大アジア戦争

ツカサメイ

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28話 密使

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              28話 密使

中尉はシベリア鉄道を目立たずにハバロフスクに
向かう、むろん制服は着て無いし持ってもいない。
日本の相手との接触方法は知らされなかった、が
不安は全く無い。
スターリンが激怒してるのを承知で秘密協力する
東条・・・激怒させてるのが東条か? ならば
モスクワから侵入して来る怪しい者は全て把握。
必ず向こうから来る・・・

樋口季一郎中将はハバロフスクに将兵移動案内所
を設立。中身は関東軍時代に知りえた諜報人員を
誘いハバロフスク周辺に諜報組織を広げる目的。
モスクワに帰れた幹部が逃亡兵の様な身なり・・
東条の予想通りか・・・
将兵移動案内所を利用し東条の親書を渡した。
スターリンに1通、密使に1通・・・
密使に渡した内容は知らされたが予想が違えば
東条だけで無く、自分も含めて数十人が国賊と
して不名誉な死を賜る・・・ ・・・
考えまい。
秘密に指示されたのはT34を30両、密使と共に
モスクワに送る事。
密使に準備に1週間かかると伝えたらウラジオス
トクに向かうと言う、現地部隊と将兵移動案内所
に便宜をするよう要請と命令。

1942年5月1日 秘密輸送のT34が30両駅を出た。

5月5日 ウラジオとハバロフスクで日本軍を攻撃す
る目的の組織が作られ急速に人員を増やして行く。
5月30日には鉄道沿線を含む総数50000が日本の敵!
スターリンとソ連に無条件で従う忠誠心の多い将兵。
戦車や大砲は彼らの手が届く所に在るのだ・・・

5月10日 ジューコフ元帥の攻勢すべき、の進言に
同じ言葉を返した「無い、戦車は無いんだ」何回だ。
親書か・・・
「200両送れるが監視が増えたので少数づつ輸送。
先になれば300両。
3か月後、シベリア鉄道を占領しつつ西方に軍が進撃。
秘密流出に厳戒を願う」
完結だが重要・・・
300あれば戦車部隊を5個作れる、揃うまで訓練だ・・
攻勢に賛成する将軍達が増えて来たか・・・
スターリンが明言した
「攻勢は無い!T34を300両そろえてから大攻勢だ!」
全員が主張を下げた・・・
(T34を300両?全力で生産してるがとても・・・
敗北の危険を恐れて攻勢しない、意味だ・・・)
ドイツとソ連の前線は拮抗が続いた。

1942年5月20日 極東で大事件勃発。

ソビエト連邦軍元将兵、兵器を奪いウラジオス
トクを発しハバロフスク通過しシベリア鉄道で
逃亡、兵員63000戦車60両、砲120門海軍兵含む。
元将官の70%が逃亡した。
日本が震えた・・・
樺太軍団、虎林軍団、政府と東条へ非難轟々!

ドイツ軍。
北方軍と中央軍が寒さで大損害を出したので
南方軍から移動した、南方戦線は防衛力を喪失
し後退しつつある、すでに100キロは後退・・・
突破されたら・・・兵力をかき集めて防御戦構築。
ドイツ軍戦力強化に反攻は頓挫した。
ソ連軍には南方に送る予備戦力は無い。

1942年5月21日 大日本帝国政府発表。

「兵器を奪取し逃亡せしは平和の害である!」

1942年5月22日 大本営発表。

「22日8時00分、樺太軍団及び虎林軍団に断固たる
追撃命令を下命せし!」

22日直ちに機動歩兵旅団1個がウラジオを発つ!
23日9時00分ハバロフスクで旅団1個増え2個で追撃。
しかし樋口季一郎中将による追撃指揮の追撃は
なぜか遅い・・・(捕まえる気が在るのか!)
「遅いとさぞかし不満だろうな」笑顔
「笑えるか!大失態に責任問題が出てるぞ!」
「すまぬ・・・自嘲の笑いだよ・・・」
「しっかりしてくれ!」
「・・・他言無用だ・・・」
「ゆっくりは東条総理内密の指示要望なのだ・・」
「どういう事だ?逃げてしまうぞ・・・」
「そう・・・逃がせと言う要望だ」
「判らんな・・・」
「俺も尋ねたよ、質問で返された。
極東で降伏したソ連軍50万がモスクワ落城でも
武装反攻して来ないと思うか?
将兵も武器も豊富だ・・・大戦闘に成るだろう。
東条の奴は笑ったよ。
忠誠心と頑固な奴ら、数万人居ないならどうか?
俺は言葉を失ったぞ。
裏でそういう奴らを組織してようやく出来たのが
3日前だ。逃亡したのは・・・そいつらだ」
「・・・ ・・・ 裏で集めて追放した・・・」

「全てが・・・東条の・・・策・・・」

「ゆっくり・・・も策なのか?」
「そうだ、町の近くで無人の地に、砲撃してから
降伏を要求するとの要望だ」
「その程度で降伏するやつらでは無いぞ・・・」
「通常は・・・な・・・策が在れば判らん」
シベリア鉄道追撃戦。
たった旅団2個の兵力が広大なシベリアを無人境
のごとく西へと進んだ・・・
誰も知らなかった、スターリンの秘密命令。
「降伏要求あれば降伏せよ!抵抗戦闘は処罰!」
だがスターリンの思惑は狂った。

モスクワに来るべき戦力が鉄道から降りてドイツ
南方軍に向かった。
旅団2個が西に向かう間にも編成は進んで行く。
「日本軍シベリアを西方へ快進撃」
世界はその速さに驚愕した!
南方軍の後退に悩んでいたヒトラーは喜んだ。
ソ連軍の後方に日本軍が来るのは近い!

大日本帝国から経済訪問団が到着。
















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