32 / 109
異端児達の集結
エグゼキュート・コンプレックス④後編
しおりを挟む
「くそっ!逃げられたか」
男を確認できなかった零弥は、強行手段で探すことにした。
「こうなったら上からでも……」
零弥は能力を発動した。効果は『重力制御』。能力に名前をつけている者もいるようだが、零弥は『重力制御』に関しては名前をつけていない。
零弥はビルの壁を走る。重力制御で、自信にかかる重力の向きを横向きにしたのだ。
楽々屋上まで上ると、重力の向きを元通りにする。辺り一面を確認してみれば、目標の男が車に乗ろうとしている所を確認した。
「あそこか!」
車は放っておいても事故を起こしそうなくらいの猛スピードで走る。
「逃がさない……」
零弥は追いかける。ビルの谷間を重力制御を最大限駆使して越えていく。それこそ猛スピードで。
零弥の重力制御は大きく分けて三つ。
①,その物体の重力の向き、大きさ、重力加速度の変更、あるいは消失、復活。
②,その空間の重力の向き、大きさ、重力加速度の変更、あるいは消失、復活。
③,①②に当てはまらないその他。
ならば、早急に男だけ見つけて重力を加算してやればいいじゃないか……という甘い考えは通用しない。
この世界のあらゆる物質には、『情報』が詰められている。それは、体積や温度、その物質を形成する原子など、つまるところ全てが情報である。能力や魔術は、これに干渉することで効果を発揮する。
逆に言えば、その情報量が大きいものならば、能力や魔術の影響を受けないとも言えるのだ。その代表的なものとして、「生命体」があげられる。
生命体は単なる細胞の集まりだけでなく、それぞれが意思や思考を持っている。ただ集まって形成しているそこら辺の物体ではなく、思考や感情などで身体の内用や状態が変わり、そもそも思考や意思も情報の一部なので、簡単に干渉することは出来ないのだ。
ただし、自分を対象に発動することは可能だ。何故ならば、能力を発動しているのは自身であるということは、既に能力が自身に干渉しているということであるからだ。今回の零弥の超加速もそれを利用している。
「あそこか!」
零弥は遂に目的の車を発見した。
いきなり飛びかかるのではなく、ビルの壁を猛スピードで駆け抜けていく。重力の向きを進行方向と壁に向け、その大きさを小さくしてやればいい。等加速ならば足がついていかなくなる場合があるからだ。
車は急カーブで曲がる。それに対応して零弥も曲がる……ことはできない。重力の向きが違う上に、その向きとは逆に曲がったからだ。
それに対する回答は重力の向きごと変えてしまうことだ。零弥はそれを実行する。
零弥は半回転して別のビルの壁に着地した。車との距離はかなり近い。ならば、車が主要道路から外れた狭い道へ入るのを待つだけだ。
零弥の期待通り、車は細い路地へと進む。
「しめた!やっと入ってくれたか」
零弥は重力を更に大きくする。そして、大きくジャンプすると同時に自信への重力の向きを元に戻し、左手を目標の車に向ける。車は重力制御の影響を受け、壁に叩きつけられる。
「クソッ!一体何がどうなってやがる!」
男たちは一斉に車外へと出てくる。人数は四人。
零弥は男たちと少し距離をとって着地。すぐに臨戦態勢へと移る。
「星校でいったい何をしていた。洗いざらい話してもらおうか」
零弥は煽りを含めた脅しをかける。
「見られたならばかまわない。殺すまでだ!」
男たちは一斉に携帯していた拳銃を零弥に向ける。
「そうか。なら、正当防衛成立だな」
客観的に見れば零弥が襲っているだけなのだが、星校への侵入と猛スピードでの逃走、そして拳銃を向けていることを含めればあながち間違ってないのかもしれない。
「うおぉぉぉっ!」
男の一人が発砲する。
ちょうど脳幹を貫通するポイントだ。なかなかいい腕をしている。
それに対して、零弥はふらっと、ふいに力が脱力したように、重力に身を任せるように避ける。
「……っと」
零弥は秒単位で重力の向きを変え、射線を定めさせない。
「なんだこの動きは!?」
「やっかいな!」
どうやら男たちは零弥の動きに翻弄されているようだ。
「構うな、撃て!」
男たちは一斉に射撃を始める。発砲音が重なりすぎて耳障りだ。直に警察や抑制師も駆けつけてくるのだろう。
零弥はここでも慌てない。ジグザクした動きから、壁を全速力で走る直線的な動きに切り替える。それに対応するように、銃弾も零弥を追いかけるように放たれる。銃弾によってガラスが次々と割られていく。
ある程度近づいた零弥は、壁から思いっきり飛び上がり、重力を強めに戻した。
「うおっ!?」
零弥が空中から襲いかかってくる。しかも、零弥の足背部がハンマーの要領で蹴りにかかってきた。
零弥の右足は一人の男の頬をきれいに捉えた。男は壁に向かって叩きつけられる。
「動きが甘すぎる。このような攻撃で俺を殺せるとでも思っているのか?」
零弥はなりふり構わずもう一人を殴りにかかる。
「させるかよ!」
標的の男は弾丸を再装填し、零弥を狙う。
「想定内だ」
零弥は体制をかがめ、銃口に向かって下から右手を振り上げ、銃口を無理やり上に向けることで弾丸をはずさせると同時に、相手に無理やり隙を生み出させる。
残っていた左手で鳩尾を捉えた。
続いて三人目。
零弥が先制攻撃を仕掛けるようで、素早く相手の背後に回り、首を掴む。そして軽く壁に向かって放り投げる。いや、壁に向かって押した、というほうが正しいのかもしれない。
その結果、男は勢いよく壁に叩き付けられた。しかも、一瞬だけ浮いている。
「……バカな……これは能力……?なぜ生命体に効いている?」
壁に叩き付けられた男は息を切らしながら疑問点を口にする。
「アホか。生命体に直接触れた場合、その生命体は自身の一部の扱いになるのを知らないのか?どうやら、能力についてよく理解していないようだな」
零弥が呆れた口調で蔑む。さて、残りのタトゥーの男はどうするか。拳銃を持ってるとはいえ、ちゃんと見ていれば余裕で避けられるし、相手は戦闘に関しては全くの素人のようだし、はっきり言って何でもできる。
相手が先制攻撃してこなければ、の話だが。
そして、ホントに仕掛けてきた。
「ウッ……ウアァァァァ!」
猛スピードで逃げているのに簡単に追いつき、三人の大の男を一瞬で倒してしまう男子高校生は、タトゥーの男にとってはどのように見えているのだろうか。
悪魔?
魔人?
いや、魔王と言っても過言ではない。
男は冷静さを失い、零弥に向かって最後の一発を放つ。
零弥は銃弾に向かって、親指に引っかけた中指をかざす。そして、銃弾に『重力制御』。重力の向きを男の肩に、重力加速度を、本来の十二万倍に変更する。それと同時に、かざした中指で、弾丸を弾いた。拳銃の平均初速は時速千キロメートル。そして、重力加速度はおよそ九.八メートル毎秒毎秒。十二万倍すれば、一秒の時点で速度は本来の初速を越え、進行方向は中指のハンマーを引き金に、男の肩へと向かって行く。
そして、計算通り、弾丸は男の肩を貫いた。
「グアァァッ……」
男は肩を押さえて倒れ込む。
そこに零弥はすたすたと歩き、男のポケットを探る。そこには、星校で目撃した謎のパッケージがあった。
「こいつは回収させてもらう」
キキィィィ……
パッケージを抜き取った瞬間、一台の車が狭い道に突っ込むと、数人の男が銃を構えて窓から身を乗り出す。
「まずい……さすがにそれは……」
銃は銃でもサブマシンガン。そこまで対処できるだけの能力の技術はまだ無かった。零弥はとっさに身を隠す。
銃声が止んだ。
「……もういない……か」
男たちは全員消えていた。あの車に逃げ込ませるためのカムフラージュだったのだろう。この後、警察も来るだろうし、目撃されれば色々面倒臭いことになるし、紗亜矢にはすぐ帰ると伝えているので、零弥は学校に戻ることにした。
男を確認できなかった零弥は、強行手段で探すことにした。
「こうなったら上からでも……」
零弥は能力を発動した。効果は『重力制御』。能力に名前をつけている者もいるようだが、零弥は『重力制御』に関しては名前をつけていない。
零弥はビルの壁を走る。重力制御で、自信にかかる重力の向きを横向きにしたのだ。
楽々屋上まで上ると、重力の向きを元通りにする。辺り一面を確認してみれば、目標の男が車に乗ろうとしている所を確認した。
「あそこか!」
車は放っておいても事故を起こしそうなくらいの猛スピードで走る。
「逃がさない……」
零弥は追いかける。ビルの谷間を重力制御を最大限駆使して越えていく。それこそ猛スピードで。
零弥の重力制御は大きく分けて三つ。
①,その物体の重力の向き、大きさ、重力加速度の変更、あるいは消失、復活。
②,その空間の重力の向き、大きさ、重力加速度の変更、あるいは消失、復活。
③,①②に当てはまらないその他。
ならば、早急に男だけ見つけて重力を加算してやればいいじゃないか……という甘い考えは通用しない。
この世界のあらゆる物質には、『情報』が詰められている。それは、体積や温度、その物質を形成する原子など、つまるところ全てが情報である。能力や魔術は、これに干渉することで効果を発揮する。
逆に言えば、その情報量が大きいものならば、能力や魔術の影響を受けないとも言えるのだ。その代表的なものとして、「生命体」があげられる。
生命体は単なる細胞の集まりだけでなく、それぞれが意思や思考を持っている。ただ集まって形成しているそこら辺の物体ではなく、思考や感情などで身体の内用や状態が変わり、そもそも思考や意思も情報の一部なので、簡単に干渉することは出来ないのだ。
ただし、自分を対象に発動することは可能だ。何故ならば、能力を発動しているのは自身であるということは、既に能力が自身に干渉しているということであるからだ。今回の零弥の超加速もそれを利用している。
「あそこか!」
零弥は遂に目的の車を発見した。
いきなり飛びかかるのではなく、ビルの壁を猛スピードで駆け抜けていく。重力の向きを進行方向と壁に向け、その大きさを小さくしてやればいい。等加速ならば足がついていかなくなる場合があるからだ。
車は急カーブで曲がる。それに対応して零弥も曲がる……ことはできない。重力の向きが違う上に、その向きとは逆に曲がったからだ。
それに対する回答は重力の向きごと変えてしまうことだ。零弥はそれを実行する。
零弥は半回転して別のビルの壁に着地した。車との距離はかなり近い。ならば、車が主要道路から外れた狭い道へ入るのを待つだけだ。
零弥の期待通り、車は細い路地へと進む。
「しめた!やっと入ってくれたか」
零弥は重力を更に大きくする。そして、大きくジャンプすると同時に自信への重力の向きを元に戻し、左手を目標の車に向ける。車は重力制御の影響を受け、壁に叩きつけられる。
「クソッ!一体何がどうなってやがる!」
男たちは一斉に車外へと出てくる。人数は四人。
零弥は男たちと少し距離をとって着地。すぐに臨戦態勢へと移る。
「星校でいったい何をしていた。洗いざらい話してもらおうか」
零弥は煽りを含めた脅しをかける。
「見られたならばかまわない。殺すまでだ!」
男たちは一斉に携帯していた拳銃を零弥に向ける。
「そうか。なら、正当防衛成立だな」
客観的に見れば零弥が襲っているだけなのだが、星校への侵入と猛スピードでの逃走、そして拳銃を向けていることを含めればあながち間違ってないのかもしれない。
「うおぉぉぉっ!」
男の一人が発砲する。
ちょうど脳幹を貫通するポイントだ。なかなかいい腕をしている。
それに対して、零弥はふらっと、ふいに力が脱力したように、重力に身を任せるように避ける。
「……っと」
零弥は秒単位で重力の向きを変え、射線を定めさせない。
「なんだこの動きは!?」
「やっかいな!」
どうやら男たちは零弥の動きに翻弄されているようだ。
「構うな、撃て!」
男たちは一斉に射撃を始める。発砲音が重なりすぎて耳障りだ。直に警察や抑制師も駆けつけてくるのだろう。
零弥はここでも慌てない。ジグザクした動きから、壁を全速力で走る直線的な動きに切り替える。それに対応するように、銃弾も零弥を追いかけるように放たれる。銃弾によってガラスが次々と割られていく。
ある程度近づいた零弥は、壁から思いっきり飛び上がり、重力を強めに戻した。
「うおっ!?」
零弥が空中から襲いかかってくる。しかも、零弥の足背部がハンマーの要領で蹴りにかかってきた。
零弥の右足は一人の男の頬をきれいに捉えた。男は壁に向かって叩きつけられる。
「動きが甘すぎる。このような攻撃で俺を殺せるとでも思っているのか?」
零弥はなりふり構わずもう一人を殴りにかかる。
「させるかよ!」
標的の男は弾丸を再装填し、零弥を狙う。
「想定内だ」
零弥は体制をかがめ、銃口に向かって下から右手を振り上げ、銃口を無理やり上に向けることで弾丸をはずさせると同時に、相手に無理やり隙を生み出させる。
残っていた左手で鳩尾を捉えた。
続いて三人目。
零弥が先制攻撃を仕掛けるようで、素早く相手の背後に回り、首を掴む。そして軽く壁に向かって放り投げる。いや、壁に向かって押した、というほうが正しいのかもしれない。
その結果、男は勢いよく壁に叩き付けられた。しかも、一瞬だけ浮いている。
「……バカな……これは能力……?なぜ生命体に効いている?」
壁に叩き付けられた男は息を切らしながら疑問点を口にする。
「アホか。生命体に直接触れた場合、その生命体は自身の一部の扱いになるのを知らないのか?どうやら、能力についてよく理解していないようだな」
零弥が呆れた口調で蔑む。さて、残りのタトゥーの男はどうするか。拳銃を持ってるとはいえ、ちゃんと見ていれば余裕で避けられるし、相手は戦闘に関しては全くの素人のようだし、はっきり言って何でもできる。
相手が先制攻撃してこなければ、の話だが。
そして、ホントに仕掛けてきた。
「ウッ……ウアァァァァ!」
猛スピードで逃げているのに簡単に追いつき、三人の大の男を一瞬で倒してしまう男子高校生は、タトゥーの男にとってはどのように見えているのだろうか。
悪魔?
魔人?
いや、魔王と言っても過言ではない。
男は冷静さを失い、零弥に向かって最後の一発を放つ。
零弥は銃弾に向かって、親指に引っかけた中指をかざす。そして、銃弾に『重力制御』。重力の向きを男の肩に、重力加速度を、本来の十二万倍に変更する。それと同時に、かざした中指で、弾丸を弾いた。拳銃の平均初速は時速千キロメートル。そして、重力加速度はおよそ九.八メートル毎秒毎秒。十二万倍すれば、一秒の時点で速度は本来の初速を越え、進行方向は中指のハンマーを引き金に、男の肩へと向かって行く。
そして、計算通り、弾丸は男の肩を貫いた。
「グアァァッ……」
男は肩を押さえて倒れ込む。
そこに零弥はすたすたと歩き、男のポケットを探る。そこには、星校で目撃した謎のパッケージがあった。
「こいつは回収させてもらう」
キキィィィ……
パッケージを抜き取った瞬間、一台の車が狭い道に突っ込むと、数人の男が銃を構えて窓から身を乗り出す。
「まずい……さすがにそれは……」
銃は銃でもサブマシンガン。そこまで対処できるだけの能力の技術はまだ無かった。零弥はとっさに身を隠す。
銃声が止んだ。
「……もういない……か」
男たちは全員消えていた。あの車に逃げ込ませるためのカムフラージュだったのだろう。この後、警察も来るだろうし、目撃されれば色々面倒臭いことになるし、紗亜矢にはすぐ帰ると伝えているので、零弥は学校に戻ることにした。
0
あなたにおすすめの小説
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
精霊姫の追放
あんど もあ
ファンタジー
栄華を極める国の国王が亡くなり、国王が溺愛していた幼い少女の姿の精霊姫を離宮から追放する事に。だが、その精霊姫の正体は……。
「優しい世界」と「ざまあ」の2バージョン。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども
神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」
と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。
大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。
文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる