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4話 現行犯逮捕でも冤罪です
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男は立ち上がり、部屋に飾ってある鏡を覗いた。
「うわ。なつかしー。若かりし頃の俺じゃないか…!」
男は肌に張りがなく、頂点が薄くなった自分の顔を想像していた。だが、鏡には肌に張りがありボサボサの頭をした20代の頃の自分が写っていた。
──これは、俺なのか?
何度も自分の顔を触り、誰かいるのではと鏡の裏を覗いてみたりしたが、これが現実だ。足の小指がまだ痛いので、夢でもないようだ。
男は死んで、別の世界に来たと考えた。普通なら神的な方が出て来て、異世界に行きますと伝え、大抵、誰もいない場所に送られるはずだが。ここはおそらく宿屋の一室。なぜ、こんなところなのだ。それにさっきの女性が言っていたアリ姉さんって誰だ?
男はベッドに腰を下ろすと、少ない情報を整理して自分に何が起こっているのか考えた。
「まさか、アリ姉さんと俺がそれぞれの世界で入れ代わったのでは?だとしたら、ここはアリ姉さんが泊っていた部屋ということになる」
男は改めて自分の姿を確認した。最後に記憶しているのは、病院で着ていたパジャマ姿の自分。だが、今身に着けているのは女物のワンピース。
「では、俺が着ている服はアリ姉さんが着ていた服。そして、この荷物もアリ姉さんの荷物」
男は荷物を開けて中を一つ一つ出して、何があるか見てみる。
──巾着袋にハンカチかな?随分可愛いハンカチだな。
「うわ!これ、女物の下着だし。…ん?待てよ。じゃあ、俺が身につけている下着も?」
男には胸と腰に下着を付けている感覚がある。これが、どういう事なのだろうか、部屋の中を歩きまわり、状況をまとめる。
「ひょっとして、今の状況は、宿泊女性の部屋に忍び込み、その女性の衣服と下着を身に着けた変態では?」
今の状況に気づき、顔の血の気が引いてくる。
「待て、待て、落ち着け俺。ここは異世界、こういう事もこの世界では普通なのでは?そーだよ、だとしたら、安心だ。なにも問題ない‥…」
現実を逃避して、あり得ない可能性を信じて、自分を落ちつかせようとする。
「そんなわけあるかー。どの国もどの世界も、女性の部屋に忍び込み衣服を身に着ければ変態に決まっている」
すぐに現実に戻り、ますます血の気が引く。そして普段とは違う汗が、全身から溢れ出てくる。男は、冷静になるよう自分に言い聞かせ、この状況を打破する方法を考えた。
「どうしようか?とりあえず衣服をすべて脱ぐか?宿泊女性の部屋に、その女性の衣服を身に着けた変態と素っ裸の変態。どっちが、マシかな?」
そして、二つの選択肢にたどり着く。
「ちょっと待てー。なんだ、その最悪な二択は。他に選択肢はないのか?」
男はかなり混乱していた。部屋の中を物色し、着替えがないかと探したが見つからず、せめてタオルがないかと探すが見つからない。こんな感じで、時間だけが過ぎた。
──コンコン。
再び部屋の扉を何者かがノックする。
「アリ姉さん。まだ目が覚めないのですか?朝食が冷めちゃいますよー」
いつまでたっても食堂に来ないので、先ほどの女性が心配して、再び部屋の前まで来ていた。男は両手で口を塞ぎ、息を潜め必死に気配を消した。
「姉さん?調子悪いのですか?入りますよ」
──入るの?
いよいよ追い詰められてきたが、ここは女性の宿泊部屋。鍵がかかっているに決まっている。男は強行突破されないよう、どう乗り切るか考えていた。
──ギィィ。
ドアノブが回るのが見えると、扉が開き始めた。
──この部屋、鍵がないの。
男はそう思ったが、単純に鍵がかかってなかっただけだ。扉が完全に開き、女性が部屋に入ってくる。
男と女性の目が合った。お互いの時間が止まり、わずかだが穏やかで静かな時間が過ぎる。
「この変態野郎ぉぉぉぉぉ」
女性は動揺し、状況が理解できなくしばらく硬直した。単純に女の部屋に男が忍び込んで女性の衣服を身に着けている。その現実だけに反応し、女性は男の腹部に向かって渾身の拳を突き出した。
「ほっげぇぇぇぇぇぇ」
男は後方に大きく飛ばされ、あっという間に壁を背にしていた。女性は一気に間合いを詰め、男に対して拳の雨を降らした。
「この、すけべ。変態。女の敵。虫けら。etc. etc.」
女性は思いつく限りの罵倒を浴びせながら、男に拳を浴びせた。
「待て、ホゲッ。ちょっ、ホゲッ。話を、ホゲッ。聞いて、ホゲッ。ください、ホゲッ」
男は降り注ぐ女性の拳を浴び、何も話せない。その後、騒ぎに気がついた職員が止めに入るまで女性の一方的な暴力が続いた。
男は裸で腰に布を巻いた状態。両手を後ろに紐で縛られ、さらに別室に連行され床に正座をさせられていた。
その部屋の奥には豪華な机と椅子があり、横には本棚があった。中央には、テーブルを挟んでソファーが二つあり、典型的な偉い人の部屋だ。
そのソファーの片側に屈強な男が座っている。その男は、短髪で体格が良く、身軽な格好をしていて、まるでカンフー映画の主人公のようだ。その後ろに先ほどの連打女性が沈んだ表情をして立っていた。
「お前は、誰だ」
「はなは、はふお、ふぇふ」
裸男の顔は原形なく腫れあがり、まともに話すことができなかった。屈強な男は、額に手を当て、連打女性に目を向ける。
「シンシア、やり過ぎだ。これでは、事情が聴けぬではないか」
「申しわけありません」
連打女性は、怒られさらに落ち込む。
──コンコン。
「失礼します」
女性職員が部屋に入ってきた。
「組合長、お持ちしました」
そう言うと、持ってきた小瓶を屈強な男に手渡した。
「ご苦労。で、どうだった」
「先ほど、アリアドネ様の部屋の掃除と片付けが終わりました」
そこまで話すと、女性職員はシンシアを睨みつけた。部屋は男の飛び散った血で掃除や洗濯が大変だったようである。シンシアは目線をそらし、舌を出してみせた。
「この者が持ち込んだものは、まったく見つかりませんでした」
そう伝えると女性職員は、一礼して部屋を出ていった。
「はぁ?お前、ここまで裸できたのか?」
組合長は立ち上がり、裸男に歩み寄る。
「お前が悪いとはいえ、うちの職員が少々やり過ぎた。これは私からのお詫びだ」
そう言うと、持っていた小瓶の蓋を開け、中の液体を裸男に飲ませた。裸男の腫れが引いてくるのが分かる。しばらくすると、腫れはなくなり傷は消え、元の姿に戻った。
それ見届けると、組合長はソファーに戻り腰を下ろす。
「お前、名前は?」
「タナカヤスオです」
ヤスオは液体の効果に驚いたが、今はそれどころではない。この最悪な状況を、どう解決するかが大事だ。
「タナカヤスオ?変わった名だな。あの部屋で何をしていた?」
「何もしていない。気がつけば、あの部屋にいた」
「あの部屋にいた、女性はどうした?」
「知らない。気がついた時は俺しかいなかった」
「なぜ、女性の衣服を着ていた?」
「分からない。気がつけば着ていた」
それまで、小さくなっていたシンシアの形相が変わってきた。
「お前、いい加減なことを言うな。アリ姉さんをどうした?正直に言え」
シンシアが殴りかかってきそうな勢いだ。だが、組合長が右腕を横に突き出して制止する。
「お前、どこからきて、どうやって侵入した」
「俺は病‥院にいて…ここに来た」
ヤスオの眼から涙がこぼれ落ちる。この状況をどう説明していいか分からず、悔しかった。その姿勢がシンシアにはいい加減な態度に見え、怒りを増加させた。
「びょう‥いん?組合長、この男の言っていることは嘘ばかりです。タナカヤスオなんて変な名前を名乗ったりして。さっさと衛兵に突き出して、尋問してもらえばすべてが分かりますよ」
シンシアの怒りに満ちた表情に、ヤスオはどうにもならない事を悟った。そして、理解されなくてもいいから、開き直って正直に話す覚悟をした。
「うわ。なつかしー。若かりし頃の俺じゃないか…!」
男は肌に張りがなく、頂点が薄くなった自分の顔を想像していた。だが、鏡には肌に張りがありボサボサの頭をした20代の頃の自分が写っていた。
──これは、俺なのか?
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男はベッドに腰を下ろすと、少ない情報を整理して自分に何が起こっているのか考えた。
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男は改めて自分の姿を確認した。最後に記憶しているのは、病院で着ていたパジャマ姿の自分。だが、今身に着けているのは女物のワンピース。
「では、俺が着ている服はアリ姉さんが着ていた服。そして、この荷物もアリ姉さんの荷物」
男は荷物を開けて中を一つ一つ出して、何があるか見てみる。
──巾着袋にハンカチかな?随分可愛いハンカチだな。
「うわ!これ、女物の下着だし。…ん?待てよ。じゃあ、俺が身につけている下着も?」
男には胸と腰に下着を付けている感覚がある。これが、どういう事なのだろうか、部屋の中を歩きまわり、状況をまとめる。
「ひょっとして、今の状況は、宿泊女性の部屋に忍び込み、その女性の衣服と下着を身に着けた変態では?」
今の状況に気づき、顔の血の気が引いてくる。
「待て、待て、落ち着け俺。ここは異世界、こういう事もこの世界では普通なのでは?そーだよ、だとしたら、安心だ。なにも問題ない‥…」
現実を逃避して、あり得ない可能性を信じて、自分を落ちつかせようとする。
「そんなわけあるかー。どの国もどの世界も、女性の部屋に忍び込み衣服を身に着ければ変態に決まっている」
すぐに現実に戻り、ますます血の気が引く。そして普段とは違う汗が、全身から溢れ出てくる。男は、冷静になるよう自分に言い聞かせ、この状況を打破する方法を考えた。
「どうしようか?とりあえず衣服をすべて脱ぐか?宿泊女性の部屋に、その女性の衣服を身に着けた変態と素っ裸の変態。どっちが、マシかな?」
そして、二つの選択肢にたどり着く。
「ちょっと待てー。なんだ、その最悪な二択は。他に選択肢はないのか?」
男はかなり混乱していた。部屋の中を物色し、着替えがないかと探したが見つからず、せめてタオルがないかと探すが見つからない。こんな感じで、時間だけが過ぎた。
──コンコン。
再び部屋の扉を何者かがノックする。
「アリ姉さん。まだ目が覚めないのですか?朝食が冷めちゃいますよー」
いつまでたっても食堂に来ないので、先ほどの女性が心配して、再び部屋の前まで来ていた。男は両手で口を塞ぎ、息を潜め必死に気配を消した。
「姉さん?調子悪いのですか?入りますよ」
──入るの?
いよいよ追い詰められてきたが、ここは女性の宿泊部屋。鍵がかかっているに決まっている。男は強行突破されないよう、どう乗り切るか考えていた。
──ギィィ。
ドアノブが回るのが見えると、扉が開き始めた。
──この部屋、鍵がないの。
男はそう思ったが、単純に鍵がかかってなかっただけだ。扉が完全に開き、女性が部屋に入ってくる。
男と女性の目が合った。お互いの時間が止まり、わずかだが穏やかで静かな時間が過ぎる。
「この変態野郎ぉぉぉぉぉ」
女性は動揺し、状況が理解できなくしばらく硬直した。単純に女の部屋に男が忍び込んで女性の衣服を身に着けている。その現実だけに反応し、女性は男の腹部に向かって渾身の拳を突き出した。
「ほっげぇぇぇぇぇぇ」
男は後方に大きく飛ばされ、あっという間に壁を背にしていた。女性は一気に間合いを詰め、男に対して拳の雨を降らした。
「この、すけべ。変態。女の敵。虫けら。etc. etc.」
女性は思いつく限りの罵倒を浴びせながら、男に拳を浴びせた。
「待て、ホゲッ。ちょっ、ホゲッ。話を、ホゲッ。聞いて、ホゲッ。ください、ホゲッ」
男は降り注ぐ女性の拳を浴び、何も話せない。その後、騒ぎに気がついた職員が止めに入るまで女性の一方的な暴力が続いた。
男は裸で腰に布を巻いた状態。両手を後ろに紐で縛られ、さらに別室に連行され床に正座をさせられていた。
その部屋の奥には豪華な机と椅子があり、横には本棚があった。中央には、テーブルを挟んでソファーが二つあり、典型的な偉い人の部屋だ。
そのソファーの片側に屈強な男が座っている。その男は、短髪で体格が良く、身軽な格好をしていて、まるでカンフー映画の主人公のようだ。その後ろに先ほどの連打女性が沈んだ表情をして立っていた。
「お前は、誰だ」
「はなは、はふお、ふぇふ」
裸男の顔は原形なく腫れあがり、まともに話すことができなかった。屈強な男は、額に手を当て、連打女性に目を向ける。
「シンシア、やり過ぎだ。これでは、事情が聴けぬではないか」
「申しわけありません」
連打女性は、怒られさらに落ち込む。
──コンコン。
「失礼します」
女性職員が部屋に入ってきた。
「組合長、お持ちしました」
そう言うと、持ってきた小瓶を屈強な男に手渡した。
「ご苦労。で、どうだった」
「先ほど、アリアドネ様の部屋の掃除と片付けが終わりました」
そこまで話すと、女性職員はシンシアを睨みつけた。部屋は男の飛び散った血で掃除や洗濯が大変だったようである。シンシアは目線をそらし、舌を出してみせた。
「この者が持ち込んだものは、まったく見つかりませんでした」
そう伝えると女性職員は、一礼して部屋を出ていった。
「はぁ?お前、ここまで裸できたのか?」
組合長は立ち上がり、裸男に歩み寄る。
「お前が悪いとはいえ、うちの職員が少々やり過ぎた。これは私からのお詫びだ」
そう言うと、持っていた小瓶の蓋を開け、中の液体を裸男に飲ませた。裸男の腫れが引いてくるのが分かる。しばらくすると、腫れはなくなり傷は消え、元の姿に戻った。
それ見届けると、組合長はソファーに戻り腰を下ろす。
「お前、名前は?」
「タナカヤスオです」
ヤスオは液体の効果に驚いたが、今はそれどころではない。この最悪な状況を、どう解決するかが大事だ。
「タナカヤスオ?変わった名だな。あの部屋で何をしていた?」
「何もしていない。気がつけば、あの部屋にいた」
「あの部屋にいた、女性はどうした?」
「知らない。気がついた時は俺しかいなかった」
「なぜ、女性の衣服を着ていた?」
「分からない。気がつけば着ていた」
それまで、小さくなっていたシンシアの形相が変わってきた。
「お前、いい加減なことを言うな。アリ姉さんをどうした?正直に言え」
シンシアが殴りかかってきそうな勢いだ。だが、組合長が右腕を横に突き出して制止する。
「お前、どこからきて、どうやって侵入した」
「俺は病‥院にいて…ここに来た」
ヤスオの眼から涙がこぼれ落ちる。この状況をどう説明していいか分からず、悔しかった。その姿勢がシンシアにはいい加減な態度に見え、怒りを増加させた。
「びょう‥いん?組合長、この男の言っていることは嘘ばかりです。タナカヤスオなんて変な名前を名乗ったりして。さっさと衛兵に突き出して、尋問してもらえばすべてが分かりますよ」
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