なんやかんやで蘇っちゃったので異世界でアイドルになる事にしました

氷華

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side・楓宮コウイチ

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「これほど嬉しいことはないね」

ユウが去った理事長室で、ティーカップを片付けながらコー監督は呟いた。

『コー監督、ダイフェスの練習場所を貸してくださいませんか?』

そう言ってきて、顔に出てしまったのではないかと思うくらいよろこびを感じてしまった。
普段からそんなに感情はバレない方だが、先ほどの電話で妻にはすぐに見抜かれてしまった。

『あら、あなた。なんだか嬉しそうですね。何かありましたか?』

君の言う通りだよ。

あの子が、自分からダイフェスに出ると言ったのだ。
ダイフェスに出るという事が意味するのは芸能界へと戻る覚悟が出来たということだ。
あれほど嫌がっていたというのに。
元々ダイアモンド科へは推薦状を持たせて進ませるつもりだったのだが、、、その必要性はなさそうだな。

それに、日頃から警戒心が高い彼をどうやってチームに引き込んだのか、興味があるな。
色々と愚痴は聞いてきたが、仲良くなったと思っても良いのかな。
彼らの為に、自分であの条件を飲んだ。
そこまでしてもいいと思えるほどに、彼らの何かに引かれたという事なのかい?
ダイフェスに出るのなら、彼のチームが彼にふさわしいのかを見ればいい。

ふさわしくなければ、、、そうだね。

1人だけで・・・・・ダイアモンド科へ行ってもらう事にしよう。

ああ、それとどんな作品にしようか考えておかなければならないな。
完全復活になる、最高傑作を作らなければ。

子供のお願いに条件を付けるとは、、、

「ふふ、我ながら性格の悪いジジイだ」

そう思わんか?
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