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003. 新都市・商丘の建設
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「もうすぐこの村ともお別れね」
ミコがそう言うのは、新都市・商丘への遷都が明日に迫っているからである。
「……特に愛着はないけど」
しみじみとした雰囲気になりかかっていたのに、ぶっ壊すのがミコである。
とはいえ、ミコの場合は新都市を楽しみにしているのかもしれないという可能性もある。
新しい都市の名前をどうするかと訊いた時、ミコは迷いもせずに2つの候補を答えた。
「イェリコか商丘が良い」
どうしてその2択なのかと訊くと、イェリコは現在確認される人類最古の都市、商丘は中国神話における最初の都市なのだという。要するに、『はじまりの町』への対抗意識らしい。
——翌日。
「いよいよ引っ越しだわね」
とはいっても、山小屋から平地の小屋に移り住むだけだから、そんなに荷物はないのだが。
新都市・商丘は、マチュピチュ村のある山を下りた先の湖の中にある。湖とはいっても殆どが島で占められているので、実質的には「幅が広めの水堀」といった方が良いかもしれない。
町に入ると、大通りや建物は既に整備されていて、2階建ての建物も存在する。
「江戸時代の街並みみたいね」
ミコがそう言うのも無理はない。多くの建材がマチュピチュ村周辺の森林から調達されたため、殆どが木造であるのだ。石造りや泥レンガで作られた建物も存在するが、それらは湖の外側に多いのである。
しかし江戸時代のような街並みがあるだけではいけない。商店街のみならず、工業地帯を作ったり、工業用水の確保をしたりしなくてはならない。
「都市の東端に工業用地を、西端に農場を作って」
私が外縁部について指示を飛ばす中で、ミコは大通りを中心とした商店街を設計していた。
「大通りの幅は100m、西市街と東市街を完全に分けるわよ」
多くの人々から質問が出たが、ミコは「道路幅を最初から広げたのは拡張する際に土地収用をしたくないからよ」だと説明した。
こうして西市街と東市街に分かれた商丘市は、西に農民が、東に商人や手工業者が住むような町となった。
「次は農業用水と工業用水の確保ね」
湖の水じゃダメなのか、と訊くと、それでは将来的に足らないらしい。という訳で数百m北にある川から湖までの水路工事を指示した。
「この水路、川経由の物流のための運河にもなるのよ」
そういう訳で、湖の東西の端には川と結ぶ水路が設けられ、湖の中を川の水が流れるようになった。
「あとは鉱山探しね、お願いできる?」
唐突なお願いではあったが、OKした。
町から10km圏内の全ての山で300mほど試掘した所、鉄鉱山や金鉱山が発見された。
ミコが「予想以上の成果だわ!!!」と喜ぶのは、電子世界の資源の存在比率が現実と同じように設定されており、それで予想される量よりを遥かに上回る量が発見されたからである。
「早速鉱山都市も建てるわよ!!!」
歓喜したミコは早速、一番大きいと予測される鉄鉱山の隣に巨大な製錬所を作り、そこと各鉱山を結ぶ道、加えて鉱山都市と商丘市を結ぶ道を整備し始めた。
「別子鉱山にある東平に匹敵するよう、西平と名付けるわ!!! 『なる』としないのは難読地名になっちゃうからよ!!!」
勝手に名前を付けて鉱山開発に勤しむミコは、商丘を放置して西平へと行ってしまって帰って来ないので、商丘の開発は私が引き継ぐ事となった。
「川沿いに他の都市があるか調べてきてくれ」
こう頼んだのは、ミコが誘い合わせてマチュピチュ村に逃げてきた人の1人・サムであった。「サムというのは『サムライ』のサムでござる」が口癖の、着物&ちょんまげスキンの不思議な男だ。
「行ってくるでござる」
サムに川の上流へ探検に行かせた所で、市街の更なる拡張のため、湖の外にも同心円状に水路を作り、農園を拡張できるようにしていた時の事であった。
「私達の町は馬に乗った連中によって滅んでしまったのです」
別の町を追われた人々がやってきた。
『はじまりの町』崩壊の後、外側に都市を築いた人々が他にも居たらしい。いきなりの外敵侵入を受けた人々は大混乱に陥り、逃げるか連れ去られるかして、町が滅んだのだという。
「槍や剣や石で戦ったが、弓矢を持った騎兵には勝てなかった……」
人々がそう語るのも無理はない。鉄砲の登場までの騎兵は最強軍団であり、機動力を奪われた例外などを除けば、圧倒的強者であったのだから。
そうした難民が次々と流入するようになり、気付けば人口は1万を超えていた。
1日あたり金30kgの産出という莫大な鉱山収入、商丘を囲む湖と水路による灌漑が為された大農場、この2つは周辺のどの都市にも勝るものであった。
——或る日の事。
「騎馬隊が我が領内に侵入、西平との輸送道路を封鎖しています」
「西平が包囲され、即席の城壁を建てて抵抗中です」
相次ぐ急報の中で、噂話も飛び交った。
「謎の騎馬隊に連れ去られると、全財産を奪われる」
「個人情報を売られ、リアルでも売り飛ばされる」
西平にはミコや鉱山で働く人々が籠城している。一刻も早く助けなくてはならない。しかし噂話だけで最強軍団と戦おうというのは流石に賛成してくれない。
そこで、建前としては商丘の収入を守るため、本音としてはミコや他の人々を守るための、『謎の騎馬隊』討伐作戦を密かに考え始めた。
「軍師のヤスベー、武器屋のトモナリ、2人を呼び出したのは、『謎の騎馬隊』対策を話し合いたいからだ」
こうして、秘密の軍議が始まった。
ミコがそう言うのは、新都市・商丘への遷都が明日に迫っているからである。
「……特に愛着はないけど」
しみじみとした雰囲気になりかかっていたのに、ぶっ壊すのがミコである。
とはいえ、ミコの場合は新都市を楽しみにしているのかもしれないという可能性もある。
新しい都市の名前をどうするかと訊いた時、ミコは迷いもせずに2つの候補を答えた。
「イェリコか商丘が良い」
どうしてその2択なのかと訊くと、イェリコは現在確認される人類最古の都市、商丘は中国神話における最初の都市なのだという。要するに、『はじまりの町』への対抗意識らしい。
——翌日。
「いよいよ引っ越しだわね」
とはいっても、山小屋から平地の小屋に移り住むだけだから、そんなに荷物はないのだが。
新都市・商丘は、マチュピチュ村のある山を下りた先の湖の中にある。湖とはいっても殆どが島で占められているので、実質的には「幅が広めの水堀」といった方が良いかもしれない。
町に入ると、大通りや建物は既に整備されていて、2階建ての建物も存在する。
「江戸時代の街並みみたいね」
ミコがそう言うのも無理はない。多くの建材がマチュピチュ村周辺の森林から調達されたため、殆どが木造であるのだ。石造りや泥レンガで作られた建物も存在するが、それらは湖の外側に多いのである。
しかし江戸時代のような街並みがあるだけではいけない。商店街のみならず、工業地帯を作ったり、工業用水の確保をしたりしなくてはならない。
「都市の東端に工業用地を、西端に農場を作って」
私が外縁部について指示を飛ばす中で、ミコは大通りを中心とした商店街を設計していた。
「大通りの幅は100m、西市街と東市街を完全に分けるわよ」
多くの人々から質問が出たが、ミコは「道路幅を最初から広げたのは拡張する際に土地収用をしたくないからよ」だと説明した。
こうして西市街と東市街に分かれた商丘市は、西に農民が、東に商人や手工業者が住むような町となった。
「次は農業用水と工業用水の確保ね」
湖の水じゃダメなのか、と訊くと、それでは将来的に足らないらしい。という訳で数百m北にある川から湖までの水路工事を指示した。
「この水路、川経由の物流のための運河にもなるのよ」
そういう訳で、湖の東西の端には川と結ぶ水路が設けられ、湖の中を川の水が流れるようになった。
「あとは鉱山探しね、お願いできる?」
唐突なお願いではあったが、OKした。
町から10km圏内の全ての山で300mほど試掘した所、鉄鉱山や金鉱山が発見された。
ミコが「予想以上の成果だわ!!!」と喜ぶのは、電子世界の資源の存在比率が現実と同じように設定されており、それで予想される量よりを遥かに上回る量が発見されたからである。
「早速鉱山都市も建てるわよ!!!」
歓喜したミコは早速、一番大きいと予測される鉄鉱山の隣に巨大な製錬所を作り、そこと各鉱山を結ぶ道、加えて鉱山都市と商丘市を結ぶ道を整備し始めた。
「別子鉱山にある東平に匹敵するよう、西平と名付けるわ!!! 『なる』としないのは難読地名になっちゃうからよ!!!」
勝手に名前を付けて鉱山開発に勤しむミコは、商丘を放置して西平へと行ってしまって帰って来ないので、商丘の開発は私が引き継ぐ事となった。
「川沿いに他の都市があるか調べてきてくれ」
こう頼んだのは、ミコが誘い合わせてマチュピチュ村に逃げてきた人の1人・サムであった。「サムというのは『サムライ』のサムでござる」が口癖の、着物&ちょんまげスキンの不思議な男だ。
「行ってくるでござる」
サムに川の上流へ探検に行かせた所で、市街の更なる拡張のため、湖の外にも同心円状に水路を作り、農園を拡張できるようにしていた時の事であった。
「私達の町は馬に乗った連中によって滅んでしまったのです」
別の町を追われた人々がやってきた。
『はじまりの町』崩壊の後、外側に都市を築いた人々が他にも居たらしい。いきなりの外敵侵入を受けた人々は大混乱に陥り、逃げるか連れ去られるかして、町が滅んだのだという。
「槍や剣や石で戦ったが、弓矢を持った騎兵には勝てなかった……」
人々がそう語るのも無理はない。鉄砲の登場までの騎兵は最強軍団であり、機動力を奪われた例外などを除けば、圧倒的強者であったのだから。
そうした難民が次々と流入するようになり、気付けば人口は1万を超えていた。
1日あたり金30kgの産出という莫大な鉱山収入、商丘を囲む湖と水路による灌漑が為された大農場、この2つは周辺のどの都市にも勝るものであった。
——或る日の事。
「騎馬隊が我が領内に侵入、西平との輸送道路を封鎖しています」
「西平が包囲され、即席の城壁を建てて抵抗中です」
相次ぐ急報の中で、噂話も飛び交った。
「謎の騎馬隊に連れ去られると、全財産を奪われる」
「個人情報を売られ、リアルでも売り飛ばされる」
西平にはミコや鉱山で働く人々が籠城している。一刻も早く助けなくてはならない。しかし噂話だけで最強軍団と戦おうというのは流石に賛成してくれない。
そこで、建前としては商丘の収入を守るため、本音としてはミコや他の人々を守るための、『謎の騎馬隊』討伐作戦を密かに考え始めた。
「軍師のヤスベー、武器屋のトモナリ、2人を呼び出したのは、『謎の騎馬隊』対策を話し合いたいからだ」
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