屑の男

猫丸

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第四章 終章~贖罪~ 章介

11.※

 義成の腰が何度も何度も俺の尻に打ち付けられる。
 俺は漏れ出る喘ぎ声を止められなかった。
 体内を支配するそのものの大きさに、俺のペニスからぷしゅっぷしゅっと透明な液が吹きこぼれ、俺の腹を濡らした。
「あ……あ……よしなり……よし、なり……」
 俺はうわ言の様に呟いていた。
 世界には俺達しかいなかった。
 俺は義成の愛で満たされ、細胞一つ一つが生まれ変わっていくような陶酔感を感じていた。
 そのすべてを受け入れたい。
 そして今度は俺が義成を愛で満たすのだ。

 身体も心もこの幸福に震えていた。
「くっ、イキそ……」
 義成が小さく呻いた。
「義成っ……ナカ、そのまま俺の中にちょうだい……」
 俺は義成の腰に手を伸ばした。
「義成の全部が欲しい……」
 身も心も全部。
「しょ、すけも……イケる?」
 荒い呼吸で義成が求めている。俺はこくりと頷いて、自らのペニスを扱いた。
 義成が俺の太ももをがっしり掴み、クライマックスの打ち付けを開始した。
 俺のペニスも喜びでいつでも暴発しそうだったし、脳内はずっとイキっぱなしだったと思う。
「あ……あ……あ……」
 体内への強い刺激。
 その気持ちの良さに頭の中が真っ白になる。
 どちゅっどちゅっと強い打ち付けのあと、義成が「くっ」と呻いた。
 その瞬間、体内に熱い液体が注がれたのがわかった。
「んんっ、よし、なり……俺も……イクっ……」
 その幸福感に、俺も潮で濡れた自らの腹に白濁した液体をぶちまけた。

 ぴゅるっぴゅるっと残滓まで吐き出して、肩で息をしながら薄目を開けると、義成がじっとその姿を見ていた。
「……みるな」
 恥ずかしくなって呟く。
 義成がはっとして、顔を近づけてきた。
 俺は少し顔を上げ、唇が重なる。
 
「……なんか夢みたいで現実味がないな」
 義成が笑いながら言った。
 その表情が、優しすぎて俺は恥ずかしくなって顔を逸らした。
「……そう、だな……」
 義成が汚れた俺の腹を手拭いで拭きながら、ふと手を止めた。
 何をしているのかと見たら、義成は俺の精液を指でちょんとすくってペロリと舐めた。
「おまっ‼︎  な、なにをしてっ‼︎ す、すぐに吐き出せっ‼︎‼︎」
 俺は真っ赤になって身体を起こした。
 自然と近づく義成の顔。
「章介はこんな味なんだ、と思ってさ」
 そう笑いながら義成はまたちゅっと俺に口付けをした。
 俺のを舐めた口……と一瞬思ったが、何度も唇を重ねていたら、そんなことは忘れてしまった。
 
 *

「もう一回いい?」
「あぁ……でも、もうさすがに股関節が痛いから、後ろからでもいいか?」
 俺達はその後、セックスを覚えたばかりの若者の様に、何度も何度も繋がった。

 たくさん愛撫された乳首は、痛いくらいにつんと尖って自己主張していたし、俺のペニスは何度もイキ過ぎてもはや芯が通らなかった。
 それでもずぶずぶに蕩けた穴は義成を求めていた。

 俺は四つん這いになり、義成が入れやすいように片手で尻たぶを開いた。
 広がった穴から白い液体が溢れ出て布団を汚した。
 栓をする様に、再び義成の切っ先が当てられる。喜びでふるりと身体が震えた。
「元気だな……」
 俺は照れ隠しでそう言った。
 再び義成の剛直が俺の体内を貫いて、俺は嬌声を漏らす。
 正常位の時とは当たるところが異なり、痛いくらいに最奥が突かれている。
「はぁっ……ああっ……ああっ……」
 あまりの俺の反応に、義成は一度動きを止めたが、俺はそのまま続けさせた。

 布団に顔を埋めて、漏れ出る悲鳴を堪える。
 ――これはまずい。これはまずい。
 義成を求めて腰が勝手に動く。
 俺のペニスがその動きに合わせて力なくぷらぷらと揺れ、先端からは粘度のある液体が一筋弧を描いていた。
「クルっ……なんか、クルっ……‼︎」
 なにか奥の方から湧き上がってきた。
 無意識で太ももに力が入る。
「あっ……ダメ……イクっ……イッ……」
 最後は声にならず、体内の義成を搾り取る様に俺は全身を震わせてイッた。

「あっ……はぁっ……はぁっ……」
 全身にものすごい快感が走って、一瞬なにが起きたのかわからなかった。
 びくりびくりと身体を震わせ、その余韻を味わっていると義成が俺を背後から抱きしめた。
 俺のアナルに入っている義成のペニスも柔らかくなっていて、どうやら義成もイッたようだ。

 俺は柔らかくなった義成のペニスを体内に入れたまま、あぐらをかいた義成の上に座らされた。
「勃ってないのに、感じてたね……」
 あぐらの上で、足をM字に開かされて俺のペニスがふにふにと揉まれた。
「んっ……」
 うめいた拍子に体内のペニスが抜け落ちて、栓を失った穴から精液が漏れ出た。
 義成の足を伝って布団に落ちる。
「あっ、ごめ……布団汚れちゃう……」
 俺はとっさに手で後孔を押さえたが、その手を義成が掴んで広げた。

「いいよ。見て……俺が章介の中に出したやつ……まだここにこんなにたくさん入ってる……」
 そう言って俺のアナルを指で広げ、中をかきまぜた。

 その手つきに俺は甘く呻き、振り返ってキスをねだる。
 精液で汚れた手が俺の頬に触れ、全身をなぞった。
「全部……俺の……」
 俺はその呟きに応えるように、向きを変えると、両手で義成の頬を包みながら、何度も何度も口付けをした。
 
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