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3話
しおりを挟むまぁゲームの語りはそれくらいにして・・・・・・とにかくあたしはエレメントアースに行く為、友人達に黒竜池まで肝試しに行こうって提案したの。
でもね、よりによって友人達は塾に行くとか、推しのライブがあるとか、適当な理由をつけてあたしの提案を断りやがったの!!!
何よ!
モブの癖に!
モブの分際で!
ヒロインの提案を断るなんて生意気なのよ!!!
こうなったら一人でエレメントアースに行ってやろうじゃないの!!!
妖魔の王達に、グレンヴァルト様に溺愛される為に、あたしは黒竜池に向かったわ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
黒竜池がある森は鬱蒼としているから昼間でも薄暗いの。
だからこそ神隠し伝説があったり、肝試しのスポットになっているのかも知れないけどね。
ヒロインがエレメントアースにトリップする条件は、赤い満月が輝いている夜に黒竜池に行く事なのよ!?
満月の色は赤いのに黒竜池が光っていないってどういう事?
・・・・・・・・・・・・仕方ない。
ここはヒロインであるあたしが自らエレメントアースに行くしかないようね。
(現世のパパ、ママ。あたしは妖魔の王達に愛される為に・・・エレメントアースに行きます!!!)
決意したあたしは黒竜池に飛び込んだの。
※ゲームのアーデルヴェルトは母親と同じオッドアイを疎んじているので目隠しをしているし、姉弟揃ってセレスティを『お母様』『母上』ではなく『あの女』と言っています。
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