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第25話
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「酷い、酷いよ」
「姫さん、貴方結構怒ってますね」
風呂場から出た後、ヒカルはソファの隅ですすり泣いていた。
「別に」
そう、別に。
怒っているわけではない。
ただ、面白かっただけ、、、のはず。
「機嫌なおして」
「姫ちゃん、酷い」
まだ、直んないのかよ。
メンタル弱すぎないか?
「直さないなら、明日は行かない」
「うわぁ、酷い。別の意味で酷い」
「確かに、それは酷いで『♩♩♩♩♩♩』、、、電話のようですね」
カズヤの言葉を遮ってかかってきた電話をヒカルは画面を見て顔を歪ませた。
「ゲェ、シュウゴからだ」
「出ないんですか?後々面倒ですよ」
「出るよ、後々面倒だから」
〆◼️〆◼️〆◼️〆
「はいはーい、こちらヒカルでーす」
『お前今どこだ?』
「サァ、どこでしょう?」
『カズヤもいないってヒビキから聞いたぞ』
「そうですか、そうですか」
『外出してるらしいな』
「お鍋の美味しい所にいまーす」
『鍋?なんで俺も連れてかねーんだ』
「補習だったから」
『待っとけよ!』
「無理」
『チッ、、、そこにカズヤもいんのか?』
「イルヨー」
『なんでカタコトなんだよ』
「変わる?」
『いやいい。この辺にホテルなんかねぇだろ。マジでどこに泊まって「僕らのお姫様のお城だよ」ハァ!?』
「だから、姫ちゃんの家」
『アイツ今日来たのか!?』
「そーだよ。ついでに新曲の歌詞付けも終わったから明日の練習で披露する。姫ちゃんも連れて行くから安心して。あれだけ言ったのに補習にかかったシュウゴが悪いからこれ以上の愚痴やら文句やらは受け付けない。わかった?」
『チッ』
「沈黙は合意とみなしまーす、じゃ」
『あっ、おーッ』
〆◼️〆◼️〆◼️〆
だいぶ、めんどくさそうだな。
「ふぃー、本当に面倒」
「明日、行きたくありませんね」
「ダメだよ、ダイフェスがあるから」
ん?ダイフェス?
「そうですね。はぁ、気乗りはしませんが行きましょうか」
「明日も早いし、もう寝よっか」
「そうしましょう」
「えっ、あ、うん」
まぁ、明日聞けばいいか。
「、、、どうやって寝よう」
客室なんかは無いからな。
一番広いのはスタジオか。
そこに冬用のマット引いて、大きめのタオルケットでもかけるか。
「スタジオ入って待ってて。マット持ってくる」
「はーい」
「手伝いますよ」
〆◼️〆◼️〆◼️〆
スタジオは一面が鏡になっている。
音楽プレーヤーもあり、中々に広い。
普段全く使っていないが、掃除はきちんとしている。鏡ももちろん磨いてる。
カズヤにも手伝ってもらって床にマットをひいていく。
「そういえば、姫ちゃんは部屋で寝るの?」
「そのつもりだけど」
「えー、一緒に寝ようよ」
「え、嫌だ」
「そんなにハッキリ言うことないじゃん」
ワザとらしく頬を膨らませるヒカル。
「まぁ、いいじゃありませんか。枕が変わると眠れないみたいな事かもしれないですよ」
「ぶぅー」
「ふふっ」
「何笑ってんのさ」
「フグみたい」
プクッと膨らむフグ。
そっくりだ。
「酷い!」
「間違ってはいませんね」
「カズヤまで!?もういいよ!寝る!」
ガバッとタオルケットを頭から被り、横になったヒカルに苦笑しながらカズヤも横になった。
「では、おやすみなさい。いい夢を」
「おやすみ」
「姫さん、貴方結構怒ってますね」
風呂場から出た後、ヒカルはソファの隅ですすり泣いていた。
「別に」
そう、別に。
怒っているわけではない。
ただ、面白かっただけ、、、のはず。
「機嫌なおして」
「姫ちゃん、酷い」
まだ、直んないのかよ。
メンタル弱すぎないか?
「直さないなら、明日は行かない」
「うわぁ、酷い。別の意味で酷い」
「確かに、それは酷いで『♩♩♩♩♩♩』、、、電話のようですね」
カズヤの言葉を遮ってかかってきた電話をヒカルは画面を見て顔を歪ませた。
「ゲェ、シュウゴからだ」
「出ないんですか?後々面倒ですよ」
「出るよ、後々面倒だから」
〆◼️〆◼️〆◼️〆
「はいはーい、こちらヒカルでーす」
『お前今どこだ?』
「サァ、どこでしょう?」
『カズヤもいないってヒビキから聞いたぞ』
「そうですか、そうですか」
『外出してるらしいな』
「お鍋の美味しい所にいまーす」
『鍋?なんで俺も連れてかねーんだ』
「補習だったから」
『待っとけよ!』
「無理」
『チッ、、、そこにカズヤもいんのか?』
「イルヨー」
『なんでカタコトなんだよ』
「変わる?」
『いやいい。この辺にホテルなんかねぇだろ。マジでどこに泊まって「僕らのお姫様のお城だよ」ハァ!?』
「だから、姫ちゃんの家」
『アイツ今日来たのか!?』
「そーだよ。ついでに新曲の歌詞付けも終わったから明日の練習で披露する。姫ちゃんも連れて行くから安心して。あれだけ言ったのに補習にかかったシュウゴが悪いからこれ以上の愚痴やら文句やらは受け付けない。わかった?」
『チッ』
「沈黙は合意とみなしまーす、じゃ」
『あっ、おーッ』
〆◼️〆◼️〆◼️〆
だいぶ、めんどくさそうだな。
「ふぃー、本当に面倒」
「明日、行きたくありませんね」
「ダメだよ、ダイフェスがあるから」
ん?ダイフェス?
「そうですね。はぁ、気乗りはしませんが行きましょうか」
「明日も早いし、もう寝よっか」
「そうしましょう」
「えっ、あ、うん」
まぁ、明日聞けばいいか。
「、、、どうやって寝よう」
客室なんかは無いからな。
一番広いのはスタジオか。
そこに冬用のマット引いて、大きめのタオルケットでもかけるか。
「スタジオ入って待ってて。マット持ってくる」
「はーい」
「手伝いますよ」
〆◼️〆◼️〆◼️〆
スタジオは一面が鏡になっている。
音楽プレーヤーもあり、中々に広い。
普段全く使っていないが、掃除はきちんとしている。鏡ももちろん磨いてる。
カズヤにも手伝ってもらって床にマットをひいていく。
「そういえば、姫ちゃんは部屋で寝るの?」
「そのつもりだけど」
「えー、一緒に寝ようよ」
「え、嫌だ」
「そんなにハッキリ言うことないじゃん」
ワザとらしく頬を膨らませるヒカル。
「まぁ、いいじゃありませんか。枕が変わると眠れないみたいな事かもしれないですよ」
「ぶぅー」
「ふふっ」
「何笑ってんのさ」
「フグみたい」
プクッと膨らむフグ。
そっくりだ。
「酷い!」
「間違ってはいませんね」
「カズヤまで!?もういいよ!寝る!」
ガバッとタオルケットを頭から被り、横になったヒカルに苦笑しながらカズヤも横になった。
「では、おやすみなさい。いい夢を」
「おやすみ」
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