった
「えぇ・・・」
予想外の場所を見たエメレッタはショックが隠せない
「・・・なんであんな所に??」
戸惑うエメレッタ
「・・・まずは取り出す方法を考えよう」
驚きつつもポセイラスは3人に提案する
「そ、そうですね。」
「そ、そうにゃ、液体を出す装置とかあるはずにゃ!」
「今のところ、誰も居ないと思う。なので、ぎんたと私で二手に別れよう。」
ポセイラスが提案する
「そうにゃね・・・。分かったにゃ、エメレッタ一緒に来るにゃ!」
「えっはい。」
「く、クロミはポセイラスさんと一緒ですね?」
「そういう事だね。」
4人はポセイラスの提案により師匠に承った杖を取り出す方法を探る為、二手に別れる
散らばった資料や様々な器具などを片っ端から探していく
「にゃ?何にゃ?これ!」ポチッ
捜索していたぎんたは小さなボタンを見つけ、躊躇なく押した
ゴゴゴゴゴゴゴッと地響きがし始める
ピシッ
「にゃ!?」
タッタッタッタッタッ
「ぎ、ぎんたさん!?なっ何をしたんですか!?」
近くに居たエメレッタが慌ててぎんたの元へ駆け寄り尋ねた
「にゃ??ここのボタンを押しただけだにゃ」
ゴゴゴゴゴ・・・ピシッガシャンッパリンッごろん
ザパァ・・・
「この揺れは何事だ!?」
ポセイラスが慌てた駆けつけてきた
クロミに至っては小さく蹲って動かない
「なんか変なボタンを押したらこうなっにゃ!」
てへへと頭を抱え悪びれる様子がないぎんた
「ちょっとぎ、ぎんたさん・・・」
呆れるエメレッタ
「そ、それより、ほら、あれ!杖が出てきたにゃ!」
ぎんたは目を泳がせ、誤魔化すように見つけた杖を指差す
「も、もう!」
エメレッタは感情を露わにする
「まぁまぁ、と、とにかく・・・それどころやない!まずはここから離れよう」
言い争う2人を宥めて身の危険を感じたポセイラスは提案する
「わ、わかったにゃ」
「えっ?あっはいそうですね」
ポセイラスの提案に納得するぎんたとエメレッタ
「よし、最初ほど揺れは激しくないから今のうちに脱出しよう。」
ポセイラスの声に2人は反応して行動に移すクロミも後をついていく
ゴゴゴゴゴッ
「うわっ本格的にゆ、揺れてきましたね!」
杖を回収し慌てながらも帰路に移すエメレッタ
「にゃ、早く逃げるにゃ!」
「きゃっ!」
「みんな逸れないように着いてきてくれ!」
慌てるぎんたたちをポセイラスが先導する
道中、散らばる残骸やガラス片があったりと大変だったが無事に雷神馬の支部を脱出することができた4人だった
「にゃ?こんにゃ所にぎんたは連れ去られてたかにゃ・・・」
「・・・どこかの森深くですかね?」
「ここはアーサット王国から西へ進んだ先にある山岳地帯を抜けたさらに奥の森の中だよ」
ポセイラスがエメレッタに答える
「そ、そんな場所に!?」
驚くエメレッタ
「あぁ、まぁここまで来たら君たちも元の場所まで送るよ」
「え?いいんですか!?」
ポセイラスの思わぬ提案にさらに驚くエメレッタ
「ほら、クロミちゃんも私が拠点にしている街に送って行きたいからさ」
「あ、ありがとうございます!」
「剣聖がいると助かるにゃ!ありがとうにゃ!」
ポセイラスの優しさに感謝するエメレッタとぎんた
「ポセイラスさん、約束通り送ってくれるんですね!ありがとうございます。」
ポセイラスに頭を下げるクロミ
「はははっ最初に約束していたし、気にする事ないよ。」
照れ臭くするポセイラス
「では、まずここの近くにある村でひと息を入れて街に向こうか。」
「はい。」
「分かったにゃ!」
「お願いします。」
ポセイラスの提案にそれぞれ返事をする
ポセイラスはぎんたたちを無事に街まで送り届けた
「・・・この崇高なる、私がやられるとはな。許さぬ。許さぬ!」
3人に周囲を警戒してもらえたおかげでポセイラスは無事、休む事ができた。
「気にしなくて大丈夫にゃ」フンスッと鼻を鳴らすぎんた
「そうですよ!ポセイラスさんが居ないと困りますし!」ドヤッ
何故か誇らしげに話すエメレッタ
「私は何もしていないけど・・・」ボソボソと呟くクロミ
よっこいしょっと「みんなのおかげだ。改めて礼を言うありがとう。」
ポセイラスは重い腰を上げて、再び先頭に立ちみんなを先導する
「ぎんたは後ろを警戒するにゃ!」
ポセイラスとぎんたでエメレッタとクロミを守る形で進んでいく
「シッ」
ポセイラスが立ち止まり、3人を手で抑止する
「・・・扉?」
4人の目に飛び込んだのは古ぼけた木製の扉で獅子頭のノッカーが付いていた
「さっきの化け物がモチーフになっているな・・・」
ポセイラスは慎重にノッカーへ手を触れ扉を少しずつ丁寧に開ける
ギィ・・・と地面と擦れる音が周囲に響き渡る中ポセイラスの後ろでぎんたはもしもに備えていく
ガコンッ
「・・・なんだここは!?」
「くっ臭いにゃ!」
「ゔっ」
「ゔぅ・・・酷い臭いです。」
扉を開けた瞬間、4人を襲った独特な異臭は鼻にツーンと突き刺さる
ぎんた、エメレッタに至っては嗅覚が鋭い分、辛いことだろう
「・・・何かを研究していたのか?」
ポセイラスは自身の袖で口元を覆いながら視認すると淡く発光する変な液体に浸かった物やガラスが飛び散る床がそれを連想させる
「ゔぅ、色んな匂いが混ざってて辛いにゃ・・・」
ぎんたは両手で鼻を塞ぎつつ、ポセイラスの後に付く
パキッ「ひぃ!?」
恐る恐るエメレッタの外套の端を掴みながら進むクロミ
「だ、大丈夫ですよ。クロミさん。ただのガラス片ですよ」
ビビりつつもポセイラスの後に付くエメレッタとクロミ
「少し、奥へ行こう。」
先導するポセイラス
「ほ、ほんとうに(杖は)あるんですかね?」
不安になりつつも杖の為、頑張るエメレッタ
「に"ゃ!?」
「どうした!?」
「えっ!?」
「へっ!?」
ぎんたの声に3人は振り返る
「あったにゃ!!」
ぎんたが指差す視線の先には液体に漬けられたエメレッタの杖だった
「えぇ・・・」
予想外の場所を見たエメレッタはショックが隠せない
「・・・なんであんな所に??」
戸惑うエメレッタ
「・・・まずは取り出す方法を考えよう」
驚きつつもポセイラスは3人に提案する
「そ、そうですね。」
「そ、そうにゃ、液体を出す装置とかあるはずにゃ!」
「今のところ、誰も居ないと思う。なので、ぎんたと私で二手に別れよう。」
ポセイラスが提案する
「そうにゃね・・・。分かったにゃ、エメレッタ一緒に来るにゃ!」
「えっはい。」
「く、クロミはポセイラスさんと一緒ですね?」
「そういう事だね。」
4人はポセイラスの提案により師匠に承った杖を取り出す方法を探る為、二手に別れる
散らばった資料や様々な器具などを片っ端から探していく
「にゃ?何にゃ?これ!」ポチッ
捜索していたぎんたは小さなボタンを見つけ、躊躇なく押した
ゴゴゴゴゴゴゴッと地響きがし始める
ピシッ
「にゃ!?」
タッタッタッタッタッ
「ぎ、ぎんたさん!?なっ何をしたんですか!?」
近くに居たエメレッタが慌ててぎんたの元へ駆け寄り尋ねた
「にゃ??ここのボタンを押しただけだにゃ」
ゴゴゴゴゴ・・・ピシッガシャンッパリンッごろん
ザパァ・・・
「この揺れは何事だ!?」
ポセイラスが慌てた駆けつけてきた
クロミに至っては小さく蹲って動かない
「なんか変なボタンを押したらこうなっにゃ!」
てへへと頭を抱え悪びれる様子がないぎんた
「ちょっとぎ、ぎんたさん・・・」
呆れるエメレッタ
「そ、それより、ほら、あれ!杖が出てきたにゃ!」
ぎんたは目を泳がせ、誤魔化すように見つけた杖を指差す
「も、もう!」
エメレッタは感情を露わにする
「まぁまぁ、と、とにかく・・・それどころやない!まずはここから離れよう」
言い争う2人を宥めて身の危険を感じたポセイラスは提案する
「わ、わかったにゃ」
「えっ?あっはいそうですね」
ポセイラスの提案に納得するぎんたとエメレッタ
「よし、最初ほど揺れは激しくないから今のうちに脱出しよう。」
ポセイラスの声に2人は反応して行動に移すクロミも後をついていく
ゴゴゴゴゴッ
「うわっ本格的にゆ、揺れてきましたね!」
杖を回収し慌てながらも帰路に移すエメレッタ
「にゃ、早く逃げるにゃ!」
「きゃっ!」
「みんな逸れないように着いてきてくれ!」
慌てるぎんたたちをポセイラスが先導する
道中、散らばる残骸やガラス片があったりと大変だったが無事に雷神馬の支部を脱出することができた4人だった
「にゃ?こんにゃ所にぎんたは連れ去られてたかにゃ・・・」
「・・・どこかの森深くですかね?」
「ここはアーサット王国から西へ進んだ先にある山岳地帯を抜けたさらに奥の森の中だよ」
ポセイラスがエメレッタに答える
「そ、そんな場所に!?」
驚くエメレッタ
「あぁ、まぁここまで来たら君たちも元の場所まで送るよ」
「え?いいんですか!?」
ポセイラスの思わぬ提案にさらに驚くエメレッタ
「ほら、クロミちゃんも私が拠点にしている街に送って行きたいからさ」
「あ、ありがとうございます!」
「剣聖がいると助かるにゃ!ありがとうにゃ!」
ポセイラスの優しさに感謝するエメレッタとぎんた
「ポセイラスさん、約束通り送ってくれるんですね!ありがとうございます。」
ポセイラスに頭を下げるクロミ
「はははっ最初に約束していたし、気にする事ないよ。」
照れ臭くするポセイラス
「では、まずここの近くにある村でひと息を入れて街に向こうか。」
「はい。」
「分かったにゃ!」
「お願いします。」
ポセイラスの提案にそれぞれ返事をする
ポセイラスはぎんたたちを無事に街まで送り届けた
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