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第1章、ときめきを探そう
キャッチボール
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クレープを食べ終わり、しばらくの間時間が経った。
しかし、公園を回っても、結局ときめきを見付けることは出来なかった。
「ときめき、見付からないね」
「そうだね、でもほら、後輩の女の子と出会ったし良いんじゃないかな?」
「そうだな」
「あ、はい、そうですね」
恋は3人の会話に小さく答えた。
かなり小さな声だったのだが、俺と香苗先輩には聞えていたようだ。
「ふふ、否定しないんだ、嬉しいや」
「え? 何か言ったの?」
「あ、聞えなかったの? 小さく答えてたじゃん」
「聞えなかった、やっぱり香苗は耳が良いわね」
ふーん、この人は耳が良いんだな、意外な特技だな。
「さてと、それじゃあ、今度は皆で遊ぼうか」
「何をするんだ?」
「キャッチボール!」
そう言って香苗先輩が自分の鞄の中から野球ボールを出した。
こんな物を持ち歩いていたのか、準備が良いな。
「だが、グローブは? 持ってきてるのか?」
「ない!」
うん、胸を張って使う言葉じゃないよな、確実にドジってるし。
「そこ、堂々と答えるところじゃないでしょうに」
「まぁまぁ、良いじゃん、そもそもキャッチボールくらいならグローブ要らないっしょ」
「そうでも無いと思うのだがな」
まぁ、かなり全力で投げた球を素手で掴むのは難しいだろうからな。
下手したら手を痛めるが、でも、軟球なら問題ないか?
「一応聞きますけど、そのボールは軟球ですか?」
「軟球? 野球ボールってそんなのあるの?」
あ、知らない系だ、そこまで野球とか興味無いんだな。
俺は小学の頃に1日だけ野球をやってたり、見てたりしてたから知ってるんだが
一切興味がなければ知らないのも当然かも知れない。
「とりあえずボールを触らせてください」
「はい」
俺は香苗先輩が持ってきていた野球ボールを手に取ってみた。
そのボールは軟球だった、この時少しだけ安心した。
なんせ、硬球でグローブ無しのキャッチボールは危ないからな。
断っても絶対に強引に参加させられるだろうし、怪我はしたくない。
「軟球ならグローブがなくても出来そうですね」
「そうだね、それじゃあやろうよ」
「いや、俺は参加しませんって」
「強制だよ、部長命令?」
ほら、やっぱりこうなるよ、絶対こうなると思った。
ここで断っても座ってるところにボールが飛んできそうだしな。
それじゃあ、とてもじゃないけどゆっくりと座っている、何て出来やしない。
帰ったりしたら、今度連れてこられたときとか面倒そうだし、仕方ない。
「それじゃあ、皆広がって、ボール投げるよ!」
「はぁ、分かりましたよ」
面倒くさいな、でも、やらなきゃいけないし、仕方ない。
俺は香苗先輩が言うとおりに広がり、キャッチボールが出来るようにした。
しんどいな、面倒くさいし、いやだいやだ、本当にいやだ。
「それじゃあ、行くよ! しっかりキャッチしてね! とりゃぁー!」
全員が広がると、香苗先輩がボールを投げてきた。
狙いは多分向いている方にいる小菜先輩なんだろうけど
全然的外れの方向に飛んで、少し離れていた俺の方に飛んできた。
と言うか、香苗先輩、目を閉じて投げてるんだけど。
「っと」
「どう!? あ、あれ? 何で陽志君の方に?」
「香苗先輩がノーコンだからでしょう」
「あ、あはは、初めてボールを投げたからだね」
初めてだったのにキャッチボールをしようと言い出したのか、アホだな。
とりあえず、今度は俺が投げれば良いのか? じゃあ、斜めにいるあの子に。
「ほら」
「あ」
俺は斜め方向にいた後輩の女の子に向けてボールを投げた。
彼女はそのボールに反応し、手を伸ばしたがキャッチすることは出来ず
自分の頭に直撃した、ギャグみたいに正確にだ。
俺はそんなにコントロールは良くないのだけど、まるで吸い寄せられるようだった。
「うぅ、痛い」
「大丈夫か?」
「あ、はい、大丈夫です、あ、あぁ!」
そして、落としたボールを追いかけ、そのボールを掴むと全力で投げた。
しかし、距離も更に離れている状況でボールが届くことはなく
瑠衣先輩に届かずに、かなり前の方に落下した。
先輩は少しだけため息をした後、そのボールを取った。
「それじゃあ、小菜、行くぞ」
「うん、さぁ、来て」
「ふん!」
瑠衣先輩が恐ろしい速度でボールを投げた。
「へぁ!?」
そのとんでもない送球に小菜先輩は反応することが出来ずに
ただ呆然と立っていることしか出来なかったようだ。
「は、はっやぁ・・・・」
先輩の投げたボールは後ろにあったフェンスに激突し
変な風に反射してしまった、そしてそのボールは。
「あぅ!」
小菜先輩の前に立っていた香苗先輩の頭に激突した。
「い、いったぁ!」
「だ、大丈夫か!?」
「香苗ちゃん! 生きてる!? ねぇ!」
「生きてないと喋ってないよ」
その状況を見て、2人の先輩達が駆け寄り、心配そうに声を掛けている。
まぁ、別に大丈夫だろうし、心配するだけ無駄だろうけどな。
「いやぁ、痛かった、あれだね運が悪いね」
「本当にそうだよね、跳ね返ったボールが当たるなんてさ」
「日頃の行いが悪いせいでしょ」
「私、普段そんなに悪いことしてるかな?」
「振り回してるから」
「あ、あはは」
否定しないって事は、自覚はあるんだな。
でも、直らないのか、でも、そこは仕方ないか。
そう簡単に人が変わるわけが無いんだからよ。
「いやぁ、それにしても凄いよね、頭に思いっきり当たるなんてさ、ある意味奇跡だよ」
「全く嬉しくない奇跡だけどね」
「分かってる、でも、せめて少しくらいポジティブに考えさせてよ」
少しだけ半泣き状態で少しだけ笑っている。
ギャグや日常系の漫画で良くいるよな、こういう感じのキャラ。
こう、細目になって涙ぐんでる感じのキャラクター、それにそっくりだ。
「と、とにかくだよ、私がボールを投げるね!」
「え? いや、ちょっと待て! 私達はかなり近くに!」
「えーい!」
「へ? あわぁ!」
今度は瑠衣先輩に投げたはずのボールが小菜先輩の方に飛んでいった。
かなり接近している状態でその不意打ち球を取れるはずもなく
小菜先輩は思いっきりおでこにそのボールを受けた。
そして仰向けで地面にぶっ倒れた。
「あぁ! 小菜ちゃん!?」
「な、なんで・・・・」
「っと」
そして、小菜先輩に辺り跳ね返ったボールを俺がキャッチした。
ここまで飛んでくるって事は、かなりの速度でボールを投げたな。
こりゃあ、確実に痛かっただろうな。
「ふにゃぁ・・・・」
「小菜ちゃん! しっかりして! 小菜ちゃん!」
「あぁ、お星様が見える」
「大変だ! 小菜ちゃんが変な事を言ってる! 見えるわけないって!
まだお昼だよ? お星様が見えるわけないって! は! も、もしかして!
私の剛速球が当たったから視力が覚醒して、太陽の光に隠されたお星様の光まで
見える位に視力が良くなったとか! 大変だ! それだと太陽を見たら目が焼けちゃう!」
「香苗、お前の発想は確実に間違っているぞ」
反応がおかしいよな、なんでそういう風に発想できるんだ?
普通は幻覚を見てるんじゃないか? とかって考えるだろうに。
ボールの玉が当たった程度で目が焼けてたら誰も野球選手にゃならんだろう。
「・・・・は! 流れ星!」
「わぁ!」
「あ、あれ? 流れ星は?」
「・・・・幻覚で流れ星を見るなよ」
こういう人、初めて見た、なんで幻覚で星が見えている状態で流れ星?
何でそんな状況でも流れ星? どんだけ乙女チックだよ。
「折角お願いをしようと思ったのに」
「幻覚の星にお願いって」
「因みにどんなお願いをしようとしてたの?」
「とっても優しい彼氏が欲しいって」
「切実だな」
・・・・幻覚の流れ星に彼氏をお願いしようとしていたというのか。
あれだな、ときめき部のメンバーは何か面白い奴が多いな。
「・・・・ときめき部って変わってますね」
「それは俺も思った、で? 何でお前さんは俺の隣に居る?」
「いえ、何か同じ様な事を思ってそうだったので、迷惑でしたか?」
「いいや、何の問題もない」
俺とえっと、後輩の女の子・・・・えっと、名前、名前は・・・・忘れたな。
とりあえず、俺は彼女と同じ様にときめき部の先輩達の姿を見た。
ま、俺が思ったことは、あんな風に何も考えずに楽しく友達と遊べるなんて幸せ者だな
と言う事だけだった、多分、隣の女の子も同じ事を思っているのだろう。
しかし、公園を回っても、結局ときめきを見付けることは出来なかった。
「ときめき、見付からないね」
「そうだね、でもほら、後輩の女の子と出会ったし良いんじゃないかな?」
「そうだな」
「あ、はい、そうですね」
恋は3人の会話に小さく答えた。
かなり小さな声だったのだが、俺と香苗先輩には聞えていたようだ。
「ふふ、否定しないんだ、嬉しいや」
「え? 何か言ったの?」
「あ、聞えなかったの? 小さく答えてたじゃん」
「聞えなかった、やっぱり香苗は耳が良いわね」
ふーん、この人は耳が良いんだな、意外な特技だな。
「さてと、それじゃあ、今度は皆で遊ぼうか」
「何をするんだ?」
「キャッチボール!」
そう言って香苗先輩が自分の鞄の中から野球ボールを出した。
こんな物を持ち歩いていたのか、準備が良いな。
「だが、グローブは? 持ってきてるのか?」
「ない!」
うん、胸を張って使う言葉じゃないよな、確実にドジってるし。
「そこ、堂々と答えるところじゃないでしょうに」
「まぁまぁ、良いじゃん、そもそもキャッチボールくらいならグローブ要らないっしょ」
「そうでも無いと思うのだがな」
まぁ、かなり全力で投げた球を素手で掴むのは難しいだろうからな。
下手したら手を痛めるが、でも、軟球なら問題ないか?
「一応聞きますけど、そのボールは軟球ですか?」
「軟球? 野球ボールってそんなのあるの?」
あ、知らない系だ、そこまで野球とか興味無いんだな。
俺は小学の頃に1日だけ野球をやってたり、見てたりしてたから知ってるんだが
一切興味がなければ知らないのも当然かも知れない。
「とりあえずボールを触らせてください」
「はい」
俺は香苗先輩が持ってきていた野球ボールを手に取ってみた。
そのボールは軟球だった、この時少しだけ安心した。
なんせ、硬球でグローブ無しのキャッチボールは危ないからな。
断っても絶対に強引に参加させられるだろうし、怪我はしたくない。
「軟球ならグローブがなくても出来そうですね」
「そうだね、それじゃあやろうよ」
「いや、俺は参加しませんって」
「強制だよ、部長命令?」
ほら、やっぱりこうなるよ、絶対こうなると思った。
ここで断っても座ってるところにボールが飛んできそうだしな。
それじゃあ、とてもじゃないけどゆっくりと座っている、何て出来やしない。
帰ったりしたら、今度連れてこられたときとか面倒そうだし、仕方ない。
「それじゃあ、皆広がって、ボール投げるよ!」
「はぁ、分かりましたよ」
面倒くさいな、でも、やらなきゃいけないし、仕方ない。
俺は香苗先輩が言うとおりに広がり、キャッチボールが出来るようにした。
しんどいな、面倒くさいし、いやだいやだ、本当にいやだ。
「それじゃあ、行くよ! しっかりキャッチしてね! とりゃぁー!」
全員が広がると、香苗先輩がボールを投げてきた。
狙いは多分向いている方にいる小菜先輩なんだろうけど
全然的外れの方向に飛んで、少し離れていた俺の方に飛んできた。
と言うか、香苗先輩、目を閉じて投げてるんだけど。
「っと」
「どう!? あ、あれ? 何で陽志君の方に?」
「香苗先輩がノーコンだからでしょう」
「あ、あはは、初めてボールを投げたからだね」
初めてだったのにキャッチボールをしようと言い出したのか、アホだな。
とりあえず、今度は俺が投げれば良いのか? じゃあ、斜めにいるあの子に。
「ほら」
「あ」
俺は斜め方向にいた後輩の女の子に向けてボールを投げた。
彼女はそのボールに反応し、手を伸ばしたがキャッチすることは出来ず
自分の頭に直撃した、ギャグみたいに正確にだ。
俺はそんなにコントロールは良くないのだけど、まるで吸い寄せられるようだった。
「うぅ、痛い」
「大丈夫か?」
「あ、はい、大丈夫です、あ、あぁ!」
そして、落としたボールを追いかけ、そのボールを掴むと全力で投げた。
しかし、距離も更に離れている状況でボールが届くことはなく
瑠衣先輩に届かずに、かなり前の方に落下した。
先輩は少しだけため息をした後、そのボールを取った。
「それじゃあ、小菜、行くぞ」
「うん、さぁ、来て」
「ふん!」
瑠衣先輩が恐ろしい速度でボールを投げた。
「へぁ!?」
そのとんでもない送球に小菜先輩は反応することが出来ずに
ただ呆然と立っていることしか出来なかったようだ。
「は、はっやぁ・・・・」
先輩の投げたボールは後ろにあったフェンスに激突し
変な風に反射してしまった、そしてそのボールは。
「あぅ!」
小菜先輩の前に立っていた香苗先輩の頭に激突した。
「い、いったぁ!」
「だ、大丈夫か!?」
「香苗ちゃん! 生きてる!? ねぇ!」
「生きてないと喋ってないよ」
その状況を見て、2人の先輩達が駆け寄り、心配そうに声を掛けている。
まぁ、別に大丈夫だろうし、心配するだけ無駄だろうけどな。
「いやぁ、痛かった、あれだね運が悪いね」
「本当にそうだよね、跳ね返ったボールが当たるなんてさ」
「日頃の行いが悪いせいでしょ」
「私、普段そんなに悪いことしてるかな?」
「振り回してるから」
「あ、あはは」
否定しないって事は、自覚はあるんだな。
でも、直らないのか、でも、そこは仕方ないか。
そう簡単に人が変わるわけが無いんだからよ。
「いやぁ、それにしても凄いよね、頭に思いっきり当たるなんてさ、ある意味奇跡だよ」
「全く嬉しくない奇跡だけどね」
「分かってる、でも、せめて少しくらいポジティブに考えさせてよ」
少しだけ半泣き状態で少しだけ笑っている。
ギャグや日常系の漫画で良くいるよな、こういう感じのキャラ。
こう、細目になって涙ぐんでる感じのキャラクター、それにそっくりだ。
「と、とにかくだよ、私がボールを投げるね!」
「え? いや、ちょっと待て! 私達はかなり近くに!」
「えーい!」
「へ? あわぁ!」
今度は瑠衣先輩に投げたはずのボールが小菜先輩の方に飛んでいった。
かなり接近している状態でその不意打ち球を取れるはずもなく
小菜先輩は思いっきりおでこにそのボールを受けた。
そして仰向けで地面にぶっ倒れた。
「あぁ! 小菜ちゃん!?」
「な、なんで・・・・」
「っと」
そして、小菜先輩に辺り跳ね返ったボールを俺がキャッチした。
ここまで飛んでくるって事は、かなりの速度でボールを投げたな。
こりゃあ、確実に痛かっただろうな。
「ふにゃぁ・・・・」
「小菜ちゃん! しっかりして! 小菜ちゃん!」
「あぁ、お星様が見える」
「大変だ! 小菜ちゃんが変な事を言ってる! 見えるわけないって!
まだお昼だよ? お星様が見えるわけないって! は! も、もしかして!
私の剛速球が当たったから視力が覚醒して、太陽の光に隠されたお星様の光まで
見える位に視力が良くなったとか! 大変だ! それだと太陽を見たら目が焼けちゃう!」
「香苗、お前の発想は確実に間違っているぞ」
反応がおかしいよな、なんでそういう風に発想できるんだ?
普通は幻覚を見てるんじゃないか? とかって考えるだろうに。
ボールの玉が当たった程度で目が焼けてたら誰も野球選手にゃならんだろう。
「・・・・は! 流れ星!」
「わぁ!」
「あ、あれ? 流れ星は?」
「・・・・幻覚で流れ星を見るなよ」
こういう人、初めて見た、なんで幻覚で星が見えている状態で流れ星?
何でそんな状況でも流れ星? どんだけ乙女チックだよ。
「折角お願いをしようと思ったのに」
「幻覚の星にお願いって」
「因みにどんなお願いをしようとしてたの?」
「とっても優しい彼氏が欲しいって」
「切実だな」
・・・・幻覚の流れ星に彼氏をお願いしようとしていたというのか。
あれだな、ときめき部のメンバーは何か面白い奴が多いな。
「・・・・ときめき部って変わってますね」
「それは俺も思った、で? 何でお前さんは俺の隣に居る?」
「いえ、何か同じ様な事を思ってそうだったので、迷惑でしたか?」
「いいや、何の問題もない」
俺とえっと、後輩の女の子・・・・えっと、名前、名前は・・・・忘れたな。
とりあえず、俺は彼女と同じ様にときめき部の先輩達の姿を見た。
ま、俺が思ったことは、あんな風に何も考えずに楽しく友達と遊べるなんて幸せ者だな
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