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episode X . ギュスターヴの場合 / 性奴隷虐めの代償
Gustave 011. LOVE
しおりを挟む「ァアアアアッ…!ンアアアッ…!」
秘密の地下室にギュスターヴの悲鳴が割れんばかりに響いており、その響きだけで壁が振動しそうなほどだった。
調教師は、ギュスターヴのアヌスにディルドを挿入し、緩やかな動きで三度ほどピストンし、
「ぁぁ…あぁ…」
と、ギュスターヴが感じいるのを確認すると、端末機でピストンマシーンのスピードと回転の強さを徐々に上げていくように設定し、
ドアを開けて、出ていってしまった。
ギュスターヴの心は半狂乱で叫んだ。
「いかないで」
と。
そして、今は初体験の初心者アヌスの肉壁を無慈悲にぎゅるぎゅるぐぽぐぽと抉るディルドに、泣き叫ぶことを強要されている。
このマシーンときたら、刺激に慣れたと思った矢先に速度と回転のストロークを上げるものなのだ。
今日の今日まで知らずに生きてきた性感帯を暴かれる。
「ンアアアッ…!ヒィィ、ンアアア」
「大きな声を出さないで、俺のちんぽが起きてしまうだわさ」
好奇の色に満ち、しかも、幾分おびえたような眼つきで、遠来の客は隠者を観察しながら、無遠慮に言葉を発して行く。
「ぁぁ…あああ、」
この部屋じゅうに火がついて、ぐらぐらゆすぶれてるような気がするわ。
「ああ、ンアアアッ」
そして、とてつもない圧倒的な孤独。
こうしたギュスターヴがさらけ出す性奴隷とは明らかに違う痴態は、見物の旦那さま方に疑惑と驚愕の念を呼び起こした。
「ンアアアッ…あぁ…」
ギュスターヴは、もう何度も何度も射精をしていた。
勃起することもままならないぺニスから小便がチョロチョロ漏れる。
狭く苦しい地下室は、精液と小便と汗の濃い匂いで噎せかえるようだった。
窓の無いこの部屋からはうかがい知れぬが、
お日さまがやがてしずもうというじぶん、バタバタいう足音がして、
ドアが開いた。
「ギュスターヴ、ギュスターヴ」
調教師に呼ばれる。
身支度をしていたときの無機質さが信じられないほど、甘くやさしい声だ。
「ぁぁ…」
ギュスターヴが掠れて虚ろな声を漸く喉から絞り出せば、
調教師は「あはは」と笑って、
たっぷりの経口補水液をストローで飲ませてくれた。
ギュスターヴは、産まれたての草食動物が母の乳首にするように夢中で飲んだ。
「ゆっくり飲め。ゆっくり、ゆっくり…」
やはり、調教師の声は柔らかく温かくて、ギュスターヴは涙をこぼした。
「いいこだ。ギュスターヴ、良く頑張ったなぁ」
調教師は、精液と汗でべちゃくちゃになってしまったギュスターヴの腹を撫で
ギュスターヴは子犬みたいに鼻を鳴らした。
ギュスターヴは、職員二人がかりで拘束椅子から降ろされ、車椅子に乗せられた。着せてもらえたバスローブのあまりの肌触りの良さに、また泣けてくる。
大切に慎重に運ばれたギュスターヴは、身支度に使った肉便器専用のバスルームではなく、
上階にある もっと広々としたロマンチックなデザインの性奴隷専用のバスルームで、オーガニックソープで全身を洗ってもらい、カモミールとミントの湯で全身を温めた。
入浴が済むと、寝間着のようなラフな洋服を与えられ、再び車椅子で館の裏口に運ばれた。
表に停車していた館のエンブレム入りのリムジンに乗り込めば、
既に乗車していた調教師が、
「私の隣においで。ギュスターヴ」
柔らかな笑顔で出迎えてくれた。
豪奢な車内のテーブルには、キンキンに冷えた飲み物や皮が剥かれた果物や見るからに甘そうな菓子がところ狭しと並んでいる。
「疲れただろう?好きなだけお食べ。少し、ドライブをしてから帰ろうね」
派手な見た目に反して、リムジンは静かに走りだし、
やがて夜の街のネオンが車窓に流れはじめた。
未だに放心したような、それでいてほんのり緊張したようなギュスターヴの唇に、
「ほら、遠慮せずにお食べ」
と、調教師の手すがらに皮が剥かれたライチの果肉が押し付けられる。
ギュスターヴは、ゆっくりと乾いた唇を開き果実に舌をつけた。
とたんに調教師の甘い口調が実体となり鼻の奥がツーンと痛む。
ギュスターヴはポロポロポロポロ涙をこぼしながら、ライチを噛んだ。
「いいこだ、ギュスターヴ。とても、素敵だったよ」
調教師が、腕の中にギュスターヴを招き入れた。
ギュスターヴは奥歯でライチを噛みながら、顔を調教師の胸に押し付ける。
涙と鼻水と甘い涎が、調教師の上等な紺のブレザーを濡らす。
「ああ、なんて可愛らしい子だ」
調教師は、ギュスターヴの顔を抱え込み固めの黒髪を丁寧にすきながら、ギュスターヴが果実を飲み込むのを待った。
「大丈夫、大丈夫だ」
リムジンは街の名所の大橋を渡り、
少し高い丘からギュスターヴに夜景を見せてから、
ギュスターヴを自宅に届けた。
調教師は、別れ際、夕食の入った紙袋を手渡し
ギュスターヴの硬そうな頬に触れるキスをして
もう一度、きつく抱き締めてやった。
夜の性奴隷収容施設の最上階にて。
所長は、今日行われたギュスターヴへの仕置きの様子の録画をモニターで一部始終見守っていた。
何人かの調教師と上級職員も同席している。
「流石です。優秀な調教師がやってくれましたね」
所長は、今ここに居ないビジネスマン風の調教師に賛辞と拍手を送った。
「ギュスターヴは転職し孤独を感じ、市民と調教師の愛情を一身に受け止めている性奴隷に嫉妬したのです。罪を犯した者は誰よりも深く強く愛さなければなりません」
所長は、同席している調教師と職員に言い聞かせるように言葉を続けた。
「ギュスターヴは、1ヶ月の謹慎処分後に復職させます。脳の伝達機能が回復すれば、元の優しい好青年に戻るはずですから、仕事の合間にメディカルルームでセラピストの治療も受けさせます。暫くは、性奴隷と接触せぬ業務から始めさせましょうね」
所長の言葉に、調教師と職員が頷く。
「さて、私の大事な息子のエドガーをどうしましょうね」
所長の声は終始やさしい響きだったが、眼の奥には底なしの憂鬱が広がっていた。
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