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第一話 龍閣の白蛇一派
化け物の主
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運動靴が小石を蹴飛ばし、そこで陽一は物思いからさめた。
もうすぐ近くに石の鳥居がみえている。周辺に人は誰もいない。時刻は夜の七時といったところか。
日などとうに落ちてしまっている。
陽一はまたフラフラと、今度は神社の脇道にそれた。横ではさっきからさらさらと水の流れる冷たい匂いがする。
暗いせいでよく見えないが、携帯の明かりで進めない程道は悪くない。硬いアスファルトをゆっくり、転ばないよう歩く。
しかし、ほんの一、二分程進んだところで携帯の明かりとは違うやんわりとした朧な光が目のはしにうつりこんだ。
顔をあげると、少し離れた向こう正面に、左右均等に分けられた灯篭を見つけた。その間、つまりは奥に続くようにして橋がある。神社と同じくらいに廃れていて、手付かずと言ったところだ。
「ほんとだ。ここ、橋なんかかかってなかったのに・・・・・・」
写真でしか見たことはないが、確かにここは橋なんかないはずだ。
夜の雰囲気のせいもあって、えらく気味が悪い。陽一は一度立ち止まってゴクリと生唾を飲み込んだ。
『そこに、着物を着た子供が立っていた』
橋の左側の灯篭に凭れるようにして、背の低い小さな子供が、和服を着た男の子が立っていた。
つまらなさそうに両手でなにか弄んでいる。どうも、赤い糸で遊んでいるようだ。
光に浮かぶ髪は白く短い。気のせいか、緑色の線が所々で走っているようにも見える。着物も緑色で、それを襷で括り上げているようだった。
下の方もたくしあげているのか色の薄いステテコも見える。ふと、男の子がこっちを見た。
どういう訳か前髪を伸ばして左目を隠している。こんな夜に、どうして子供が一人で彷徨いているんだ。陽一は気味の悪さを感じつつ、困惑した。
しかし、男の子はケロッとした様子で糸を懐にしまいつつ陽一に訪ねた。
「おじさん、"うちのお店"に来たいの?」
「店?あ、あぁ、いや・・・・・」
なんと説明すれば良いのか考えあぐねる陽一に対し、男の子は少し首を傾げつつまた言った。
「あれ、変だな~。今日お客さんが来るからお出迎えしてくれってガラルが言ってたのになぁ」
男の子の何気ない一言に、陽一の表情がハッと動いた。陽一は、目の前の少年の肩を掴んで早口に捲し立てた。
「き、君!その人の事知ってるのか!?」
がっつかれた少年はそこで初めて表情を動かした。少し困ったように眉を寄せつつ小さい声で「うん」と答えた。
「お、おれその人に頼みたい事があるんだ!もし知ってるなら案内してくれないか!?」
陽一の必死な形相に少年は引き気味に頷いた。きっとおれは今物凄い顔をしているのだろう。しかし少年は特になにか言うわけでもなく陽一が肩から手を離したあとすぐに歩きだした。
昂る心を鎮めつつ、しかし突然の事で沸き上がる好奇心はとどまるところを知らない。陽一は前を歩く小さな背中を追った。
今の流行りなのだろうか。背中には大きな黒い三つ巴の紋がしっかりと刻まれている。
どのくらい歩いただろう。不意に陽一の頬を温い風が包んだ。風と言っても、僅かに感じる程度のものだったのだが、陽一は思わず足を止めてしまった。
空が、あかるい。
太陽はない。だが、夜の戸張とは異なる「あかるい色の空」が、果てまで広がっているのだ。奇妙だが、霧のように薄い雲が、羽衣のように飛んでいくのが見える。
そう遠くない橋の終わりには、境目のように天高くそびえる朱色の大鳥居。
はて、おれは一体どこに来てしまったんだ。
「おじさん、早く来なよ」
幼い呼び声が聞こえ、慌てて視線を戻すと、少年はもう随分と前に行ってしまっていた。少年の左右を囲う橋も様変わりしている。
あんなに色褪せて茶色く汚かった木造の橋が、あの大鳥居と同じく鮮やかな紅へと塗り替えられている。
もうなにがなんだか分からない。
「こ、これって・・・・・」
「龍閣だよ。おじさん、うちのお店探してるのになんにも知らないの?」
そう言われても、まさか本当にあるとは思いもしなかったのだ。陽一はどう答えれば良いか分からず頭をポリポリと掻いた。
そうしていくうちにも足は進んでいく。ついに橋を渡り終え、ほんの少し歩いた所で一件の店が現れた。見てくれは少し古いが、大きく立派な看板、軒先に吊るされた真っ赤な提灯。
「居酒屋・・・・・ゲンちゃん?」
聞き覚えのない店名だ。陽一は首を傾げた。おれは別に、一杯ひっかけてやる予定はないのだが、少年はどういう訳か店の前で立ち止まってこちらを振り返ったのだ。
「ここだよ」
「え?ここ?居酒屋だよね?」
「うん、そう。オレの仕事はもう終わったから。じゃあね」
「え、ちょっ、待って!」
最後に少年はニカッと笑うと、止める陽一の声も聞かずに突然走り出した。追いかけようともしたが、なんと足の早い事か。もうその姿は見えなくなってしまった。まるで風景に吸い込まれてしまったようだった。止めるために出した右手は虚しくぶら下がったままである。
行き場のなくなった手をおろし、陽一はあかりの灯った店舗の方へ顔を向けた。磨り硝子の向こうで人影が動いている。たがそれはこの店のスタッフであって目当ての人物がいるようには思えない。いや、道を聞くと言う手もある。知らない土地で好き勝手に動き回って迷子になってしまうよりは・・・・・
そう思うと、もう選択は一つしかない。陽一はそっと戸口に手を掛けると、そろそろと慎重に開いた。
「いらっしゃい」
古いが味のあるカウンター、二階へ続いているであろう階段と、色の黒い赤髪の若い男が出迎えてくれた。人の良さそうな笑顔を浮かべている。
店の雰囲気は柔らかい安心感に包まれていて、カウンターの辺りから漂う良い匂いも相まって、今まで張りつめていた緊張の糸が緩むのを感じた。
「あれま、こいつぁ人間のお客様じゃないか」
もの珍しそうに店主が言う。その顔はどこか楽しげであった。
「あの、ここに案内をされて、それで・・・・・」
不気味なこと続きで、急に普通の人が出てきた事もあってか陽一はしどろもどろに事の顛末を話し、男の子に連れてこられた事を説明すると、店主は笑顔を崩さずにカウンターの一番端、戸口からは見えない位置を指差した。
中に入ってその先を見ると、一人の男性が机に突っ伏して眠っている。
「おい旦那。お客だっての」
店主が男の頭を布巾でペシペシと叩いた。しばらく男は愚図っていたがらやがて観念したのかしんどそうに頭を起こした。
水色がかった短めの髪をボリボリ掻きながら、男は腫れぼったい顔で陽一の方を見た。年は若く、下手すれば陽一よりも若いのではないかと思わせるくらいだ。お世辞にも顔色は良いとは言えないが、目鼻立ちは整っていて正直ちょっと格好いい。
男は、人ではありえない真っ赤な瞳で陽一を見ている。あぁ、この人は"人"じゃないんだと、この時陽一は直感した。
「あー、アンタが今日のお客かい。さっき案内させたガキんちょはどうした?」
具合の悪そうな見た目にあう低い声だった。陽一はつっかえつつも、先程どこかに行ってしまった旨を伝えた。すると男は小さく舌を打って「あんのガキ・・・・・」と漏らした。
「あの、今日はあなたにお願いがあって来ました。どうか、母を・・・・・」
陽一の言葉を男がどうしてか一度遮ってしまった。制した右手で招いている。
隣に座れと言う事だった。店主がいそいそと新しいグラスを引っ張りだし、それに見たことのないラベルの酒を注ぐ。その間にも男が続けていった。
「まぁ、まぁ。ひとまず座んなせェ。受けるかどうかは、話を聞いてからだ」
そう、男はここで初めて僅かな笑みを見せたのだった。
もうすぐ近くに石の鳥居がみえている。周辺に人は誰もいない。時刻は夜の七時といったところか。
日などとうに落ちてしまっている。
陽一はまたフラフラと、今度は神社の脇道にそれた。横ではさっきからさらさらと水の流れる冷たい匂いがする。
暗いせいでよく見えないが、携帯の明かりで進めない程道は悪くない。硬いアスファルトをゆっくり、転ばないよう歩く。
しかし、ほんの一、二分程進んだところで携帯の明かりとは違うやんわりとした朧な光が目のはしにうつりこんだ。
顔をあげると、少し離れた向こう正面に、左右均等に分けられた灯篭を見つけた。その間、つまりは奥に続くようにして橋がある。神社と同じくらいに廃れていて、手付かずと言ったところだ。
「ほんとだ。ここ、橋なんかかかってなかったのに・・・・・・」
写真でしか見たことはないが、確かにここは橋なんかないはずだ。
夜の雰囲気のせいもあって、えらく気味が悪い。陽一は一度立ち止まってゴクリと生唾を飲み込んだ。
『そこに、着物を着た子供が立っていた』
橋の左側の灯篭に凭れるようにして、背の低い小さな子供が、和服を着た男の子が立っていた。
つまらなさそうに両手でなにか弄んでいる。どうも、赤い糸で遊んでいるようだ。
光に浮かぶ髪は白く短い。気のせいか、緑色の線が所々で走っているようにも見える。着物も緑色で、それを襷で括り上げているようだった。
下の方もたくしあげているのか色の薄いステテコも見える。ふと、男の子がこっちを見た。
どういう訳か前髪を伸ばして左目を隠している。こんな夜に、どうして子供が一人で彷徨いているんだ。陽一は気味の悪さを感じつつ、困惑した。
しかし、男の子はケロッとした様子で糸を懐にしまいつつ陽一に訪ねた。
「おじさん、"うちのお店"に来たいの?」
「店?あ、あぁ、いや・・・・・」
なんと説明すれば良いのか考えあぐねる陽一に対し、男の子は少し首を傾げつつまた言った。
「あれ、変だな~。今日お客さんが来るからお出迎えしてくれってガラルが言ってたのになぁ」
男の子の何気ない一言に、陽一の表情がハッと動いた。陽一は、目の前の少年の肩を掴んで早口に捲し立てた。
「き、君!その人の事知ってるのか!?」
がっつかれた少年はそこで初めて表情を動かした。少し困ったように眉を寄せつつ小さい声で「うん」と答えた。
「お、おれその人に頼みたい事があるんだ!もし知ってるなら案内してくれないか!?」
陽一の必死な形相に少年は引き気味に頷いた。きっとおれは今物凄い顔をしているのだろう。しかし少年は特になにか言うわけでもなく陽一が肩から手を離したあとすぐに歩きだした。
昂る心を鎮めつつ、しかし突然の事で沸き上がる好奇心はとどまるところを知らない。陽一は前を歩く小さな背中を追った。
今の流行りなのだろうか。背中には大きな黒い三つ巴の紋がしっかりと刻まれている。
どのくらい歩いただろう。不意に陽一の頬を温い風が包んだ。風と言っても、僅かに感じる程度のものだったのだが、陽一は思わず足を止めてしまった。
空が、あかるい。
太陽はない。だが、夜の戸張とは異なる「あかるい色の空」が、果てまで広がっているのだ。奇妙だが、霧のように薄い雲が、羽衣のように飛んでいくのが見える。
そう遠くない橋の終わりには、境目のように天高くそびえる朱色の大鳥居。
はて、おれは一体どこに来てしまったんだ。
「おじさん、早く来なよ」
幼い呼び声が聞こえ、慌てて視線を戻すと、少年はもう随分と前に行ってしまっていた。少年の左右を囲う橋も様変わりしている。
あんなに色褪せて茶色く汚かった木造の橋が、あの大鳥居と同じく鮮やかな紅へと塗り替えられている。
もうなにがなんだか分からない。
「こ、これって・・・・・」
「龍閣だよ。おじさん、うちのお店探してるのになんにも知らないの?」
そう言われても、まさか本当にあるとは思いもしなかったのだ。陽一はどう答えれば良いか分からず頭をポリポリと掻いた。
そうしていくうちにも足は進んでいく。ついに橋を渡り終え、ほんの少し歩いた所で一件の店が現れた。見てくれは少し古いが、大きく立派な看板、軒先に吊るされた真っ赤な提灯。
「居酒屋・・・・・ゲンちゃん?」
聞き覚えのない店名だ。陽一は首を傾げた。おれは別に、一杯ひっかけてやる予定はないのだが、少年はどういう訳か店の前で立ち止まってこちらを振り返ったのだ。
「ここだよ」
「え?ここ?居酒屋だよね?」
「うん、そう。オレの仕事はもう終わったから。じゃあね」
「え、ちょっ、待って!」
最後に少年はニカッと笑うと、止める陽一の声も聞かずに突然走り出した。追いかけようともしたが、なんと足の早い事か。もうその姿は見えなくなってしまった。まるで風景に吸い込まれてしまったようだった。止めるために出した右手は虚しくぶら下がったままである。
行き場のなくなった手をおろし、陽一はあかりの灯った店舗の方へ顔を向けた。磨り硝子の向こうで人影が動いている。たがそれはこの店のスタッフであって目当ての人物がいるようには思えない。いや、道を聞くと言う手もある。知らない土地で好き勝手に動き回って迷子になってしまうよりは・・・・・
そう思うと、もう選択は一つしかない。陽一はそっと戸口に手を掛けると、そろそろと慎重に開いた。
「いらっしゃい」
古いが味のあるカウンター、二階へ続いているであろう階段と、色の黒い赤髪の若い男が出迎えてくれた。人の良さそうな笑顔を浮かべている。
店の雰囲気は柔らかい安心感に包まれていて、カウンターの辺りから漂う良い匂いも相まって、今まで張りつめていた緊張の糸が緩むのを感じた。
「あれま、こいつぁ人間のお客様じゃないか」
もの珍しそうに店主が言う。その顔はどこか楽しげであった。
「あの、ここに案内をされて、それで・・・・・」
不気味なこと続きで、急に普通の人が出てきた事もあってか陽一はしどろもどろに事の顛末を話し、男の子に連れてこられた事を説明すると、店主は笑顔を崩さずにカウンターの一番端、戸口からは見えない位置を指差した。
中に入ってその先を見ると、一人の男性が机に突っ伏して眠っている。
「おい旦那。お客だっての」
店主が男の頭を布巾でペシペシと叩いた。しばらく男は愚図っていたがらやがて観念したのかしんどそうに頭を起こした。
水色がかった短めの髪をボリボリ掻きながら、男は腫れぼったい顔で陽一の方を見た。年は若く、下手すれば陽一よりも若いのではないかと思わせるくらいだ。お世辞にも顔色は良いとは言えないが、目鼻立ちは整っていて正直ちょっと格好いい。
男は、人ではありえない真っ赤な瞳で陽一を見ている。あぁ、この人は"人"じゃないんだと、この時陽一は直感した。
「あー、アンタが今日のお客かい。さっき案内させたガキんちょはどうした?」
具合の悪そうな見た目にあう低い声だった。陽一はつっかえつつも、先程どこかに行ってしまった旨を伝えた。すると男は小さく舌を打って「あんのガキ・・・・・」と漏らした。
「あの、今日はあなたにお願いがあって来ました。どうか、母を・・・・・」
陽一の言葉を男がどうしてか一度遮ってしまった。制した右手で招いている。
隣に座れと言う事だった。店主がいそいそと新しいグラスを引っ張りだし、それに見たことのないラベルの酒を注ぐ。その間にも男が続けていった。
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