異世界から転生

omot

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仕事

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「じゃあ、午後からまた仕事行くから。」
「うん。」
「家に居ろよ。うろつくと危ないから。」
「あ、待って。ユーゴの仕事って何?」
「うーん。物を売る仕事かな。じゃあ、行ってくる。」
ユーゴは仕事に出掛けた。
物を売る仕事って、大まかすぎてわからないよ。
僕は、考えてみた。
物を売ってるってことは、殺し屋ではないかな。
もしかしたら、薬を売ってるヤクザかも。
でもさっきの話を聞いていると、ユーゴは普通の職業なのかもしれない、とも思った。
色々と考えているうちに、だんだん眠たくなってきて、うとうとしていたとき、音楽が聞こえた。
音が聞こえてくる方にいくと、そこには薄い板の様なものがあった。
それは、表面が光っていて、微かに振動していた。
何これ、小さなテレビ?
僕がそれに触ろうとした時、玄関でカチャと鍵の開く音がした。

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