【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

文字の大きさ
64 / 190
episode L. フェリシアンの場合 / 顔の無い性奴隷

Félicien 006. メランコリア 543

しおりを挟む
館にて。

アルブレヒト・デューラーの「メランコリア 1」のプリントタペストリーが下げられた、真っ黒な部屋。
窓が無く、時間の移ろいがわからない。
暖色なのに、冷たい灯りの下に
冷たい鉄の枷でセックスオブジェに仕立てられた
性奴隷のフェリシアンがいる。

このとき
フェリシアンは32歳になっていた。
館での数々の経験が、絶世の美青年に妖艶なアクセサリーを与え、一筋縄ではいかぬ輝きが 人々を虜にしていた。

ヌード フェリシアンのセックス オブジェ。
レザーの椅子に座らされた彼は、手は万歳のかたちで顔の横に、両足も万歳のかたちで胴体の横に、黒光する鉄枷で固定されており、長い腕脚は折り畳まれてしまっている。
アヌスは、ぺニスの挿入のしやすさを計算された角度で晒され、かすかに覗く新鮮な肛門肉が濡れている。
そして、美貌も鉄のフレームで正面に固定されており、恥ずかしくても背けたり俯くことは不可能な状態だ。

それは、美しい顔とアヌスでの性奉仕をただ楽しむための性行為機械。

暗幕で仕切られた控えのスペースでは、これからフェリシアンとのセックスをお楽しみになられる五人の旦那さまが、カブリオールレッグチェアで寛いでいる。
一人にひとつづつ貸与されている肉便器が、飲み物を運んだり、フェラチオをしたり、マッサージを施したり 健気に働いているおかげで順番待ちも苦ではない。

一人目の旦那さまが、メランコリアルームへ入ってきた。

四十代半ばの陽気な旦那さまは、フェリシアンの顔を見るなり破顔した。
「こんな、別嬪さんを抱いちまってもいいんだろうか?」と、はしゃいでいると、フレームに固定さているフェリシアンの顔が微笑み、涼やかな声で なんとも卑猥なご挨拶をした。

「旦那さま。フェリスのアヌスおまんこが刺激を欲しがってウズウズしています。どうか、旦那さまのぺニスをお恵みくださいませ」

「ルックスも躾も完璧。こんな性奴隷を抱けるなんて、俺、すげぇ嬉しい」
旦那さまは白い歯をこぼし笑い、ガウンの紐を繙き、肉体労働で鍛え上げた健康的な体とぺニスをフェリシアンに見せつけた。
「これが欲しいか?フェリシアン」
フェリシアンは無言で微かに顎を引き頷いたが、ひくひく蠢くアヌスのほうが雄弁だった。
「俺のほうが我慢できねぇ」
旦那さまは照れながら、ポケットから出したスキンをぺニスに被せ、亀頭をアヌスに当てがった。
「あぁ…、嬉しい。旦那さま…ッ」

旦那さまのぺニスはとても太かったが、館に到着してすぐに受けた腸内洗浄と調教師によるアヌスの拡張(これは、とてつもなく気持ちの良いものでフェリシアンは二度もドライオーガズムをしてしまった)のおかげで
フェリシアンのアヌスは柔軟に伸び、痛みを感じることはなかった。

「あぁ…アァ…ッ!」
ただ、傘が大きく張った亀頭は狂暴で、朗らかな旦那さまとのギャップに、フェリシアンは萌え悶えた。

「アァん!!アァ…ッ!ンあ、」
なんて、気持ちの良いぺニスだろう。
旦那さまの胸板や二の腕は 小麦色で、抱擁されたならさぞかしお日さまの香りがするのだろう。それは、とても幸せなことに違いないが、手足を固定されているこの体勢では叶わぬ願いで、フェリシアンは涙を溢した。

「泣くな、泣くな」
旦那さまが、大きな手で涙を拭ってくださる。
やさしい仕草とは裏腹に、可愛らしい泣き顔に支配欲を擽られた為に大きさを増したぺニスは、やはり狂暴だった。
「はぁ、は…アァ…ッ」と喘ぎながらの無我夢中ピストンで容赦なく抉られ、
フェリシアンは切なさを忘れ 悲鳴を上げた。
「ヒィアァ…ッ!アァ…ッ!」
強烈な快楽から逃れたくとも、鉄の枷がそれを許さない。フェリシアンは、なにひとつ許されぬシチュエーションに泣いた。
「アァ…ッ!アァ…ッ!アァん」

旦那さまが射精をした。フェリシアンはコンドームを怨めしく思った。抱きしめ合うことが叶わぬのなら、せめて熱いザーメンをナカ一杯に感じたい。
いつかまた、館でこの旦那さまに出会えることを願ってフェリシアンは潤んだ瞳で微笑み
見送った。


二人目の旦那さまがメランコリアルームへ入ってきた。

ラグジュアリーブランドのバスローブに身を包み、優雅に歩み寄ってきたかと思いきや、
いきなり、フェリシアンのぺニスにむしゃぶりついてきた。
「アァん!!ダメです…ッ!旦那さま…イッてしまいます」
「ンホ、グボ…ッ、フェリス…フェリスのザーメンを爺に飲ませておくれ」
往年の映画俳優のようなダンディーな旦那さまの顔が面白可笑しなバキュームフェイスになってしまっている。
「ンおぉ~ッ、アァ…ッ!で、でるッでるッ」
旦那さまは、フェリシアンが鳴きながら出したものを飲み干し、ザーメン臭いゲップをしながら、長年使い込んだぺニスにスキンを被せ、アヌスに挿入した。
「ンあ~ッ!!アァ…ッ!アァん」
親子ほども歳の離れたぺニスに、フェリシアンの雄膣肉が甘えん坊になってしまう。
「はぁ、アァ…ンん…ッ」
喘ぎも猫なで声になってしまい、表情も心なしか少年のようになっていた。

「あぁ、なんて可愛らしいんだ、フェリシアン…」
「あぁ…アァ…ッ!旦那さまも、とても素敵です…ッ」
「フェリス…、何か欲しい物はないのか?…ッ何でも買ってやるぞ」
「い…ッ、要らない…ッ、何もッ、アァ…ッ、欲しいものはフェリスのアヌスおまんこに もう入っています…ッ…だけど、できれば…ッ」
「ん?フェリシアン…言ってごらん」
「ち…ッ、乳首。乳首触って…ッ!」
「なんて、可愛らしいんだ…どれ」
旦那さまは、指をフェリシアンの胸の伸ばした。
壮年ながら サロンでのケアを怠らぬ滑らかな手が、フェリシアンの乳首を優しく愛撫する。
蕩けるような甘い疼きが胸からぺニスやアヌスに響き、フェリシアンは大きな声で鳴いた。
その声ときゅぅきゅぅ収縮する肉壁にアテられ、旦那さまの遅漏ぺニスも流石に堪らなくなった。

「とっても、素敵だったよ。フェリシアン」
バスローブの前をきちっと合わせ身なりを整える旦那さまに、
また、館でお会いできますように、と
フェリシアンは目を潤ませ見送った。


三人目の旦那さまがメランコリアルームへ入ってきた。

先ほどの旦那さまとは一転、二十代の若者が 悪戯ッ子な顔で、フェリシアンの顔と二人のぺニスを受け入れたせいでぽっこり開いたアヌスを交互に見た。

フェリシアンは、年下の旦那さまに挨拶をする。
「旦那さま、フェリスのアヌスおまんこにぺニスをお恵みくださいませ」

若旦那さまは、眉を吊り上げ 思わせ振りな仕草でぺニスにスキンを被せ、それでフェリシアンの内腿を撫でた。
普通ではないその感触に、フェリシアンは「あぅ」と息を飲み内腿をひきつらせた。
若旦那さまが装着したのは、所謂疣贅付きコンドームで小さなゴム製のドットにびっちり覆われている。

否応なしにグロテスクなぺニスを挿入され、想像以上の刺激にフェリシアンは怯えた。鉄枷で固定された肉体をぶるぶる震わせ、泣きべそをかいた。
続けざまのセックスのせいで すっかり敏感になったアヌス肉をスキンのドットに、容赦なく引き摺られてしまう。
「うぇぇ…ッ、や、や、や、。無理、アァ…ッ」
「無理じゃねえだろ、クリぺニガチガチにしやがって」
フェリシアンが泣けば泣くほど、若きサディストのテンションが上昇し、
ピストンのみならず前立腺グリグリ責めや浅いトコロ焦らし責め等々…
「イヤァアァ…ッ!アァん!!うぇぇん」
フェリシアンのアヌスは、すっかり若旦那さまのテクニック実験台に成り下がってしまった。
「アァ…ッ!ヒィアァ…ッ!」
「お前の、綺麗な顔が鼻水でベトベトになってんの…ッ、たまんねえな…ッ、!おら、もっと乱れろ」

生意気な年下ぺニスに翻弄されても、なにひとつ抵抗できないフェリシアンの悲しげな悲鳴と、
若旦那さまの、年齢不相応な言葉責めが、
メランコリアルームに響いていた。


若旦那さまは、疣贅付きコンドームのナカに精子を大量に吐き出すと、セックス中とはまるで違う優しい青年になった。

照れくさそうに頭を掻きながら「じゃあな、フェリス。体調に気をつけて、元気でな」と、はにかむ青年を、
フェリシアンは心から愛しく思い、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を綻ばせ、
見送った。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

朔望大学医学部付属病院/ White Dictator

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
White Dictator______通称:『白衣の独裁者』 <ホワイト・ディクテイター> ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ 圧倒的な「実力」と「技術」で捩じ伏せ・現場を支配する凄腕たち。 ___ ごく僅かな一瞬の隙も逃さない神手の集まり。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...