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異端児達の集結
狂騒乱舞のダークサイド①後編
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「うぅ…今日中なんて無理よ…」
ほとぼりの冷めた紗亜矢が静かに嘆く。
「言ったもんは仕方ない。観念するんだな」
藍那が冷たく突き離す。
零弥と一度会っているとはいえ、生徒会長がわざわざ一人の一年生に声をかけるなど、ハードルが高すぎるのである。また、摩美の煽りはあながち外れでもなかった。
三人の前では軽く誤魔化したのだが、雰囲気的に零弥は暗く、恐い雰囲気があった。摩美が完全に当てていないのはそのためである。
しかし、言ってしまったものは二度と修正が効かない。
結局、覚悟を決めて行かなければならないのだ。
一息、諦めのため息をつくと、紗亜矢はテレビに視線を寄せた。
「続いてのニュースです……日常生活では常に欠かすことの出来ないプログラムである、人工知能、通称『AI』は、数十年前に開発され、様々な場面で活躍しています。ですが、これらの発展は、プログラマー達の活躍があってこそ。プログラマー達の日々の試行錯誤が、電脳世界を支えているのです。
今回、今世界中で活躍しているプログラマー、『ラウムツァイト』により先月発表されたプログラムソフト、『リブート・コード』を使用し、AIに組み込むことに成功したと発表されました。
開発に関しては、ラウムツァイトが公開しているリブート・コードを、AI研究をしている企業がAIプログラムにそのまま組み込んだということです。
『リブート・コード』により、AIの安定性や確実性はが増すことが期待されています。」
ニュースの内容を簡潔にまとめると、プログラマー『ラウムツァイト』が開発した『リブート・コード』を、企業がそのままAIに導入したというものだ。
『リブート・コード』は、ニュースの通り先月発表されたばかりで、AIを始め、様々なプログラムに活用されることを、多くの人が期待していた。今回の件はその第一歩ということになる。
「やはりすごいですね…ラウムツァイトは…」
奈緒が感嘆を含んだ感想を言う。
「…ラウムツァイト?…リブート・コード?」
藍那が全く理解していない様子を見せる。
「Rebootは、英語で『再起動』を意味します。リブート・コードは、プログラムや、命令の処理を行う際に不具合や、何らかの異常が発生したときなどに、命令の処理を即座に中止すると共に、任意の時点から処理を再開できるプログラムです。AIは、音声の聞き取りや、行動に移す際に、どうしても異常が見つかったり、パラドックス等で機能が停止したりすることがあります。
また、やり直しを任意の場所から行えるため、原因を探りやすいというのも強みですね」
藍那に解説した奈緒の解説は、非常に詳しく、紗亜矢は感嘆の表情をする。
「そういえば、奈緒ちゃんって、プログラマー志望だっけ」
「その通りです。大学も工科系に志望していますが…」
奈緒はコンピューターが得意であり、生徒会質に置かれているパソコンをソフト面で度々修理している。
その腕前は中々のもので、実際、学年でも非常に有名である。
しかし、摩美はまだ疑問点がある。
「そもそも、そんなプログラムなんて、今の時代既に開発されているんじゃないですか?何で今更こんなプログラムを…」
「あのようなプログラムは組もうと思えば誰でも組めます。ですが、それは組むだけの場合の話。実際に導入する場合、検査を何度も何度も行わなければなりませんし、プログラム自体、動作に比例しない膨大なものになります。その反面、リブート・コードはソフトとして公開、配布されているため、新しくプログラム組む必要が無く、また汎用性が高いのです。今回のAI実験が良い例ですね。」
これまた奈緒が得意気に解説した。若干早口になっているのが気になったが、それでも、藍那は理解できなかった。
今度は紗亜矢が疑問を言う。
「でも…そんなすごいプログラムを無料公開しても大丈夫なの?」
プログラムを組むだけでも相当な功績であり、ましてや特許すら狙えるのに、ラウムツァイトがそのようなことを一切せず、むしろ無料で公開していることは、確かに不自然である。
それに対して、奈緒はこう推測する。
「ラウムツァイトはプログラミングの依託を受け、作成し、依託主に送り返すことで収益をあげています。作成速度が恐ろしく速いのと、精度が高いため、依頼も多いのでは?ですから、その程度では、わざわざ特許を取りに行く必要がないと考えていると思います。また、プログラムを無料公開することで世界のプログラマーを育成しているのかもしれない…」
「はいはい、そこまでにして…」
紗亜矢が早口になる奈緒を軽く宥める。
「正体不明のフリープログラマーか…これはまた、ものすごい職業だなぁ…」
藍那がため息をつきながらそう呟いた。
ほとぼりの冷めた紗亜矢が静かに嘆く。
「言ったもんは仕方ない。観念するんだな」
藍那が冷たく突き離す。
零弥と一度会っているとはいえ、生徒会長がわざわざ一人の一年生に声をかけるなど、ハードルが高すぎるのである。また、摩美の煽りはあながち外れでもなかった。
三人の前では軽く誤魔化したのだが、雰囲気的に零弥は暗く、恐い雰囲気があった。摩美が完全に当てていないのはそのためである。
しかし、言ってしまったものは二度と修正が効かない。
結局、覚悟を決めて行かなければならないのだ。
一息、諦めのため息をつくと、紗亜矢はテレビに視線を寄せた。
「続いてのニュースです……日常生活では常に欠かすことの出来ないプログラムである、人工知能、通称『AI』は、数十年前に開発され、様々な場面で活躍しています。ですが、これらの発展は、プログラマー達の活躍があってこそ。プログラマー達の日々の試行錯誤が、電脳世界を支えているのです。
今回、今世界中で活躍しているプログラマー、『ラウムツァイト』により先月発表されたプログラムソフト、『リブート・コード』を使用し、AIに組み込むことに成功したと発表されました。
開発に関しては、ラウムツァイトが公開しているリブート・コードを、AI研究をしている企業がAIプログラムにそのまま組み込んだということです。
『リブート・コード』により、AIの安定性や確実性はが増すことが期待されています。」
ニュースの内容を簡潔にまとめると、プログラマー『ラウムツァイト』が開発した『リブート・コード』を、企業がそのままAIに導入したというものだ。
『リブート・コード』は、ニュースの通り先月発表されたばかりで、AIを始め、様々なプログラムに活用されることを、多くの人が期待していた。今回の件はその第一歩ということになる。
「やはりすごいですね…ラウムツァイトは…」
奈緒が感嘆を含んだ感想を言う。
「…ラウムツァイト?…リブート・コード?」
藍那が全く理解していない様子を見せる。
「Rebootは、英語で『再起動』を意味します。リブート・コードは、プログラムや、命令の処理を行う際に不具合や、何らかの異常が発生したときなどに、命令の処理を即座に中止すると共に、任意の時点から処理を再開できるプログラムです。AIは、音声の聞き取りや、行動に移す際に、どうしても異常が見つかったり、パラドックス等で機能が停止したりすることがあります。
また、やり直しを任意の場所から行えるため、原因を探りやすいというのも強みですね」
藍那に解説した奈緒の解説は、非常に詳しく、紗亜矢は感嘆の表情をする。
「そういえば、奈緒ちゃんって、プログラマー志望だっけ」
「その通りです。大学も工科系に志望していますが…」
奈緒はコンピューターが得意であり、生徒会質に置かれているパソコンをソフト面で度々修理している。
その腕前は中々のもので、実際、学年でも非常に有名である。
しかし、摩美はまだ疑問点がある。
「そもそも、そんなプログラムなんて、今の時代既に開発されているんじゃないですか?何で今更こんなプログラムを…」
「あのようなプログラムは組もうと思えば誰でも組めます。ですが、それは組むだけの場合の話。実際に導入する場合、検査を何度も何度も行わなければなりませんし、プログラム自体、動作に比例しない膨大なものになります。その反面、リブート・コードはソフトとして公開、配布されているため、新しくプログラム組む必要が無く、また汎用性が高いのです。今回のAI実験が良い例ですね。」
これまた奈緒が得意気に解説した。若干早口になっているのが気になったが、それでも、藍那は理解できなかった。
今度は紗亜矢が疑問を言う。
「でも…そんなすごいプログラムを無料公開しても大丈夫なの?」
プログラムを組むだけでも相当な功績であり、ましてや特許すら狙えるのに、ラウムツァイトがそのようなことを一切せず、むしろ無料で公開していることは、確かに不自然である。
それに対して、奈緒はこう推測する。
「ラウムツァイトはプログラミングの依託を受け、作成し、依託主に送り返すことで収益をあげています。作成速度が恐ろしく速いのと、精度が高いため、依頼も多いのでは?ですから、その程度では、わざわざ特許を取りに行く必要がないと考えていると思います。また、プログラムを無料公開することで世界のプログラマーを育成しているのかもしれない…」
「はいはい、そこまでにして…」
紗亜矢が早口になる奈緒を軽く宥める。
「正体不明のフリープログラマーか…これはまた、ものすごい職業だなぁ…」
藍那がため息をつきながらそう呟いた。
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