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episode A. カミーユの場合 / 恥辱の入所式
Camille 002. 恥辱の入所式 最初の命令
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ギギギ…
重厚な鉄の扉が開き、一台のマイクロバスが施設の前庭に止まった。
バスのドアが開くと、ふたりの職員に引きずられるように
性奴隷がひとり降ろされた。
濃紺に赤色の差し色が効いた上質な制服に身を包む職員に比べ
性奴隷は性器を僅かな生地で隠されているのみ、裸足で冷たい地面を踏んでいた。
待ちかまえていたドアマンの職員が金色のノブを手袋に覆われた白い手で回し
こちらも重厚な扉を開けたまま
よく通る声で
「新人性奴隷が入りますーーーーーーー!」
とフルヴォリュームで告げた。
後ろ手で拘束され腰紐で誘導される性奴隷が
冷たいリノリウムの床に最初の一歩を踏み入れた。
やや冷たい雰囲気があるものの建物の内部は清潔そのもので、モダンなホスピタルのような印象だ。
しばらく歩くとスリガラスの合わせ扉の前で止まり
中の部屋に通され
中で待機していた職員に裸体の男は引き渡された。
その職員が手に持つ乗馬用の鞭に奴隷の心臓がギクリと鳴る。
「これから、新人性奴隷カミーユの入所式をはじめる。所長、よろしくお願いします」
告げられると
仕立ての良いスーツで完璧にドレスアップした初老の紳士が別のドアから入室し高さ十数センチほどの壇上に上がった。
「カミーユ。ようこそ、性奴隷収容所へ。」
しゃがれたテノールが第一声を発する。
「ポーズをとらせなさい」
合図とともに、職員が動いた。
先ずはボールペンほどのサイズのシリコンの棒がついた吸盤を床に固定すると
「ここに膝まずきなさい」と指示した。
カミーユはのろのろと膝まずくが職員は急かしたり脅したりはしない。
ただ、鞭の先で彼の腕や背中、大腿部をやさしく撫でることのみで巧みにコントロールしていく。
ここでカミーユの手錠を素早く外し、更に告げる。
「頭を下げて床のスティックを口で咥えなさい」
カミーユは真っ赤に染めた歪んだ顔を、立てられたネオンイエローのスティックに近づけ
意を決して口腔に滑らせた。整った唇はおちょぼ口にすぼまれ、シリコン特有の味が広がる。
視界にうつるのは、床の光沢。
体は自然と土下座のようなポーズになる。
尻に置かれた鞭がぐい、と筋肉を上に上げ
「もっと高く上げろ」と無言の命令が下る。
大腿部も同様に肩幅程度に開かされた。
職員は
床につく膝小僧が痛まぬよう小さなクッションを差し込み
「では、この体勢で所長の話を聞くこと」
と告げた。
ーーーーー
なぜこのような凶悪犯罪者がこんなにも容易く手懐けられるのか。反抗しないのか。
反抗した奴隷がどのような仕置きを受けるのかを彼も知っているのだ。全裸のあられもない姿で引き回される光景、枷に張り付けられ大衆の面前で痴態を晒す性奴隷の姿を見たことがある。彼自身もそんな奴隷の姿を蔑み、興奮し、それをオカズに何度か自慰をしたものだ。
「カミーユ。お前は今日から性奴隷として国民に仕えることとなった。職員と調教師の指示に従い行動すること。
ここでのプログラム、性奴隷の仕事はこれからじっくりゆっくり覚えていけばいい。若いお前には時間がたっぷりあるのだから、焦ることはない。
性奴隷は善良な市民の欲望をその身で受け止め、精神の安らぎを与える唯一無二の仕事だ。誇りをもって全うしなさい」
スティックを唾液で濡らし、紅潮したカミーユの耳に所長の一語一句が流し込まれる。
「それでは、最初の命令だ
スティックの上に腰を落としアヌスに入れなさい。」
「ううう、」
金魚鉢のようなガラスの器を手にした職員が、命令に呻くカミーユの後ろに立つ。
器用な手さばきで彼が身に着けている唯一の布である黒のTバックを小さなハサミでカットし、
遂に一糸纏わぬ、フルヌードにしてしまうと
器に盛られた透明のジェルを掬い
固く閉ざされたアヌスに塗りこめていく。
「そう、処女のアヌスが傷つかぬよう丁寧にお願いしますよ」
「ううう、」
ヌチュ、ヌチュ、という淫音が自分の尻から響いているだなんて。
「はぁうッ」
カミーユの体が刺激に跳ねる。ジェルの滑りを利用して小指がアヌスに納められたのだ。
指がゆっくりと出し入れされ、恥ずかしい音はヴォリュームを上げてゆく。
「立ちなさい」
言葉とともにアヌスの中の小指にクイと上を指され
「あうぅ…ッ」
尻に小指を穿たれながら起立させられる。
所長の視線が上下にまとわりつく
「ほほう、半分勃起しているね。かわいらしいペニスじゃないか」
しゃがれたテノールに揶揄されカミーユは唇を噛んだ。
「スティックの上にしゃがみなさい」
恥ずかしさのあまり目をぎゅうと瞑れば
「所長の目を見て、逸らさないように」
抑揚のない声で冷酷な指示がくだされる。
震える膝と大腿部を曲げしゃがむと鞭の先で足を開かされ、アヌスの入り口に自身の唾液で滑るスティックが宛がわれる。
「そのまま腰を落としてアヌスに納めなさい」
指示に従い腰を落とせば、ソレはゆっくりだがスムーズに
アヌスの中に吸い込まれていった。
しゃがむポーズからM字開脚で座るポーズに落ち着く。
確かに入っているという違和感はあるが痛みはない。
痛いのはカミーユのもっと深い内面の部分だ。
真っ赤に染まったその顔と滲む涙を所長はただ目を細めて見ている。
「よくできたな、カミーユ。」
その言葉を合図に、職員は鞭の先でカミーユのペニスをゆっくりと撫で
「ペニスをしごいて所長に射精をお見せしなさい」
と指示した。
「…ッ」
この命令でカミーユは自分の立場を、性奴隷の本質を思い知らされた。
震える手を股関に伸ばし、そっと握ると
「唇を噛まないように。思う存分声を出しなさい。いつも通り好きなようにオナニーするのです」
それは命令というよりは許可のようにカミーユに響いた。
「は…ッ、あ…ッ、うぅ、」
カミーユの悩ましい吐息と淫らな水音だけが暫く部屋に響いていた。
慣れない異様なシチュエーションのせいでなかなか達することのできない彼に
所長は壇上から降りて側まで来て腰を下ろし視線を合わせると
す、と人差し指をカミーユの唇にあて
「おしゃぶりをするといい」
と、彼の舌を愛撫しはじめた。
カミーユは何かにすがるように所長の長い指を舐めしゃぶり吸った。
所長は好きなようにおしゃぶりをさせながら、ゆっくりと語りかける。
「いいかい、カミーユ。きみがしごいてるこのペニスはこれからクリトリスになる。スティックを咥えてるアヌスはヴァギナ・おまんこ、と呼ばれるようになるのだよ。大勢の人々が苛め愛してくれるようになる。今はまだわからなくてもいい、ゆっくり、ゆっくりだ」
「ああぁ…ッ!んああぁ…ッ、」
所長の言葉を聞いた途端、ペニスを握るカミーユの手が激しく動き亀頭を撫で激しく鳴き出した。
「ああああーーーーーッ!」
叫び声と共に、びちゃびちゃと迸る精液。
所長と職員に見られながらカミーユは絶頂した。
「はぁ…はぁ…ッ」
と荒い息で上下する頭を
「いいこだ」
と、所長の手が撫でる。
呼吸が落ち着いた頃を見計らい
職員がカミーユに床の掃除を命じた。
「床にこぼれた精液を舐めとりなさい」
重厚な鉄の扉が開き、一台のマイクロバスが施設の前庭に止まった。
バスのドアが開くと、ふたりの職員に引きずられるように
性奴隷がひとり降ろされた。
濃紺に赤色の差し色が効いた上質な制服に身を包む職員に比べ
性奴隷は性器を僅かな生地で隠されているのみ、裸足で冷たい地面を踏んでいた。
待ちかまえていたドアマンの職員が金色のノブを手袋に覆われた白い手で回し
こちらも重厚な扉を開けたまま
よく通る声で
「新人性奴隷が入りますーーーーーーー!」
とフルヴォリュームで告げた。
後ろ手で拘束され腰紐で誘導される性奴隷が
冷たいリノリウムの床に最初の一歩を踏み入れた。
やや冷たい雰囲気があるものの建物の内部は清潔そのもので、モダンなホスピタルのような印象だ。
しばらく歩くとスリガラスの合わせ扉の前で止まり
中の部屋に通され
中で待機していた職員に裸体の男は引き渡された。
その職員が手に持つ乗馬用の鞭に奴隷の心臓がギクリと鳴る。
「これから、新人性奴隷カミーユの入所式をはじめる。所長、よろしくお願いします」
告げられると
仕立ての良いスーツで完璧にドレスアップした初老の紳士が別のドアから入室し高さ十数センチほどの壇上に上がった。
「カミーユ。ようこそ、性奴隷収容所へ。」
しゃがれたテノールが第一声を発する。
「ポーズをとらせなさい」
合図とともに、職員が動いた。
先ずはボールペンほどのサイズのシリコンの棒がついた吸盤を床に固定すると
「ここに膝まずきなさい」と指示した。
カミーユはのろのろと膝まずくが職員は急かしたり脅したりはしない。
ただ、鞭の先で彼の腕や背中、大腿部をやさしく撫でることのみで巧みにコントロールしていく。
ここでカミーユの手錠を素早く外し、更に告げる。
「頭を下げて床のスティックを口で咥えなさい」
カミーユは真っ赤に染めた歪んだ顔を、立てられたネオンイエローのスティックに近づけ
意を決して口腔に滑らせた。整った唇はおちょぼ口にすぼまれ、シリコン特有の味が広がる。
視界にうつるのは、床の光沢。
体は自然と土下座のようなポーズになる。
尻に置かれた鞭がぐい、と筋肉を上に上げ
「もっと高く上げろ」と無言の命令が下る。
大腿部も同様に肩幅程度に開かされた。
職員は
床につく膝小僧が痛まぬよう小さなクッションを差し込み
「では、この体勢で所長の話を聞くこと」
と告げた。
ーーーーー
なぜこのような凶悪犯罪者がこんなにも容易く手懐けられるのか。反抗しないのか。
反抗した奴隷がどのような仕置きを受けるのかを彼も知っているのだ。全裸のあられもない姿で引き回される光景、枷に張り付けられ大衆の面前で痴態を晒す性奴隷の姿を見たことがある。彼自身もそんな奴隷の姿を蔑み、興奮し、それをオカズに何度か自慰をしたものだ。
「カミーユ。お前は今日から性奴隷として国民に仕えることとなった。職員と調教師の指示に従い行動すること。
ここでのプログラム、性奴隷の仕事はこれからじっくりゆっくり覚えていけばいい。若いお前には時間がたっぷりあるのだから、焦ることはない。
性奴隷は善良な市民の欲望をその身で受け止め、精神の安らぎを与える唯一無二の仕事だ。誇りをもって全うしなさい」
スティックを唾液で濡らし、紅潮したカミーユの耳に所長の一語一句が流し込まれる。
「それでは、最初の命令だ
スティックの上に腰を落としアヌスに入れなさい。」
「ううう、」
金魚鉢のようなガラスの器を手にした職員が、命令に呻くカミーユの後ろに立つ。
器用な手さばきで彼が身に着けている唯一の布である黒のTバックを小さなハサミでカットし、
遂に一糸纏わぬ、フルヌードにしてしまうと
器に盛られた透明のジェルを掬い
固く閉ざされたアヌスに塗りこめていく。
「そう、処女のアヌスが傷つかぬよう丁寧にお願いしますよ」
「ううう、」
ヌチュ、ヌチュ、という淫音が自分の尻から響いているだなんて。
「はぁうッ」
カミーユの体が刺激に跳ねる。ジェルの滑りを利用して小指がアヌスに納められたのだ。
指がゆっくりと出し入れされ、恥ずかしい音はヴォリュームを上げてゆく。
「立ちなさい」
言葉とともにアヌスの中の小指にクイと上を指され
「あうぅ…ッ」
尻に小指を穿たれながら起立させられる。
所長の視線が上下にまとわりつく
「ほほう、半分勃起しているね。かわいらしいペニスじゃないか」
しゃがれたテノールに揶揄されカミーユは唇を噛んだ。
「スティックの上にしゃがみなさい」
恥ずかしさのあまり目をぎゅうと瞑れば
「所長の目を見て、逸らさないように」
抑揚のない声で冷酷な指示がくだされる。
震える膝と大腿部を曲げしゃがむと鞭の先で足を開かされ、アヌスの入り口に自身の唾液で滑るスティックが宛がわれる。
「そのまま腰を落としてアヌスに納めなさい」
指示に従い腰を落とせば、ソレはゆっくりだがスムーズに
アヌスの中に吸い込まれていった。
しゃがむポーズからM字開脚で座るポーズに落ち着く。
確かに入っているという違和感はあるが痛みはない。
痛いのはカミーユのもっと深い内面の部分だ。
真っ赤に染まったその顔と滲む涙を所長はただ目を細めて見ている。
「よくできたな、カミーユ。」
その言葉を合図に、職員は鞭の先でカミーユのペニスをゆっくりと撫で
「ペニスをしごいて所長に射精をお見せしなさい」
と指示した。
「…ッ」
この命令でカミーユは自分の立場を、性奴隷の本質を思い知らされた。
震える手を股関に伸ばし、そっと握ると
「唇を噛まないように。思う存分声を出しなさい。いつも通り好きなようにオナニーするのです」
それは命令というよりは許可のようにカミーユに響いた。
「は…ッ、あ…ッ、うぅ、」
カミーユの悩ましい吐息と淫らな水音だけが暫く部屋に響いていた。
慣れない異様なシチュエーションのせいでなかなか達することのできない彼に
所長は壇上から降りて側まで来て腰を下ろし視線を合わせると
す、と人差し指をカミーユの唇にあて
「おしゃぶりをするといい」
と、彼の舌を愛撫しはじめた。
カミーユは何かにすがるように所長の長い指を舐めしゃぶり吸った。
所長は好きなようにおしゃぶりをさせながら、ゆっくりと語りかける。
「いいかい、カミーユ。きみがしごいてるこのペニスはこれからクリトリスになる。スティックを咥えてるアヌスはヴァギナ・おまんこ、と呼ばれるようになるのだよ。大勢の人々が苛め愛してくれるようになる。今はまだわからなくてもいい、ゆっくり、ゆっくりだ」
「ああぁ…ッ!んああぁ…ッ、」
所長の言葉を聞いた途端、ペニスを握るカミーユの手が激しく動き亀頭を撫で激しく鳴き出した。
「ああああーーーーーッ!」
叫び声と共に、びちゃびちゃと迸る精液。
所長と職員に見られながらカミーユは絶頂した。
「はぁ…はぁ…ッ」
と荒い息で上下する頭を
「いいこだ」
と、所長の手が撫でる。
呼吸が落ち着いた頃を見計らい
職員がカミーユに床の掃除を命じた。
「床にこぼれた精液を舐めとりなさい」
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