【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode X . ギュスターヴの場合 / 性奴隷虐めの代償

Gustave 010. 青色のバイブレーター

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ギュスターヴはその後、性奴隷収容施設の最上階にある客室で軟禁され、
メディカルルームでエドガーがセラピストに与えられたVR システムで、砂漠の国を気球で旅をしている間に、
メディカルチェックを受けた。
準備は速やかに行われ、

果たして、ギュスターヴの仕置きは
美しく澄み渡った晴朗な日和に執行された。

客室に、コンサバティブな衣装に身を包んだビジネスマン風の男が迎えにきた。
やや光沢のあるネイビーのジャケットの腕には「Master 」の金刺繍が光る腕章が巻かれている。
調教師である。

ギュスターヴは、調教師とともに館のエンブレムが輝く黒い車に乗った。

ギュスターヴは調教師の命令に唯々諾々従った。

館に着くと、地下の肉便器たちが身だしなみを整える部屋に連れていかれた。
日夜、緊張と屈辱を強いられる肉便器のために作られたそこは、
暖色系の灯りで灯された、清潔なアイボリーのタイルの床のバスルーム風の部屋で、キンモクセイの香が焚かれている。
ギュスターヴにこの香りに酔いしれる余裕はなかった。
ここに着くなり、調教師に洋服を全て取り上げられたうえに、
アヌスの中にたっぷりの薬液を注がれたからだ。
脂汗で身体を濡らしながらしゃがみこむギュスターヴの尻の真下には陶器のおまるが置かれ、乳白色の光にすら苛められていた。
腕時計で秒針を五周り追いかけた調教師が無言で部屋から立ち去ると、
ギュスターヴはけたたましい音と共に大量の排泄物を、おまるに落とした。
彼は屈辱よりも立ち眩みと戦いながら、おまるを洗い、
指示されたとおりにビデを使って更に腸の中を洗った。

その後、高級ホテルのようなバスタブで20分の間に自由に身体を洗い、除菌スプレーを浴びたところで、ドアが開き
調教師が入室してきた。
調教師は、裸のままのギュスターヴに高カロリー機能つきのゼリーを食わせ、
地獄の小部屋へ連行した。

フランク・ステラの絵画を思わせる同一の繰り返しの
ストライプの壁と、
重厚な木でできた開脚椅子、これまた重たそうな鉄の枷を見て、ギュスターヴは先ほど受けた浣腸など消し飛ぶほどの羞恥心を覚えた。
いつも性奴隷収容施設での業務で、性奴隷たちにハーネスを装着したり、様々な拘束台に彼らの身体を設置したりしているが、まさか、自分がこのような台に乗せられる日が来るとは思わない。
ギュスターヴは、全身に鳥肌を立て、その場に立っているのもやっとなほどに動揺していたが、
調教師が、
「ギュスターヴ、この台にお座りなさい」
と、命令したために
立っている必要はなくなった。

ギュスターヴが意を決して震える身体を拘束椅子に乗せるのを、調教師は急かしたり脅したりはしない。
気長に待つのだ。

「いいこだ、ギュスターヴ」
調教師は、言いながら、ギュスターヴの脚を台に乗せ鉄の枷で固定してゆく。
性奴隷たちとは違い何の手入れもしていない、脛毛の濃いずんぐりした脚を、性奴隷たちにするのと同じ要領で優しく擦り宥める。
鉄の枷が体温に馴染んできたのか、ギュスターヴの身体から鳥肌が消えた。

「ギュスターヴ、お前の秘密の場所を見せてもらうよ」
言いながら、調教師は椅子の横にある硬そうなハンドルを回す。ギィギィと音を立てギュスターヴの尻が持ち上がり、脚が肩幅よりも大きく開き、
真っ暗な陰毛に覆われた萎えたぺニスと、すぼまりの周りに海藻のような毛を生やしたアヌスが正面に曝されることになった。
「ぁぁ…」
なんという屈辱…ギュスターヴは、諦めに近いため息を吐いた。

「恥ずかしいか?逃げ出したいか?ギュスターヴ。お前の可愛らしい処女のアヌスを傷つけぬと誓おう」
未経験の性奴隷たちが収容施設で一月半ほどかけてゆっくり行うアヌスの開発を、短時間で済まさねばならぬ調教師は、慎重だった。

やがて、狭い部屋に
にゅちゅ
にゅちゅ
と、粘着性の水音が響きはじめた。
ゴム性の抗菌手袋をはめた調教師の人差し指と中指が、ギュスターヴのアヌスの周りの肉をほぐしている音だ。
ギュスターヴのアヌス付近の皮膚がゼリー状のローションでにゅらりと光り、周りの毛が曲線の模様で貼り付いている光景がなんともいやらしいものだった。
調教師の指がアヌスの周りの深い皴を一本一本めくりあげ、入り口の肉で円を書く。
ギュスターヴは、下半身から沸き上がる奇妙な感覚に
「ふぅ、ふぅッ」
と、鼻から息を吐いている。
唇をきつく結び噛み締める仕草は、普段の性奴隷ならば咎めるものだが、ギュスターヴに関しては調教師は多目に見てやった。
調教師は、ローションを追加し、薬指をアヌスに挿入した。第一間接で一度止め括約筋に話しかけるように、小刻みに震わせてから、一気に差し込む。
「フゥーーーーッ、」
と、ギュスターヴの鼻息が長く伸び、濃い陰毛の上の筋肉が収縮した。
ギュスターヴが息を詰めていないことに気を良くした調教師は、ゆっくりと大きなストロークでピストンを繰り返す。時折左右にバイブレーションの動きでアヌスの内側を刺激すれば、
「うぅぅーーーーんッ」
と、ギュスターヴの喉が鳴った。

この仕草を中指、人差し指を順に加えてやっていく。
調教師が、見上げれば、ギュスターヴの唇はもう引き締めることを諦め
「んんん、んはぁ、んはぁ、」
と、絶えず声をあげて端っこからよだれを滴している。
眼はきつく閉じているが、気難しそうなこめかみはすっかり緩み頬骨も弛緩していた。
このアヌスは随分と素質が有りそうだと、調教師は確信していたが、ギュスターヴのこれからの長い人生のことを思いやり、
調教師はそれを言う代わりに、褒美のバイブレーターをギュスターヴにプレゼントした。
ギュスターヴの瞳とお揃いの空色のシリコンぺニスは初心者向けのサイズだが、亀頭が少し上に飛び出ている。
「ウワァァ、ぁぁ…ッ、アッ、アッ、!」
予想通り、その亀頭はいとも簡単にギュスターヴの前立腺を探し…
「当たるッ…うぉぉ…あたる、アタルッ…ヒィィ」
ギュスターヴを狂わせた。

「あぁ、ウェ、あぁ、!あぁ…」
ぐるぐる回転するバイブレーターに肉壁を抉られる全く初めての体験に、
「うぅぅ、あッアッアッ…!」
と、叫ぶギュスターヴは自分が苦しんでいることに気がつく余裕も無い。
ここいらが潮時かと、
調教師はギュスターヴのぺニスに慈悲の手コキを与えた。
「うぉぉッ、ウワァ…!」
黒ずんだ大きな太いぺニスから溢れる愛液が、手首を汚すのも構わず調教師は続ける。
「イクッ、イクッ…!…あぁ…ッ、そんな…」
狭い部屋に立ち込めるギュスターヴの雄の香り。
「フフフフ、濃いなぁ、なぁ?」
性奴隷収容施設からずっと一緒に過ごしていた調教師が、初めて人間味のある表情になったが、
ギュスターヴの視界に入ることはなかった。

自分の仕事に満足した調教師は、ギュスターヴのザーメンがべっとり付着した手袋を脱ぎ捨て、
薄汚れた合成の木製のドアの丸い覗き穴に向かって
「おーい、準備は万端だ。持ってきてくれ」
と、大きな声で指示を出した。
ギュスターヴは、ぼんやり霞む頭で
(この調教師、こんなに大きな声を出せるのか)
と、ふわふわ呑気に感じていた。

ドアが開き、部屋にピストンマシーンが運び込まれるまでは。
「そんな目で見るなよ。お前を堕落させたいわけではないんだからね」
調教師は、先ほどギュスターヴのアヌスを苛めたバイブレーターよりも一回り大きなディルドをドリル機能のついたピストンマシーンに取り付けていく。


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