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2話 それぞれの世界の異変
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「田中さん、遅いですね」
まもなく就業時間なのに、出勤してこない男を後輩達が心配していた。
「昨夜も遅くまで帰らなかったみたいだし」
「スネて、休みですかね」
「仕事好きの田中さんが、まさか?」
田中は、面倒なだけで嫌われているわけではない。仕事も手伝おうとすると機嫌が悪くなるので、後輩達が遠慮しているだけ。結局、田中は”誰も手伝ってくれない“と愚痴が言いたいだけのひねくれ者なのだ。
「課長、例の件の資料も必要ですし連絡して下さいよ」
例の件の資料とは、田中の担当で昨夜の残業理由である。
「資料ならその件のフォルダの中にないか?一応連絡はするが今日はゆっくりしてもらうから、あとはお前が引き継げよ」
課長はそう言うと自身のスマホを取りだし操作し始める。
「は~い、了解です。あ、ホントだ、資料あった」
パソコンを操作しながら馴れ馴れしい口調で返事する部下。
「まったく」
その態度に、課長は呆れながら電話をかける。スマホの画面には“田中 ヤスオ”と表示されていた。
「おーい、そこ崩れそうだから気をつけろよ」
工事現場は、急遽呼び出された作業員が夜どおしで作業を行っていた。崩れた足場の部品の片付けと、崩れそうな足場の解体を優先して行われていた。
「ご迷惑をおかけしております。こちらに、おまわりください」
倒れたフェンスは三角コーンで迂回路を作り、警備員が歩行者の誘導をしていた。多くの人が倒れたフェンスを見て驚きながら通行している。
──タカタンタッタ、タカタンタッタ‥‥。
どこからか、スマホの着信音が聞こえてきた。最初は聞き流していた警備員だが、倒れたフェンスの方から聞こえるようで気になってきた。警備員はフェンスに近づき、耳を澄ましてみる。
──…間違いない!
着信音はすでに途切れたが、警備員の通報により着々とフェンス撤去の準備が進められていた。
「おーい。誰かいますかー。返事してください」
一方で、声かけやバールでのフェンス下の確認を行うなど懸命な捜索が行われた。だが、何も見つけられなかった。
「本当に聞こえた?」
「確かに聞こえましたけど、そういわれると自信がなくなってきた」
そんなやり取りが聞こえ始めた頃、クレーン車の準備が整った。倒れて瓦礫に埋まったフェンスは3枚。一番上のフェンスから順番に、フェンスの四隅にワイヤーを掛けて吊る。人の腰ぐらいの高さまで吊ったら旋回して撤去する。そんな作業が慎重に行われた。
一枚目が撤去されたが、誰もいなかった。
瓦礫を片付けながら2枚目の準備が進められた。しばらくして2枚目も撤去されたが、やはり誰もいない。
「やっぱり誰も、いないのかな?」
3枚目は完全に瓦礫に埋まっていて、しかも大きく変形していた。その下に人がいるなんて誰も考えたくなかった。試行錯誤して何とかワイヤーを掛け少し吊ることができた。しかし、かなりバランスが悪くフェンスが斜めになってしまい、完全に浮かすことができない。それでも浮いたところから中を照らし覗いたが、やはり誰もいない。
警備員の勘違いなのだろうという空気が現場に流れ、作業員の表情に余裕がでてきた。ワイヤーには、それぞれにチェーンブロックが取り付けられており、それらを巻いたり下ろしたりして吊ったフェンスのバランスを取る。
──ギー、ギー。
チェーンブロックのチェーンを引き、フェンスを水平にする。
──ギリ、ギリリリリ。
チェーンブロックを操作するたびに、フェンスがきしみ大きな音がする。少し斜めだが何とかバランスを取り、強引にクレーンで巻き上げてみた。
──ガラガラガラガラ。
瓦礫が周りに転げ落ちて、フェンスの全体像が見えてきた。6の字に変形していた。腰ぐらいの高さになり、クレーンの巻き上げを止めた。
その時、フェンスは激しく揺れバランスを崩し大きく斜めになった。
「危ない。みんなさがれー」
作業員が慌ててその場を離れる。
──ドサッ。
6の字の丸い部分の中から何かが滑り落ちてきた。それを見た全員が青ざめ硬直し、現実を疑った。
──人だった。
──ピーポーピーポー。
救急車が病院に到着しサイレンが鳴り止む。待機していた医師や看護師が駆け寄り病院内に運ばれる。持ち物から身元は分かっていた。
「タナカさぁん。タナカヤスオさぁん。聞こえますか」
幸いフェンスに包まれていたおかげで、全身に擦り傷と左手の骨折くらいで済んだ。その後、意識を取り戻し会話ができるまで回復した。
しかし数日後、突然息を引き取った。看護師は死亡確認のため、医師を呼びにいった。だが急患が入ったため、遺体はしばらく放置された。そして、医師が死亡確認に病室に入る。
ベッドには、誰もいなかった。
医師と看護師は状況を理解できず、ただ立ちすくむ。そして、我に返ると110番通報をした。
無数に連なるパラレルワールド、その中の一つの世界に戻る。
「あぁ、お父さん、見て、見て。お城だよ」
一面咲き誇る草花に赤みがかかる頃。街までの道を馬車が走っていた。少し先にある城壁を見て、馬車の前に乗った少女がはしゃいでいた。
「あれは カワノ男爵の居城があるレスボンの街だよ。今夜はあそこに泊まるよ」
行商風の男が、少女の肩に手を置き、そう答えた。
「えー、あそこに泊まるの。やったー、何か美味しいものがあるかな?」
少女は父親に抱きつき嬉しそうだった。
「さぁ、もうすぐ入口だ。いい子にしておくれ。門番さんには愛想よくするのだよ」
「はーい」
「行ってよし」
「ありがとうございます」
行商の馬車は街の中へ消えていく。門番は馬車を見送っていた。
「通るよ」
突然、後ろから声をかけられ門番は驚き振り返った。
「これは、アリアドネ様。今、お帰りですか?」
アリアドネは、“見れば分かるだろう”と言いたげな顔をした。
「もう、陽が暮れるからな。私のような若い娘は、家に帰る時間だろう」
驚いて間抜けな質問をしてしまった門番は早々に端に寄り、道を開けた。
「ですね。どうぞお通りください」
アリアドネは 赤い髪にショートカットよりさらに短いベリーショートな髪型。整った顔立ちをしていて、いわゆる美人だ。だがこの門番が子供の頃でも同じ姿をしており、この街の最長老でもあった。
本来、門を通る時は身分証明書の提示が必要なのだがアリアドネの場合、自身が身分証明書になっていて何の提示なく通れる。つまり“顔パス”である。
「うん。ところで今、何か失礼な疑問を持たなかった?」
門番は、かしこまり敬礼をしながら話す。
「いえ。決して“若い娘”と言う言葉に疑問を抱いたわけではありません」
アリアドネは眉をひそめ、明らかに不愉快な表情を見せた。
「この野郎」
軽く飛んで門番の足を踏みつけた後、街に向かって歩き始める。門番は痛そうな表情を見せたが、敬礼の姿勢を崩さず耐えていた。
そのまま、アリアドネは街に入ってすぐの建物に入っていく。それを見ていた門番は首を傾げた。
「ん?冒険者組合に、受付時間は過ぎているはずだけど、何か重大なことでもあったか?」
アリアドネのいつもと違う行動に不安を感じていた。
まもなく就業時間なのに、出勤してこない男を後輩達が心配していた。
「昨夜も遅くまで帰らなかったみたいだし」
「スネて、休みですかね」
「仕事好きの田中さんが、まさか?」
田中は、面倒なだけで嫌われているわけではない。仕事も手伝おうとすると機嫌が悪くなるので、後輩達が遠慮しているだけ。結局、田中は”誰も手伝ってくれない“と愚痴が言いたいだけのひねくれ者なのだ。
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例の件の資料とは、田中の担当で昨夜の残業理由である。
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課長はそう言うと自身のスマホを取りだし操作し始める。
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パソコンを操作しながら馴れ馴れしい口調で返事する部下。
「まったく」
その態度に、課長は呆れながら電話をかける。スマホの画面には“田中 ヤスオ”と表示されていた。
「おーい、そこ崩れそうだから気をつけろよ」
工事現場は、急遽呼び出された作業員が夜どおしで作業を行っていた。崩れた足場の部品の片付けと、崩れそうな足場の解体を優先して行われていた。
「ご迷惑をおかけしております。こちらに、おまわりください」
倒れたフェンスは三角コーンで迂回路を作り、警備員が歩行者の誘導をしていた。多くの人が倒れたフェンスを見て驚きながら通行している。
──タカタンタッタ、タカタンタッタ‥‥。
どこからか、スマホの着信音が聞こえてきた。最初は聞き流していた警備員だが、倒れたフェンスの方から聞こえるようで気になってきた。警備員はフェンスに近づき、耳を澄ましてみる。
──…間違いない!
着信音はすでに途切れたが、警備員の通報により着々とフェンス撤去の準備が進められていた。
「おーい。誰かいますかー。返事してください」
一方で、声かけやバールでのフェンス下の確認を行うなど懸命な捜索が行われた。だが、何も見つけられなかった。
「本当に聞こえた?」
「確かに聞こえましたけど、そういわれると自信がなくなってきた」
そんなやり取りが聞こえ始めた頃、クレーン車の準備が整った。倒れて瓦礫に埋まったフェンスは3枚。一番上のフェンスから順番に、フェンスの四隅にワイヤーを掛けて吊る。人の腰ぐらいの高さまで吊ったら旋回して撤去する。そんな作業が慎重に行われた。
一枚目が撤去されたが、誰もいなかった。
瓦礫を片付けながら2枚目の準備が進められた。しばらくして2枚目も撤去されたが、やはり誰もいない。
「やっぱり誰も、いないのかな?」
3枚目は完全に瓦礫に埋まっていて、しかも大きく変形していた。その下に人がいるなんて誰も考えたくなかった。試行錯誤して何とかワイヤーを掛け少し吊ることができた。しかし、かなりバランスが悪くフェンスが斜めになってしまい、完全に浮かすことができない。それでも浮いたところから中を照らし覗いたが、やはり誰もいない。
警備員の勘違いなのだろうという空気が現場に流れ、作業員の表情に余裕がでてきた。ワイヤーには、それぞれにチェーンブロックが取り付けられており、それらを巻いたり下ろしたりして吊ったフェンスのバランスを取る。
──ギー、ギー。
チェーンブロックのチェーンを引き、フェンスを水平にする。
──ギリ、ギリリリリ。
チェーンブロックを操作するたびに、フェンスがきしみ大きな音がする。少し斜めだが何とかバランスを取り、強引にクレーンで巻き上げてみた。
──ガラガラガラガラ。
瓦礫が周りに転げ落ちて、フェンスの全体像が見えてきた。6の字に変形していた。腰ぐらいの高さになり、クレーンの巻き上げを止めた。
その時、フェンスは激しく揺れバランスを崩し大きく斜めになった。
「危ない。みんなさがれー」
作業員が慌ててその場を離れる。
──ドサッ。
6の字の丸い部分の中から何かが滑り落ちてきた。それを見た全員が青ざめ硬直し、現実を疑った。
──人だった。
──ピーポーピーポー。
救急車が病院に到着しサイレンが鳴り止む。待機していた医師や看護師が駆け寄り病院内に運ばれる。持ち物から身元は分かっていた。
「タナカさぁん。タナカヤスオさぁん。聞こえますか」
幸いフェンスに包まれていたおかげで、全身に擦り傷と左手の骨折くらいで済んだ。その後、意識を取り戻し会話ができるまで回復した。
しかし数日後、突然息を引き取った。看護師は死亡確認のため、医師を呼びにいった。だが急患が入ったため、遺体はしばらく放置された。そして、医師が死亡確認に病室に入る。
ベッドには、誰もいなかった。
医師と看護師は状況を理解できず、ただ立ちすくむ。そして、我に返ると110番通報をした。
無数に連なるパラレルワールド、その中の一つの世界に戻る。
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一面咲き誇る草花に赤みがかかる頃。街までの道を馬車が走っていた。少し先にある城壁を見て、馬車の前に乗った少女がはしゃいでいた。
「あれは カワノ男爵の居城があるレスボンの街だよ。今夜はあそこに泊まるよ」
行商風の男が、少女の肩に手を置き、そう答えた。
「えー、あそこに泊まるの。やったー、何か美味しいものがあるかな?」
少女は父親に抱きつき嬉しそうだった。
「さぁ、もうすぐ入口だ。いい子にしておくれ。門番さんには愛想よくするのだよ」
「はーい」
「行ってよし」
「ありがとうございます」
行商の馬車は街の中へ消えていく。門番は馬車を見送っていた。
「通るよ」
突然、後ろから声をかけられ門番は驚き振り返った。
「これは、アリアドネ様。今、お帰りですか?」
アリアドネは、“見れば分かるだろう”と言いたげな顔をした。
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驚いて間抜けな質問をしてしまった門番は早々に端に寄り、道を開けた。
「ですね。どうぞお通りください」
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本来、門を通る時は身分証明書の提示が必要なのだがアリアドネの場合、自身が身分証明書になっていて何の提示なく通れる。つまり“顔パス”である。
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