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アビスフリード争奪戦
街角は宵闇に灯されて⑤
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フードの男は、亜芽の、忠告とも言える交渉を飲み込んだ。それは決して、目的を諦めた訳ではない。
ただ、王女の生死を知ることが出来ただけ、胸を撫で下ろすことが出来ただけだ。
今まで苦しんできた生活と、完全におさらば出来るとは思っていない。強さを求めただけで苦しんだ、あの生活に。ただ思うように動いただけで、自分は苦しんだ。
「……」
男は唇を噛み締める。強く、強く。口のなかに鉄錆び臭い味が広がるまで。
何度この力を怨んだことか。この力が無ければ、あんなことにはならなかったのに。
「……クソッ!」
男は吐き捨てるようにその言葉を口にする。
人類への怨みと、あの時間違った自分を消し去るように。
「絶対ェ……勝ってやる……!」
ただただその言葉を守るために、男は動き出すことだけを考えるようにした。
零弥は帰り道、一つの記憶を眺めていた。
それは三年前の事だ。
正確には、零弥が市立病院で目覚めた日から数カ月後の事である。
それまで、倒れていたところに駆けつけ、介抱し、病院に運ぶまでの手続きをした、弱冠十二歳のユミとは週単位で病室で会っていた。引き取り手がいなく、病室も空きがあったので、零弥は勉強しながらもずっと入院していた。そして、零弥はケガの完治や、リハビリもほとんど終了した頃でもある。
そして、その翌週からは、ユミが正式に中学校に復帰するまで、連絡は一切取れなかった。
学校には通っている。病院からは遠く離れているが。相変わらずの記憶力と執念が学力を向上させている。だが、その頃には病院にはもう行っていない。病院でも会えず、学校でも会えず、連絡先も交換していなければ、連絡なんて取れるはずはなかった。
いわば、『空白の二年間』とも言える。
ユミがいない間、零弥は一体どうしていたのだろうか。
その真っ赤な記憶は、今でもはっきり覚えている。
忘れもしない、十月七日。普段生活していれば起こるはずのない、病院での大火災。いや、あれは病院だけではない。周辺地域にも多大なる影響を与えていた。
炎はすぐには収まらなかった。炎が引いているところはいくつかある。ただ、その焼け跡はひどかった。焼け跡というより、破壊跡。大きなエネルギー弾がそのまま体当たりしてきたかのような、ひどい有り様だった。あちこちに穴が出来、怪獣にでも引っ掛かれたかのような傷痕。誰が見ても、これはただの事故ではないと分かった。
この事件は安直にも、『市民院大火災』と名付けられている。
救助はどんどん進んでいく。隊員が炎の中に飛び込み、どんどん人を引っ張り出していく。しかし、所々で炎の爆発が起こり、巻き込まれた隊員だっていた。もちろん、帰ってくるところなど、誰も目撃者はいない。
燃え盛る病院を、誕生日を数か月前に迎えた、当時十三歳の零弥は高台、いや、病院のすぐ近くからぼおっと見つめていた。
(何人逃げ遅れたのだろう)
──自分には分かりえることではない。
(どうしてこうなったのか)
──それは既に理解しているはずだ。
(それは、俺が……)
「そこで何をしているんだい?かわいらしいぼうや」
そこには、一人の女性が立っていた。
短髪で長身。
見た目は明らかに三十代だ。
女性のはずなのに、何か男らしい強さが、静かににじみ出していた。
「さあな……」
ぶっきらぼうに返す。当然、そこに感情などこもっていない。
「ひっどい有り様だなぁ。病院は白いもんだろう?何でこんなに紅く染まっているんだ」
女性は零弥の言葉を聞いていないように、もう一度質問をする。
「──別に。病院が必ずしも白いという決まりはない……」
「──屁理屈を言って。前言撤回、あんた、全く可愛いげのない子ね」
どうしてだろうか。この女は異常に落ち着いている。
「誰だ……。お前は」
気の抜けた零弥は、その女を見向きもせず、頭ごなしに名前だけを聞いた。そこに意味なんて無い。
「誰だっていいだろう?アタシはこの大火事に駆け付けただけのただの野次馬さ」
女はにやけ顔で口ずさむ。
「それより、もう一度聞くけど。ここで何をしているんだ?」
女の口調が強くなる。本格的に聞き出そうとした感情の表れだ。零弥は警戒心だけは向けておくが、追求に対する防御の装備は心の底に置いてきた。
「こんな大火事を目の当たりにして、怯みもせず、逃げもせず。死にたいのかと思えばここは安全地帯。アンタは何がしたいのか。せめて、この大火事について何か教えてくれればいいんだがなぁ」
零弥は答えるのをためらった。それは、この原因を言いたくなかったからではない。自分の答えに自信がなかったからだ。
「──情報が足りない」
そのためらいの結果がこれだ。
「情報が足りなさすぎる。全て燃やされれば物的証拠だって跡形もなく灰になる。だから、この事件の根元はわからない」
「根元なんてどうでもいいのさ」
女は真面目な顔をする。もう諭したり、譲歩するような手段は取らないだろう。読み取れる、この緊張感。零弥でなければ怯える表情がすぐに出るはずだ。
「アンタが何か教えてくれるものが無いのか、アタシは聞いているだけだ」
零弥は何も言わない。根元がどうであれ、それには自分が関わっている。そのワードを口に出来るような気分ではなかった。
「アタシにはわかるさ」
「アンタがこの大火事を引き起こした原因の一つだって」
確かにそう言った。記憶違いではない。
「──根拠は?」
「無いさ。ただの勘」
「──そうか」
零弥は心底呆れた。だが、女の言うことを、正面から否定することもなかった。
それは暗に、この事件に関わっている事を認めた格好となる。
「アタシは別に罰したり、警察にチクったりしないさ。そんな力は無いしな」
「嘘つけ」
零弥は初めて女の顔を見る。やっと顔色を戻してきた所だ。
「ただの野次馬が大火事の原因を突き止めようとはしない。お前、警察か何かの関係者だろ」
「やっと言い返してきたかい?若いのに達者だねぇ」
女の表情がしたり顔になった。どうやら、零弥に興味を持ち始めたようだ。
「アンタの予想通り、『野次馬』ってのは嘘。だけど、警察の関係者ってのは半分間違いだ。アンタ、抑制師って知ってるかい?」
抑制師。
それはユミが将来目指す役職である。
このころはまだ訳ありで、ユミはまだ抑制師を目指しておらず、保護された警察機関で、学校に通いながら訓練を施してもらう程度であった。
そのため、抑制師というワードに、あまりピンと来ていない。
「抑制師……」
「知らないなら結構。簡単に言うなら『自由に動ける町の戦闘警備員』といったところだ。今回もパトロール中にこんな大火事が起こったもんで、ちょっくら駆けつけてみりゃこのザマだ」
女はただ燃えていく病院を眺める。その目は、何か悲しそうにしていた。
「──結局、俺を警察に引き渡すのか?」
「言ったはずだぞ?『アタシは別に罰したり、警察にチクったりしない』ってな」
「……?」
零弥はこの状況が飲み込めなかった。警察に引き渡さない?ならば、この女は零弥をどうするのか?
「引き渡さない代わりに、一つ条件が」
そう言いつつ、女は零弥に手を差し出してきた。
「──アタシについていく覚悟は無いか?」
意味がわからなかった。
この女は抑制師としての仕事を果たさないだけでなく、自分の身柄をそのまま自宅へと引っ張りに来たというのだ。
「アンタは病院が焼けたことで住む場所が無くなった。アタシは独り暮らしでねぇ、寂しい生活にそろそろ飽きてきた所なんだ。どうだ?ウィンウィンだろう?」
「それで、条件ってなんだよ」
「おっ、ようやく本当にいい顔してきたねぇ」
どうやら零弥は覚悟が出来たようだ。そして、女もなかなか上機嫌の様子。
「アタシの手伝いをしな。当然、そうできるようにしごいてやっから。そう約束できるなら、この京紅緒と、一つ屋根のしたで同居させてやってもいいぞ?」
「──分かった。ついていくよ」
零弥は顔も見ずに承諾した。何故か顔が紅くなっているのは、それはきっと、零弥にしかわからないんだろう。
紅緒は満足したようだ。
「ところで……アンタ、名前は何て言うんだい?」
紅緒は改まって聞いてみた。
「……や」
「……?」
「椎名……零弥だ」
「……!?」
「どうした?聞こえなかったのか?」
今、確かに驚きの表情を見せた。
「……いや」
「……昔、似たような名前の奴が居ただけさ」
紅緒はまた、不適な笑いをした。それは、零弥の空白の二年間始まりの号砲となっているのかもしれない。
だけど、彼女に付いていったことに後悔はしていない。しかし、それと引き換えに零弥を絶望に叩き落とされる事が起こるのは、また別の話。
「──紅緒……」
彼女は確かに零弥の支えになっていた。
彼女を失った時は、本当に絶望の淵に居た気分だった。
だが、今はそう思っていない。
新しい仲間、心の支えとなる奴らが出来たからだ。
零弥は負けるつもりはない。次の戦いに、相当な覚悟を引き連れて望むことを決意した。当然、勝つために……だ。
ただ、王女の生死を知ることが出来ただけ、胸を撫で下ろすことが出来ただけだ。
今まで苦しんできた生活と、完全におさらば出来るとは思っていない。強さを求めただけで苦しんだ、あの生活に。ただ思うように動いただけで、自分は苦しんだ。
「……」
男は唇を噛み締める。強く、強く。口のなかに鉄錆び臭い味が広がるまで。
何度この力を怨んだことか。この力が無ければ、あんなことにはならなかったのに。
「……クソッ!」
男は吐き捨てるようにその言葉を口にする。
人類への怨みと、あの時間違った自分を消し去るように。
「絶対ェ……勝ってやる……!」
ただただその言葉を守るために、男は動き出すことだけを考えるようにした。
零弥は帰り道、一つの記憶を眺めていた。
それは三年前の事だ。
正確には、零弥が市立病院で目覚めた日から数カ月後の事である。
それまで、倒れていたところに駆けつけ、介抱し、病院に運ぶまでの手続きをした、弱冠十二歳のユミとは週単位で病室で会っていた。引き取り手がいなく、病室も空きがあったので、零弥は勉強しながらもずっと入院していた。そして、零弥はケガの完治や、リハビリもほとんど終了した頃でもある。
そして、その翌週からは、ユミが正式に中学校に復帰するまで、連絡は一切取れなかった。
学校には通っている。病院からは遠く離れているが。相変わらずの記憶力と執念が学力を向上させている。だが、その頃には病院にはもう行っていない。病院でも会えず、学校でも会えず、連絡先も交換していなければ、連絡なんて取れるはずはなかった。
いわば、『空白の二年間』とも言える。
ユミがいない間、零弥は一体どうしていたのだろうか。
その真っ赤な記憶は、今でもはっきり覚えている。
忘れもしない、十月七日。普段生活していれば起こるはずのない、病院での大火災。いや、あれは病院だけではない。周辺地域にも多大なる影響を与えていた。
炎はすぐには収まらなかった。炎が引いているところはいくつかある。ただ、その焼け跡はひどかった。焼け跡というより、破壊跡。大きなエネルギー弾がそのまま体当たりしてきたかのような、ひどい有り様だった。あちこちに穴が出来、怪獣にでも引っ掛かれたかのような傷痕。誰が見ても、これはただの事故ではないと分かった。
この事件は安直にも、『市民院大火災』と名付けられている。
救助はどんどん進んでいく。隊員が炎の中に飛び込み、どんどん人を引っ張り出していく。しかし、所々で炎の爆発が起こり、巻き込まれた隊員だっていた。もちろん、帰ってくるところなど、誰も目撃者はいない。
燃え盛る病院を、誕生日を数か月前に迎えた、当時十三歳の零弥は高台、いや、病院のすぐ近くからぼおっと見つめていた。
(何人逃げ遅れたのだろう)
──自分には分かりえることではない。
(どうしてこうなったのか)
──それは既に理解しているはずだ。
(それは、俺が……)
「そこで何をしているんだい?かわいらしいぼうや」
そこには、一人の女性が立っていた。
短髪で長身。
見た目は明らかに三十代だ。
女性のはずなのに、何か男らしい強さが、静かににじみ出していた。
「さあな……」
ぶっきらぼうに返す。当然、そこに感情などこもっていない。
「ひっどい有り様だなぁ。病院は白いもんだろう?何でこんなに紅く染まっているんだ」
女性は零弥の言葉を聞いていないように、もう一度質問をする。
「──別に。病院が必ずしも白いという決まりはない……」
「──屁理屈を言って。前言撤回、あんた、全く可愛いげのない子ね」
どうしてだろうか。この女は異常に落ち着いている。
「誰だ……。お前は」
気の抜けた零弥は、その女を見向きもせず、頭ごなしに名前だけを聞いた。そこに意味なんて無い。
「誰だっていいだろう?アタシはこの大火事に駆け付けただけのただの野次馬さ」
女はにやけ顔で口ずさむ。
「それより、もう一度聞くけど。ここで何をしているんだ?」
女の口調が強くなる。本格的に聞き出そうとした感情の表れだ。零弥は警戒心だけは向けておくが、追求に対する防御の装備は心の底に置いてきた。
「こんな大火事を目の当たりにして、怯みもせず、逃げもせず。死にたいのかと思えばここは安全地帯。アンタは何がしたいのか。せめて、この大火事について何か教えてくれればいいんだがなぁ」
零弥は答えるのをためらった。それは、この原因を言いたくなかったからではない。自分の答えに自信がなかったからだ。
「──情報が足りない」
そのためらいの結果がこれだ。
「情報が足りなさすぎる。全て燃やされれば物的証拠だって跡形もなく灰になる。だから、この事件の根元はわからない」
「根元なんてどうでもいいのさ」
女は真面目な顔をする。もう諭したり、譲歩するような手段は取らないだろう。読み取れる、この緊張感。零弥でなければ怯える表情がすぐに出るはずだ。
「アンタが何か教えてくれるものが無いのか、アタシは聞いているだけだ」
零弥は何も言わない。根元がどうであれ、それには自分が関わっている。そのワードを口に出来るような気分ではなかった。
「アタシにはわかるさ」
「アンタがこの大火事を引き起こした原因の一つだって」
確かにそう言った。記憶違いではない。
「──根拠は?」
「無いさ。ただの勘」
「──そうか」
零弥は心底呆れた。だが、女の言うことを、正面から否定することもなかった。
それは暗に、この事件に関わっている事を認めた格好となる。
「アタシは別に罰したり、警察にチクったりしないさ。そんな力は無いしな」
「嘘つけ」
零弥は初めて女の顔を見る。やっと顔色を戻してきた所だ。
「ただの野次馬が大火事の原因を突き止めようとはしない。お前、警察か何かの関係者だろ」
「やっと言い返してきたかい?若いのに達者だねぇ」
女の表情がしたり顔になった。どうやら、零弥に興味を持ち始めたようだ。
「アンタの予想通り、『野次馬』ってのは嘘。だけど、警察の関係者ってのは半分間違いだ。アンタ、抑制師って知ってるかい?」
抑制師。
それはユミが将来目指す役職である。
このころはまだ訳ありで、ユミはまだ抑制師を目指しておらず、保護された警察機関で、学校に通いながら訓練を施してもらう程度であった。
そのため、抑制師というワードに、あまりピンと来ていない。
「抑制師……」
「知らないなら結構。簡単に言うなら『自由に動ける町の戦闘警備員』といったところだ。今回もパトロール中にこんな大火事が起こったもんで、ちょっくら駆けつけてみりゃこのザマだ」
女はただ燃えていく病院を眺める。その目は、何か悲しそうにしていた。
「──結局、俺を警察に引き渡すのか?」
「言ったはずだぞ?『アタシは別に罰したり、警察にチクったりしない』ってな」
「……?」
零弥はこの状況が飲み込めなかった。警察に引き渡さない?ならば、この女は零弥をどうするのか?
「引き渡さない代わりに、一つ条件が」
そう言いつつ、女は零弥に手を差し出してきた。
「──アタシについていく覚悟は無いか?」
意味がわからなかった。
この女は抑制師としての仕事を果たさないだけでなく、自分の身柄をそのまま自宅へと引っ張りに来たというのだ。
「アンタは病院が焼けたことで住む場所が無くなった。アタシは独り暮らしでねぇ、寂しい生活にそろそろ飽きてきた所なんだ。どうだ?ウィンウィンだろう?」
「それで、条件ってなんだよ」
「おっ、ようやく本当にいい顔してきたねぇ」
どうやら零弥は覚悟が出来たようだ。そして、女もなかなか上機嫌の様子。
「アタシの手伝いをしな。当然、そうできるようにしごいてやっから。そう約束できるなら、この京紅緒と、一つ屋根のしたで同居させてやってもいいぞ?」
「──分かった。ついていくよ」
零弥は顔も見ずに承諾した。何故か顔が紅くなっているのは、それはきっと、零弥にしかわからないんだろう。
紅緒は満足したようだ。
「ところで……アンタ、名前は何て言うんだい?」
紅緒は改まって聞いてみた。
「……や」
「……?」
「椎名……零弥だ」
「……!?」
「どうした?聞こえなかったのか?」
今、確かに驚きの表情を見せた。
「……いや」
「……昔、似たような名前の奴が居ただけさ」
紅緒はまた、不適な笑いをした。それは、零弥の空白の二年間始まりの号砲となっているのかもしれない。
だけど、彼女に付いていったことに後悔はしていない。しかし、それと引き換えに零弥を絶望に叩き落とされる事が起こるのは、また別の話。
「──紅緒……」
彼女は確かに零弥の支えになっていた。
彼女を失った時は、本当に絶望の淵に居た気分だった。
だが、今はそう思っていない。
新しい仲間、心の支えとなる奴らが出来たからだ。
零弥は負けるつもりはない。次の戦いに、相当な覚悟を引き連れて望むことを決意した。当然、勝つために……だ。
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