38 / 60
38話 逃亡将軍
しおりを挟む
38話 逃亡将軍
一九三七年六月九日粛清で殺された3人は生きていた。
トハチェフスキー元帥、ウポレビッチ、ヤキール。
4年に及ぶ苦難の逃亡・・・対ドイツ戦に兵士として
動員され前線で負傷し捕虜となった・・・
元帥の面影はすでになくやせ衰えた空腹の農民・・
目だけは知力と気力をのぞかせるが覇気は無い・・
そんな捕虜は数十万といる、それが普通の捕虜。
奇蹟的な生存をかみしめていた3人の境遇が変わる。
大規模な移送が始まった・・・
ヤキールもちろん今は偽名を使ってる、ドイツ兵に
尋ねた。「どこに行くのだろう?」
殴られる予想に歯を食いしばり身がまえた、が・・
兵士は妙にご機嫌だ・・・
「お前らの面倒も見無くて済む、イタリアだ」
3人の疑問は解消しない、将軍や将校の考えは深い。
「イタリアに200万の捕虜を喰わせられるか?」
「さらに遠くに移送・・・」
「船か・・・」
「ドイツ占領地を出る事に・・・まさかな」
「可能性の高い事、船で海の真ん中で・・・」
「殺されるのか?・・・・・・」
「他に考えられるか?」
「なら準備して置こう・・・浮く物と水・・」
「交代で甲板に出て様子を見る・・」
「本当に船に乗るまで判らんがな・・」
思惑を誰かに知られる事も無く列車移送される。
方向はイタリアの様だ・・・
なら船に乗せられる・・・
イタリア領土に入ると日本へ移送が公言された。
「日本はどこに在るんだ?」
大部分の捕虜は日本を知らない・・・
3人・・・
「日本か・・大金を投じて捕虜を得る目的は
何だ?労働力・・・だろうな、食事さえ貰えば
体力は充分だ。地中海を出られれば日本に行く
のは本当だろうが・・まだ確実では無い」
「とにかく警戒を続けよう」
「地中海を出たら捕虜の戦車兵を探そう・・
元の部下かも知れない・・慎重に仲間を増やす」
船団がスエズ運河を通過したのに驚きつつインド
洋で仲間を探し始めた・・・
低抗か逃亡か降参か・・・
一九三七年六月九日粛清で殺された3人は生きていた。
トハチェフスキー元帥、ウポレビッチ、ヤキール。
4年に及ぶ苦難の逃亡・・・対ドイツ戦に兵士として
動員され前線で負傷し捕虜となった・・・
元帥の面影はすでになくやせ衰えた空腹の農民・・
目だけは知力と気力をのぞかせるが覇気は無い・・
そんな捕虜は数十万といる、それが普通の捕虜。
奇蹟的な生存をかみしめていた3人の境遇が変わる。
大規模な移送が始まった・・・
ヤキールもちろん今は偽名を使ってる、ドイツ兵に
尋ねた。「どこに行くのだろう?」
殴られる予想に歯を食いしばり身がまえた、が・・
兵士は妙にご機嫌だ・・・
「お前らの面倒も見無くて済む、イタリアだ」
3人の疑問は解消しない、将軍や将校の考えは深い。
「イタリアに200万の捕虜を喰わせられるか?」
「さらに遠くに移送・・・」
「船か・・・」
「ドイツ占領地を出る事に・・・まさかな」
「可能性の高い事、船で海の真ん中で・・・」
「殺されるのか?・・・・・・」
「他に考えられるか?」
「なら準備して置こう・・・浮く物と水・・」
「交代で甲板に出て様子を見る・・」
「本当に船に乗るまで判らんがな・・」
思惑を誰かに知られる事も無く列車移送される。
方向はイタリアの様だ・・・
なら船に乗せられる・・・
イタリア領土に入ると日本へ移送が公言された。
「日本はどこに在るんだ?」
大部分の捕虜は日本を知らない・・・
3人・・・
「日本か・・大金を投じて捕虜を得る目的は
何だ?労働力・・・だろうな、食事さえ貰えば
体力は充分だ。地中海を出られれば日本に行く
のは本当だろうが・・まだ確実では無い」
「とにかく警戒を続けよう」
「地中海を出たら捕虜の戦車兵を探そう・・
元の部下かも知れない・・慎重に仲間を増やす」
船団がスエズ運河を通過したのに驚きつつインド
洋で仲間を探し始めた・・・
低抗か逃亡か降参か・・・
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる