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②精霊達の花嫁-1-
しおりを挟むゲームの中では事情は語られていないが、スノーホワイトが十五歳になったある日
父
王が妖艶な美女こと魔女と再婚した。
だが、父王は彼女と初夜を迎えずスノーホワイトと過ごす事を選んだ。
最初は義理の娘となるスノーホワイトが父親を奪われるという子供らしい我が儘を言っているのかと思っていた王妃であったが、真実を教えてくれる魔法の鏡によって夫が実の娘と毎晩睦み合っているという事実を知ってしまう。
自分と居る時よりも嬉しそうな表情と欲情の色を浮かべながら雄となって実の娘を犯す夫に、少女でありながら女としての顔を覗かせて男の欲望を煽り誘惑する色香を纏い、何より自分よりも遥かに美しいスノーホワイトに嫉妬を覚えた王妃は部下の一人にある事を命じる。
スノーホワイトを殺せ
王妃に忠誠を誓っているが幼い王女を殺す事に躊躇いを覚えている家来に、妖艶な美女は耳元で囁く。
スノーホワイトを殺した暁には、一度だけ自分を抱かせてやる、と──・・・。
王妃の美しさに抗えない家来は膝をついてスノーホワイトを殺す事を誓うのだった。
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