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episode A. カミーユの場合 / 恥辱の入所式
Camille 003. 初めての味
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「舐めて床を掃除しなさい」
頭のすぐ後ろから降り注ぐ短く無情な命令に
カミーユは涙に濡れた顔を床に近づけ、自身で吐き出した精液の水溜まりに震える舌を伸ばした。
雄の香り漂う粘着質な液体そろりとを掬う。
「お"…え"…ッ…」
初めて味わう自分の体液の味にえずくカミーユの
背中を所長の大きな手がさする。慈しむような優しい手つき。
「いいんだ。すぐにできるようにならなくて良いんだよ、お前はこの先、ザーメンを何百、何千と味わい体に染み込ませていくのだから。」
背中から離した手で床に残る精液を掬いあげ、カミーユの舌に擦り付け
「少しずつ自覚するといい。この口は口でもあり"ヴァギナ・おまんこ"でもあるということを」
と言い放つと、カミーユの青ざめた頬を撫でた。
ーーーーーーー
ここでの調教は力ずくで無理矢理奪うものではない。
理性と自尊心、エゴを保たれたまま真綿でじっくりと首を絞めていくプログラムは
長い目で見れば血の滴る熾烈な調教がまだマシと思えるほどの屈辱を性奴隷に与えることになる。
ーーー
「ゴクリ」
カミーユの白い喉仏が、自身の精液を飲み下した音を合図に、入所式が終了した。
職員がよろつく裸体の彼を赤色の車椅子に乗せ廊下に運び出す。
そのまま風呂場へ連れていかれマットに寝かされると
ボーダー柄のカットソーに黒のスキニー、白いゴム長、黒のマスクという出で立ちの二人組に全身を洗われ乾かされ
それが終わると
職員に透明のプラスチック制の貞操帯を股関に装着され、コットンの寝間着を着せられる。
入所式での強制オナニーのショックで思考が回らぬカミーユはぽかりと口を開けたまま、ぼんやりと一連の施しに身を任せていた。
それらが終わると、立たされ暫く歩かされた。手錠での拘束はなく、背中をやんわり押され小さな部屋に案内される。
小ぢんまりとしたシンプルな部屋には背もたれが斜めの角度で起こされたベッドと小さなテーブルセットが置かれており、清潔そうなトイレはきちんと個室になっている。
「今日はもう休みなさい。明日の起床もゆっくりでかまわない」
カミーユの体をベッドに預け、職員は退室しドアを施錠し
立ち去った。
照明がほの暗い暖色に落とされ、カミーユはただ目を閉じた。
カミーユは夢を見る。
幼いころ移動遊園地で大好きな兄とロリポップキャンディを片手に動物のショーを見た思い出の夢だ。
音楽、歓声、動物の匂い。全てがリアルだった。
翌朝朝起きると、部屋の白色の壁にはプロジェクションマッピングで時刻を報せるように青空が映し出されていた。
そして、
小さなテーブルには夢で見たのと同じロリポップキャンディがひとつ置かれていた。
頭のすぐ後ろから降り注ぐ短く無情な命令に
カミーユは涙に濡れた顔を床に近づけ、自身で吐き出した精液の水溜まりに震える舌を伸ばした。
雄の香り漂う粘着質な液体そろりとを掬う。
「お"…え"…ッ…」
初めて味わう自分の体液の味にえずくカミーユの
背中を所長の大きな手がさする。慈しむような優しい手つき。
「いいんだ。すぐにできるようにならなくて良いんだよ、お前はこの先、ザーメンを何百、何千と味わい体に染み込ませていくのだから。」
背中から離した手で床に残る精液を掬いあげ、カミーユの舌に擦り付け
「少しずつ自覚するといい。この口は口でもあり"ヴァギナ・おまんこ"でもあるということを」
と言い放つと、カミーユの青ざめた頬を撫でた。
ーーーーーーー
ここでの調教は力ずくで無理矢理奪うものではない。
理性と自尊心、エゴを保たれたまま真綿でじっくりと首を絞めていくプログラムは
長い目で見れば血の滴る熾烈な調教がまだマシと思えるほどの屈辱を性奴隷に与えることになる。
ーーー
「ゴクリ」
カミーユの白い喉仏が、自身の精液を飲み下した音を合図に、入所式が終了した。
職員がよろつく裸体の彼を赤色の車椅子に乗せ廊下に運び出す。
そのまま風呂場へ連れていかれマットに寝かされると
ボーダー柄のカットソーに黒のスキニー、白いゴム長、黒のマスクという出で立ちの二人組に全身を洗われ乾かされ
それが終わると
職員に透明のプラスチック制の貞操帯を股関に装着され、コットンの寝間着を着せられる。
入所式での強制オナニーのショックで思考が回らぬカミーユはぽかりと口を開けたまま、ぼんやりと一連の施しに身を任せていた。
それらが終わると、立たされ暫く歩かされた。手錠での拘束はなく、背中をやんわり押され小さな部屋に案内される。
小ぢんまりとしたシンプルな部屋には背もたれが斜めの角度で起こされたベッドと小さなテーブルセットが置かれており、清潔そうなトイレはきちんと個室になっている。
「今日はもう休みなさい。明日の起床もゆっくりでかまわない」
カミーユの体をベッドに預け、職員は退室しドアを施錠し
立ち去った。
照明がほの暗い暖色に落とされ、カミーユはただ目を閉じた。
カミーユは夢を見る。
幼いころ移動遊園地で大好きな兄とロリポップキャンディを片手に動物のショーを見た思い出の夢だ。
音楽、歓声、動物の匂い。全てがリアルだった。
翌朝朝起きると、部屋の白色の壁にはプロジェクションマッピングで時刻を報せるように青空が映し出されていた。
そして、
小さなテーブルには夢で見たのと同じロリポップキャンディがひとつ置かれていた。
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