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異端児達の集結
エグゼキュート・コンプレックス②中編
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『あの動きチートじみてね?』
『AIM力半端ない』
『これがウワサの……』
『いや、どうやって避けるんだよwww』
オンライン上では騒ぎが止むことはない。それは政治や芸能界だけではなく、ゲームの空間でのことだ。
ゲームはこの時代、人々により深く浸透し、日本でeーsportsが正式にスポーツとして認められるまでに至った。もはやこの時代に、「運動はいいがゲームはダメ」という理論は通用しないのである。
その結果、芸能人がゲームをプレイする番組はさらに増え、オンラインでの対戦を地上波で放送していたりもする。地上波で自分のプレイを見てもらえるかもしれない……という期待からプレイヤーは格段に増え、ゲームの需要はさらに大きくなっている。
ここで本題に戻ろう。先程の会話は掲示板でのコメントである。
読者の皆様には大方予想はついているだろうが、これはFPSの出来事でネット上は大騒ぎなのだ。
それは、この世界で大人気の対戦型オンラインゲーム、「バイタル・ソリッド」の、あるプレイヤーによるものだ。
彼女(プレイヤー設定が女性なのであくまで仮である)は戦場を幾度となく駆け巡る。
彼女は出会った敵を見逃さない。
彼女は……この世界で「最強」と言っても過言ではない存在。
彼女は自身を、『ariadne』と名乗った……
では、物語の本編へと帰還することにしよう。
「今日はここまでにしておこう。ちょっと遊ばない?」
流雅がテレビの下に置いてあるゲーム機の電源を入れた。
「バイソルか……って、やり込みすぎだろ。どんだけレベル上がってんだ」
『バイソル』というのはバイタル・ソリッドの通称だ。
「まぁ、暇なときはいつも潜ってるし、そりゃ勝手に上がってくれるさ」
流雅はホーム画面が表示されれば、コントローラを操作しメニュー画面へと移行していく。
メニューが表示されるや否や、流雅は自身をカスタマイズし、オンラインの待機画面に移った……と思えば、フレンドを表示する画面に移行した。
「おっと……ちょうど待機中か……混ざっちゃお」
流雅は待機中のフレンドに合流した。それだけならまだ良い。問題はそのプレイヤーのアカウント名だ。
「アカウント名は……『ariadne』!?お前いつの間にフレンドになったんだよ」
「この前に偶然にもぶつかってね、一対一のタイマン勝負まで持ち込んだんだ、結局負けたけどね。 だけど、あまりにも長い戦闘をしたからワンチャン申請すれば来るかなって、そしたらホントに承認してくれたんだ」
分かりやすく言うと、流雅はバイソル・ソリッドのトッププレイヤーのフレンドになっているのだ。
ルールからしても非常に時間がかかるもので、アリアドネもその実力を認めたのだろうか。
「トッププレイヤーに認められたって思うとやっぱ嬉しいもんだねぇ~」
流雅がいつも以上ににやける。
舌打ちしたくなるのは気のせいだろうか─と、零弥は考える。
「さぁ始めるよ。まぁそこで見てて」
一通りの装備を確認し、流雅はエントリーする。
『エントリーが終了いたしました。ゲーム開始までもう少しお待ち下さい』
進行役を務める女性キャラクターがそう伝えるや否や、すぐにステージに移動する。
「始まるよ」
流雅がコントローラを構える。
画面上に、『START!』の文字が浮かべば、流雅はすぐに動き出す。
バイタル・ソリッドのルールは複数あるが、今回流雅が合流したのは一番分かりやすくハードな「バトルロワイヤル」である。ルールはいたって簡単。20人程度のプレイヤーが最後の一人になるまで互いに攻撃し合う、それだけだ。
このゲームで登場する武器はほとんどがオリジナルであるが、数種類は実在するものがある。
また、フィールドには各所でアイテムが配置され、それは相手を攻撃できる銃や弾丸、また回復アイテムなど様々であり、死亡したプレイヤーからも奪い取れる。
といっても、武器は一つだけ、弾丸の装填数を満タンの状態で最初から装備することが可能であり、無論銃は使い捨てではなく、武器破壊しないかぎりほぼ永遠に使用できるため、最初の装備の口径に合う弾丸のみを拾っていればまず攻撃に困ることはない。
ここで説明した『武器破壊』というのは、そのままの意味で、弾丸が当たった場所が武器に命中したとする判定内の場合、その武器の耐久度が減ってしまうルールである。
当然ながら武器によって耐久度には差があり、攻撃力も影響する。
今回流雅が装備したのは、オートマチックの一種、「E―23p」。
軽量で装填数が多く、連射しやすいが口径が小さいため攻撃力が低いのがネックだ。
「オートマ?お前スナイパーじゃなかったのか?」
「『彼女』と戦うときはいつもこれにしてるよ。そうでなきゃ、最後でやられちゃうもん」
零弥が言うように、流雅は基本的にアサルトライフルを装備したスナイパーである。そのため、標準を合わせる能力が非常に高く、打ち合いでは負けづらい。
そんな事を話していれば、近くに敵がいる。一方的に見つかればそれはそれで困るので、ここは敢えて戦うことにしたようだ。
流雅はコントローラを操作し、画面の奥に存在する男は命令通り走り出した─
『AIM力半端ない』
『これがウワサの……』
『いや、どうやって避けるんだよwww』
オンライン上では騒ぎが止むことはない。それは政治や芸能界だけではなく、ゲームの空間でのことだ。
ゲームはこの時代、人々により深く浸透し、日本でeーsportsが正式にスポーツとして認められるまでに至った。もはやこの時代に、「運動はいいがゲームはダメ」という理論は通用しないのである。
その結果、芸能人がゲームをプレイする番組はさらに増え、オンラインでの対戦を地上波で放送していたりもする。地上波で自分のプレイを見てもらえるかもしれない……という期待からプレイヤーは格段に増え、ゲームの需要はさらに大きくなっている。
ここで本題に戻ろう。先程の会話は掲示板でのコメントである。
読者の皆様には大方予想はついているだろうが、これはFPSの出来事でネット上は大騒ぎなのだ。
それは、この世界で大人気の対戦型オンラインゲーム、「バイタル・ソリッド」の、あるプレイヤーによるものだ。
彼女(プレイヤー設定が女性なのであくまで仮である)は戦場を幾度となく駆け巡る。
彼女は出会った敵を見逃さない。
彼女は……この世界で「最強」と言っても過言ではない存在。
彼女は自身を、『ariadne』と名乗った……
では、物語の本編へと帰還することにしよう。
「今日はここまでにしておこう。ちょっと遊ばない?」
流雅がテレビの下に置いてあるゲーム機の電源を入れた。
「バイソルか……って、やり込みすぎだろ。どんだけレベル上がってんだ」
『バイソル』というのはバイタル・ソリッドの通称だ。
「まぁ、暇なときはいつも潜ってるし、そりゃ勝手に上がってくれるさ」
流雅はホーム画面が表示されれば、コントローラを操作しメニュー画面へと移行していく。
メニューが表示されるや否や、流雅は自身をカスタマイズし、オンラインの待機画面に移った……と思えば、フレンドを表示する画面に移行した。
「おっと……ちょうど待機中か……混ざっちゃお」
流雅は待機中のフレンドに合流した。それだけならまだ良い。問題はそのプレイヤーのアカウント名だ。
「アカウント名は……『ariadne』!?お前いつの間にフレンドになったんだよ」
「この前に偶然にもぶつかってね、一対一のタイマン勝負まで持ち込んだんだ、結局負けたけどね。 だけど、あまりにも長い戦闘をしたからワンチャン申請すれば来るかなって、そしたらホントに承認してくれたんだ」
分かりやすく言うと、流雅はバイソル・ソリッドのトッププレイヤーのフレンドになっているのだ。
ルールからしても非常に時間がかかるもので、アリアドネもその実力を認めたのだろうか。
「トッププレイヤーに認められたって思うとやっぱ嬉しいもんだねぇ~」
流雅がいつも以上ににやける。
舌打ちしたくなるのは気のせいだろうか─と、零弥は考える。
「さぁ始めるよ。まぁそこで見てて」
一通りの装備を確認し、流雅はエントリーする。
『エントリーが終了いたしました。ゲーム開始までもう少しお待ち下さい』
進行役を務める女性キャラクターがそう伝えるや否や、すぐにステージに移動する。
「始まるよ」
流雅がコントローラを構える。
画面上に、『START!』の文字が浮かべば、流雅はすぐに動き出す。
バイタル・ソリッドのルールは複数あるが、今回流雅が合流したのは一番分かりやすくハードな「バトルロワイヤル」である。ルールはいたって簡単。20人程度のプレイヤーが最後の一人になるまで互いに攻撃し合う、それだけだ。
このゲームで登場する武器はほとんどがオリジナルであるが、数種類は実在するものがある。
また、フィールドには各所でアイテムが配置され、それは相手を攻撃できる銃や弾丸、また回復アイテムなど様々であり、死亡したプレイヤーからも奪い取れる。
といっても、武器は一つだけ、弾丸の装填数を満タンの状態で最初から装備することが可能であり、無論銃は使い捨てではなく、武器破壊しないかぎりほぼ永遠に使用できるため、最初の装備の口径に合う弾丸のみを拾っていればまず攻撃に困ることはない。
ここで説明した『武器破壊』というのは、そのままの意味で、弾丸が当たった場所が武器に命中したとする判定内の場合、その武器の耐久度が減ってしまうルールである。
当然ながら武器によって耐久度には差があり、攻撃力も影響する。
今回流雅が装備したのは、オートマチックの一種、「E―23p」。
軽量で装填数が多く、連射しやすいが口径が小さいため攻撃力が低いのがネックだ。
「オートマ?お前スナイパーじゃなかったのか?」
「『彼女』と戦うときはいつもこれにしてるよ。そうでなきゃ、最後でやられちゃうもん」
零弥が言うように、流雅は基本的にアサルトライフルを装備したスナイパーである。そのため、標準を合わせる能力が非常に高く、打ち合いでは負けづらい。
そんな事を話していれば、近くに敵がいる。一方的に見つかればそれはそれで困るので、ここは敢えて戦うことにしたようだ。
流雅はコントローラを操作し、画面の奥に存在する男は命令通り走り出した─
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