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家の中からはまだ喧嘩する声が聞こえていた。私は悲しくなって雪を見つめた。
この街で雪が降るのは珍しいことだった。私はうちの小さな庭で、雪だるまを作り始めた。もし両親が喧嘩していなければ父が公園に連れて行ってくれたかもしれなかったのに。考えていたら顔の奥の方が熱くなって、涙が出てくる。
お父さんが煙草を吸っている、と母に教えたのは私だった。母はそれを知らず、禁煙したと信じ込んでいた。嘘をついていたと知った母は怒り、大喧嘩になっている。
言わなければよかった。私は言わなかった世界を想像した。
庭の外の道を女の人と男の子が歩いている。兄弟だろうかと思い、私は弟が欲しかったので羨ましかった。女の人は楽しそうで、この間小学校で「いつもつまらなさそう」と言われた私はそれも羨ましく思った。
雪だるまが完成したので手袋をつけてやる。手袋は祖母が編んでくれたもので、赤に白の柄が入っていて、私は大層気に入っていたが、雪だるまには手袋が無いと手が無くてかわいそうだ、とつけてやった。
手袋を外したので手が冷たくなって寒い。
手を擦っていると、後ろから「ゆきぽん、手袋なしでいたら寒いでしょ」と声がした。
振り返るとそれは友達のまきちゃんだった。
ああ、そうだここはもうあの街ではない、両親が離婚して母の実家に引っ越し、まきちゃんはそこで初めてできた友達だった。ピアノ教室の娘で、私はそこに通い、流行りの曲をよく一緒に唄ったり、弾いたりしていた。まきちゃんは何故か私を「ゆきぽん」と呼んだ。私はその呼び方が好きだった。
「去年手袋なくしちゃって」
手袋を雪だるまにつけておいたら、朝になると元々少ない雪だったせいで雪は解けていて、手袋は消えていた。探したけど見つからなかったのだ。
「そんなの駄目だよ」
そりゃあ雪国育ちのまきちゃんからすれば、そんな恰好でいる方が駄目なのだろう。
「なんで一緒の高校行ってくれないの」
まきちゃんの顔を見ると泣きそうだった。懐かしい出会った頃のことを思い出している場合ではなかった。私とまきちゃんは中学になった今もずっと仲良しで、でも私が都会の進学校を受けると勝手に決めたので怒っているのだ。
「そりゃゆきぽんは賢いけど、私と一緒の高校行こうよ、きっと楽しいよ」
私はその言葉で揺らいだ。うつむくと雪が靴に降りかかるのが見えた。地元を離れ、わざわざ電車に乗って誰も知らない街の高校に行くのは嫌だった。
「でも、決めたから」
別にどこの高校に行っても同じじゃないか、とも思っていた。どこにいたって、頑張って勉強したらいいだけの話だ。でも決めたのだ、私は顔を上げた。
狭い道で立ち止まっていたから、後ろからぶつかられた。同じクラスの不良だった。謝らず去っていく。
せっかく進学校に入ったのに、クラス分けが最悪で、私はまきちゃんと同じ高校に行けばよかったと後悔していた。私はため息をついてイヤホンを耳につけた。流れてくるのは英会話。勉強するしかない、と思った。
英会話を聞きながら一心不乱に歩いていると、肩を叩かれた。
振り向くとそこにいたのは知らない生徒だった。私より背が高い快活そうな女の人。
「ねぇ、一年生だよね。楽器出来たりしない?」
聞けば一つ上の先輩で、バンドをやりたいのだという。いつも何か聞いている私を見て、音楽が好きなんじゃないかと思ったそうだ。
「ええーなんだ、なんか楽器出来そうだと思ったんだけどなぁ」
「ピアノは、弾けますけど」
本当に、と喜んだ先輩は、じゃあキーボード一緒にしようよ、とぐいぐい誘ってくる。
「マジで、お願い、これあげるから」
と、先輩が出してきたのはキットカットだった。受験シーズンだからか、合格、などと書いてある。
いきなり困ります、と付きだすと、「くれんの?」と受け取られた。
「そういえば昔ゆっきーにキットカットあげて口説いたな」
先輩は懐かしそうな顔をする。
私が先輩にあげたキットカットには、「受験頑張ってください」とメッセージも書いてあった。押し切られた私は先輩と一緒に他の二人も含めてバンド活動を始めそれは先輩の目論見通りとても楽しいものだった。文化祭で最後に演奏し「高校生活やり切った」とすっきりした顔の先輩は急に真面目になり、県外の大学を目指して受験勉強を始めたのだった。今日はその受験を駅のホームまで見送りに来たのだ。構内に雪が吹き付ける。
「先輩も行っちゃうのかぁ」
「まだ、受かってないけどね」
私は気が早いといつも言う先輩は笑った。
「ゆっきーも同じ大学来なよ」
それもいいかもしれない、と思う。
「そしたらまた一緒にバンドしよう」
じゃ、頑張って来る、と先輩は威勢良く電車に乗りこんで行った。がらんとしたホームはうら寂しかった。
電車来ないな、と隣の声が言った。その声だけで私は心が熱くなった。でも私はもう振られていた。大学に入り、同じバンドを組んでいた先輩は突然留学に行くと言い出し、入れ替わりに入ったのが彼、渉だった。私はバンド練習の後に告白し、今さっき、振られた。
言わなければよかった、と心の中で思ったと思ったら実際に口に出していた。まずい、と振り返るとベンチに座って「まぁ、恋に破れたら勉強するしかないよ」と義理の姉が静かに言った。
彼女は父の再婚相手の娘だった。すらりとした背の高い美人だった。父に紹介され、何故か私の大学の街までやって来て、観光案内をさせられた。彼女が帰る際に、私は誰にも自分の失恋を言っていなかったのに、この人に言ってみよう、という気になったのだ。きっと関係ない人間だからだ。
「ゆきちゃんうちのインターンでも来たら?」
彼女は東京で出版社に勤めていた。
「あんまり興味ない?公務員志望なんだっけ」
ええ、と頷いて顔を上げると、留学から帰って来た先輩が「それでインターン行って出版社に憬れちゃったのかー。折角帰って来たのに、東京に就職か」と不満げである。
「二年も放浪してた先輩がひどいですよ」
寂しくなるなぁ、と二人で居酒屋まで歩く。先輩は久々の雪だからか、凍っていた道でつるりと滑った。私はそれに巻き込まれてこけた。腰を強かに打って痛い。
「大丈夫?」
そう声をかけてくれた人を見上げて驚いた。まきちゃんだった。東京も最近はたまに大雪が降る。油断して転んでしまったのである。
聞けば、祖母は近所に東京に就職したと自慢しているらしい。それを聞いた彼女も、私も一旗あげよう、と東京で就職したと言う。一旗あげようなんて最近聞いたこともないセリフだ。
「あげようって」
私が笑うと、「今日くらい揚げ物しようよ、だって、ゆきぽんと暮らしてると、サラダばっかりなんだもの」とエビフライの材料を抱え文句を言う。折角近くで働いているのだし、と私たちは一緒に住み始めた。別に私だって健康志向でそうしているわけではなく、洗うだけのサラダが一番簡単だからそればかり食べているだけである。
休日なのでまきちゃんとスーパーまで買い物に出たのだった。お互い仕事の愚痴を話していると、「ところで、渉さんの友達」と言う。私はまたその話か、と思った。
東京に渉も就職していて、折角だし飲もうかとなったのだが、過去に告白しているので気まずいなと、お互い友達を連れて来た。
「九州から来て知り合いいないらしくてさ」という渉の友人に、彼女は心奪われたらしく、もう一度会えないかとその話ばかりする。
うんざりして周りを見渡すと、小さい雪だるまをいくつか作っている家があった。見て、かわいい、とまきちゃんの手をつかんだつもりが、かなり小さい。
「僕もっと大きいかまくらとか作りたい」
そう文句を言う小さな手の主はまきちゃんの息子の樹だった。
まきちゃんと渉の友達は結婚した。しかし仲睦まじく結婚生活を送るかと思いきや、まさに今彼女は夫の浮気を問い詰めているのである。子供に聞かれたくないと言うので、私が連れ出してあげた。東京で久々に大雪が降り、初めて見る雪に樹は大興奮だった。息子くらいの年齢だが、一瞬前まで子供だったような気がしているので、弟が出来た気分だ。
「パパとママ、何してるのかなぁ」
と樹が不安そうに言う。幼いながら、両親の不機嫌を感じ取っていたのだろう。
うちの両親は離婚したが、思えば煙草だけではなく、色々合わなかったのだろう。あれがきっかけだっただけだ。まきちゃん夫婦はどうなるだろうか、と思いつつ、私は極力不安がらせないよう笑顔を見せた。
公園についてから気づいたが、樹は雪で遊ぶというのに手袋をしていなかった。家に忘れて来た、でもすぐにでも遊びたい、と喚くので私の大人用の手袋を貸してやった。
雪はひらひらと、しかし一瞬でどんどん積もって行く。しばらく一人で遊んでいたが、駆け寄って来て「ゆきちゃん、手袋もう要らない」と言う。大方大きくて邪魔なのだろう。霜焼けになるよ、と言うと、でもほら雪の中から見つけたの、と見せてくる。
それはあの日失くした、赤い手袋だった。
この街で雪が降るのは珍しいことだった。私はうちの小さな庭で、雪だるまを作り始めた。もし両親が喧嘩していなければ父が公園に連れて行ってくれたかもしれなかったのに。考えていたら顔の奥の方が熱くなって、涙が出てくる。
お父さんが煙草を吸っている、と母に教えたのは私だった。母はそれを知らず、禁煙したと信じ込んでいた。嘘をついていたと知った母は怒り、大喧嘩になっている。
言わなければよかった。私は言わなかった世界を想像した。
庭の外の道を女の人と男の子が歩いている。兄弟だろうかと思い、私は弟が欲しかったので羨ましかった。女の人は楽しそうで、この間小学校で「いつもつまらなさそう」と言われた私はそれも羨ましく思った。
雪だるまが完成したので手袋をつけてやる。手袋は祖母が編んでくれたもので、赤に白の柄が入っていて、私は大層気に入っていたが、雪だるまには手袋が無いと手が無くてかわいそうだ、とつけてやった。
手袋を外したので手が冷たくなって寒い。
手を擦っていると、後ろから「ゆきぽん、手袋なしでいたら寒いでしょ」と声がした。
振り返るとそれは友達のまきちゃんだった。
ああ、そうだここはもうあの街ではない、両親が離婚して母の実家に引っ越し、まきちゃんはそこで初めてできた友達だった。ピアノ教室の娘で、私はそこに通い、流行りの曲をよく一緒に唄ったり、弾いたりしていた。まきちゃんは何故か私を「ゆきぽん」と呼んだ。私はその呼び方が好きだった。
「去年手袋なくしちゃって」
手袋を雪だるまにつけておいたら、朝になると元々少ない雪だったせいで雪は解けていて、手袋は消えていた。探したけど見つからなかったのだ。
「そんなの駄目だよ」
そりゃあ雪国育ちのまきちゃんからすれば、そんな恰好でいる方が駄目なのだろう。
「なんで一緒の高校行ってくれないの」
まきちゃんの顔を見ると泣きそうだった。懐かしい出会った頃のことを思い出している場合ではなかった。私とまきちゃんは中学になった今もずっと仲良しで、でも私が都会の進学校を受けると勝手に決めたので怒っているのだ。
「そりゃゆきぽんは賢いけど、私と一緒の高校行こうよ、きっと楽しいよ」
私はその言葉で揺らいだ。うつむくと雪が靴に降りかかるのが見えた。地元を離れ、わざわざ電車に乗って誰も知らない街の高校に行くのは嫌だった。
「でも、決めたから」
別にどこの高校に行っても同じじゃないか、とも思っていた。どこにいたって、頑張って勉強したらいいだけの話だ。でも決めたのだ、私は顔を上げた。
狭い道で立ち止まっていたから、後ろからぶつかられた。同じクラスの不良だった。謝らず去っていく。
せっかく進学校に入ったのに、クラス分けが最悪で、私はまきちゃんと同じ高校に行けばよかったと後悔していた。私はため息をついてイヤホンを耳につけた。流れてくるのは英会話。勉強するしかない、と思った。
英会話を聞きながら一心不乱に歩いていると、肩を叩かれた。
振り向くとそこにいたのは知らない生徒だった。私より背が高い快活そうな女の人。
「ねぇ、一年生だよね。楽器出来たりしない?」
聞けば一つ上の先輩で、バンドをやりたいのだという。いつも何か聞いている私を見て、音楽が好きなんじゃないかと思ったそうだ。
「ええーなんだ、なんか楽器出来そうだと思ったんだけどなぁ」
「ピアノは、弾けますけど」
本当に、と喜んだ先輩は、じゃあキーボード一緒にしようよ、とぐいぐい誘ってくる。
「マジで、お願い、これあげるから」
と、先輩が出してきたのはキットカットだった。受験シーズンだからか、合格、などと書いてある。
いきなり困ります、と付きだすと、「くれんの?」と受け取られた。
「そういえば昔ゆっきーにキットカットあげて口説いたな」
先輩は懐かしそうな顔をする。
私が先輩にあげたキットカットには、「受験頑張ってください」とメッセージも書いてあった。押し切られた私は先輩と一緒に他の二人も含めてバンド活動を始めそれは先輩の目論見通りとても楽しいものだった。文化祭で最後に演奏し「高校生活やり切った」とすっきりした顔の先輩は急に真面目になり、県外の大学を目指して受験勉強を始めたのだった。今日はその受験を駅のホームまで見送りに来たのだ。構内に雪が吹き付ける。
「先輩も行っちゃうのかぁ」
「まだ、受かってないけどね」
私は気が早いといつも言う先輩は笑った。
「ゆっきーも同じ大学来なよ」
それもいいかもしれない、と思う。
「そしたらまた一緒にバンドしよう」
じゃ、頑張って来る、と先輩は威勢良く電車に乗りこんで行った。がらんとしたホームはうら寂しかった。
電車来ないな、と隣の声が言った。その声だけで私は心が熱くなった。でも私はもう振られていた。大学に入り、同じバンドを組んでいた先輩は突然留学に行くと言い出し、入れ替わりに入ったのが彼、渉だった。私はバンド練習の後に告白し、今さっき、振られた。
言わなければよかった、と心の中で思ったと思ったら実際に口に出していた。まずい、と振り返るとベンチに座って「まぁ、恋に破れたら勉強するしかないよ」と義理の姉が静かに言った。
彼女は父の再婚相手の娘だった。すらりとした背の高い美人だった。父に紹介され、何故か私の大学の街までやって来て、観光案内をさせられた。彼女が帰る際に、私は誰にも自分の失恋を言っていなかったのに、この人に言ってみよう、という気になったのだ。きっと関係ない人間だからだ。
「ゆきちゃんうちのインターンでも来たら?」
彼女は東京で出版社に勤めていた。
「あんまり興味ない?公務員志望なんだっけ」
ええ、と頷いて顔を上げると、留学から帰って来た先輩が「それでインターン行って出版社に憬れちゃったのかー。折角帰って来たのに、東京に就職か」と不満げである。
「二年も放浪してた先輩がひどいですよ」
寂しくなるなぁ、と二人で居酒屋まで歩く。先輩は久々の雪だからか、凍っていた道でつるりと滑った。私はそれに巻き込まれてこけた。腰を強かに打って痛い。
「大丈夫?」
そう声をかけてくれた人を見上げて驚いた。まきちゃんだった。東京も最近はたまに大雪が降る。油断して転んでしまったのである。
聞けば、祖母は近所に東京に就職したと自慢しているらしい。それを聞いた彼女も、私も一旗あげよう、と東京で就職したと言う。一旗あげようなんて最近聞いたこともないセリフだ。
「あげようって」
私が笑うと、「今日くらい揚げ物しようよ、だって、ゆきぽんと暮らしてると、サラダばっかりなんだもの」とエビフライの材料を抱え文句を言う。折角近くで働いているのだし、と私たちは一緒に住み始めた。別に私だって健康志向でそうしているわけではなく、洗うだけのサラダが一番簡単だからそればかり食べているだけである。
休日なのでまきちゃんとスーパーまで買い物に出たのだった。お互い仕事の愚痴を話していると、「ところで、渉さんの友達」と言う。私はまたその話か、と思った。
東京に渉も就職していて、折角だし飲もうかとなったのだが、過去に告白しているので気まずいなと、お互い友達を連れて来た。
「九州から来て知り合いいないらしくてさ」という渉の友人に、彼女は心奪われたらしく、もう一度会えないかとその話ばかりする。
うんざりして周りを見渡すと、小さい雪だるまをいくつか作っている家があった。見て、かわいい、とまきちゃんの手をつかんだつもりが、かなり小さい。
「僕もっと大きいかまくらとか作りたい」
そう文句を言う小さな手の主はまきちゃんの息子の樹だった。
まきちゃんと渉の友達は結婚した。しかし仲睦まじく結婚生活を送るかと思いきや、まさに今彼女は夫の浮気を問い詰めているのである。子供に聞かれたくないと言うので、私が連れ出してあげた。東京で久々に大雪が降り、初めて見る雪に樹は大興奮だった。息子くらいの年齢だが、一瞬前まで子供だったような気がしているので、弟が出来た気分だ。
「パパとママ、何してるのかなぁ」
と樹が不安そうに言う。幼いながら、両親の不機嫌を感じ取っていたのだろう。
うちの両親は離婚したが、思えば煙草だけではなく、色々合わなかったのだろう。あれがきっかけだっただけだ。まきちゃん夫婦はどうなるだろうか、と思いつつ、私は極力不安がらせないよう笑顔を見せた。
公園についてから気づいたが、樹は雪で遊ぶというのに手袋をしていなかった。家に忘れて来た、でもすぐにでも遊びたい、と喚くので私の大人用の手袋を貸してやった。
雪はひらひらと、しかし一瞬でどんどん積もって行く。しばらく一人で遊んでいたが、駆け寄って来て「ゆきちゃん、手袋もう要らない」と言う。大方大きくて邪魔なのだろう。霜焼けになるよ、と言うと、でもほら雪の中から見つけたの、と見せてくる。
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