ひとりの獣人と精霊

わんコロ餅

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生命との狭間

身体

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「ゔぅ・・・」

エメレッタは目を覚ますと見覚えのある暗雲うごめく空に火の粉が飛び散る風景が飛び込んだ

「ん?ようやく目覚めたか。」

聞き覚えある声にエメレッタは起き上がりすぐさま振り向き驚いた

「え!?不死鳥様??」

少し離れた場所に座る不死鳥に気づく

「あれ?私少し前まで世界を繋ぐ樹ユグドラシルにいたはずじゃ・・・???」

戸惑いながらも不死鳥に尋ねる

「間違いないよ。」

淡々と答える不死鳥

「え?ちょっとま、待って下さい。ちょっと整理します。」

頭を抱え困惑しながら落ち着こうと一呼吸をする

「・・・フゥ、あれ??私って死んでいませんでしたか??」

さらに困惑するエメレッタ

「ぷっ、ふふふ・・・あぁ、私が跡形もなく消したよ?」

エメレッタに笑いが堪えず吹き出しながらも話す不死鳥

「!?」バッ

慌て自信の身体を手で確認して一安心するエメレッタ

「・・・でも、私の身体「まぁ、慌てるな」」

エメレッタの言葉をさえぎる不死鳥

「順を追って説明しようか。」

ポォ・・・

「それはぎんたが説明しますにゃ」シュタッ

不死鳥とエメレッタの間から突如、光った後にぎんたが華麗に出現して降り立った

「ぎ、ぎんたさん!?」

驚愕するエメレッタ

「・・・」

「不死鳥様の代わりに説明しに来たにゃ!」

無言になる不死鳥を気にすることなく続けるぎんた

「エメレッタは精霊になったにゃ!」

「!?」

ぎんたの爆弾発言にさらに困惑するエメレッタ

「ほら見ろ、バステトの眷属よ。順を追って話さないから困惑しているだろ?」

やれやれと顔を左右に振り呆れながらこぼす不死鳥

「ニャ!?」

あんぐりと口を開け何故かショックの受けた表情をするぎんた

「簡潔に話すと君は私の愛おしい眷属になったのだ」

ふふふと母性のある微笑みをこぼし優しくエメレッタに語り始める不死鳥

「!?」

「まぁ、詳しく話すとしようか。まず、君は一度、死んでいる。それは理解できているね?」

目を少し薄めエメレッタに確認する

「え、あっはい。確かに・・・ぎんたさんの加護があったのに不死鳥様に燃やされたました。」

思い出しながらもゾッとするエメレッタ

「はははっすまない。君は人である限り生きてるままであちら側・・・つまり、世界を繋ぐ樹ユグドラシルへには行けない。それは理解してもらえるか?」

エメレッタトラウマを思い出したかのような表情を見て軽く詫びて続ける不死鳥

「それは不死鳥様の火力が強かったからにゃ!」

横槍を入れるぎんた

「にゃっ」

それを邪魔するなとキッと睨みつけ黙らせる不死鳥

「は、はい。そう・・・聞きました。」

ゆっくりと思い出しながら理解し始めるエメレッタ

「そこから私の血肉を元に生命溢れるこの場所を利用しながら君を再び再生した。」

「え"ぇぇ!?」

驚きのあまり退き足元にあった小石につまずき転ぶエメレッタ

「にゃ?転んだにゃ」

小馬鹿にしたようにこぼすぎんた

「痛・・・くない?」

咄嗟に溢れでた言葉に対して痛みが襲って来ず驚くエメレッタ

「それが私からの加護でもある。火に関わる全ての無効と大地からの恩恵だね。」

軽く説明する

「え・・・ちょっとま、待ってください。私の理解が追いついてません。」

頭を抱え始めるエメレッタ

「ハハハハッそりゃそうだね。いいよ。気が済むまでそこにいれば良いよ。ただし、あの守り神が保てばだけどね。」

声を出して笑った後、意地悪そうにする不死鳥

「え??あっそうでした!ぎ、ぎんたさん!まずいですよ!!ちょっとど、どうしましょう!?」

不死鳥の言葉に思い出して慌てるエメレッタ

「にゃ!?そうにゃ!!やばいにゃ!?」

エメレッタに釣られ一緒に慌て駆け回るぎんた

「ふふふっ・・・」

イタズラに笑う不死鳥

「「ふ、不死鳥様、ど、どうしよう!?」」

2人同時に不死鳥へ助けを乞う

「・・・さて、私は気分が良い久方ぶりに眷属が増えてあの方の思いに浸る事ができた。一層の事、連れ出してやろうか?」

そう話しながら不死鳥は人の形から3人と出会った時の鳥の姿へと変貌する

ガシッ

「えっ!?」「にゃ??」

2人を鉤爪で掴み一気に飛び上がる不死鳥

バサッと上空で再び広げた翼は御伽噺に出てくるかのような絵になる美しさで滞空する

「ふぅ、私の眷属よ、君はこの世の生命を具現化した精霊である不死鳥わたしの一部を得たのだから。簡単に死にはしないし、人の枠からは外れたその力は凄まじい・・・しかし、その道を外れた時は私の加減で滅ぼす事もあると知れ」

不死鳥はキツく睨みつけ釘を刺し「ひっ、は、はい。」とエメレッタは返答した

「ふふふ、それが聞けて安心したよ。」

バサッと再び翼を羽ばたかせると2人を掴んだままの不死鳥はフッとその場から消えた











バサッバサッ・・・


「ハァハァ・・・む??、何かが羽ばたく音がしたと思ったら・・・なぜ??」

守り神の言葉に気づき2人は驚く

「え、いつの間に!?」「にゃんで??」


「???何故、2人が??私も・・・遂に終わりか・・・」

バタッ

「倒れたらダメにゃぁあ!!」

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