カフェ・ユグドラシル

白雪の雫

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㊹ミルクセパレーター-6-

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 「ベ、ベルンハルト兄上・・・?」

 渦巻の入った瓶底眼鏡をかけて、いかにも女に縁のなさそうな男に扮して自分達を出迎えたベルンハルトの姿にレイモンドは思わず顔を引き攣らせる。

 「何故・・・そのような姿に?」

 「害虫除け対策だ」

 (ベルンハルト兄上、あの時に負った心の傷がまだ癒えていないんだな)

 「この格好でいると顔目当ての女が寄ってこなくなるから便利だぞ、レイモンド」

 そう言ったベルンハルトが眼鏡を外す。

 わぁ~っ・・・

 (レイモンドのお兄様って正に歩く18禁だわ)

 歩く18禁って本当に居るのだと、思わず紗雪は心の中で感動の声を上げる。

 「それで?レイモンド、俺の工房に何しに来たんだ?異世界の料理を広める為の魔道具作りは断るからな」

 「ベルンハルト兄上。物作りに携わっている者に思い込みがあっては新しい魔道具を作る事など出来ません!」

 そんな兄の思い込みを払拭する為に来たのだと、レイモンドが工房に来た目的をベルンハルトに告げる。

 「今からベルンハルト兄上に異世界の美味しい料理を・・・母上が言っていたアイスクリームをご馳走しますよ」

 紗雪、手伝ってくれるか?

 「ええ」

 笑みを浮かべてそう言ったレイモンドは紗雪と共に厨房へと向かう。









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