由良

由良

自業自得後悔系ざまぁ多め。元サヤは奇跡が起きない限りありえません。
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恋愛 連載中 長編 R15
伯爵令嬢リネット・メイディスは希代の悪女である。 貴族でありながら魔力量が低く、それでいて自尊心だけは高い。 気に入らない相手を陥れるのは朝飯前で、粗相を働いた使用人を鞭で打つことすらあった。 そんな希代の悪女と婚約することになったのは、侯爵家の次期当主エイベル・アンローズ。誰もがとんだ災難だと同情を彼に寄せる。だがエイベルにとっては災難ばかりではなかった。 異母妹に虐げられるアメリアと出会えたからだ。慎ましく儚げな彼女との間に愛を見出した彼は、悪女に立ち向かい、みごと真実の愛を手にした。 愛をもって悪を打倒した美談に、誰もが涙し、ふたりを祝福した。 ――そうして役立たずと罵られ、すべての悪事を押し付けられていた少女は、あっけなく婚約者に捨てられた。
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記憶を失った私に与えられたのは、クラリス・エティエンヌという名前と彼女の人生。 どうやら私は人生を悲観し、死のうとしたらしい。そう語ったのは、私の両親だと名乗る人たちだった。 なんとしても婚約を継続させたい彼らは、私に記憶を失う前と同じふるまいをしろと命じた。 だが、婚約者は私を嫌い、憎んでいた。記憶がないとか関係なく、婚約を解消してきそうな勢いで。 彼曰く、私は悪女らしい。並べられる数々の悪行に心当たりはなく、いじめられたという義妹は私を見下している。 元の私がどういう人間だったのか知ろうとして見つけたのは―― クラリスの悲哀と苦悩が綴られた日記だった。
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「じゃあ、右で」 その一言で、オリヴィアは第一王子アルベルトの婚約者に決まった。 おざなりな決め方とは裏腹に、アルベルトはよき婚約者として振舞っていた。 彼女の双子の妹とベッドを共にしているのを目撃されるまでは。
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