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番外編 裕二
第二話 美沙のいない家(2)
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翌日、風呂上がりの裕二はバスタオル一枚を肩にかけ、ソファに座って僕を呼びつけた。
「ブーちゃん、こっち来てよ」
嫌な予感に震えながらも、僕は彼の前で膝をついた。
「これ、頼むよ」 裕二様は、自身のペニスを指差した。
それはすでに、醜悪に反り立っていた。
「どうして……そんなこと……」
僕が動かずにいると、
「いいだろ? いつも美沙とやった『あと』掃除してるんだからさ。美沙からも俺の世話をしろって言われてるんだろ? ほら、メモ。メモにあるでしょう?」
彼は無理やり僕の口元にそれを押し当ててきた。
美沙様との行為の後に汚れを舐めとらされるのも地獄だったが、裕二にフェラチオするなど、人間としての最後の矜持が許さなかった。
「なあ、一回だけでいい。一回やってくれよ。でないと、ブーちゃんが寝てる時、無理やり襲っちゃうかもしれないぞ」
有り得ない話ではない。今の裕二なら、やりかねないと思った。
このままでは睡眠の自由すら奪われかねない。そう考えた僕は、裕二の脅しに屈服せざるを得なかった。
一回……一回だけ我慢すれば、それで襲われる心配をせずに済むのだ。
「……一回、だけですよ」
僕は吐き気を必死にこらえながら、硬くなった彼のペニスを口に含んだ。
「健ちゃん、もっと音立てて吸い込んで」「舌使ってよ。亀頭をぐるぐると舐め回して」
容赦ない要求に、吐きそうそうになる。
一秒でも早く終わらせたい。その一心で、僕は嫌悪感にのたうち回りながらも、言われた通りに口を動かした。
「ああ、いいよ。袋も吸ってみてよ」
そんなことできるかとさすがにそれは無視した 。
興奮状態の裕二は、僕の乳房に手を伸ばして揉み始めた 。
「いいよ。ブーちゃん。女の子みたいだ」
そう言って立ち上がると、 僕の頭を両手で固定し、力任せに腰を振り始めた。
喉の奥深くまで突き刺さる異物に、僕は窒息の恐怖を感じた。
僕は全力で彼の腕を振りほどいた。
「おい、もう少しだったのに! 何すんだよ!」
逆上した裕二が、逃げようとする僕の腰を背後から掴んだ。
「こうなったら、そのデカい尻にぶち込んでやる!」
うつ伏せに倒された僕の上に、獣のような重みがのしかかる。
僕は必死に床を掻きむしり、逃げ場のない絶望の中で叫んだ。
「嫌だ! やめて! そんなの入るわけない! 切れちゃうよ……っ!」
その時だった。
「二人とも、何してるの?」 聞き慣れた、冷ややかな声。美沙様だった。
裕二は飛び起き、慌ててバスタオルで自身のペニスを隠した。
「あ、いや……ブーちゃんがさ、『プロレスしよう』なんて言うから、つい本気になっちゃってさ。テヘッ」
美沙様は、夏物の服を取りに一時帰宅しただけだという。
「何バカなことしてるのよ、いい大人が」 美沙様は呆れたように吐き捨てた。
裕二の卑猥な嘘は、幸いにも見抜かれなかったようだ。
それから一か月後、美沙様が正式に帰宅した。
僕は、夜など危険な時は、ゲージに入って中から鍵を掛け、なんとか最後の「一線」だけは守り抜いた。
けれど、僕のお尻や胸をねっとりと見つめる裕二の目線は今も変わっていない。
「美沙あー、ブーちゃんのアナル調教しようよお」 二階の寝室から聞こえる裕二様の甘えた声。
「だから、興味ないって言ってるでしょ。何回言わせるのよ」
美沙様の冷淡な返答に安堵しながらも、僕はいつかまた訪れるかもしれない「二人きりの時間」の恐怖に、今も密かに震えている。
「ブーちゃん、こっち来てよ」
嫌な予感に震えながらも、僕は彼の前で膝をついた。
「これ、頼むよ」 裕二様は、自身のペニスを指差した。
それはすでに、醜悪に反り立っていた。
「どうして……そんなこと……」
僕が動かずにいると、
「いいだろ? いつも美沙とやった『あと』掃除してるんだからさ。美沙からも俺の世話をしろって言われてるんだろ? ほら、メモ。メモにあるでしょう?」
彼は無理やり僕の口元にそれを押し当ててきた。
美沙様との行為の後に汚れを舐めとらされるのも地獄だったが、裕二にフェラチオするなど、人間としての最後の矜持が許さなかった。
「なあ、一回だけでいい。一回やってくれよ。でないと、ブーちゃんが寝てる時、無理やり襲っちゃうかもしれないぞ」
有り得ない話ではない。今の裕二なら、やりかねないと思った。
このままでは睡眠の自由すら奪われかねない。そう考えた僕は、裕二の脅しに屈服せざるを得なかった。
一回……一回だけ我慢すれば、それで襲われる心配をせずに済むのだ。
「……一回、だけですよ」
僕は吐き気を必死にこらえながら、硬くなった彼のペニスを口に含んだ。
「健ちゃん、もっと音立てて吸い込んで」「舌使ってよ。亀頭をぐるぐると舐め回して」
容赦ない要求に、吐きそうそうになる。
一秒でも早く終わらせたい。その一心で、僕は嫌悪感にのたうち回りながらも、言われた通りに口を動かした。
「ああ、いいよ。袋も吸ってみてよ」
そんなことできるかとさすがにそれは無視した 。
興奮状態の裕二は、僕の乳房に手を伸ばして揉み始めた 。
「いいよ。ブーちゃん。女の子みたいだ」
そう言って立ち上がると、 僕の頭を両手で固定し、力任せに腰を振り始めた。
喉の奥深くまで突き刺さる異物に、僕は窒息の恐怖を感じた。
僕は全力で彼の腕を振りほどいた。
「おい、もう少しだったのに! 何すんだよ!」
逆上した裕二が、逃げようとする僕の腰を背後から掴んだ。
「こうなったら、そのデカい尻にぶち込んでやる!」
うつ伏せに倒された僕の上に、獣のような重みがのしかかる。
僕は必死に床を掻きむしり、逃げ場のない絶望の中で叫んだ。
「嫌だ! やめて! そんなの入るわけない! 切れちゃうよ……っ!」
その時だった。
「二人とも、何してるの?」 聞き慣れた、冷ややかな声。美沙様だった。
裕二は飛び起き、慌ててバスタオルで自身のペニスを隠した。
「あ、いや……ブーちゃんがさ、『プロレスしよう』なんて言うから、つい本気になっちゃってさ。テヘッ」
美沙様は、夏物の服を取りに一時帰宅しただけだという。
「何バカなことしてるのよ、いい大人が」 美沙様は呆れたように吐き捨てた。
裕二の卑猥な嘘は、幸いにも見抜かれなかったようだ。
それから一か月後、美沙様が正式に帰宅した。
僕は、夜など危険な時は、ゲージに入って中から鍵を掛け、なんとか最後の「一線」だけは守り抜いた。
けれど、僕のお尻や胸をねっとりと見つめる裕二の目線は今も変わっていない。
「美沙あー、ブーちゃんのアナル調教しようよお」 二階の寝室から聞こえる裕二様の甘えた声。
「だから、興味ないって言ってるでしょ。何回言わせるのよ」
美沙様の冷淡な返答に安堵しながらも、僕はいつかまた訪れるかもしれない「二人きりの時間」の恐怖に、今も密かに震えている。
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