80 / 117
80.謝礼
しおりを挟む
「いえ、今なら分かります。わし達は、落ち込むソフィアに、鞭を打つようなことしていたのですね。」
ソフィアは、マーチャントの父の時代から60年以上務める古参の従業員。取引先からも、頼られ評判が良かった。マーチャントが後を継いでからも、変わらず勤務しマーチャントを助け、みんなが頼っていた。だが妻のキャロルは、何十年経っても変わらぬ美貌と、自分より従業員から頼られているのが気に入らない。さらに、出自が孤児であるのも嫌った。その為、キャロルは常に不機嫌で、夫婦間はギクシャクし、従業員は怯えながら勤務していた。マーチャントはキャロルが妻である以上、いつかソフィアには辞めてもらうしかないと考えていた。そんな中、ソフィアが休暇を取り、取引先が心配して問い合わせてきた。キャロルはこれをクレームだと言い張って、独断で解雇してしまった。その日以降、キャロルの機嫌がよくなり夫婦間や商会内の雰囲気が良くなったので、良い機会で仕方なかったと考えていた。だが、その考えの間違いに気が付いた。長年勤めてくれた従業員に対して、あまりにも酷い仕打ちをしていたことに気付き、椅子から崩れ落ち、床にひれ伏して涙した。
──わしは、どう詫びたらいいのか。
「ソフィアさんには、新しい仕事を用意したので、再び雇い入れる必要はありません。ただ、あなた方はソフィアさんにお詫びをする必要があります。」
「はい。それは勿論。何をすればよいですか?」
ヤスオの言葉に、救われたかマーチャントは立ち上がり、許されるのなら何でもする、と言いながら、ヤスオに詰め寄った。
──うぇぇぇぇ。
鼻水だらけの顔が近くにきて引いたが、突き飛ばす訳にもいかず、耐えるしかなかった。
「まずは、娘のイリスさんに手を合わせて下さい。そしてお詫びの気持ちを伝え、それを形にしたものに、これまで働いてくれたお礼も添えて、渡してください。」
「どのくらいすれば、良いでしょう?」
「今のソフィアさんは、それほど困っていませんから、謝罪の気持ちさえ伝われば、気持ちだけでも、許して頂けますよ。ですから、あなたの気が済むくらいでよいと思います。」
「承知しました。それで、あなた様には、どのようにすれば、よろしいでしょうか?」
「まず、お礼を直接、俺に渡しては効果がありません。冒険者組合を通して俺の手元に届くようにした方が効果的ですよ。」
「なるほど。それで、お幾らくらい、すればよいでしょう?」
「白金貨で100枚くらいすれば、十分です。」
「そんなに、必要ですか。」
今回の件で商会の評判は低下した。それは、いずれ商会の存亡の危機に成るかもしれない。だが逆に今、悪い意味だが最も注目を浴びている。このタイミングで、破格の報酬を出したら、あっという間に街中に広まり、とてつもない宣伝効果になる。つまり、この金額は娘の命とは別に、商会の宣伝費も含まれるので、それほど高くはないと説明した。
マーチャントは懐から、そろばんを出し、パチパチとはじき始めた。
「確かに、その金額で商業組合と冒険者組合、さらには取引先の信用を取り戻せるのなら安いものです。」
マーチャントはヤスオに何度も礼を言い、アリアドネ邸を後にした。ヤスオは家の外まで付き添い、手を振りマーチャントを見送った。
「アリ姉様。よく悪知恵が働きますね。」
(悪知恵とは、失礼ね。お互い損をしない方法を考えただけじゃない。)
「結果、莫大の金子が手に入ります。」
(アントの夢に、入れなさいよ。)
「承知しております。」
「なかなかの手際だな。大儲けではないか。」
すぐ後ろから、聞き覚えのある声が聞こえる。振り返ると、腕組みをし、家の壁に寄りかかった騎士団長がいた。
「人の家に聞き耳を立てていたのですか。お世辞でも、いい趣味とは言えませんね。」
「すまんな。用があってきたのだが、先客がいたので、ここで待たせてもらった。」
「どうぞ中へ。」
ヤスオの案内で家の中にマチルダは入り、台所の椅子に座ろうとテーブルに近づく。テーブル上は、粘り気のある水分で満たされていた。表面には大量の気泡が存在し、明らかにただの液体ではない。この悲惨な状況にマチルダは思わず、声が出ていた。
「ウゲっ。」
「ちょっと待って下さいね。今、掃除しますから。」
これを掃除させられるのなら、あれくらいの報酬は当然かもと思えた。とりあえず、壁に寄りかかり、掃除が終わるのを待つ。
「先程、南門の城壁から狼煙が上がるのが見えた。あれは、そなたが関係しているのか?」
「ああ、チャーフィーさん達の出撃中止の狼煙ですよね。」
「やはり関係していたか。あ奴に会って出撃中止になったと言う事は、まさか?」
「子供達はみんな無事ですよ。」
ヤスオは掃除を終わらせ、まずは掃除に使った雑巾は速攻、捨てた。
そして、マチルダに座るよう勧めた。結局、マーチャントにはお茶が出せなかったが、今回は湯が沸いたのでお茶を用意する。マチルダが腰を下ろすと、目の前にお茶と菓子を差し出す。
「マチルダさんは、ミノタウロス討伐には、いかないのですか?」
「色々、知っているのだな。衛兵団長に後れを取ってしまい治癒小薬が不足している。今のままでは、出撃できない。」
「明日、昼からでもアントの夢に行けばいいですよ。」
「何故だ?確かに商業組合の在庫がなくなれば、アントの夢しかないのだが、今日行ったら在庫切れだったぞ。」
「明日が、納品日だからです。俺はアントの夢の関係者だから分かるのです。」
「本当か?だとしたら助かる。貴重な情報に感謝する。ときに、G級ヤスオ殿。なにか食べ物はないか?腹が減って死にそうだ。」
今朝、領主に怒られたショックと特命を受けての準備で、一日何も喉を通らなかった。だが時間が経てば、さすがに、お腹が空いてくる。ヤスオは貴族令嬢に何を出していいか分からず、とりあえず一番高価なオクレツを出した。
(ヤスオォォォ。それ、ダメェェェェ。)
アリアドネの悲痛な叫びに、耐えながら、串焼きも足して簡単な食事会が開かれた。
ヤスオはヤギ肉を頬張りながら本題に入る。
「それで、今日はどのようなご用件で?」
ソフィアは、マーチャントの父の時代から60年以上務める古参の従業員。取引先からも、頼られ評判が良かった。マーチャントが後を継いでからも、変わらず勤務しマーチャントを助け、みんなが頼っていた。だが妻のキャロルは、何十年経っても変わらぬ美貌と、自分より従業員から頼られているのが気に入らない。さらに、出自が孤児であるのも嫌った。その為、キャロルは常に不機嫌で、夫婦間はギクシャクし、従業員は怯えながら勤務していた。マーチャントはキャロルが妻である以上、いつかソフィアには辞めてもらうしかないと考えていた。そんな中、ソフィアが休暇を取り、取引先が心配して問い合わせてきた。キャロルはこれをクレームだと言い張って、独断で解雇してしまった。その日以降、キャロルの機嫌がよくなり夫婦間や商会内の雰囲気が良くなったので、良い機会で仕方なかったと考えていた。だが、その考えの間違いに気が付いた。長年勤めてくれた従業員に対して、あまりにも酷い仕打ちをしていたことに気付き、椅子から崩れ落ち、床にひれ伏して涙した。
──わしは、どう詫びたらいいのか。
「ソフィアさんには、新しい仕事を用意したので、再び雇い入れる必要はありません。ただ、あなた方はソフィアさんにお詫びをする必要があります。」
「はい。それは勿論。何をすればよいですか?」
ヤスオの言葉に、救われたかマーチャントは立ち上がり、許されるのなら何でもする、と言いながら、ヤスオに詰め寄った。
──うぇぇぇぇ。
鼻水だらけの顔が近くにきて引いたが、突き飛ばす訳にもいかず、耐えるしかなかった。
「まずは、娘のイリスさんに手を合わせて下さい。そしてお詫びの気持ちを伝え、それを形にしたものに、これまで働いてくれたお礼も添えて、渡してください。」
「どのくらいすれば、良いでしょう?」
「今のソフィアさんは、それほど困っていませんから、謝罪の気持ちさえ伝われば、気持ちだけでも、許して頂けますよ。ですから、あなたの気が済むくらいでよいと思います。」
「承知しました。それで、あなた様には、どのようにすれば、よろしいでしょうか?」
「まず、お礼を直接、俺に渡しては効果がありません。冒険者組合を通して俺の手元に届くようにした方が効果的ですよ。」
「なるほど。それで、お幾らくらい、すればよいでしょう?」
「白金貨で100枚くらいすれば、十分です。」
「そんなに、必要ですか。」
今回の件で商会の評判は低下した。それは、いずれ商会の存亡の危機に成るかもしれない。だが逆に今、悪い意味だが最も注目を浴びている。このタイミングで、破格の報酬を出したら、あっという間に街中に広まり、とてつもない宣伝効果になる。つまり、この金額は娘の命とは別に、商会の宣伝費も含まれるので、それほど高くはないと説明した。
マーチャントは懐から、そろばんを出し、パチパチとはじき始めた。
「確かに、その金額で商業組合と冒険者組合、さらには取引先の信用を取り戻せるのなら安いものです。」
マーチャントはヤスオに何度も礼を言い、アリアドネ邸を後にした。ヤスオは家の外まで付き添い、手を振りマーチャントを見送った。
「アリ姉様。よく悪知恵が働きますね。」
(悪知恵とは、失礼ね。お互い損をしない方法を考えただけじゃない。)
「結果、莫大の金子が手に入ります。」
(アントの夢に、入れなさいよ。)
「承知しております。」
「なかなかの手際だな。大儲けではないか。」
すぐ後ろから、聞き覚えのある声が聞こえる。振り返ると、腕組みをし、家の壁に寄りかかった騎士団長がいた。
「人の家に聞き耳を立てていたのですか。お世辞でも、いい趣味とは言えませんね。」
「すまんな。用があってきたのだが、先客がいたので、ここで待たせてもらった。」
「どうぞ中へ。」
ヤスオの案内で家の中にマチルダは入り、台所の椅子に座ろうとテーブルに近づく。テーブル上は、粘り気のある水分で満たされていた。表面には大量の気泡が存在し、明らかにただの液体ではない。この悲惨な状況にマチルダは思わず、声が出ていた。
「ウゲっ。」
「ちょっと待って下さいね。今、掃除しますから。」
これを掃除させられるのなら、あれくらいの報酬は当然かもと思えた。とりあえず、壁に寄りかかり、掃除が終わるのを待つ。
「先程、南門の城壁から狼煙が上がるのが見えた。あれは、そなたが関係しているのか?」
「ああ、チャーフィーさん達の出撃中止の狼煙ですよね。」
「やはり関係していたか。あ奴に会って出撃中止になったと言う事は、まさか?」
「子供達はみんな無事ですよ。」
ヤスオは掃除を終わらせ、まずは掃除に使った雑巾は速攻、捨てた。
そして、マチルダに座るよう勧めた。結局、マーチャントにはお茶が出せなかったが、今回は湯が沸いたのでお茶を用意する。マチルダが腰を下ろすと、目の前にお茶と菓子を差し出す。
「マチルダさんは、ミノタウロス討伐には、いかないのですか?」
「色々、知っているのだな。衛兵団長に後れを取ってしまい治癒小薬が不足している。今のままでは、出撃できない。」
「明日、昼からでもアントの夢に行けばいいですよ。」
「何故だ?確かに商業組合の在庫がなくなれば、アントの夢しかないのだが、今日行ったら在庫切れだったぞ。」
「明日が、納品日だからです。俺はアントの夢の関係者だから分かるのです。」
「本当か?だとしたら助かる。貴重な情報に感謝する。ときに、G級ヤスオ殿。なにか食べ物はないか?腹が減って死にそうだ。」
今朝、領主に怒られたショックと特命を受けての準備で、一日何も喉を通らなかった。だが時間が経てば、さすがに、お腹が空いてくる。ヤスオは貴族令嬢に何を出していいか分からず、とりあえず一番高価なオクレツを出した。
(ヤスオォォォ。それ、ダメェェェェ。)
アリアドネの悲痛な叫びに、耐えながら、串焼きも足して簡単な食事会が開かれた。
ヤスオはヤギ肉を頬張りながら本題に入る。
「それで、今日はどのようなご用件で?」
11
あなたにおすすめの小説
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる