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生命との狭間
入口
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「煉獄の窯・・・ですか?」
聞き覚えのない場所に戸惑うエメレッタ
「確か・・・ここよりさらに奥から繋がっている場所だよ。」
「そうにゃそこにゃ!」
「でも・・・どうやって行くんですかね?見た所ここより進む場所がないように見えますが・・・」
守り神とぎんたの話にエメレッタが尋ねる
「それなら、入口に待機している使者の子に尋ねるといいよ。私はいく事は出来ないけど、彼女が近くまで案内してくれる。」
「にゃるほど。わかったにゃ!」
「分かりました。」
2人は守り神に返事して準備をする
「私の身体が侵食される前に戻ってきてくれ。頼む。」
「もちろんにゃ!」
「はい。がんばります。」
頭を下げた守り神に2人は快諾する
「それでは、一時のお別れになりますね。」
守り神に別れの挨拶をするエメレッタ
「んにゃ、行ってくるにゃ!」
エメレッタとぎんたの休息も終えて煉獄の窯の入り口まで案内してもらう為、2人は使者の元へと歩んで事情を話す
「・・・承知いたしました。それでは、煉獄の窯の入り口までご案内致します。」
入り口で待機していた使者が2人を案内する
2人を連れた使者は一度、守り神が居た場所から離れエルフの里の反対側の方へ歩いてく
青々しく広がる木々、崖下に小さな滝壺が見える
「・・・あそこです。」
滝に指を差し崖の手前で立ち止まる使者
「にゃ?」
「えっ?すいません。行き止まりですよね?」
どう見ても2人の目の前には小さな滝にしか見えない
「えぇ・・・まさにその滝です。」
淡々と答える使者
「ちょっと、すいません。もっと分かりやすく教えてもらってもいいですか?」
少し馬鹿にされているのでは?と思いつつも丁寧に尋ねるエメレッタ
「そうにゃ。ちゃんと分かりやすく案内するにゃ」
文句を言うぎんた
「いえ、何もふざけているわけではありません。あの小さな滝壺の中にあります。」
使者は少し自信なさげに上から滝壺を見下す形で指差し答える
「えっ?ま、まさか、こんな所から落ち・・・るんですか??」
「にゃ?こんにゃ高い位置からバ、バンジーかにゃ?」
冗談だよね?と言いたげな2人に使者は「はい。その通りです。」と真面目に答え突き落とす
ドンッ
「にゃ!?にゃ#$&%ぁあ」「へっ!?」
「いってらっしゃいませ。」
突如、数メートルあろう高さを後ろから使者に突き落とされた2人
本能で瞼を閉じてしまう
崖上からの滝壺まで垂直落下
水面スレスレで叩きつけられたと確信したと思えば、あったはずの水が消え
そのまま地下の闇へと2人は消えていった
「実をいうとここの滝壺の部分は外部からの侵入を防ぐため幻影になっていて存在していないんです。そして、煉獄の窯への直接ルートになっているんです・・・と言っても、御二人の耳には届いていませんね・・・」
深々とお辞儀をした後、使者のエルフは帰路につく
ー-----ドンッ
「痛・・・くない?」「くはっ!死ぬかと思ったにゃ・・・」
地面に叩きつけられた2人は無事(?)到着した
「にゃんにゃ!あの使者エルフ!酷いにゃ!いきにゃり突き落とすにゃんて!」プンスカ
分かりやすくダンダンと地団駄を踏んで怒りを露わにするぎんた
「全くですよ!たまたま地面に柔らかい物があったから良かったものの・・・?」
ぎんたに話しながらも違和感を感じたエメレッタは自分のお尻に視線を向ける
「・・・」
サァと血の抜ける感じがした
エメレッタのお尻の下には見たことのない液状の何かがあった
「にゃ!?エメレッタ何の上に乗ってるかにゃ!?」
「な、なんですかね・・・?」
エメレッタは震える声でぎんたに答える
「にゃんだか分からにゃいからさっさと退くにゃ!」
エメレッタから少し離れた場所で指摘するぎんた
「そ、それが・・・腰を抜かして動けないんで、ですよ」
エメレッタは涙目になりながらぎんたに訴える
もぞ・・・
「ひぃっ!?な、何かが、う、動きました!」
エメレッタは自分のお尻の下で動く何かに恐怖し混乱する
「はぁ、仕方がにゃいにゃ!目を閉じるにゃ!」
やれやれとため息を吐き指示を出すぎんたに「は、はい!」と素直に返すエメレッタ
「とぅ!にゃっ」
瞼を閉じたエメレッタに目掛けドロップキックをかますぎんた
ぎゃふんっと勢いよく飛んだエメレッタは液状の何かから脱出に成功する
「・・・痛いです。」
エメレッタは打ったお尻をさすりながらぎんたに目で訴える
「確かに助けを乞いましたが・・・ぎんたさん。痛いです。」
不満気に話すエメレッタ
「助かったにゃらいいにゃ!」
もぞ・・・モゾ
「それよりアレ何にゃ?」
液状だった何かがモゾモゾと蠢いて1メートルほどのプルプルとした赤い半透明な塊となった
「・・・うぅ、何ですかね?」
痛そうに摩りながら答えるエメレッタ
「赤いゼリーみたいだにゃ。」
美味しそうに見つめるぎんた
「なっ!?ぎんたさんそんな何か分からない物を食べようとしないでくださいね!?」
ぎんたに慌てて注意するエメレッタ
「にゃ?冗談にゃ!あんにゃの食べる訳がないにゃ!」といいつ、ぎんたの尻尾は少し下がって残念そうだ
「い、いやいや・・・本当にダメですからね!?もしかしたら襲ってくる奴かも知れませんよ??」
何が起こるか分からない未経験の土地、当然、警戒をするエメレッタ
「わ、分かってるにゃ」
少し口を尖らせるぎんた
「幸い一本道なので、避けて迂回しましょう、迂回!」
エメレッタはその場でプルプルと動こうとしない赤い塊を警戒しながらぎんたに提案する
「・・・分かったにゃ!」
渋々提案を承諾するぎんただった
聞き覚えのない場所に戸惑うエメレッタ
「確か・・・ここよりさらに奥から繋がっている場所だよ。」
「そうにゃそこにゃ!」
「でも・・・どうやって行くんですかね?見た所ここより進む場所がないように見えますが・・・」
守り神とぎんたの話にエメレッタが尋ねる
「それなら、入口に待機している使者の子に尋ねるといいよ。私はいく事は出来ないけど、彼女が近くまで案内してくれる。」
「にゃるほど。わかったにゃ!」
「分かりました。」
2人は守り神に返事して準備をする
「私の身体が侵食される前に戻ってきてくれ。頼む。」
「もちろんにゃ!」
「はい。がんばります。」
頭を下げた守り神に2人は快諾する
「それでは、一時のお別れになりますね。」
守り神に別れの挨拶をするエメレッタ
「んにゃ、行ってくるにゃ!」
エメレッタとぎんたの休息も終えて煉獄の窯の入り口まで案内してもらう為、2人は使者の元へと歩んで事情を話す
「・・・承知いたしました。それでは、煉獄の窯の入り口までご案内致します。」
入り口で待機していた使者が2人を案内する
2人を連れた使者は一度、守り神が居た場所から離れエルフの里の反対側の方へ歩いてく
青々しく広がる木々、崖下に小さな滝壺が見える
「・・・あそこです。」
滝に指を差し崖の手前で立ち止まる使者
「にゃ?」
「えっ?すいません。行き止まりですよね?」
どう見ても2人の目の前には小さな滝にしか見えない
「えぇ・・・まさにその滝です。」
淡々と答える使者
「ちょっと、すいません。もっと分かりやすく教えてもらってもいいですか?」
少し馬鹿にされているのでは?と思いつつも丁寧に尋ねるエメレッタ
「そうにゃ。ちゃんと分かりやすく案内するにゃ」
文句を言うぎんた
「いえ、何もふざけているわけではありません。あの小さな滝壺の中にあります。」
使者は少し自信なさげに上から滝壺を見下す形で指差し答える
「えっ?ま、まさか、こんな所から落ち・・・るんですか??」
「にゃ?こんにゃ高い位置からバ、バンジーかにゃ?」
冗談だよね?と言いたげな2人に使者は「はい。その通りです。」と真面目に答え突き落とす
ドンッ
「にゃ!?にゃ#$&%ぁあ」「へっ!?」
「いってらっしゃいませ。」
突如、数メートルあろう高さを後ろから使者に突き落とされた2人
本能で瞼を閉じてしまう
崖上からの滝壺まで垂直落下
水面スレスレで叩きつけられたと確信したと思えば、あったはずの水が消え
そのまま地下の闇へと2人は消えていった
「実をいうとここの滝壺の部分は外部からの侵入を防ぐため幻影になっていて存在していないんです。そして、煉獄の窯への直接ルートになっているんです・・・と言っても、御二人の耳には届いていませんね・・・」
深々とお辞儀をした後、使者のエルフは帰路につく
ー-----ドンッ
「痛・・・くない?」「くはっ!死ぬかと思ったにゃ・・・」
地面に叩きつけられた2人は無事(?)到着した
「にゃんにゃ!あの使者エルフ!酷いにゃ!いきにゃり突き落とすにゃんて!」プンスカ
分かりやすくダンダンと地団駄を踏んで怒りを露わにするぎんた
「全くですよ!たまたま地面に柔らかい物があったから良かったものの・・・?」
ぎんたに話しながらも違和感を感じたエメレッタは自分のお尻に視線を向ける
「・・・」
サァと血の抜ける感じがした
エメレッタのお尻の下には見たことのない液状の何かがあった
「にゃ!?エメレッタ何の上に乗ってるかにゃ!?」
「な、なんですかね・・・?」
エメレッタは震える声でぎんたに答える
「にゃんだか分からにゃいからさっさと退くにゃ!」
エメレッタから少し離れた場所で指摘するぎんた
「そ、それが・・・腰を抜かして動けないんで、ですよ」
エメレッタは涙目になりながらぎんたに訴える
もぞ・・・
「ひぃっ!?な、何かが、う、動きました!」
エメレッタは自分のお尻の下で動く何かに恐怖し混乱する
「はぁ、仕方がにゃいにゃ!目を閉じるにゃ!」
やれやれとため息を吐き指示を出すぎんたに「は、はい!」と素直に返すエメレッタ
「とぅ!にゃっ」
瞼を閉じたエメレッタに目掛けドロップキックをかますぎんた
ぎゃふんっと勢いよく飛んだエメレッタは液状の何かから脱出に成功する
「・・・痛いです。」
エメレッタは打ったお尻をさすりながらぎんたに目で訴える
「確かに助けを乞いましたが・・・ぎんたさん。痛いです。」
不満気に話すエメレッタ
「助かったにゃらいいにゃ!」
もぞ・・・モゾ
「それよりアレ何にゃ?」
液状だった何かがモゾモゾと蠢いて1メートルほどのプルプルとした赤い半透明な塊となった
「・・・うぅ、何ですかね?」
痛そうに摩りながら答えるエメレッタ
「赤いゼリーみたいだにゃ。」
美味しそうに見つめるぎんた
「なっ!?ぎんたさんそんな何か分からない物を食べようとしないでくださいね!?」
ぎんたに慌てて注意するエメレッタ
「にゃ?冗談にゃ!あんにゃの食べる訳がないにゃ!」といいつ、ぎんたの尻尾は少し下がって残念そうだ
「い、いやいや・・・本当にダメですからね!?もしかしたら襲ってくる奴かも知れませんよ??」
何が起こるか分からない未経験の土地、当然、警戒をするエメレッタ
「わ、分かってるにゃ」
少し口を尖らせるぎんた
「幸い一本道なので、避けて迂回しましょう、迂回!」
エメレッタはその場でプルプルと動こうとしない赤い塊を警戒しながらぎんたに提案する
「・・・分かったにゃ!」
渋々提案を承諾するぎんただった
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