【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode L. フェリシアンの場合 / 顔の無い性奴隷

Félicien 005. 野うさぎ Landing

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フェリシアンが思いの外、しっかりと挨拶が出来たことに機嫌を良くした調教師・冬眠鼠は、口笛を吹きながら
後ろ手の拘束を解いた。
レースのリボンが、はらりと落ち、長い腕がすらりと伸びる。

「下着を脱いで、座れ。座り方は分かっているな?」
フェリシアンは、長い睫毛を震わせ頷くと
Oバックビキニを脱ぎ、再びビーズクッションに沈めた。
そして、この一年弱の調教で身につけた性奴隷のたしなみとして、大きく開いた長い脚を手で支え、アヌスも良く見えるように尻を浮かせる まんぐりがえしポーズをとった。
サテン生地のクッションが、自分の愛液で冷たく濡れているのを背中で感じ、フェリシアンの陶器のような肌がぞくりと粟立った。

全身を羞恥色に染めながらも、今まで教えられたことを素直に表現するフェリシアンに、冬眠鼠は
歌うような声で、この撮影のラストスパートをフェリシアンに告げた。

「旦那さま方が見る映像では、お前の処女性器に暈しが入ってしまう。言葉で説明しなさい。きちんと言えたらオナニーを許可する」

「今まで挿入した中で一番大きなディルドで、フェリスのアヌスヴァギナが拡げられています。入り口の肉がひくひくしちゃってます…ぺニクリトリスは完全に勃起していやらしくピクピク動いています…お漏らしを沢山したせいで陰毛が濡れております…」

冬眠鼠は、フェリシアンのプラチナブロンドをくしゃくしゃ撫で自分の満悦ぶりを示し、エクスタシーを許可した。
「フェリシアン、いいこ。本当に、いいこ。
さあ、存分にオナニーして、美しい顔が淫靡に歪む様を皆に見せつけろ」

「アァ、」
調教師の命令に、フェリシアンは嬉々として股間での手遊びを始めた。
長い指が、勃起したぺニスに絡まり焦らすように皮を扱き、もう片方の手はアヌスのディルド出し入れ遊びに興じる。
この一年、調教師たちが目敏く見つけ教えてくれた性感帯の坪を水晶の亀頭で押し抉る。
「ひ、あぁ…あぁ…アァ」
目をきつく閉じ淫靡な夢を漂うフェリシアンは
ふと、シリコンゴム特有の香りをかぎ、瞼を開けた。
冬眠鼠が、ディルドをフェリシアンの美貌に押し付けていたのだ。
それは、生々しいスキンカラーでぺニスを忠実に再現しており、サイズはフェリシアンのアヌスに入っているローズクォーツのディルドの倍近くありそうな巨根。
「あぁ…、」
フェリシアンは疑似ぺニスに舌を伸ばし涎を垂らした。
オナニー中の自身のぺニスがどくりと反応する。
「淫乱フェリス…次回の調教では コレを挿入しているところを撮影しようか?」
冬眠鼠の提案に、フェリシアンの興奮ボルテージ上昇が止まらない。
「アァ…ッ!ん…ッ!」
「このディルドが、お前のヴァギナを拡げて奥を撫でるんだ。ふふ、想像するだけでゾクゾクするな」
「アァん!!アァ…ッ!欲し…ッ入れてみたい、」
フェリシアンは、必死にぺニスとアヌスの中を擦り、深層心理を体中の穴から放出させた。

「アァ…ッ!アァン、欲しい、ずっと処女のままなんてイヤ…アァ…ッ!ちんぽほしい、ちんぽで犯されたぁい…

アァ、イク、イク、ゥゥ…ッ!」


自身のザーメンが罹ったフェリシアンの戦慄く唇に、手持ちの ぶっといディルドを突っ込むと
調教師・冬眠鼠は、
カメラの録画を停止した。



━━━旦那さま X の場合

仄暗い部屋の灯りが灯る。
旦那さまXが帰宅したのだ。
保守的なスーツを脱ぎ、Tシャツに着替え、ようやくリラックスタイムがおとずれた。
ソファにどっかり体を沈め、ネットテレビで性奴隷コンテンツをチェックしている旦那さまXの眉が吊り上がる。
なんと、あの性奴隷フェリシアンの動画が公開されているのだ。
あの絶世の美青年の痴態を見れるのかと、心と股間を躍らせ真っ赤なバナーを選択した。

ほどなく、画面が白で統一された調教室が映し出される。
しかし、
フェリシアンと思わしき素晴らしい肉体の人物の顔が、ウサギちゃんのスタンプで隠されているのだ。しかも、かなり雑なgifドット絵で 見る者を舐めてるとしか思えぬ代物のウサギちゃんだ。

「冬眠鼠さま…ッ、お願いします。フェリスの疼くヴァギナにディルドを挿入してくださいませ」
「ヴァギナが気持ち良す…ぎて、フェリスのぺニクリトリスが…、お漏らししてしまいました…」
「はじめまして。性奴隷のフェリシアンです。宜しくお願いいたします。館で皆様とお会いできる日を、楽しみにしています」

調教で乱れている体も、恥ずかしい言葉を強要されている声も 確かに美しく淫靡だが、彼の最大の魅力である顔が見られないのであれば、この動画の価値は無いに等しい。

遂に、ラストシーンまでフェリシアンの顔はウサギちゃんのままだった。

「アァ…ッ!アァン、欲しい、ずっと処女のままなんてイヤ…アァ…ッ!ちんぽほしい、ちんぽで犯されたぁい…

アァ、イク、イク、ゥゥ…ッ!」
絶頂するときの、この淫語を彼は一体どんな顔で叫んだのだろうか?
性奴隷収容所がフェリシアンの顔を勿体ぶってこんな加工をしたのだろうか?

旦那さまXは、溜め息をつきテレビを消し、浴室へ消えた。

:
翌日

旦那さまXは、日当たりの良いカフェでスパゲッティをフォークに巻いていた。
その時、後ろの席の若者たちが、性奴隷フェリシアンの噂をしているのが聞こえてきた。

「おい、昨日のフェリシアンの動画見たか?」
「シッ!場所をわきまえろよ」
「あぁ、ごめん。でもさ、すっげー美人だよな。あの瞳が恥ずかしそうに潤むところなんて…」
「恥ずかしいのは、お前だよ。あとでゆっくり聞いてやるから話題を変えろ」

旦那さまXは思わず、麺を絡めたフォークを皿の端に置くと、小型端末をポケットから出し、
周囲に気付かれぬよう注意を払いながら、性奴隷コンテンツのフェリシアンの動画にアクセスした。
しかし、その小さなスクリーンに映るフェリシアンは、昨夜自宅で見たのと同じ。

顔は、あの巫山戯たウサギちゃんのイラストで隠されていた。


旦那さまX(フェリシアンを性奴隷刑に陥れた検察官)が、
性奴隷フェリシアンの顔を見られることは、
これから先も、ずっとずっと
永遠に叶わなかった。


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