49 / 190
episode J. ジョセフの場合 / ラブレターズ
Joseph 004 . 二十一歳の君へ (後
しおりを挟む
「もうやだ、ぺニス欲しい。ぺニスが欲しい…うぅぅ…ッ、おじさ…、調教師さんぅ…オレ、もう…」
迷子のように愚図るジーノに、調教師が助け船を出す。
「覚えたての鋭い快楽を求めて、この子の直腸が疼いております。カルロさま、ジョセフさま。抱いてやってくれませんか」
断る理由の無い旦那さまの ふたつの手が、ジーノの頭を撫でた。
「減らず口を叩くことがありますが暴力行為は厳禁です。根は素直で良い子です。楽しい夜をお過ごしくださいませ」
調教師は、ジーノのアヌスからディルドを抜き去り、ジョセフに拘束具の鍵を手渡し、部屋から出ていった。
ジョセフは、鍵を使いジーノの後ろ手の拘束を解くと、汗でしっとり吸い付く体を抱き上げた。
想像以上の軽さに戦く。
ついに、ジーノとセックスするときがきたのだ。
ジョセフは、ジーノをベッドにそっと降ろした。
その行動の慇懃さから心情を察したカルロは、最初のセックスをジョセフに譲り、
「ここで見ているよ」と、椅子に腰掛け 肉便器を呼びつけた。
ジョセフは、ジーノの体に残っていたハーネスやビキニを取り去ると、裸体を抱き込んでいった。
夢にまで見た 体温、鼓動、息遣い。
覗きこむとベビーフェイスが、ちょっと拗ねている。
「偉いぞ、よく頑張ったな。二本も頬張って…苦しかったろ?」
ジーノの深い墨のような瞳から透明なしずくが溢れた。舐めるとしょっぱい。この子は夜の海だ。
ジョセフはここで泳ぎ溺れる。
乳首を人差し指で弾いてやると、すり寄ってくる甘えん坊な腰が堪らない。
「ジーノ…」
「あぁ…」
亀頭でアヌスの入り口を愛撫すれば、イジメているつもりはないのに非難めいたグズ声が漏れる。
ジョセフは苦笑しながら、夢にまで見た場所にぺニスを沈めていった。
先ずは、ゆったりとしたスライドで狭い肉壺を味わいながら、ジーノが より強い刺激を自ら求めるのを待つ。
何往復か目のピストンでそれは訪れた。
「あぁ…ッ、ア、ぁっああっ、」
「ジーノ…ッ、奥、気持ちいいかい?痛くないかい?」
「痛く…ない…あつ、熱い…あぁんッ」
愛し子の声を食べてしまおうと口を塞げば、ジーノが喉の奥で呻吟した。
「ふぅ…ッむぅ…んッ…?」
初めて味わうジーノの口腔内は僅かに乳臭い。
火傷しそうなのはジョセフも同じで、絡み付く粘膜に射精欲が加速する。
「…ッッッ?ああッ、あ…ッ?」
「ジーノ…ッ」
ジョセフはジーノの脚を大きく開かせると、先ほどのピストンで見つけた前立腺を突きながら、乳首やぺニスも指で責めた。
「あぁ…ッ、あぁ…。待って…ッ、オレ、イッちゃうよぅ…ッア、ア、」
「大丈夫…ッ、俺も限界、ァ、一緒にイケるよ、ジーノ」
「ッ、あぁ…ッ、ァ?ア?おじさん…ッ?アああァィく━━━
オーガスムの余韻に蕩けきったジーノが、必死に取り縋る。
「なぁ?なぁ、おじさん。これ…どうなってるんだよ?セックスしてこんな気持ちになったの、初めてだ…気持ちいいっていうかッ…安心する」
しかし、ジョセフが掴んで引き寄せようとした腕は、違う手に捕まれてしまった。
「ジーノ、こっちのおじさんとも遊んでくれよ」
ふたりのセックスを眺めていたカルロがベッドに上がって来たのだ。
興奮しきったカルロは、ジーノからジョセフを退けて割り込んできた。
覆いかぶさるカルロの、頬にかかる熱い息から逃れるようにジーノは、ベッドを降りかけているジョセフのガウンの裾に手を伸ばし引っ張った。
その唇が動く。
(たすけて)
ジョセフは、声にならぬ言葉を聞き取り、もぎ取られる葡萄のような瞳に怯えの色を見、
いてもたってもいられず
戻ったベッドに座り ジーノに膝枕をしてやることにした。
落ち着くまで 頭を撫でてやろうと思ったその時、
ジーノは上半身をひねり、先ほどまで繋がっていた ジョセフのぺニスを握りしめてきた。
「アハハ、ジーノは本当に男のぺニスが好きなんだな」
カルロに笑われても蔑まれても、今のジーノにはジョセフのぺニスがどうしても必要だった。
カルロの大きなぺニスが挿入されても、激しいピストンをされても、体位を変えられても、キスをされても、
ジーノは ジョセフのぺニスから手を離さなかった。
━━━━
間接照明だけが灯る部屋で、
寝間着に着替えたジョセフは机に向かい レターパッドとペンを出す。
あの後、
セックスを終えたカルロがシャワーを浴びるために退室し
ふたりきりでもう一度交わうことができた。
騎乗位で挿れた。
下手くそな腰使いも、すぐに上手くなるんだろう
今しか見られない、今だけのジーノ
抱くことができた喜びを噛み締めながら、タクシーに乗り帰宅した。
ジョセフは立ち上がり窓を開ける。
書き終えた手紙とテディベアのぬいぐるみを箱に詰め、宅配用のドローンを夜空に飛ばした。
━━━ my dear
ジーノ、今日は泣いていないかい?
ちゃんと、笑っているかい?
ありがとう
大好きだよ
I xxxx you .
迷子のように愚図るジーノに、調教師が助け船を出す。
「覚えたての鋭い快楽を求めて、この子の直腸が疼いております。カルロさま、ジョセフさま。抱いてやってくれませんか」
断る理由の無い旦那さまの ふたつの手が、ジーノの頭を撫でた。
「減らず口を叩くことがありますが暴力行為は厳禁です。根は素直で良い子です。楽しい夜をお過ごしくださいませ」
調教師は、ジーノのアヌスからディルドを抜き去り、ジョセフに拘束具の鍵を手渡し、部屋から出ていった。
ジョセフは、鍵を使いジーノの後ろ手の拘束を解くと、汗でしっとり吸い付く体を抱き上げた。
想像以上の軽さに戦く。
ついに、ジーノとセックスするときがきたのだ。
ジョセフは、ジーノをベッドにそっと降ろした。
その行動の慇懃さから心情を察したカルロは、最初のセックスをジョセフに譲り、
「ここで見ているよ」と、椅子に腰掛け 肉便器を呼びつけた。
ジョセフは、ジーノの体に残っていたハーネスやビキニを取り去ると、裸体を抱き込んでいった。
夢にまで見た 体温、鼓動、息遣い。
覗きこむとベビーフェイスが、ちょっと拗ねている。
「偉いぞ、よく頑張ったな。二本も頬張って…苦しかったろ?」
ジーノの深い墨のような瞳から透明なしずくが溢れた。舐めるとしょっぱい。この子は夜の海だ。
ジョセフはここで泳ぎ溺れる。
乳首を人差し指で弾いてやると、すり寄ってくる甘えん坊な腰が堪らない。
「ジーノ…」
「あぁ…」
亀頭でアヌスの入り口を愛撫すれば、イジメているつもりはないのに非難めいたグズ声が漏れる。
ジョセフは苦笑しながら、夢にまで見た場所にぺニスを沈めていった。
先ずは、ゆったりとしたスライドで狭い肉壺を味わいながら、ジーノが より強い刺激を自ら求めるのを待つ。
何往復か目のピストンでそれは訪れた。
「あぁ…ッ、ア、ぁっああっ、」
「ジーノ…ッ、奥、気持ちいいかい?痛くないかい?」
「痛く…ない…あつ、熱い…あぁんッ」
愛し子の声を食べてしまおうと口を塞げば、ジーノが喉の奥で呻吟した。
「ふぅ…ッむぅ…んッ…?」
初めて味わうジーノの口腔内は僅かに乳臭い。
火傷しそうなのはジョセフも同じで、絡み付く粘膜に射精欲が加速する。
「…ッッッ?ああッ、あ…ッ?」
「ジーノ…ッ」
ジョセフはジーノの脚を大きく開かせると、先ほどのピストンで見つけた前立腺を突きながら、乳首やぺニスも指で責めた。
「あぁ…ッ、あぁ…。待って…ッ、オレ、イッちゃうよぅ…ッア、ア、」
「大丈夫…ッ、俺も限界、ァ、一緒にイケるよ、ジーノ」
「ッ、あぁ…ッ、ァ?ア?おじさん…ッ?アああァィく━━━
オーガスムの余韻に蕩けきったジーノが、必死に取り縋る。
「なぁ?なぁ、おじさん。これ…どうなってるんだよ?セックスしてこんな気持ちになったの、初めてだ…気持ちいいっていうかッ…安心する」
しかし、ジョセフが掴んで引き寄せようとした腕は、違う手に捕まれてしまった。
「ジーノ、こっちのおじさんとも遊んでくれよ」
ふたりのセックスを眺めていたカルロがベッドに上がって来たのだ。
興奮しきったカルロは、ジーノからジョセフを退けて割り込んできた。
覆いかぶさるカルロの、頬にかかる熱い息から逃れるようにジーノは、ベッドを降りかけているジョセフのガウンの裾に手を伸ばし引っ張った。
その唇が動く。
(たすけて)
ジョセフは、声にならぬ言葉を聞き取り、もぎ取られる葡萄のような瞳に怯えの色を見、
いてもたってもいられず
戻ったベッドに座り ジーノに膝枕をしてやることにした。
落ち着くまで 頭を撫でてやろうと思ったその時、
ジーノは上半身をひねり、先ほどまで繋がっていた ジョセフのぺニスを握りしめてきた。
「アハハ、ジーノは本当に男のぺニスが好きなんだな」
カルロに笑われても蔑まれても、今のジーノにはジョセフのぺニスがどうしても必要だった。
カルロの大きなぺニスが挿入されても、激しいピストンをされても、体位を変えられても、キスをされても、
ジーノは ジョセフのぺニスから手を離さなかった。
━━━━
間接照明だけが灯る部屋で、
寝間着に着替えたジョセフは机に向かい レターパッドとペンを出す。
あの後、
セックスを終えたカルロがシャワーを浴びるために退室し
ふたりきりでもう一度交わうことができた。
騎乗位で挿れた。
下手くそな腰使いも、すぐに上手くなるんだろう
今しか見られない、今だけのジーノ
抱くことができた喜びを噛み締めながら、タクシーに乗り帰宅した。
ジョセフは立ち上がり窓を開ける。
書き終えた手紙とテディベアのぬいぐるみを箱に詰め、宅配用のドローンを夜空に飛ばした。
━━━ my dear
ジーノ、今日は泣いていないかい?
ちゃんと、笑っているかい?
ありがとう
大好きだよ
I xxxx you .
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
174
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる