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藤原梓
後編
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「梓、ごめん、待った?」
「ええ、大体10分ってとこかしら。自分から誘っておいて待たせるなんてありえないけど。」
「ごめんってば。」
「で、何が話したいの?家じゃ駄目なの?」
「聞きたいことがあって。家には愛里がいて話してくれないだろうから。」
「ふーん。」
「梓、迷わず聞く。私に隠してることって、ない?」
「無い。」
「本当に?」
「無い。」
「本当の本当に?」
「しつこいよ、朱里。無いって言ってるじゃない。」
「分かった。もう聞かない。」
その後私達は無言で帰路についた。
「ええ、大体10分ってとこかしら。自分から誘っておいて待たせるなんてありえないけど。」
「ごめんってば。」
「で、何が話したいの?家じゃ駄目なの?」
「聞きたいことがあって。家には愛里がいて話してくれないだろうから。」
「ふーん。」
「梓、迷わず聞く。私に隠してることって、ない?」
「無い。」
「本当に?」
「無い。」
「本当の本当に?」
「しつこいよ、朱里。無いって言ってるじゃない。」
「分かった。もう聞かない。」
その後私達は無言で帰路についた。
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