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異端児達の集結
狂騒乱舞のダークサイド②
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昼食を終え、何とも言えない雰囲気で零弥は校舎に戻って来た。
残りの二人は先に教室へ行っている。というか、一人で整理したかったから、自然に歩を送らせていた。
結局、亜芽はしびれを切らして途中退席し、得られた情報もわずかであった。
しかし、あのストラップに僅かに反応していたのは個人的に気になった。あの青いストラップに何か意味があるのだろうか?それとも後々に使用されるのだろうか。それとも…
零弥がそんなことを考えながら玄関で靴を脱ぐと…
「椎名零弥くんね。ちょっといいかしら」
背後から聞き覚えのある声の持ち主が現れた。
「あぁ、あなたは…」
零弥が思い出したようにいいかけてるが、少しだけ遊ぶことにしたようで、
「…誰でしたっけ?」
背後にいた女性がガクッと崩れ落ちた。
「ちょっと!それはいくら何でも酷すぎるでしょ!」
零弥に交渉を行いに来た紗亜矢が大声で非難する。
だが、大声はかなり響いたようで、周りが二人に注目する。次々と浴びせられる視線に、紗亜矢はただただ赤面する他ならなかった。
「おい…あれ生徒会長じゃないか?」
「ほんとだ。どうして一年の範囲に来てるんだ?」
「あの男の人って、A組の人よね」
「名前なんだったっけ…」
というように、生徒会長の影響力はもの凄く大きいのだ。
流石にやり過ぎたかと零弥は察したのか、動けなくなった紗亜矢より先に第一声を放った。
「自分に何か用ですか?」
零弥が何も分かっていないような素振りを見せたので、周りのざわめきは沈静化した。
「…ごめんなさい、放課後、予定あるかしら?」
「もう一度聞きます。自分に何か用ですか?」
「あなたにちょっと付き合ってほしいことがあるの。放課後、また集合してくれない?」
紗亜矢が零弥に要求する。若干上目遣いになっているのが気になったが 、まぁそれはどうでもいいだろう。
「それで、自分をどこへ拉致するつもりですか?」
「拉致って…そこら辺の店は色々あるでしょう。なら、喫茶店にでも集合しましょうか」
事前に計画をたてていた様で、紗亜矢は店を指定した。
この後も話が続くが、今度は視点を変えてみよう。
「あいつ…大丈夫なのか?」
「会長の言い出した事なので、我々が手を出すべき場面ではないので。このまま見守るだけですよ」
柱の陰で藍那と奈緒が心配そうに紗亜矢を見つめる。
「こうなるとは…白峰には何と言えばいいのか…」
いつも通りの摩美の煽りが、ここまで作用するとは藍那も予想外だった。実際、摩美が煽らなければ紗亜矢に逃げられてしまったのかもしれない。
藍那自信、零弥のポテンシャルは個人的に気になっていた。だからと言って、紗亜矢のように堂々と話しかけるわけにもいかないから、今回はラッキーだった。
まぁ、その前に目的の人物の前で立ちすくむ生徒会長の方が気になるのだが。
これは、紗亜矢が初めて話しかける場面である。
「おっ…遂に行ったか」
藍那が期待感を胸に見守る。
紗亜矢が零弥に話しかける。だが、声までは詳しく聞き取れない。
次に、零弥が返答する。紗亜矢が大きく崩れてしまったことで、藍那と奈緒は次の展開を一瞬で予測してしまった。
「ちょっと!それはいくら何でも酷すぎるでしょ!」
この大声は藍那達にも届いていた。
藍那は短髪の頭を押さえて項垂れる他なかった。
「…やっぱりいつもの会長のでしたね」
「だな」
そんな、紗亜矢を見守る二人の後ろに、ある男が歩いてきた。
「あれ、穹賀未先輩に茜沢先輩じゃないですか。どうしてこんなところに?」
「あぁ…新井か…あっち見てみろ」
和希が藍那の指示通りに、藍那が指差す方向を見る。
「あれは、会長ですか…ん?あちらの男は?」
「噂の椎名零弥君だ」
「マジですか!?会長、弁当食べたばっかりなのに…珍しく行動が早いですね」
「んまぁ…それに関しては後々話すとして、紗亜矢は絶賛交渉中だ」
「椎名零弥ねぇ…うわぁ…絶対入らないでしょ。外見からして」
「紗亜矢はモテるんだぞ。やってみなきゃわからない」
「まぁ、入ってくれることに越したことはないですが…」
和希は何か考えるような表情を二人に向けた。
「ですが、会長がなぜわざわざ自分の元へいらっしゃったのですか?それも人目をはばからず」
そう言って零弥は紗亜矢を見下ろす。
「それくらい大事な用があるの。それについてはそこで話すわ」
初対面ではないということはやはり大きいのだろうか。話が転がるように進んでいく。
だが、周りからしてみればそんな事は考えもしないだろう。零弥と紗亜矢が当たり前のように話すことは、本来怪しいことなのである。疑惑と嫉妬の念がぽつりぽつりと零弥に向けられる。
「…あの、場所悪すぎませんか?」
零弥はチラチラと周りを見てから紗亜矢に苦い顔を向ける。
「…それについては非常に申し訳ないわ」
紗亜矢が赤面しながら詫びの一言を入れる。
「ありがとう。また会いましょうね。」
紗亜矢は足早にその場を去った。
一連の会話から、零弥は紗亜矢の性格を探るに必要な情報を見つけたようだ…いや、見つけてしまったようだ。
残りの二人は先に教室へ行っている。というか、一人で整理したかったから、自然に歩を送らせていた。
結局、亜芽はしびれを切らして途中退席し、得られた情報もわずかであった。
しかし、あのストラップに僅かに反応していたのは個人的に気になった。あの青いストラップに何か意味があるのだろうか?それとも後々に使用されるのだろうか。それとも…
零弥がそんなことを考えながら玄関で靴を脱ぐと…
「椎名零弥くんね。ちょっといいかしら」
背後から聞き覚えのある声の持ち主が現れた。
「あぁ、あなたは…」
零弥が思い出したようにいいかけてるが、少しだけ遊ぶことにしたようで、
「…誰でしたっけ?」
背後にいた女性がガクッと崩れ落ちた。
「ちょっと!それはいくら何でも酷すぎるでしょ!」
零弥に交渉を行いに来た紗亜矢が大声で非難する。
だが、大声はかなり響いたようで、周りが二人に注目する。次々と浴びせられる視線に、紗亜矢はただただ赤面する他ならなかった。
「おい…あれ生徒会長じゃないか?」
「ほんとだ。どうして一年の範囲に来てるんだ?」
「あの男の人って、A組の人よね」
「名前なんだったっけ…」
というように、生徒会長の影響力はもの凄く大きいのだ。
流石にやり過ぎたかと零弥は察したのか、動けなくなった紗亜矢より先に第一声を放った。
「自分に何か用ですか?」
零弥が何も分かっていないような素振りを見せたので、周りのざわめきは沈静化した。
「…ごめんなさい、放課後、予定あるかしら?」
「もう一度聞きます。自分に何か用ですか?」
「あなたにちょっと付き合ってほしいことがあるの。放課後、また集合してくれない?」
紗亜矢が零弥に要求する。若干上目遣いになっているのが気になったが 、まぁそれはどうでもいいだろう。
「それで、自分をどこへ拉致するつもりですか?」
「拉致って…そこら辺の店は色々あるでしょう。なら、喫茶店にでも集合しましょうか」
事前に計画をたてていた様で、紗亜矢は店を指定した。
この後も話が続くが、今度は視点を変えてみよう。
「あいつ…大丈夫なのか?」
「会長の言い出した事なので、我々が手を出すべき場面ではないので。このまま見守るだけですよ」
柱の陰で藍那と奈緒が心配そうに紗亜矢を見つめる。
「こうなるとは…白峰には何と言えばいいのか…」
いつも通りの摩美の煽りが、ここまで作用するとは藍那も予想外だった。実際、摩美が煽らなければ紗亜矢に逃げられてしまったのかもしれない。
藍那自信、零弥のポテンシャルは個人的に気になっていた。だからと言って、紗亜矢のように堂々と話しかけるわけにもいかないから、今回はラッキーだった。
まぁ、その前に目的の人物の前で立ちすくむ生徒会長の方が気になるのだが。
これは、紗亜矢が初めて話しかける場面である。
「おっ…遂に行ったか」
藍那が期待感を胸に見守る。
紗亜矢が零弥に話しかける。だが、声までは詳しく聞き取れない。
次に、零弥が返答する。紗亜矢が大きく崩れてしまったことで、藍那と奈緒は次の展開を一瞬で予測してしまった。
「ちょっと!それはいくら何でも酷すぎるでしょ!」
この大声は藍那達にも届いていた。
藍那は短髪の頭を押さえて項垂れる他なかった。
「…やっぱりいつもの会長のでしたね」
「だな」
そんな、紗亜矢を見守る二人の後ろに、ある男が歩いてきた。
「あれ、穹賀未先輩に茜沢先輩じゃないですか。どうしてこんなところに?」
「あぁ…新井か…あっち見てみろ」
和希が藍那の指示通りに、藍那が指差す方向を見る。
「あれは、会長ですか…ん?あちらの男は?」
「噂の椎名零弥君だ」
「マジですか!?会長、弁当食べたばっかりなのに…珍しく行動が早いですね」
「んまぁ…それに関しては後々話すとして、紗亜矢は絶賛交渉中だ」
「椎名零弥ねぇ…うわぁ…絶対入らないでしょ。外見からして」
「紗亜矢はモテるんだぞ。やってみなきゃわからない」
「まぁ、入ってくれることに越したことはないですが…」
和希は何か考えるような表情を二人に向けた。
「ですが、会長がなぜわざわざ自分の元へいらっしゃったのですか?それも人目をはばからず」
そう言って零弥は紗亜矢を見下ろす。
「それくらい大事な用があるの。それについてはそこで話すわ」
初対面ではないということはやはり大きいのだろうか。話が転がるように進んでいく。
だが、周りからしてみればそんな事は考えもしないだろう。零弥と紗亜矢が当たり前のように話すことは、本来怪しいことなのである。疑惑と嫉妬の念がぽつりぽつりと零弥に向けられる。
「…あの、場所悪すぎませんか?」
零弥はチラチラと周りを見てから紗亜矢に苦い顔を向ける。
「…それについては非常に申し訳ないわ」
紗亜矢が赤面しながら詫びの一言を入れる。
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